パネロラ・パークへの行き方

 

パロネラ・パークは1人のスペイン人移民が造り上げた遺跡風の邸宅で、クイーンズランドでも有名なテーマパークの1つです。ラピュタの世界観に似ているということで日本人からも人気があります(^^)

 

 

「パロネラ・パーク」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

 

 

ケアンズはファー・ノース・クイーンズランド地方の中心都市で、グレートバリアリーフ観光の起点になります。日本からもワーキングホリデーや交換留学などで多くの若者が訪れます。人口は約15万人。

 

最寄りの空港はケアンズ空港(CNS)。国内外合わせて約30都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「グレートバリアリーフ③サメのフィーディング」をご覧ください。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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通貨はオーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セントです。本日のレートはこちら。

 

 

 

パネロラ・パーク

 

 

パネロラ・パークは、1930年代にスペイン人移民のホセ・パロネラによって造られました。ケアンズからは南に約100km離れていて、公共交通機関は無いのでアクセスはレンタカーかツアー参加になります。

 

ホセ・パロネラはスペインでケーキ職人をしていたのですが、幼い頃からの「城が欲しい」という夢を叶えるためオーストラリアの開拓民となり、約16年間サトウキビ畑で働き、自らパネロラ・パーク建設に乗り出しました。

 

パネロラ・パークへの行き方

 

約6年をかけて完成させた彼は、一般公開をして人々にも楽しい空間を提供しました。ちなみに、このとき人工滝に設置した水力発電はクイーンズランド州初の水力発電で、なんと現在も稼働していますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

その後、火災やサイクロンに見舞われて1977年に売りに出されてしまいますが、買い手がつかず一度は廃墟と化します。しかし、1993年に現在のオーナーが買収し、現在では州から表彰されるほど人気のアトラクションになっています。

 

パネロラ・パークへの行き方

 

こちらがホセが最初に造った47段の階段です。資材を運搬するための階段で、この上に自分たちの家を建てました。

 

パネロラ・パークへの行き方

 

続いてパネロラ・パークの顔でもある「ロワー・リフレッシュメント・ルームズ」。確かにラピュタっぽいですね(^^) 当時は2階がカフェとして使われていました。

 

パネロラ・パークへの行き方

 

そして迫力のある「ミーナの滝」。彼はこの滝を見て、ここに城を造ることを決めました。上記の水力発電はこちらに設置されています。ちなみに池にはワニが確認されているので絶対に入らないでください(^^;) 吊橋から見るのがオススメです。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

娘のテレサから「ミーナの滝が欲しい」と言われたホセは、「これは自分のだから」といって新しく「テレサの滝」を造りましたΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

パネロラ・パークへの行き方

 

小さくて可愛らしい滝です。こんなのを造ってくれるお父さんは最高ですね(^^) 続いて「ザ・キャッスル」。文字通り、彼が望んだ「城」です。

 

パネロラ・パークへの行き方

 

当時は2階の部屋で映画が見られるようになっていて、チャップリンの作品などが流され、訪れた人々が自由に見ることが出来ました。最上階からは敷地の全てが見渡せるようになっています。

 

パネロラ・パークへの行き方

 

最後にご紹介するのは「願掛けの泉」。後ろを向いてコインを投げ入れると願いが叶うという「トレヴィの泉」みたいなスポットです(^^;)

 

 

園内は普通に周ることも出来ますが、昼夜共に追加料金無料のガイドツアーが催行されています。昼はヒストリーツアーで、夜はライトアップが加わります。昼はツアー後も自由に散策できます。日本語のツアーもあり、入り口で申し込んで日本人の数が集まるまで待つ形になります。

■営業時間:9時~19時20分
■入場料:47A$(大人)/26A$(子供)
公式HP
■デイツアー
 ・約45分間
 ・1日数回行われます
■ナイトツアー
 ・18:15~19:20のみ

 

以上になります。スタジオジブリは関連を完全に否定しているのでラピュタのモデルでは無いのですが、とはいえ世界観が似ていることは間違いありませんので、ぜひ行ってみてください(^^)

 

 

ケアンズ~パネロラ・パーク間の見どころ

ミラミラの滝
パネロラ・パークへの行き方 

 

アサートン高原にある美しい滝で泳ぐことも出来ます。アボリジニの言葉で「水が豊富」という意味で落差は18m。パロネラパークからは車で1時間弱です。

 

 

パネロラ・パークへの行き方 

 

カーテンフィグツリー国立公園にある、樹齢500年にもなる巨大な寄生樹です。カーテン状に垂れているのはイチジクの根で「絞め殺しのイチジク」とも呼ばれますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

 

世界のすごい植物系スポットについては「世界の植物の名所総特集」をご覧ください。

 

 

世界の「個人が造った観光名所」

■サルベーション・マウンテン(アメリカ)

ロサンゼルスの砂漠に現れるアート作品で、1人の男性が約30年を掛けて造り上げました。詳細は下記からご覧ください。

「サルベーション・マウンテン」徹底ガイド

■シュライン・オブ・ザ・グロット(アメリカ)

アイオワ州にある教会で、1人の男性が病気からの回復を聖母マリアに願い、回復のお礼として生涯をかけて建設しました。詳細は下記からご覧ください。

「シュライン・オブ・ザ・グロット」徹底ガイド

■ミラーハウス(クウェート)

アーティスト夫妻が40年かけて手作りした住宅で、今ではクウェートの人気観光地になっています。詳細は下記からご覧ください。

「クウェートシティ」徹底ガイド

■サグラダファミリア(スペイン)

言わずとしれた「未完の大聖堂」で、アントニオ・ガウディが生涯をかけて建設に取り組みました。詳細は下記からご覧ください。

「ガウディの建築群②サグラダファミリア」徹底ガイド

■彩虹眷村(台湾)

台湾の台中市にある村で、1人のおじいちゃんが造り上げました。「台湾の10大インスタ映えスポット」にも選ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「彩虹眷村」徹底ガイド

■三芝頂上寺貝穀廟(台湾)

「パロネラ・パーク」徹底ガイド 【旅の大事典】

photo by:Outlookxp

台湾の台北にある、1人の男性がサンゴと貝殻で造り上げた廟で、写真集「奇界遺産」で取り上げられ日本でも知名度を増しました。詳細は下記からご覧ください。

「三芝頂上寺貝穀廟」徹底ガイド

■シュヴァルの理想宮(フランス)

オートリーヴという小さな村に、1人の男性が33年をかけて造り上げた宮殿です。2019年には映画にもなり世界的に話題になりました。詳細は下記からご覧ください。

「シュヴァルの理想宮」徹底ガイド

■ピカシェットの家(フランス)

1人の不遇な人生を送る男性が、自己の内面から湧き上がってきた衝動にもとづいて創り上げた芸術作品です。詳細は下記からご覧ください。

「ピカシェットの家」徹底ガイド

■クレイジーハウス(ベトナム)

ダラットにあるゲストハウスで、1人の女性が1990年から造り始め未だに完成に至っていません。生物的なデザインは、ガウディ建築に通ずるものがあります。詳細は下記からご覧ください。

「クレイジーハウス」徹底ガイド

 

世界の面白いデザインの建物については「世界の変わった外観の建物総特集」をご覧ください。

 

 

世界のラピュタスポット

■ヴァロン・デイ・ムリーニ(イタリア)

近年SNSで有名になりつつある「イタリアのラピュタっぽい場所」です。詳細は下記からご覧ください。

「ヴァロン・デイ・ムリーニ」徹底ガイド

■チヴィタ・ディ・バニョレージョ(イタリア)

崩壊しそうな丘の上に立つ「死にゆく町」です。特に雲海が出ると「天空の城」のようになり「イタリアのラピュタ」として人気があります。詳細は下記からご覧ください。

「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」徹底ガイド

■ロハガード・フォート(インド)

日本での知名度は低いものの、雨季になると鮮やかな緑で覆われて、まさにラピュタのような城跡になります。詳細は下記からご覧ください。

「ロハガード・フォート」徹底ガイド

■ベンメリア(カンボジア)

「東のアンコールワット」と称される大迫力の遺跡です。内戦で破壊された寺院と、絡みつく植物がラピュタっぽいと人気です。詳細は下記からご覧ください。

「ベンメリア」徹底ガイド

■スピシュ城(スロヴァキア)

ヨーロッパ最大級の城跡で、小高い丘の上に立つ雄大な姿が「天空の城」として人気です。詳細は下記からご覧ください。

「スピシュ城」徹底ガイド

■枸杞島(中国)

上海から南東に約100km離れた場所にある島で「後頭湾村」という廃村がラピュタのようだと話題になりました。詳細は下記からご覧ください。

「枸杞島」徹底ガイド

■ワイトモ洞窟(ニュージーランド)

土ボタルがつくりだす幻想的な光がラピュタの「飛行石の洞窟」のようだと言われます。詳細は下記からご覧ください。

「ワイトモ洞窟」徹底ガイド

■マチュピチュ(ペルー)

ペルーを代表する世界的観光地で、都市遺跡部分の後ろにそびえるワイナピチュも含めて「天空の城」感に溢れています。詳細は下記からご覧ください。

「マチュピチュ⑤内部の見どころ」徹底ガイド

 

世界のジブリスポットについては「世界のジブリ映画スポット総特集」をご覧ください。

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-ケアンズ空港(約7時間)
ベストシーズン 4月~5月/9月~10月
外務省 海外安全情報 オーストラリア
ガイドブック オーストラリアのガイドブック
ビザ ・ビザかETASの取得が必要

・30日まで滞在可

パスポート残存期間 滞在日数分あればOK
時差 ・東部時間:+1時間(シドニーなど)

・中部時間:+30分(ウルルなど)
・西部時間:-1時間(パースなど)
・サマータイム:あり(1時間すすめる)

チップ ・基本的には無し

・タクシーなど:端数を切り上げて渡す
・高級レストランなど:10~15%
・ルームサービスなど:2~5A$

日本への電話 0011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
0011+81+3+9999-9999

公用語 英語
電圧とプラグ 220/240V

コンセントタイプ

通貨 オーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セント。

 

日本大使館 HP

オーストラリアの絶景一覧

オーストラリアの絶景

 

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