シュトースバーンは勾配が110%という世界一急勾配のケーブルカーです。円形の車両も独特で世界中から大勢の観光客が訪れます(^^)
「シュトースバーン」徹底ガイド:目次
1:拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:チューリッヒ
1-2:シュヴィーツ
2:空港から市内への移動
2-1:電車で行く
2-2:トラムで行く
2-3:タクシーで行く
2-4:空港送迎で行く
3:チューリッヒからシュヴィーツ
4:シュヴィーツからシュトースバーン
5:シュトースバーン
6:世界のすごいロープウェーやケーブルカー
7:観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
チューリッヒはスイス最大の都市で、なんと7千年前から人が定住しています。ヨーロッパ全体でも有数の世界都市で、特に経済的に見るとヨーロッパではロンドンに次ぐ重要な都市とされています。人口は約40万人。
最寄りの空港はチューリッヒ空港(ZRH)。国内外合わせて160以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
シュヴィーツは、1291年に現在のスイス連邦につながる「永久盟約」を結んだ州の1つで、10世紀からの歴史が記録されています。人口は約15000人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はスイスフラン(通貨コード:CHF、記号:Fr.)で補助通貨はサンチーム(Ct)とラッペン(Rp)。1スイスフラン=100サンチーム(ラッペン)です。スイスはEUに加盟していませんが、国鉄やホテルなどではユーロも使えます。本日のレートはこちら。
空港は市内中心部から北に約10km離れています。市内への移動方法は、電車、トラム、タクシー、空港送迎の4つです。
photo by:Chris j wood
スイス国鉄のSBBが空港と市内をつないでいます。出発は地下階からで「Gare CFF」の標識を目印に進んでください。「チューリッヒ中央駅行き」の電車は「Zurich HB」と表示されています。
・5時~25時頃まで運行
・5~15分に1本運行
・所要時間:12分
・料金:6.8フラン
・公式HP
■チューリッヒ中央駅
photo by:Roland zh
出典:http://www.mapaplan.com ※拡大できます
「10番」のトラムが空港とチューリッヒ中央駅をつないでいます。空港は右上の赤で囲んだ部分です。
・5時半頃~23時半頃まで運行
・10~15分おきに運行
・所要時間:約50分
・料金:6.8フラン
・所要時間:市内中心部まで約20分
・料金:約70フラン
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
チューリッヒからシュヴィーツ
■シュヴィーツ駅
photo by:Pakeha
上記のチューリッヒ中央駅からルツェルン駅へ直通列車が出ています。
・所要時間:約1時間
・料金:27フラン
・10時頃から2時間おきに運行
シュヴィーツ駅前のバス乗り場から「1番」の路線バスで「シュトースバーン」まで行けます。所要時間は約20分です。
シュトースバーンは「シュトース鉄道」という意味で、その名のとおり「山頂のシュトース村へ行くための鉄道」です。
村は標高1300m地点にあり、ビクトリア女王も訪れたほどのスキーリゾートとして知られていて、約150人の人口に対し、約2000人分の宿泊施設があります。
絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ こんな村で育つ子供もいるんだからスゴいですよね。村へは車の乗り入れが禁止されていて、シュトースバーンが唯一の交通手段になっています。
ケーブルカー自体は1933年から運行されていましたが、老朽化に伴い廃止され、2017年に現在のものになりました。工事には14年の歳月と約59億円がかけられたそうです。麓の駅がこちら。
このケーブルカーは2つ大きな特徴があります。1つはこの傾斜。勾配110%で世界一急勾配なケーブルカーなんです。
勾配というのは「1m進んだら1m登る」=「勾配100%」=「45度」ということなので、110%というのは約47度くらいになるわけですΣ(゚∀゚ノ)ノ ちなみに、世界第2位の勾配のケーブルカーは、同じくスイスにあるゲルマーバーンです。
■ゲルマーバーン
photo by:Kraftwerke Oberhasli AG
そしてもう1つの特徴がその形状です。
これだけの急勾配なので普通のケーブルカーだと乗客はキツイ姿勢になってしまいます。しかし、この円形の車両は角度に応じて自動で回転するために、乗客が常に水平を保つことができるんです(,,゚Д゚)
全長は1740m、標高差は744mで、所要時間は約4分です。道中は絶景が広がっています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
車両は写真だと小さく見えますが、1両に34人乗ることができ、4両で136人を一度に運ぶことができますΣ(゚∀゚ノ)ノ こちらが頂上駅です。
■シュトースバーン
・料金:11フラン(片道)
・公式HP
以上になります。世界一急勾配なケーブルカーにぜひ乗ってみてください(^^) スイスでは必須の観光パスについては「ベルン①観光の基本情報」をご覧ください。
ロープウェーやケーブルカーは世界中にありますが、ここでは当サイトでご紹介している中から特にオススメの場所をピックアップしています。
■マサダ(イスラエル) |
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中東のシーギリヤ・ロックともいうべき岩山で、周囲には雄大な荒野が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■サッソルンゴ(イタリア) |
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イタリア北部のアルプス地帯「ドロミテ街道」にある岩山で「棺桶ゴンドラ」と呼ばれるロープウェーが面白いです。詳細は下記からご覧ください。 |
■シーニックワールド(オーストラリア) |
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シドニー郊外の有名観光地「ブルーマウンテンズ国立公園」にある施設で、床がガラスの「シーニック・スカイウェイ」など3つのスゴい乗り物があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■サントリーニ島のロープウェー(ギリシャ) |
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フィラの町から「オールドポート」という港までを結んでいて、眼下には紺碧のエーゲ海が広がります。詳細は下記からご覧ください。 |
■スルジ山(クロアチア) |
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「アドリア海の真珠」と称されるドブロブニク旧市街を一望できます。詳細は下記からご覧ください。 |
■チアトゥラ(ジョージア) |
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旧ソビエト主導の繁栄と衰退を味わった町で、ゴーストタウンに近い雰囲気と、ウソのように錆びついたロープウェーが旅人を惹きつけます。詳細は下記からご覧ください。 |
■カブリオ(スイス) |
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世界初の2階建てオープンデッキのロープウェーです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ゲルマーバーン(スイス) |
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![]() photo by:Kraftwerke Oberhasli AG |
世界で2番目に急勾配なケーブルカーです。詳細は下記からご覧ください。 |
■テイデ国立公園(スペイン) |
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アフリカ北西部に浮かぶスペイン領・カナリア諸島の国立公園です。標高2356m地点から3555m地点まで一気に上がり、火山島特有のワイルドな大地を一望出来ます。詳細は下記からご覧ください。 |
■猫空ロープウェイ(台湾) |
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天空のお茶処「猫空」へ簡単にアクセス出来る人気のアトラクションで、透明床のゴンドラがオススメです。詳細は下記からご覧ください。 |
■張家界と武陵源(中国) |
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「AVATAR」の舞台として有名な世界的奇岩群で、巨大な岩がニョキニョキ切り立つ中をロープウェーで移動できます。詳細は下記からご覧ください。 |
■バルパライソ(チリ) |
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バルパライソは傾斜が多い町で「アセンソール」というケーブルカーのような乗り物が市民の足として使われています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ポン・ジ・アスーカル(ブラジル) |
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リオ・デ・ジャネイロの有名な観光スポットです。1本目のロープウェーで「ウルカの丘(青)」の頂上へ行き、2本目で「ポン・ジ・アスーカル(赤)」の頂上へ行きます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ゴールデン・ブリッジ(ベトナム) |
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2018年に造られた「天空の異形の橋」で、5801mという世界最長レベルのロープウェーでアクセスします。詳細は下記からご覧ください。 |
■サンワールド・ファンシーパン・レジェンド(ベトナム) |
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標高3143mのファンシーパン山に造られたテーマパークです。世界で2番目に長い6293mのロープウェーがあり、眼下の棚田を一望できます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ミ・テレフィリコ(ボリビア) |
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世界一標高の高い首都ラパスでは、ロープウェーが交通網として整備されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ポルト(ポルトガル) |
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世界遺産に登録されている街で、ドウロ川沿いにガラス張りのロープウェーが通っています。詳細は下記からご覧ください。 |
■テーブルマウンテン国立公園(南アフリカ共和国) |
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ケープタウンのハイライトで、標高1086mの見事なテーブルマウンテンです。絶景が広がる中、なんと360度回転し続けるロープウェーで簡単にアクセス出来ます。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-アブダビ(約10時間)
・アブダビ-チューリッヒ(約6時間) |
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ベストシーズン | 5月~9月 |
外務省 | 海外安全情報 スイス |
ガイドブック | スイスのガイドブック |
ビザ | シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。 |
パスポート残存期間 | シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄1ページ以上 |
時差 | 夏:-7時間/冬:-8時間 |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるドイツ語 | ①おはよう。
Guten Morgen. (グーテン・モルゲン)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 220-230V
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通貨 | スイスフラン(通貨コード:CHF、記号:Fr.)で補助通貨はサンチーム(Ct)とラッペン(Rp)。1スイスフラン=100サンチーム(ラッペン)。
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日本大使館 | ・HP |
スイスの絶景一覧 |
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