ヴェルサイユ宮殿の見どころ

 

ヴェルサイユ宮殿は「太陽王」と呼ばれたルイ14世によって造られた壮大な宮殿で、フランスを代表する世界的観光地です。当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「ヴェルサイユ宮殿②概要と庭園」になります(^^)

 

 

「ヴェルサイユ宮殿②概要と庭園」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

ヴェルサイユ宮殿の概要

ヴェルサイユ宮殿の見どころ

 

ヴェルサイユ宮殿はパリの南西約22km地点にあります。元々はルイ13世が狩りのために造らせた邸宅でしたが、1661年に「太陽王」と呼ばれたルイ14世が「有史以来、最も大きく、最も豪華な宮殿を」と建設を命じ、1682年に完成しました(,,゚Д゚)

 

■1668年のヴェルサイユ宮殿
「ヴェルサイユ宮殿②概要と庭園」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

ルイ14世が、このような大宮殿に改造した理由は、彼の部下であるニコラ・フーケが自分の城として造った「ヴォー・ル・ヴィコント城」があまりに素晴らしく、それに嫉妬したという逸話が残っています(^^;) 彼はニコラ・フーケを失脚させて、城を手掛けた建築家・造園家・画家を集め、自らの宮殿建設にあたらせました。

 

■1682年のヴェルサイユ宮殿
「ヴェルサイユ宮殿②概要と庭園」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

宮殿が完成すると、全ての貴族はヴェルサイユに移住させられ、政府機能も全て宮殿に移され、フランスの絶対王政が全盛期を迎えることとなります。宮殿はバロック建築の代表であり、フランス絶対王政の象徴とされ、以後のヨーロッパ各国の宮殿や政治に多大な影響を及ぼしました。

 

■1855年のヴェルサイユ宮殿
「ヴェルサイユ宮殿②概要と庭園」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

面積は1070ha。現在では年間で600万人以上が訪れる、フランスを代表する観光地となっています。

■ヴェルサイユ宮殿の営業時間
・4~10月:9時~18時半
・11~3月:9時~17時半
・11~3月の第1日曜日は無料

 

■トリアノン宮殿の営業時間
・4~10月:12時~18時半
・11~3月:12時~17時半
・11~3月の第1日曜日は無料

 

■庭園の営業時間
・4~10月:8時~20時半
・11~3月:8時~18時

 

 

宮殿入り口

 

ヴェルサイユ宮殿は入り口からして広大です。まずお目見えするのは「太陽王」ルイ14世の銅像。この広大な宮殿を自分が指示して造らせることができるというのは…「朕は国家なり」と言ってしまうのも分かる気がします(^^;)

 

 

銅像から少し歩くと立派な門が登場し、これをくぐると…

 

 

この行列ですΣ( ̄□ ̄;) 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。もはや、この行列自体が1つの見どころとすら言えるかもしれません。これは一体何かというと「当日券」を購入する人の行列です。現地の人はともかく、旅行者はこれを見ただけで事前購入一択になりますよね。そして再び門が登場します。

 

 

先程の門と似ていますが今度は両側に建物がありますよね。向かって左側の「入場口A」が「チケットを事前購入した人専用入口」で、右側の「入場口B」が「現地購入した人専用入口」になります。ここでは簡単なセキュリティチェックがあります。

 

 

こちらが中庭です。王族にとっては、ここが「家」なわけですからスゴいですよね(,,゚Д゚) ちなみに、中庭にオーディオガイドを受け取る場所があるのですが、こちらも列が出来るので周囲の絶景に浸る前に受け取ってしまってください。

 

噴水庭園

ヴェルサイユ宮殿の見どころ

 

フランス式庭園の最高傑作と言われていて、100万平方mもの広さがあり、美しいシンメトリーのつくりになっています。宮殿自体よりも力を入れて造られていて完成まで約40年を要しましたΣ(゚∀゚ノ)ノ ルイ14世のこだわりが随所に盛り込まれていて、大きく3つの建設意図があったとされています。

 

水の無い土地に水を引いて王の力を知らしめる

■マルリーの機械
ヴェルサイユ宮殿の見どころ

 

ヴェルサイユには水を引けるような高地がないため、ルイ14世はセーヌ川に「マルリーの機械」という巨大な揚水装置を作り、同時に水道橋なども造って、20km離れた宮殿まで水を引きました。これらによって「自然をも従える力」を人々にアピールしたというわけです。

 

噴水の造形で貴族を従わせる

■ラトナの噴水              ■太陽神アポロンの噴水
ヴェルサイユ宮殿の見どころ ヴェルサイユ宮殿の見どころ

 

庭園には「ラトナの噴水」と「太陽神アポロンの噴水」があります。それぞれギリシャ神話がモチーフで「ラトナの噴水」は「王に反抗する者を許さない」という意思表明であり、「太陽神アポロンの噴水」は「自身はアポロン神と同じ存在である」ということを意味しています。

 

一般大衆の求心力とする
「ヴェルサイユ宮殿②概要と庭園」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

噴水をはじめとした贅を尽くした宮殿は一般の人々にも公開されました。「王の庭園鑑賞法」というガイドブックまで作られて、人々は宮殿の凄さを理解すると共に、王の凄さを刷り込まれていったわけです。

 

 

噴水ショー

■昼のショー

 

噴水ショーは昼と夜があります。毎日行っているわけではなく、昼はパスポートで見られますが、夜は別途チケットの購入が必要になります。ショーの公式HPはこちらです。料金や開催日程も記されています。

 

■夜のショー

 

世界のすごい噴水については「ドブロブニク②旧市街の見どころ」のページに一覧を載せておりますので興味のある方はご覧ください。

 

 

以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「ヴェルサイユ宮殿②概要と庭園」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

ヨーロッパのすごい宮殿・王宮

世界には無数の宮殿や王宮がありますが、ここではヨーロッパに絞ってピックアップしています。「城」については「ノイシュバンシュタイン城」のページなどに一覧を載せていますので興味のある方はご覧ください。

■バッキンガム宮殿(イギリス)

イギリスのエリザベス女王の住まいで、約1万坪という広大な敷地の中に775の部屋があり、年間で約4万人の招待客が訪れています。詳細は下記からご覧ください。

「ロンドン③バッキンガム宮殿」徹底ガイド

■ヴェッキオ宮殿(イタリア)

一時期は大富豪メディチ家も住んでいた宮殿で、現在はフィレンツェ市庁舎として使われています。鐘楼からの眺めや「500人大広間」は必見です。詳細は下記からご覧ください。

「フィレンツェ③ヴェッキオ宮殿など」徹底ガイド

■ドゥカーレ宮殿(イタリア)

ヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁だった建物です。「世界最大の油絵」と言われている「天国」など見どころ満載です。詳細は下記からご覧ください。

「ヴェネツィア③サン・マルコ広場周辺」徹底ガイド

■シェーンブルン宮殿(オーストリア)

ヨーロッパに君臨したハプスブルク家が「夏の離宮」として使用してきました。マリー・アントワネットも15歳まで過ごしています。詳細は下記からご覧ください。

「ウィーン②宮殿・教会の見どころ」徹底ガイド

■ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア)

こちらもハプスブルク家が所有していました。上宮と下宮があり、上宮はオーストリアで2番目に大きな美術館になっています。詳細は下記からご覧ください。

「ウィーン②宮殿・教会の見どころ」徹底ガイド

■ホーフブルク王宮(オーストラリア)

ハプスブルク家の「冬の離宮」で「世界で最も美しい図書館」と言われる「オーストリア国立図書館」が入っています。詳細は下記からご覧ください。

「ウィーン②宮殿・教会の見どころ」徹底ガイド

■アムステルダムの王宮(オランダ)

元々は1665年に市庁舎として建てられました。ナポレオン3世の時代に王宮として使われるようになり、以降、オランダ王室の宮殿になっています。詳細は下記からご覧ください。

「アムステルダム③市内中心部の見どころ」徹底ガイド

■アルハンブラ宮殿(スペイン)

「イスラム建築の最高傑作」と呼ばれていて、サグラダ・ファミリアなどと並ぶスペインを代表する観光地の1つです。詳細は下記からご覧ください。

「アルハンブラ宮殿②観光の見どころ」徹底ガイド

■セビーリャのアルカサル(スペイン)

14世紀に造られたムデハル様式の王宮で、アルハンブラ宮殿を参考に造られています。詳細は下記からご覧ください。

「セビーリャ②観光の見どころ」徹底ガイド

■サンスーシ宮殿(ドイツ)

ドイツのポツダムは「北のヴェルサイユ」と呼ばれるほど数多くの宮殿が建てられていて、サンスーシ宮殿はプロイセンの偉大な王・フリードリヒ2世の夏の離宮として造られました。詳細は下記からご覧ください。

「ポツダム②サンスーシ宮殿」徹底ガイド

■ブリュッセル王宮(ベルギー)

1904年に完成した王宮で「Heaven of delight」という天井がスゴいです。詳細は下記からご覧ください。

「ブリュッセル②市内の見どころ」徹底ガイド

■ペーナ宮殿(ポルトガル)

元々は修道院だった建物ですが、19世紀に改修が行われ、現在のテーマパークのような外観になりました。詳細は下記からご覧ください。

「シントラ②ペーナ宮殿」徹底ガイド

■国民の館(ルーマニア)

1980年代にルーマニアの独裁者・チャウシェスクが造った宮殿で、アメリカのペンタゴンに次ぐ世界で2番目に大きな建物として知られています。詳細は下記からご覧ください。

「国民の館」徹底ガイド

■エカテリーナ宮殿(ロシア)

1717年に、ピョートル大帝の妻だった第2代ロシア皇帝エカテリーナ1世が夏の離宮として造らせました。詳細は下記からご覧ください。

「サンクトペテルブルク④宮殿など」徹底ガイド

■カザンのクレムリン(ロシア)

タタールスタン共和国の首都・カザンのクレムリンで、モスクワのクレムリンを凌ぐ大規模なものです。詳細は下記からご覧ください。

「カザン①アクセスとクレムリン」徹底ガイド

■ペテルゴフ宮殿(ロシア)

1714年に建てられた宮殿で、ピョートル大帝が夏の離宮として使用していました。詳細は下記からご覧ください。

「サンクトペテルブルク④宮殿など」徹底ガイド

■モスクワのクレムリン(ロシア)

12世紀に築かれた旧ロシア帝国の宮殿で、現在も「大統領府」や「大統領官邸」が置かれています。詳細は下記からご覧ください。

「モスクワ②クレムリン」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-パリ(約13時間)
ベストシーズン 春~秋
外務省 海外安全情報 フランス
ガイドブック フランスのガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。
時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ ・レストラン:基本的には不要

・荷物を運んでもらう:2~5ユーロ

日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるフランス語 ①おはよう。

Bonjour.(ボンジュール)

 

②こんにちは。
Bonjour.(ボンジュール)

 

③こんばんは。
Bonsoir.(ボンソワー)

 

④ありがとう。
Merci.(メルシー)

 

⑤さようなら。
Au revoir.(オゥ ルヴォワー)

 

⑥はい・いいえ。
Oui・Non.(ウイ・ノン)

 

⑦~行きたい。
Je voudrais aller à ~(ジュ ヴドゥレ アレ ア)

 

⑧これがほしいです。
Je veux ceci.(ジュ ヴ ススィ)

 

⑨これはいくらですか?
C’est combien?(セ コンビアン?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Pourriez-vous baisser le prix?(プリエ ヴ ベッセ ル プリ?)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。

 

日本大使館 HP

フランスの絶景一覧

フランスの絶景

 

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