チヴィタ・ディ・バニョレージョは、崩壊しそうな丘の上に立つ「死にゆく町」で、イタリアの「天空の城ラピュタ」として日本人からも人気があります。アクセスが大変なので、こちらで情報が参考になれば幸いです(^^)
「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:オルビエト
1-2:ローマ
2・ローマからオルビエト
3・フィレンツェからオルビエト
4・オルビエタからバニョレージョ
5・バニョレージョからチヴィタ
6・チヴィタ・ディ・バニョレージョ
7・世界の同様の場所
8・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
オルビエトは、ウンブリア州テルニ県にある町で「世界一美しい丘上都市」とも言われています。町の中心にそびえ立つ、300年かけて造られた大聖堂は圧巻です。ぜひ時間をとって滞在してみてください。ここからバニョレージョまでバスで約1時間です。人口は約2万人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ローマは、紀元前8世紀には記録が確認されている世界屈指の古都で、その中にはキリスト教聖地の1つであるバチカン市国もあります。「永遠の都」と称される美しい街並みが人気です。人口は約300万人。
最寄りの空港は2つあります。空港から市内への移動などは「ローマ①各地からのアクセス:徹底ガイド」をご覧ください。
■レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(FCO)
・別名:フィウミチーノ空港
・長距離国際線とEU内国際線
・国内外合わせて約150都市に就航
・最新の就航路線一覧
・格安航空券
■チャンピーノ空港(CIA)
・国内線とEU内国際線
・国内外合わせて約30都市に就航
・最新の就航路線一覧
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セントで、現地ではセントを「チェンテージモ(単数形)」「チェンテージミ(複数形)」と呼んでいます。本日のレートはこちら。
ローマからオルビエト
■テルミニ駅
photo by:Kaz Ish
チヴィタ・ディ・バニョレージョは、ラツィオ州の「バニョレージョ」にある分離集落(フラツィオーネ)です。行き方は、ローマやフィレンツェから「オルビエト」に行き、そこからバスで「バニョレージョ」へ行き、徒歩で「チヴィタ」へと向かいます。
ローマの場合は「テルミニ駅」から「オルビエト駅」への列車が出ています。バスは1日1本ほどな上に乗り換えもあるので候補から外れます。
・1日10本程度
・所要時間:約1時間
・料金:8~13€
■オルビエト駅
フィレンツェからオルビエト
■サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
photo by:Freepenguin
フィレンツェの「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」から、上記の「オルビエト駅」まで列車が出ています。こちらもバスは1日1本ほどな上に乗り換えもあるので候補から外れます。
・1日10本程度
・所要時間:約2時間15分
・料金:17€
オルビエト駅を出たら目の前にケーブルカー乗り場がありまして、そこから「COTRAL社」の路線バスが出ています。
チケットは駅のキオスク(タバッキ)で購入します。ドライバーからも買えますが少し値段が上がってしまうので、ギリギリでない限り買っておく方が良いです。また、往復分買っておくことをオススメします。「バニョレージョ行き」だけではないので、ドライバーに確認するか「bagnoregio」の表示を確認してください。
・6時半~18時半まで運行
・1日約10本ほど
・所要時間:約50分
・料金(キオスク):2.20€
・料金(ドライバー):3.5€
■バニョレージョのバス停
バスを降りたら約1.5km東に向かって歩きます。そして、上の地図の赤いアイコンあたりまで行くと、先が開けてチヴィタの登場です。
約300mの橋をどんどん歩くのみです(^^) 周囲には絶景が広がっています。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
チヴィタは約2500年前にエトルリア人によって造られた町です。古代のイタリアでは、自然の地形を利用して城塞都市にするために、町を丘の上に築くことが多くありました。
しかし、チヴィタが築かれた丘は、火山の噴火によって出来た凝灰岩の土地だったため、長い年月の間に風化・浸食が進み、現在は当初の3分の2ほどの面積になっています。町の風化・浸食は今も進んでいるため「La città che muore」=「死にゆく町」と呼ばれています。
町の入口はサンタマリア城門。中に入ると石畳の道と石造りの建物に迎えられます。1時間もあれば全て見きれるほどの小さな町ですが、しっかりとヨーロッパの町になっていて、中心の広場には「聖ドナート教会」が建っています。
町には飲食店や土産物屋に加え宿もあるので、一泊してじっくり満喫することも可能です。ただ、町にいる人は基本的に働きに来ているだけで「住人」となると約20人ほどになるそうですΣ(・∀・;)
町から見る周囲の景色は絶景なので、朝日や夕日、星空なども素晴らしいのだと思います(^^)
また、チヴィタはときに雲海が発生することがあり「天空の城ラピュタ」のようだと日本人から特に人気があります。
町の保全のために入場料が3€となっています。「死にゆく町」は魅力的ですが、その魅力的な町が風化で本当に死んでしまったら人類の損失なので保全料は正解だと思います。チヴィタにも少ないですが宿泊施設があります。宿泊する時間がありそうな方は、ぜひチェックしてみてください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
いかがでしたでしょうか。イタリアの「天空の城ラピュタ」。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ダノター城(イギリス) |
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![]() |
スコットランド北東部の海岸にある中世の要塞の廃墟で、その外観や苔むした建物が非常にフォトジェニックなことで知られています。下記からご覧ください。 |
■ガステルガチェ教会(スペイン) |
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![]() |
人工の石橋によってスペイン本土とつながっている島で、2014年にはスペインの人々が選ぶ「自然が美しい観光名所」で第1位に輝いています。下記からご覧ください。 |
航空便例 | 日本-ローマ(約13時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 イタリア |
ガイドブック | イタリアのガイドブック |
ビザ | シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。 |
パスポート残存期間 | シェンゲン協定加盟国出国時90日以上 |
時差 | 夏:-7時間/冬:-8時間 |
チップ | ・タクシー:10%程度
・レストラン:基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるイタリア語 | ①おはよう。
Buon giorno.(ボン ジョルノ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
イタリアの絶景一覧 |
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