シュライン・オブ・ザ・グロットは「アメリカのサグラダファミリア」ともいえる教会で、建物が様々な鉱物や貝殻で装飾されています。1人の男性が病気からの回復を聖母マリアに願い、回復のお礼として生涯をかけて建設しました(^^)
「シュライン・オブ・ザ・グロット」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:デモイン
1-2:フォート・ドッジ
2・デモイン空港から市内への移動
2-1:路線バスで行く
2-2:タクシーで行く
3・空港からレンタカーで直接行く
4・シュライン・オブ・ザ・グロット
5・世界の「個人が造った観光名所」
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
デモインはアイオワ州の州都で、3000年前にはすでに人類が居住していました。市としては1843年にデモイン砦が築かれたことでスタートします。人口は約20万人。
最寄りの空港はデモイン国際空港(DSM)。国内外合わせて約30都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
photo by:Billwhittaker at English Wikipedia
フォート・ドッジは、19世紀半ばに軍隊の駐屯地として築かれた「ドッジ砦」に端を発します。昔はフォートクラークと名付けられていましたが、テキサス州に同名の砦があったため改名されました。人口は約25000人。
最寄りの空港はフォート・ダッジ地域空港(FOD)。国内の3都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はアメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セントで、本日のレートはこちら。
デモイン空港から市内への移動
photo by:Manop
空港は市内中心部から南に約8km離れています。市内への移動方法は、路線バスかタクシーです。
・所要時間:約10分
・料金:約20US$
レンタカーで直接行く場合、デモイン空港からだと車で2時間半~3時間、フォート・ドッジ地域空港からだと約1時間です。
シュライン・オブ・ザ・グロットは、建物が様々な鉱物、貝殻、化石などで装飾されている教会です。日本でいう神社のような感じで24時間入ることができますが、ギフトショップなどは時間が決まっています。詳細は公式HPをご覧ください。
実はアメリカではとても有名な場所で、年間で約10万人が訪れるほどの人気観光地でもあります。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
まるで海中の岩壁のようですね(,,゚Д゚) 一体ここは何なのでしょうか?
1897年、ドイツ系移民のポール・ドバースタインという男性が、この地の牧師に任命されました。彼は若い頃に肺炎で重篤な状態になったことがあり、その際、聖母マリアに回復を祈るとともに、回復したらマリアのために教会を造ることを約束しました。
無事に回復すると、彼はそこから10年以上に渡って装飾のための鉱物や貝殻を収集しますΣ(゚∀゚ノ)ノ
そして1912年、十分な材料が揃ったと判断した彼は、ついに建造に着手しました。収集された鉱物などの価値は430万US$を超えるとされていて、「世界で最も人の手によって鉱物・化石・貝殻などが集められた場所」と言われています。
彼はマット・セレンスという若い牧師に手伝ってもらいながら作業を進め、1954年に亡くなるまでの42年間に渡り作業を続けました(,,゚Д゚)
その後、マット・セレンスが1954年まで作業を続け、さらに、ルイ・グレービングという牧師が作業を引き継ぎ、最終的にイエスの生涯を描いた9つの洞窟が完成しました。内部はスゴい迫力です。
グレービング牧師は2002年に亡くなりましたが、現在も世界中から多くの人々が訪れています。
なんと建物の上にあがることも可能ですΣ(゚∀゚ノ)ノ
世界のすごい教会については「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。
以上になります。アメリカのサグラダファミリアのような洞窟教会。ぜひ行ってみてください(^^)
■サルベーション・マウンテン(アメリカ) |
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ロサンゼルスの砂漠に現れるアート作品で、1人の男性が約30年を掛けて造り上げました。詳細は下記からご覧ください。 |
■パネロラパーク(オーストラリア) |
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1人のスペイン人移民が造り上げた遺跡風の邸宅で、クイーンズランドでも有名なテーマパークの1つです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ミラーハウス(クウェート) |
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アーティスト夫妻が40年かけて手作りした住宅で、今ではクウェートの人気観光地になっています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■サグラダファミリア(スペイン) |
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言わずとしれた「未完の大聖堂」で、アントニオ・ガウディが生涯をかけて建設に取り組みました。詳細は下記からご覧ください。 |
■彩虹眷村(台湾) |
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台湾の台中市にある村で、1人のおじいちゃんが造り上げました。「台湾の10大インスタ映えスポット」にも選ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■三芝頂上寺貝穀廟(台湾) |
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![]() photo by:Outlookxp |
台湾の台北にある、1人の男性がサンゴと貝殻で造り上げた廟で、写真集「奇界遺産」で取り上げられ日本でも知名度を増しました。詳細は下記からご覧ください。 |
■シュヴァルの理想宮(フランス) |
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オートリーヴという小さな村に、1人の男性が33年をかけて造り上げた宮殿です。2019年には映画にもなり世界的に話題になりました。詳細は下記からご覧ください。 |
■ピカシェットの家(フランス) |
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1人の不遇な人生を送る男性が、自己の内面から湧き上がってきた衝動にもとづいて創り上げた芸術作品です。詳細は下記からご覧ください。 |
■クレイジーハウス(ベトナム) |
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ダラットにあるゲストハウスで、1人の女性が1990年から造り始め未だに完成に至っていません。生物的なデザインは、ガウディ建築に通ずるものがあります。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも面白いデザインの建物がたくさんあります。興味のある方は「世界の変わった外観の建物総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい94ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-ロサンゼルス(約10時間)
・ロサンゼルス-デモイン(約3時間半) |
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ベストシーズン | 5月~10月 |
外務省 | 海外安全情報 アメリカ合衆国 |
ガイドブック | アメリカのガイドブック |
ビザ | ・90日以内の観光・商用は不要
・「ESTA」を取得する |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上あれば良いが90日以上が望ましい。 |
時差 | ・東部時間:-14時間(ニューヨークなど)
・中部時間:-15時間(シカゴなど) |
チップ | ・レストランやタクシー:15~20%
・ホテルで荷物を運んでもらう:2~5US$ |
日本への電話 | 011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 100~120V
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通貨 | アメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
アメリカの絶景一覧 |
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