エチオピアの少数民族

 

エチオピア南部の「オモ川流域」には、たくさんの個性的な少数民族が暮らしています。当サイトでは4ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「少数民族①観光の基本情報」になります(^^)

 

エチオピア観光の強い味方「ETT」や、旅人を惑わすエチオピアン・タイムについては「ラリベラ:徹底ガイド」をご覧ください。

 

 

「エチオピアの少数民族①」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

アルバミンチ
 
photo by:Bernard Gagnon

 

アルバミンチは「Gamo Gofa Zone」という「南部諸民族州」の県庁所在地で、エチオピア南部ではハワサに次いで2番目に大きな町です。名前には「40の泉」という意味があり、町の東部にある国立公園内には実際に40以上の泉があります。人口は約75000人。

 

最寄りの空港はアルバミンチ空港(AMH)。国内の2都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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アジスアベバはエチオピアの首都で、名前には「新しい花」という意味があります。アフリカ連合の本部などが置かれていて「アフリカの政治的な首都」とも呼ばれています。人口は約330万人。

 

最寄りの空港はアジスアベバのボレ国際空港。国内外合わせて120以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちら。空港から市内への移動などは「ラリベラ:徹底ガイド」をご覧ください。

 

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通貨はブル(通貨コード:ETB、記号:Br)で、補助通貨は「サンチーム(C)」。1ブル=100サンチームで、本日のレートはこちら。

 

 

 

アルバミンチへのアクセス

飛行機で行く
「エチオピアの少数民族①」徹底ガイド 【旅の大事典】 

 

アルバミンチの町から東に約4km離れた場所に空港があります。アジスアベバからアルバミンチは約430km離れていて、これは日本だと東京から大阪までの直線距離に相当するので、飛行機も選択肢に入れて良いと思います。ちなみに、エチオピア航空で入国した人は国内の全ての路線が半額になります(^^)

 

 

アジスアベバの長距離バスターミナルは「マスカルスクエア」という場所にあります。「スカイバス」と「サラムバス」が有名ですが、必ずしもそれでなくて大丈夫です。所要時間は約7時間、料金は片道約280ブル(約800円)です。

 

バスチケットは前日までに購入するのが望ましいです。定番の購入場所としては「Taitu ホテル」があります。

 

■Taitu ホテル
 

 

 

エチオピアの少数民族の概要

※アイコンをクリックすると土地の名前と写真が表示されます。

土地 部族 マーケットの曜日
1:アルバミンチ (拠点の町)
2:ドルゼ ドルゼ族 月・木
3:コンソ コンソ族 月・木
4:カイヤファール バンナ族・ツェマイ族
5:ジンカ ムルシ族・アリ族 火・土
6:アルバ バンナ族
7:ディメカ ハマル族 火・土
8:トゥルミ ハマル族 月・木
9:エルボレ エルボレ族
10:ムルレ カロ族
11:オモラテ ダサネチ族 毎日
12:キビシュ スルマ族

 

少数民族が暮らす町や村はエチオピアの南西部に集中しています。一帯には全長760kmの大河・オモ川や、その支流であるマゴ川・ワビ川などが流れていて、はるか昔から人類が暮らしてきました。

 

エチオピアの少数民族

 

「人々」ではなく「人類」というのがポイントです(^^;) 一般的に「長い歴史を持つ土地」というと「地中海周辺」が代表的ですよね。古代ローマ(紀元前8世紀頃~)、古代ギリシャ(紀元前20世紀頃~)、古代エジプトやメソポタミア(紀元前30世紀頃~)など、数々の文明が確認されています。

 

しかし、オモ川周辺はそういうレベルではありません。ここで発見されている人類の痕跡は、例えば「最古の人類」として有名な「アウストラロピテクス」の化石人骨があげられますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

■アウストラロピテクス
エチオピアの少数民族

 

中学の歴史で習った人も多いと思います。ちなみに現在は、2001年に発見された「サヘラントロプス・チャデンシス」が最古の人類とされていて、中学の教科書もそうなっているので、これは世代が分かってしまう話題でもあります(^^;)

 

アウストラロピテクスが約400万年前の人類なのに対し、サヘラントロプス・チャデンシスは約680万年前に現在のチャドにあたる中央アフリカ部分で暮らしていたとされています。

 

■サヘラントロプス・チャデンシス
「エチオピアの少数民族①」徹底ガイド 【旅の大事典】 「エチオピアの少数民族①」徹底ガイド 【旅の大事典】
photo by:Tim Evanson              photo by:Sisyphos23

 

いずれにせよ、一帯はまさに「人類発祥の地」であり「母なる大地・アフリカ」の象徴ともいえる場所なんです。1980年には「オモ川下流域」として世界遺産に登録され「オモ国立公園」と「マゴ国立公園」として保護されています。

 

しかし、80を超える少数民族が今に残る理由は他にもあります。

 

エチオピアの少数民族
出典:https://commons.wikimedia.org

 

エチオピアは「大地溝帯(リフトバレー)」という「アフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷」が通っているので、国全体が非常に複雑な地形となっています(,,゚Д゚)

 

エチオピアの少数民族

 

この地形が「周囲との分断」につながり、自然と「多民族化」「多言語化」「多宗教化」が進みました。現在エチオピアには85の少数民族が存在し、そのうち46部族が南部にいて、オモ川流域では16の部族が暮らしています。

 

 

観光の方法

エチオピアの少数民族

 

少数民族に出会う方法は、それぞれの村に行くか、定期的に開かれるマーケットを見学に行くかです

 

村に行く場合は、入場料などが必要になりますが確実に会うことが出来ます。マーケットの場合は日程を合わせる必要がありますが、無料で会うことが出来ます。アクセス方法は大きく4つです。

①ミニバスに乗る
②「いすず」と呼ばれるトラックの荷台に乗る
③ツアーに参加する
④バイクタクシーを使う

 

ツアー以外は時刻表などが全く無いので不安になりますが、なんだかんだで世界中から観光客が来るエリアなので、意外と移動は問題なくいきます。

 

車での移動時間の目安はこちらです。カッコ内の数字は、上の地図内の数字です。

移動区間 所要時間
アルバミンチ(1)~ドルゼ(2) 約1時間半
アルバミンチ(1)~コンソ(3) 約2時間半
コンソ(3)~カイヤファール(4) 約3時間
カイヤファール(4)~ジンカ(5) 約1時間
カイヤファール(4)~アルバ(6) 約30分
アルバ(6)~ディメカ(7) 約30分
ディメカ(7)~トゥルミ(8) 約30分
トゥルミ(8)~エルボレ(9) 約1時間
トゥルミ(8)~ムルレ(10) 約3時間半
トゥルミ(8)~オモラテ(11) 約2時間

 

以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「エチオピアの少数民族①」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界の先住民族と触れ合える場所

■ピグミー族の村(ウガンダ)

ピグミー族は成人になっても身長が150cmに満たない部族で、ウガンダのフォートポータル近郊の村で触れ合うことができます。詳細は下記からご覧ください。

「フォート・ポータル周辺」徹底ガイド

■首長族の村(タイ)

テレビなどで一度は見たことがあるであろう首長族。正しくは「パドゥン・カレン族」といって、タイとミャンマーに居住しています。詳細は下記からご覧ください。

「チェンマイ②パドゥン・カレン族(首長族)」徹底ガイド

■雲南民俗村(中国)

photo by:Arian Zwegers

雲南省は中国南西部にあり、ミャンマーやラオスと国境を接する山岳地帯で、25の少数民族が暮らしています。雲南民俗村では全ての民族と触れ合うことができます。詳細は下記からご覧ください。

「雲南民俗村と少数民族」徹底ガイド

■ヒンバ族の村(ナミビア)

ナミビアのヒンバ族は「世界一美しい裸族」と呼ばれていて、赤土を塗って真っ赤になった肌と髪の毛が有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ヒンバ族」徹底ガイド

■ラップランドのサーミ人の村(ノルウェー)

スカンディナビア半島の北部にはラップランドと呼ばれるエリアが広がっていて、サーミ人が居住しています。ノルウェーのトロムソなどでは文化体験ツアーが行われています。詳細は下記からご覧ください。

「トロムソのシャチ・スノーケリング」徹底ガイド

■エンベラ族の村(パナマ)

photo by:Ken Mayer

エンベラ族はパナマを中心に居住している先住民族で、パナマシティから体験ツアーが出ています。詳細は下記からご覧ください。

「エンベラ族ツアー」徹底ガイド

■ハイランドショー(パプアニューギニア)

「地球最後の秘境」と称される国・パプアニューギニアの「先住民族の舞踏祭り」のことです。詳細は下記からご覧ください。

「パプアニューギニア③ハイランドショー」徹底ガイド

■マスクフェスティバル(パプアニューギニア)

パプアニューギニアには500を超える先住民族が存在していて、それぞれに奇抜な仮面が受け継がれています。マスクフェスティバルは、それらを一挙に見られる大興奮の祭りです。詳細は下記からご覧ください。

「パプアニューギニア④ラバウル」徹底ガイド

■イフガオ族の棚田(フィリピン)

photo by:Renzelle Mae Abasolo

フィリピンのルソン島には世界遺産に登録されている「コルディリェーラの棚田群」があります。バナウェのビューポイントでは先住民の「イフガオ族」が記念写真に応じてくれます。詳細は下記からご覧ください。

「コルディリェーラの棚田群②観光の見どころ」徹底ガイド

■ボルネオ島のイバン族の村(ブルネイ)

photo by:Thomas Wanhoff

イバン族はボルネオ島の先住民族で、ロングハウスという独特な伝統住居に住んでいます。詳細は下記からご覧ください。

「ブルネイ④ウル・テンブロン国立公園」徹底ガイド

■ムーカンチャイ(ベトナム)

「ベトナムで最も美しい」と言われる棚田があり「ベトナムの隠れた宝石」と呼ばれています。「青モン族」がホームステイを行っていて、伝統料理を味わったり農業体験をすることができます。詳細は下記からご覧ください。

「ムーカンチャイ②観光の見どころ」徹底ガイド

■チチカカ湖(ペルー・ボリビア)

ペルーとプーノにまたがる広大な湖で、その中の島では先住民族がホームステイをさせてくれます。詳細は下記からご覧ください。

「チチカカ湖②ウロス島」徹底ガイド

■ドゴン族の村(マリ)

ドゴン族はマリの先住民族で、高さ500mの断崖周辺に居住しています。「住居」「仮面」「ダンス」「彫刻」「漁」「神話」など多くの見どころがあり、当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からごらんください。

「ドゴン族①概要とバンディアガラの断崖」徹底ガイド

■インレー湖(ミャンマー)

ミャンマーを代表する観光地で、インレー湖伝統の足漕ぎ漁を見ることが出来ます。また、ミャンマーに住む首長族が観光用に「出張」してくれているので出会うことができます。詳細は下記からご覧ください。

「インレー湖とインディン遺跡」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ドバイ(約11時間)

・ドバイ-アジスアベバ(約4時間)
・アジスアベバ-アルバミンチ(約1時間)

ベストシーズン 10月~4月(乾季)
外務省 海外安全情報 エチオピア
ガイドブック 東アフリカのガイドブック
ビザ ビザ取得が必要
パスポート残存期間 申請時6ヶ月以上
時差 -6時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるアムハラ語 ①おはよう。

男:ウンデムン アッダルク
女:ウンデムン アッダルシ

 

②こんにちは。
テナ イステリン

 

③こんばんは。
男:ウンダミン アマシュフ
女:ウンダミン アマシャシ

 

④ありがとう。
アムセグナッロフ

 

⑤さようなら。
チャオ

 

⑥はい・いいえ
アオ・アーイ

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 ブル(通貨コード:ETB、記号:Br)で、補助通貨は「サンチーム(C)」。1ブル=100サンチーム。

 

日本大使館 HP

エチオピアの絶景一覧

エチオピアの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

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大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国の中で同系統の見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

 

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