ウマウアカ渓谷は「南米のグランドキャニオン」とも呼ばれる大渓谷で、フォルクローレが誕生したアンデスの里です。特にプルママルカの「七色の丘」やウマウアカの「十四色の丘」が有名です。
当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「ウマウアカ渓谷②観光の見どころ」になります(^^)
「ウマウアカ渓谷②観光の見どころ」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
プルママルカの村外れにある丘で、太古の昔に地層が斜めに隆起したことで七色の山肌が生まれました。赤は粘土や砂岩、白は石灰岩、黄色は硫黄というように、異なる地質で構成されています。
現地名は「セロ・デ・ラス・シエテ・コローレス(Cerro de los Siete Colores)」で、英語では「The Hill of the Seven Skirts(七色の丘)」とも呼ばれています。画面をグルッと回して周囲を見てみて下さい。
村からハイキングツアー、サイクリングツアー、乗馬ツアーが出ていて、お好みの方法で七色の丘に入っていけます。最も美しいのは夜明け後の45分間と言われているので、ぜひ宿泊して美しい山肌を見てください。現地にはこんな伝説が残っています。
~プルママルカも昔は普通の土地で、くすんだ色の大地や山が広がっていた。大人たちは気にもとめなかったが、子どもたちは満足しなかった。ある夜、子どもたちは家から抜け出して山に色を塗りだした。翌日、大人たちは山の一角が1つの色で塗りつぶされているのを見て非常に驚いた。子どもたちはそれを7日間繰り返し、最終的に七色の丘が生まれた~
子どもたちの遊び心が大地をキャンバスに変えたんですね(^^) サルタ発のウマウアカ渓谷ツアーなどだと、ハイキングや乗馬はできないので注意してください。
プルママルカから北に約25km離れたティルカラという町に「プカラ」と呼ばれる美しいプレインカの遺跡があります。周辺はサボテンヶ原になっていて、古代文明の雰囲気がそのまま残っています(,,゚Д゚)
その昔「ディアギタ族」が暮らしていましたが、インカ帝国に征服され、さらにはスペインに征服されました。遺跡は復元されたものなので石積みが美しく、丘の上にあるので周囲の渓谷を一望できます。
世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
プルママルカから北に70kmほど離れた場所にウマウアカという村があります。この村は、2月下旬から3月上旬に一風変わったカーニバルが行われることで知られています。03:50くらいからが分かりやすいので興味がある人はご覧ください。
この時期はリオのカーニバルをはじめとして世界中でカーニバルが行われています。ウマウワカ村のカーニバルは「ディアブラーダ(Diablada)」と呼ばれるアンデス高原の伝統的ダンスがベースとなっています。スペイン植民地時代に始まったもので、聖母に屈服した悪魔に扮し、踊りながら行進しますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
この「ウマウアカ村にカーニバルがやってくる」ことを歌ったフォルクローレが「花祭り(エル・ウマウワケーニョ)」です。「コンドルは飛んでいく」と同じくらいの有名な曲なので、周辺へ行く予定の人はぜひ聞いてみてください。
また、ウマウアカ村のレストランではリャマ料理も食べられますΣ(゚∀゚ノ)ノ
ウマウアカの村から東に約25km離れた場所にある丘で、正式名称は「セラニア・デ・オルノカル(Serranía de Hornocal)」と言います。七色の丘を超えるグラデーションと、見事なギザギザ模様が圧巻です( ̄□ ̄;) アクセスは、ウマウアカ村から乗り合いワゴンか現地ツアーになります。
■乗り合いワゴン
・所要時間:約30分
・料金:250ペソ(1人)
・車の入場料:30~50ペソ(1台)
ウマウアカ渓谷に来たら、ぜひ記念に乗ってみたいのが「雲の列車(Tren de las nubes)」です。標高1187mの街「サルタ」を早朝に出発し、丸1日かけて標高3775mの町「サン・アントニオ・デ・ロス・コブレス」との間を往復します。最高地点は4220mです(,,゚Д゚)
列車では車両ごとにガイドさんがつき、英語とスペイン語で土地の説明をしてくれます。さらに音楽家たちが各車両を周りフォルクローレを奏でてくれるので雰囲気が抜群です。トイレや食堂車はもちろん完備していて、高山病にかかった人のために酸素ボンベや看護士まで配備されているので安心です(*´ω`*)
photo by:Presidencia de la Nacion
毎日は運行しておらず時期によって運行頻度も変わるので、行きたい方は公式HPから当日のスケジュールカレンダーをチェックしてください。また、世界の面白い列車については「南アフリカの豪華列車:徹底ガイド」に一覧を載せております。
以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。
日本で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ランドマンナロイガル(アイスランド) |
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ランドマンナロイガルは「土地の人々の浴場」という意味で、天然の露天温泉やカラフルな山肌のハイキングが楽しめます。詳細は下記からご覧ください。 |
■イエローストーン国立公園(アメリカ) |
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世界初の国立公園で、地球上の約半分の温泉と約3分の2の間欠泉が存在します。詳細は下記からご覧ください。 |
■フライガイザー(アメリカ) |
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荒野の中に突然現れる七色の間欠泉で、長い間温泉に含まれる成分が沈殿したことで塔のようになっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ブルーメサ(アメリカ) |
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アリゾナ州の「化石の森国立公園」にある場所で、青を基調としたグラデーションという唯一無二の空間になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ペインテッド・ヒルズ(アメリカ) |
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「オレゴンの七不思議」の1つに選出されている絶景で、アメリカの同系統の場所では最も美しいと言われています。詳細は下記からご覧ください。 |
■張掖丹霞地貌(中国) |
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甘粛省にある地形で、アクセスは大変ですが近年ドンドン人気が高まっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■東川紅土地(中国) |
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雲南省にある壮大な段々畑で「神々のパレット」と称されます。詳細は下記からご覧ください。 |
■チュルップ湖(ペルー) |
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「南米のスイス」と称されるワスカラン国立公園にあり「七色に輝く湖」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ビニクンカ(ペルー) |
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別名「レインボーマウンテン」ともよばれる七色の山で、近年になって観光化が進んだ新しいスポットです。昔はアクセスが大変でしたが、現在は車で簡単に近くまで行くことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■七色の大地(モーリシャス) |
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土に含まれる鉄やアルミニウムなどの物質が日光に反応して様々な色に変化します。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-ニューヨーク(約12時間半)
・ニューヨーク-ブエノスアイレス(約11時間) |
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ベストシーズン | 春~秋 |
外務省 | 海外安全情報 アルゼンチン |
ガイドブック | アルゼンチンのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光は不要。 |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上あれば問題ないが、6ヶ月以上が望ましい。 |
時差 | -12時間(サマータイム無し) |
チップ | ・「プロピナ」と呼ばれている
・タクシー:細かい数字を切り上げて支払う |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | ・220V~240
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通貨 | アルゼンチン・ペソ(通貨コード:ARS、記号:$)で、補助通貨は「センターボ(¢)」。1レアル=100センタボス。
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日本大使館 | ・HP |
アルゼンチンの絶景一覧 |
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