クウェートシティは、クウェートの首都であり最大の都市です。湾岸戦争などのイメージが強いため、なんとなく危険なイメージがありますが、実は経済発展を続けていて近未来的な建物が並んでいます(^^)
「クウェートシティ」徹底ガイド:目次
1・クウェートってどんな国?
2・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
3・空港から市内への移動
4・クウェートの見どころ一覧
5・クウェートタワー
6・クウェート・ウォーター・タワー
7・アル・ハムラ・タワー
8・解放タワー
9・グランドモスク
10・シェイク・ファティマモスク
11・ミラーハウス
12・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
クウェート(赤矢印)は、イラン・イラク・サウジアラビアという中東の大国に囲まれていて、メソポタミア文明からの歴史がありますΣ(゚∀゚ノ)ノ 人口は467万人で、面積は四国とほぼ同じ17818km²。現在のクウェートは、オスマン帝国統治下の1613年に出来た漁村に端を発しています。
■湾岸戦争
1914年にイギリス領となるも、1961年に独立。1990年にはイラクのサダム・フセイン大統領が「クウェート侵攻」を行い、翌年にはアメリカを中心とする「多国籍軍」とイラクによる「湾岸戦争」が勃発しました。ただ、この戦争は約1ヶ月で終わり、実はそれ以降に戦争などは起こっていません。
国土は、ほぼ全てが「砂漠」かつ「平地」で、東には美しいペルシャ湾があります。世界第2位の規模の「ブルガン油田」が、現在も1日300万バレル以上を算出していて、豊富なオイルマネーを背景に発展を続けています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
日本との関係は良好で、東日本大震災のときには原油500万バレルが無償で提供されましたm(_ _)m
photo by:9kurt
宗教は厳格なイスラム教ですが、女性の服装は比較的自由です。ベストシーズンは11月~3月頃。夏はとにかく暑くてなんと50度を超えますΣ(・∀・;) お酒は飲みませんがファーストフードは大好きで、国民の多くが肥満体型になっていることが問題になっています。
クウェートシティは、一般にはそのまま「クウェート」で通用しますが、国名と区別するため「シティ」を付けることもあります。クウェート侵攻の際にはサダム・フセインの名を取って「サダムシティ」と改称されました。都市圏の人口は約238万人。
最寄りの空港はクウェート国際空港(KWI)。国外の約50都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はクウェート・ディナール(通貨コード:KWD、記号:د.ك)。補助通貨はフィルスで、1クウェート・ディナール=1000フィルスなので注意してください。本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:MuLaN™
空港は市内中心部から南に約20km離れています。市内への移動方法は、タクシー、バス、空港送迎の3つです。
■タクシー
・所要時間:約30分
・料金:約10ディナール
■バス
・4時半~22時半まで頻繁に運行
・13番、501番のバス
・所要時間:約1時間
・料金:250フィルス
空港送迎は色々あります。詳細はこちらからご覧ください。
クウェートシティには多くの見どころがありますが、ここは外せないという7ヶ所を厳選しました。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
クウェートのシンボルで1979年に完成しました。こういったタワーは「電波塔」であることが多いですが、こちらは「給水塔」になります。クウェートシティには6つのブロックに合計34の給水塔が建っていて、そのうちの1ブロックを担っています。
球体が2つ付いているタワーが一番高くて187m。まず下の球体ですが、下半分が貯水槽で、上半分にレストランやカフェが入っています。
絶景ですね(^^) レストランは年中無休で、営業時間は8時~23時半です。ちなみに貯水槽は4500m³もの容量があります。オリンピックサイズのプールが2500m³なので、倍近い水が貯められているわけです。砂漠の国ならではの規模ですね。
そして、メインは上の球体です。123m地点が展望台になっています。
ここはなんと30分で1回転しますΣ(゚∀゚ノ)ノ 入場料は3ディナールです。
球体が1つのタワーが2番目に高くて147m。完全な給水塔で、やはり4500m³を貯水しています。球体が無いタワーは113mで、他2つのタワーを照らしたり、電気関係を担っています。夜には非現実的な光景になります(,,゚Д゚)
上記の「34の給水塔」のうち、クウェートタワー以外の31塔は全てこのデザインになっています。デザインモチーフはヤシの木のようにも見えますが、キノコだそうです(^^)
クウェートシティの中心部だと「Abraj Park」という都市公園に9塔が建っています。見るだけなので無料です。こちらも夜には不思議な世界になります(,,゚Д゚)
クウェートで最も高いビルで、80階建ての412.6m。2011年に完成しました。とにかくデザインがスゴくて、何と言うか…お菓子のウエハースを包装紙で包む途中のような形をしています(^^;)
風を思いっきり受け止めてしまうような気がしますが、大丈夫なんでしょうか…。基本的にはオフィスビルですが最上階にはレストランが入っています。ただ、値段が高いのと、見る限り眺望を優先して造られていないので、下から眺めるで良いと思います( ̄▽ ̄;)
クウェートで2番目に高い建物で、高さは372m。こちらは電波塔です。上部に2つ構造物があり、下の円盤のような部分に展望台とレストランが入っていますが、現在は入ることが出来ません。イラクがクウェートに侵攻する前に半分以上が建設されていて、湾岸戦争が終わっても建物に被害がなかったので工事が継続されました。
完成したのは1996年で、元々は「Kuwait Telecommunications Tower」という名前にする予定でしたが、上記の経緯もあって「解放タワー」と名付けられました。現状は下から眺めるだけですが、入れるようになったら嬉しいですね(^^)
クウェートで最大のモスクで1986年に完成しました。面積は東京ドームとほぼ同じ4.5ha。ドームは直径26m、高さ43mで、ミナレットは76m。男性用のホールには約1万人、女性用のホールには約千人を収容できます(,,゚Д゚)
嬉しいことにムスリム以外の見学ツアーが無料で行われていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 厳格なイスラムの国では非常に珍しいのでオススメです。
■見学ツアー
・金土以外
・9時、17時から1時間程度
世界の高層建築物については「世界のタワー&高層ビル総特集」をご覧ください。
まるで宇宙船のようなこちらの建物…。なんとモスクなんですΣ(・∀・;) こちらは礼拝以外の時間なら見学することができます。
海外の情報で「プラスチックで造られている」とあったのですが、強化プラスチック的なものなんでしょうか…?デザイン以外には特にめぼしい情報がないのですが、せっかくなら記念写真を撮りたいですね(^^) 内部はこちらです。
世界のモスクについては「世界のすごいモスク総特集」をご覧ください。
アーティスト夫妻が手作りした住宅で、今ではクウェートの人気観光地になっています。1966年に着手し1979年に第一工程が完成したものの、1981年にシロアリの巣が発見され、プロジェクトをやり直すことにΣ(・∀・;)
そして、1985年に再開され2005年に完成しました。着手してからの期間は実に約40年。「知られざる中東のガウディ」という感じですね(,,゚Д゚) 予約制の見学ツアーが行われていて、奥様のリディアカタンさんが案内してくれます。料金は4ディナール。予約は公式HPからです。
世界の「個人が造った名所」については「シュライン・オブ・ザ・グロット:徹底ガイド」などのページに一覧を載せております。
以上になります。近未来的な建物が並ぶクウェートシティ。ぜひ行ってみて下さい(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-ドバイ(約11時間)
・ドバイ-クウェート(約2時間) |
---|---|
ベストシーズン | 秋~春 |
外務省 | 海外安全情報 クウェート |
ガイドブック | クウェートのガイドブック |
ビザ | 空港のビザカウンターで取得 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上 |
時差 | -6時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるアラビア語 | ①おはよう。
サバーフ ルハイル
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 240V
|
通貨 | クウェート・ディナール(通貨コード:KWD、記号:د.ك)。補助通貨はフィルスで、1クウェート・ディナール=1000フィルスなので注意。
|
日本大使館 | ・HP |
クウェートの絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤のアイコン
個別のガイド記事です。
■その他の色のアイコン
大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国の中で同系統の見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。