サルベーション・マウンテンは1人の男性が創り上げた宗教的芸術作品で、その圧倒的にフォトジェニックな見た目から近年SNSを通して一気に有名になりました(^^)
「サルベーション・マウンテン」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ロサンゼルスはニューヨークに次ぐアメリカ第2の都市で、ビバリーヒルズ、ハリウッド、サンタモニカなどの世界的に有名な地区が含まれています。人口は約380万人。
最寄りの空港はロサンゼルス国際空港(LAX)。国内外合わせて約180都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動は「スカイスライド:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
サンディエゴは軍の基地が多くあるため「ファイヤータウン」と呼ばれていて、トム・クルーズ主演の名作「トップガン」のロケ地になったことでも知られています。人口は約140万人。
最寄りの空港はサンディエゴ国際空港(SAN) 。国内外合わせて約90都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「ポテトチップ・ロック:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はアメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セントで、本日のレートはこちら。
ロサンゼルスから東に約3時間車を走らせると、砂漠の中に「スラブシティ(Slab City)」と呼ばれるエリアが現れます。公共交通機関は無いのでアクセスはツアーかレンタカーになります。
スラブシティは一言でいうと「自由を求める人々が勝手に生活しているエリア」で、第2次世界大戦中に造られた海軍基地「キャンプ・ダンラップ」がもとになっています。いつの頃からか付近の労働者達が放置されていたトレーラーハウスに住み着き、次第に人々が集まり自由を謳歌するようになりました。
「自由の国アメリカ」の中で、さらに自由を求める人々が集まったわけなので、自然とそこはアーティスティックな空間になっていきます(,,゚Д゚)
ずーっとここで暮らしている人もいれば、週末のみ訪れる人もいるそうです。コペンハーゲンにある世界的に有名なヒッピーの聖地「クリスチャニア」や、毎年ブラックロック砂漠で行われる「バーニングマン」などと同じ性質の場所ですね。
そして、この中に現れる一際カラフルな空間がサルベーション・マウンテンです。
高さ約15m、幅約45m。2014年に亡くなったレオナードナイト(Leonard Knight)氏が約30年をかけて創り上げた芸術作品です( ̄□ ̄;)
photo by:Joe Bielawa
1931年11月にバーモント州のバーリントン郊外で生まれたレオナルドさんは、あるとき神様から啓示を授かります。それは「God is love」というものでした。彼は最初、その啓示を熱気球に記して飛ばすことで人々に伝えようとします。しかし打ち上げは失敗に終わり、次なる方法を考えます。
そして1984年、スラブシティを訪れた彼は、こちらの51年型シボレーを家にして製作を開始します。
砂漠なので、夏には約50度に達する過酷な環境ですが、キリスト教がベツレヘムの砂漠の中で誕生した宗教だったこともあり、彼は約30年間製作に没頭しますΣ(゚∀゚ノ)ノ
サルベーション・マウンテンは「救いの山」という意味で、啓示の言葉「God is love」が随所に描かれています。
山は粘土で表面が覆われていて、そこにペンキで塗装が施されています。山のなめらかな稜線も相まって、そこはまるて「おとぎの国」のようです。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
山は上に登るだけではありません。中には洞窟のような部屋が複数あって、どこも色鮮やかでメルヘンな世界になっています。
とても多くのデザインが描かれているので、しっかり見るとすぐに時間が経ってしまいます。画面はズーム出来ますので細部を見てみてください。
実は、サルベーション・マウンテンは一度撤去の危機を迎えたことがあります。1994年に「ペンキが土壌に悪影響を与えているのではないか」という疑惑がかかり、土壌の調査が行われたんです。結果、高レベルの鉛毒性が検出されました。
しかし、レオナードと支持者はテストのやり直しを求め、最終的にレオナードのペンキは無毒のもので、土壌に悪影響は与えていないことが証明されました。そして、2002年にはアメリカの「国家的財産」に認定されています(,,゚Д゚)
多くの映画やPVのロケ地になっていて、日本でも加藤ミリヤさんと清水翔太さんの作品「Sakura Melody」のPVなどに登場しています。
そして2014年、レオナードさんは82歳で生涯を終えました。現在はボランティアスタッフが運営にあたっています。
訪れる際は、午前中だと逆光になってしまうので、夕日の時間から逆算して数時間前に行くのがオススメです。嬉しいことに入場は無料です(*´∀`*)
以上になります。カリフォルニアを代表するインスタ映えスポット「サルベーション・マウンテン」。ぜひ行ってみて下さい(^^)
■シュライン・オブ・ザ・グロット(アメリカ) |
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アイオワ州にある教会で、1人の男性が病気からの回復を聖母マリアに願い、回復のお礼として生涯をかけて建設しました。詳細は下記からご覧ください。 | |
■パネロラパーク(オーストラリア) |
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1人のスペイン人移民が造り上げた遺跡風の邸宅で、ラピュタ的な雰囲気が人気です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ミラーハウス(クウェート) |
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アーティスト夫妻が40年かけて手作りした住宅で、今ではクウェートの人気観光地になっています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■サグラダファミリア(スペイン) |
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言わずとしれた「未完の大聖堂」で、アントニオ・ガウディが生涯をかけて建設に取り組みました。詳細は下記からご覧ください。 | |
■彩虹眷村(台湾) |
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台湾の台中市にある村で、1人のおじいちゃんが造り上げました。「台湾の10大インスタ映えスポット」にも選ばれています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■三芝頂上寺貝穀廟(台湾) |
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photo by:Outlookxp |
台湾の台北にある、1人の男性がサンゴと貝殻で造り上げた廟で、写真集「奇界遺産」で取り上げられ日本でも知名度を増しました。詳細は下記からご覧ください。 |
■シュヴァルの理想宮(フランス) |
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オートリーヴという小さな村に、1人の男性が33年をかけて造り上げた宮殿です。2019年には映画にもなり世界的に話題になりました。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ピカシェットの家(フランス) |
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1人の不遇な人生を送る男性が、自己の内面から湧き上がってきた衝動にもとづいて創り上げた芸術作品です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■クレイジーハウス(ベトナム) |
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ダラットにあるゲストハウスで、1人の女性が1990年から造り始め未だに完成に至っていません。生物的なデザインは、ガウディ建築に通ずるものがあります。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも面白いデザインの建物がたくさんあります。興味のある方は「世界の変わった外観の建物総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい94ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | 日本-ロサンゼルス(約10時間) |
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ベストシーズン | 11月~3月 |
外務省 | 海外安全情報 アメリカ合衆国 |
ガイドブック | アメリカのガイドブック |
ビザ | ・90日以内の観光・商用は不要
・「ESTA」を取得する |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上あれば良いが90日以上が望ましい。 |
時差 | ・東部時間:-14時間(ニューヨークなど)
・中部時間:-15時間(シカゴなど) |
チップ | ・レストランやタクシー:15~20%
・ホテルで荷物を運んでもらう:2~5US$ |
日本への電話 | 011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 100~120V |
通貨 | アメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
アメリカの絶景一覧 |
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