リオのカーニバルの歴史と見どころ

 

リオデジャネイロはサンパウロに次ぐブラジル第2の都市で、ブラジルを象徴する見どころが多いため国内最大の観光都市として知られています。当サイトでは10ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「⑤リオのカーニバル(1)概要」になります(^^)

 

 

「リオ・デ・ジャネイロ⑤リオのカーニバル(1)概要」:目次

 

カーニバルの概要

リオのカーニバルの歴史と見どころ

 

カーニバルは本来「謝肉祭」といい、キリスト教のカトリック教会の「祝祭」をさします。我々日本人というか、キリスト教以外の人間には少々複雑なのですが、まずゴールとして「キリストの復活祭」があります。「十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活した」ことを記念する、キリスト教において最も重要な祭です。

 

リオのカーニバルの歴史と見どころ

 

この復活祭の1週間前から前日までを「聖週間」や「受難週」と呼び、その1週間は各曜日に様々な行事が行われているそうです。そして、復活祭の46日前から前日までを「四旬節」と呼び、伝統的に食事の節制と祝宴の自粛などが行われ「聖週間」の準備に入ります。

 

リオのカーニバルの歴史と見どころ
photo by:Mathias Abreu

 

カーニバル(謝肉祭)はこの「四旬節」前に行われる祝祭ということになるそうです。簡単に言うと、非常に古くから行われてきた「神聖な時期の前の最後の宴」ということなんだと思います。ラテン語の「Carne Vale」(=お肉とのお別れ)が語源とも言われています。

 

リオのカーニバルの歴史と見どころ

 

そして、ゴールとなる「復活祭」が「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」という「移動祝日」のため、カーニバルの時期も年によって変動します。基本的に2月下旬~3月上旬になりまして、毎年すぐに世界中の旅行会社がツアー用にチケットを買い占めるので、本気で見に行きたい人はツアー参加が無難です。

■これまでのリオのカーニバル時期
・2017年:2月25日~28日
・2018年:2月10日~13日
・2019年:3月2日~5日
・2020年:2月21日~24日
・2021年:2月25日~28日

 

 

世界中の代表的なカーニバル

日本ではリオ・デ・ジャネイロのカーニバルが特別有名ですが、実際には世界中で行われています。それぞれに特色があるので代表的な街をご紹介します(^^)

 

バンシュ(ベルギー)

ヨーロッパ最古のカーニバルの1つで、14世紀にペストが流行していた時期に人々が自らを鼓舞するために始めたとされています。独特な衣装を身にまとう男性たちは「ジル(Gille)」というカーニバルの主役で、なれるのはバンシュ出身の男性のみです。

 

ランツ(スペイン)

ランツは「牛追い祭り」が行われるパンプローナから北に30kmほど離れた小さな村です。カーニバルの正式名称は「ミエル・オチン」といって、その昔ランツで処刑された盗賊・オチンの人形を燃やすことで、災害や貧困などの厄災を焼き払う目的があります。

 

ヴェネツィア (イタリア)

世界3大カーニバルの1つで、世界中から300万人が訪れると言われています。詳細は「ヴェネツィア④サン・マルコ広場以外の見どころ」をご覧ください。

 

ウマウアカ (アルゼンチン)

「南米のグランドキャニオン」とも呼ばれるウマウアカ渓谷にある町で、悪魔に扮した人々が町をパレードします。詳細は「ウマウアカ渓谷②観光の見どころ」をご覧ください。

 

ポートオブスペイン(トリニダード・トバゴ)

トリニダード・トバゴはカリブ海の小さな国で、面積は千葉県と同じくらいの5128k㎡しかありません。しかし、リオやヴェネツィアと並び世界3大カーニバルの1つに数えられていて「トリニダード・カーニバル」と呼ばれています。

 

ニューオーリンズ (アメリカ合衆国)

アメリカ最大のカーニバル「マルディグラ」が行われます。「金(力)、紫(正義)、緑(信頼)」の3色が象徴で、年が明けると街が徐々にマルディグラカラーに染まっていきます。フロートと呼ばれる山車が練り歩き、日本の節分のようなイメージでプラスチックのコインなどがバラまかれ、訪れた人々はそれを手に入れようとします。

 

この他にも、マーストリヒト(オランダ)、デン・ボス(オランダ)、サンタ・クルス・デ・テネリフェ(スペイン)、ケルン(ドイツ)、ニース(フランス)、バーゼル(スイス)、ノッティング・ヒル(イギリス)、サルバドール(ブラジル)、オルロ(ボリビア)、モンテビデオ(ウルグアイ)、ケベック(カナダ)などが有名です。

 

時期が重なっているため、とても全ては行けなそうですが1つでも多く行ってみたいものですね(^^)

 

 

エスコーラ・ジ・サンバ

概要
リオのカーニバルの歴史と見どころ

 

リオのカーニバルは簡単に言うと「様々なサンバチームによるパレードコンテスト」です。そのサンバチームを「エスコーラ・ジ・サンバ」といいます。直訳すると「サンバの学校」となりますが、日本で言う学校のイメージではなく「サンバチーム」と解釈する方がしっくりきます。

 

リオのカーニバルの歴史と見どころ
photo by:Venturist

 

1928年に誕生した「マンゲイラ」というチームをはじめ、現在では約80ものチームがあります。それらは実力に応じてランク分けされており、上位は「スペシャルグループ:12チーム」「Aグループ:14チーム」。その下にB~Eグループがあります。

 

リオのカーニバルの歴史と見どころ
photo by:Venturist

 

各チームは、テーマ曲の選考、曲やダンスの練習、数千人もの参加者の衣装作成、アレゴリーア(山車)の建設など、1年をかけてパレードの準備をします。スペシャルグループの代表的なチームを2つご紹介しますので、見に行く際はぜひ注目してください(^^)

 

 

2016年には18回目の優勝を飾ったマンゲイラは、1928年に誕生した最も伝統あるチームの1つです。カリオカ(リオっ子)にも圧倒的な人気があります。公式HPはこちら。

 

 

「インペリオ・セハノ」「ポルテラ」「マンゲイラ」と並んで優勝争いを繰り広げる「四天王」のひとつです。これまで2回の優勝実績がありますが、それ以上に日本人パシスタ(ソロダンサー)の工藤めぐみさんが所属するチームということで日本人には有名です。

 

 

以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。

 

リオ・デ・ジャネイロは日本語で予約出来る現地ツアーも多いです。詳細はこちらからご覧ください。

「リオ・デ・ジャネイロ⑤リオのカーニバル(1)概要」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界のすごい祭り

■バーニングマン

photo by:BLM Nevada

夏の終わりに1週間だけ現れるブラックロックシティ。途方も無いエネルギーを発した後、炎と共に消えて無くなる祭典です。詳細は下記からご覧ください。

「バーニングマン」徹底ガイド

■牛追い祭り(スペイン)

バレンシアで行われる「スペイン3大祭り」の1つで、正しくは「サン・フェルミン祭」といいます。詳細は下記からご覧ください。

「牛追い祭り①パンプローナへのアクセス」徹底ガイド

■火祭り(スペイン)

セビーリャで行われる「スペイン3大祭り」の1つで、現地では「ラス・ファジャス」と呼ばれます。詳細は下記からご覧ください。

「火祭り①バレンシアへのアクセス」徹底ガイド

■ペラヘラ祭り(スリランカ)

毎年7~8月にスリランカ各地で行われる祭りで、正式には「エサラ・ペラヘラ」と言います。電飾を身にまとった巨大なゾウが歩く姿は、さながら「アジアのエレクトリカルパレード」という感じです。詳細は下記からご覧ください。

「文化三角地帯③キャンディー」徹底ガイド

■コムローイ祭り(タイ)

チェンマイで行われる「ランタン祭り」で「サンサーイ祭り」とも呼びます。同時に「ロイクラトン祭り(イーペン祭り)」という「灯篭流し」も行われます。詳細は下記からご覧ください。

「チェンマイ⑤コムローイ祭り」徹底ガイド

■バンファイパヤーナーク(タイ)

photo by:J A Forbes

タイとラオスの国境になっているメコン川で毎年11月に見られる不思議な自然現象で、川から火の玉が空へと飛んでいきます。詳細は下記からご覧ください。

「バンファイパヤーナーク」徹底ガイド

■氷祭り(中国)

ハルビンで行われる祭りで「世界三大雪祭り」の1つに数えられています。詳細は下記からご覧ください。

「ハルビン市と氷祭り」徹底ガイド

■ハイランドショー(パプアニューギニア)

「地球最後の秘境」と称される国・パプアニューギニアの「先住民族の舞踏祭り」のことです。詳細は下記からご覧ください。

「パプアニューギニア③ハイランドショー」徹底ガイド

■マスクフェスティバル(パプアニューギニア)

パプアニューギニアには500を超える先住民族が存在していて、それぞれに奇抜な仮面が受け継がれています。マスクフェスティバルは、それらを一挙に見られる大興奮の祭りです。詳細は下記からご覧ください。

「パプアニューギニア④ラバウル」徹底ガイド

■アゲダの傘祭り(ポルトガル)

毎年夏に行われるイベントで、高さ5mほどに並ぶカラフルな傘は「天国の傘」とも呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「アゲダの傘祭り」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ヒューストン(約12時間)

・ヒューストン-リオデジャネイロ(約10時間半)

ベストシーズン 2月下旬~3月上旬
外務省 海外安全情報 ブラジル
ガイドブック ブラジルのガイドブック
ビザ 90日以内の観光は不要。
パスポート残存期間 ・6ヶ月以上

・未使用の見開き2ページが必要

時差 -12時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるポルトガル語 ①おはよう。

Bom dia.(ボン ジーア)

 

②こんにちは。
Oi.(オイ)

 

③こんばんは。
Boa noite.(ボア ノイチ)

 

④ありがとう。
Obrigado.(オブリガード)

 

⑤さようなら。
Tchau.(チャウ)

 

⑥はい・いいえ。
Sim・Nao.(シン・ナウン)

 

⑦~へ行きたい。
Quero ir a ~.(ケーロ イル ア ~)

 

⑧これがほしいです。
Quero este.(ケーロ エスチ)

 

⑨これはいくらですか?
Quanto é ?(クアント エ?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Faz desconto?(ファス・デスコント?)

電圧とプラグ ・110V

コンセントタイプ
レンソイス・マラニャンセス国立公園への行き方と見どころ

通貨 レアル(通貨コード:BRL、記号:R$)で、補助通貨は「センターボ(¢)」。1レアル=100センタボス。

 

日本大使館 HP

ブラジルの絶景一覧

ブラジルの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

■赤のアイコン
個別のガイド記事です。

 

■その他の色のアイコン
大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国に細かい見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

 

スポンサーリンク