カザンは、2018年のサッカーワールド杯で日本代表がキャンプをした街で、市内にも周辺にも素晴らしい見どころがたくさんあります。こちらのページではアクセスとクレムリンをご紹介します。そのほかの見どころについては「カザン②」をご覧ください(^^)
「カザン①アクセスとクレムリン」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:アエロエクスプレスで行く
2-2:タクシーで行く
2-3:空港送迎で行く
3・モスクワから寝台車で行く
4・カザン・クレムリン
4-1:歴史
4-2:ブラゴヴェシェンスキー大聖堂
4-3:クル=シャーリフ・モスク
4-4:スュユンビケ塔
4-5:スパスカヤ塔
5・ヨーロッパのすごい宮殿・王宮
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
カザンはロシア連邦の都市であり、タタールスタン共和国の首都です。タタール文化の中心地で、多くの歴史的建物が残されています。カザン大学にはロシア語を学ぶ日本人留学生なども多いです。人口は約110万人。
最寄りの空港はカザン空港(KZN)。国内外合わせて27都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカで、本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Clever Life
空港は市内中心部から南東に約25km離れています。移動方法は、鉄道、タクシー、空港送迎の3つです。
アエロエクスプレスという電車が、空港とカザン駅をつないでいます。終点がカザン駅なので安心です(^^) ・1日8本程度 ■カザン駅 ちなみに、カザンの市内交通はバス、トラム(路面電車)、トロリーバス、地下鉄の4種類です。一律25ルーブルになっているので使いやすいです。バスが路線も多いので一番使うことになります。 空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。 モスクワのカザンスキー駅から、上記のカザン駅まで直通列車が出ています。 ・1日5本程度 クレムリンといえばモスクワのクレムリンをイメージしますが、元々は「クレムリ」といって「要塞」を意味する言葉なので、ロシアには各地にクレムリンがあります。その中でも、実はモスクワのクレムリンを超える規模のクレムリンが、このカザン・クレムリンなんですΣ(゚∀゚ノ)ノ タタールスタン共和国の一帯は、紀元前8世紀頃からの記録が確認されている歴史あるエリアです。7世紀~13世紀ころにはヴォルガ・ブルガール人が一帯を支配し、その中で11世紀ころにクレムリンが造られました。 その後、紆余曲折を経て15世紀頃にカザン・ハン国として繁栄するも、モスクワ大公・イヴァン雷帝の侵攻によりクレムリンは破壊され、国もロシアに編入されます。 ■カザン包囲戦のイヴァン雷帝 しかし、すぐに跡地でクレムリンの再建が始まり、規模の大きな城郭が築き上げられていきました。2000年には「カザン・クレムリンの歴史的・建築的複合体」として世界遺産に登録されました。 タタール共和国の人口構成は53%がタタール人、40%がロシア人となっています。「タルタルソース」の語源がタタール人(タルタル人・ダッタン人)との説もありますよね。カザンの約110万という人口はロシアで6番目に多く、街は活気に満ちています(^^) 元々はクレムリンの中で最古の建築物の1つで、1562年に建設されました。日本語では「生神女福音大聖堂」といいます。カザンの建築物の多くはレンガで造られていますが、こちらの大聖堂は砂岩で造られているのが特徴です。白い壁に、星がきらめく青いドームと金色のドームが美しいコントラストになっています(,,゚Д゚) 内部はイコン(聖人画)で埋め尽くされていて荘厳な空間になっています。ロシア革命後の1930年に破壊されてしまいましたが、ソ連崩壊後に再建されました。 上記のカザン・ハン国はイスラム教を信仰する国でした。そのため、この「クル=シャーリフ・モスク」が建てられたのですが、やはりイヴァン雷帝によって破壊されてしまいます。その後、2005年になってヨーロッパ最大級のモスクとして蘇りました。こちらも白と青のコントラストが見事で、4本の尖塔がロシア正教会との違いを明確に主張しています。 内部は美しい装飾が施されていて、イコンで埋め尽くされるロシア正教会とは全く違う空間になっています。このモスクが完成した際には40カ国から約17000人が集まったということです。特に夜が美しいのでオススメです。 ここは、モスクと教会を間近に見ることが出来る貴重な場所ですが、スペインのコルドバにある「メスキータ」はモスクの中に大聖堂が造られています(,,゚Д゚) ■メスキータ カザン・クレムリンのシンボルともいえる建築物で、高さは6階建ての58m。約2m分傾いている斜塔として有名で、安定化工事が行われたため倒れる心配は無いそうです。謎が多い建物で、未だに建造時期などは特定されていません。上記のモスクワのカザンスキー駅には、この斜塔が再現されています。 「救世主塔」という意味で、クレムリンを囲む城壁の門が塔になっています。真っ白な壁は青い空を背景に美しく輝いています。 以上になります(^^) 続きまして「カザン②市内の見どころ」をご覧ください。 日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。 ■バッキンガム宮殿(イギリス) ■ヴェッキオ宮殿(イタリア) ■ドゥカーレ宮殿(イタリア) ■シェーンブルン宮殿(オーストリア) ■ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア) ■ホーフブルク王宮(オーストラリア) ■アムステルダムの王宮(オランダ) ■アルハンブラ宮殿(スペイン) ■セビーリャのアルカサル(スペイン) ■サンスーシ宮殿(ドイツ) ■ヴェルサイユ宮殿(フランス) ■ブリュッセル王宮(ベルギー) ■ペーナ宮殿(ポルトガル) ■国民の館(ルーマニア) ■エカテリーナ宮殿(ロシア) ■ペテルゴフ宮殿(ロシア) ■モスクワのクレムリン(ロシア) ・サマータイムは無し 例)03-9999-9999へかける場合 Доброе утро.(ドーブラエ ウートラ) ②こんにちは。 ③こんばんは。 ④ありがとう。 ⑤さようなら。 ⑥はい・いいえ。 アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m ■赤のアイコン ■その他の色のアイコン
photo by:Tatarstan
・6時半~22時半頃まで運行
・所要時間:約30分
・料金:40ルーブル
photo by:Adam Jones Adam63
photo by:Димар Сагдеев
・料金:400~600ルーブル
モスクワから寝台車で行く
photo by:A.Savin
・所要時間:約13時間
・料金:1075ルーブル~
・時刻表検索
photo by:Adam Jones
イギリスのエリザベス女王の住まいで、約1万坪という広大な敷地の中に775の部屋があり、年間で約4万人の招待客が訪れています。詳細は下記からご覧ください。
一時期は大富豪メディチ家も住んでいた宮殿で、現在はフィレンツェ市庁舎として使われています。鐘楼からの眺めや「500人大広間」は必見です。詳細は下記からご覧ください。
ヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁だった建物です。「世界最大の油絵」と言われている「天国」など見どころ満載です。詳細は下記からご覧ください。
ヨーロッパに君臨したハプスブルク家が「夏の離宮」として使用してきました。マリー・アントワネットも15歳まで過ごしています。詳細は下記からご覧ください。
こちらもハプスブルク家が所有していました。上宮と下宮があり、上宮はオーストリアで2番目に大きな美術館になっています。詳細は下記からご覧ください。
ハプスブルク家の「冬の離宮」で「世界で最も美しい図書館」と言われる「オーストリア国立図書館」が入っています。詳細は下記からご覧ください。
元々は1665年に市庁舎として建てられました。ナポレオン3世の時代に王宮として使われるようになり、以降、オランダ王室の宮殿になっています。詳細は下記からご覧ください。
「イスラム建築の最高傑作」と呼ばれていて、サグラダ・ファミリアなどと並ぶスペインを代表する観光地の1つです。詳細は下記からご覧ください。
14世紀に造られたムデハル様式の王宮で、アルハンブラ宮殿を参考に造られています。詳細は下記からご覧ください。
ドイツのポツダムは「北のヴェルサイユ」と呼ばれるほど数多くの宮殿が建てられていて、サンスーシ宮殿はプロイセンの偉大な王・フリードリヒ2世の夏の離宮として造られました。詳細は下記からご覧ください。
「太陽王」と呼ばれたルイ14世によって造られた壮大な宮殿で、フランスを代表する世界的観光地です。詳細は下記からご覧ください。
1904年に完成した王宮で「Heaven of delight」という天井がスゴいです。詳細は下記からご覧ください。
元々は修道院だった建物ですが、19世紀に改修が行われ、現在のテーマパークのような外観になりました。詳細は下記からご覧ください。
1980年代にルーマニアの独裁者・チャウシェスクが造った宮殿で、アメリカのペンタゴンに次ぐ世界で2番目に大きな建物として知られています。詳細は下記からご覧ください。
1717年に、ピョートル大帝の妻だった第2代ロシア皇帝エカテリーナ1世が夏の離宮として造らせました。詳細は下記からご覧ください。
1714年に建てられた宮殿で、ピョートル大帝が夏の離宮として使用していました。詳細は下記からご覧ください。
12世紀に築かれた旧ロシア帝国の宮殿で、現在も「大統領府」や「大統領官邸」が置かれています。詳細は下記からご覧ください。
航空便例
日本-モスクワ(約10時間)
ベストシーズン
6月~8月
外務省
海外安全情報 ロシア
ガイドブック
ロシアのガイドブック
ビザ
必要
パスポート残存期間
出国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。
時差
・全部で11のタイムゾーンがある
・モスクワで6時間、ウラジオストクは1時間
チップ
レストランで10%程度
日本への電話
8-10(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
8-10+81+3+9999-9999
現地で使えるロシア語
①おはよう。
Добрый день.(ドーブライ ヂェン)
Добрый вечер.(ドーブライ ヴェーチェル)
Спасибо.(スパシーバ)
До свидания.(ダスヴィダーニャ)
Да・Нет.(ダー・ニェット)
電圧とプラグ
220V
通貨
ルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカ。
日本大使館
・HP
ロシアの絶景一覧
個別のガイド記事です。
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。