デルモンテ城の行き方

 

デルモンテ城は八角形が特徴的なお城で、世界遺産にも登録されています。ナポリ→バーリ→アンドリア→デルモンテ城、とアクセスは大変ですが一見の価値があります(^^)

 

 

「デルモンテ城」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

バーリ
デルモンテ城の行き方 

 

バーリはアドリア海に面した港湾都市で、東地中海の国々と広範囲な貿易をおこなう商業の一大中心地です。サンタクロースの元となった聖人ニコラオスゆかりの地として巡礼地になっています。人口は約32万人。

 

最寄りの空港はバーリ空港(BRI)。国内外合わせて約80都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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デルモンテ城の行き方 

 

アンドリアはバーレから西に約55km離れていて、デルモンテ城がある街です。人口は約10万人。空港はありません。

 

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通貨はユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セントで、現地ではセントを「チェンテージモ(単数形)」「チェンテージミ(複数形)」と呼んでいます。本日のレートはこちら。

 

 

 

空港から市内への移動

デルモンテ城の行き方 

 

空港はバーリ市内中心部から西に約12km離れています。移動方法は、シャトルバス・路線バス・鉄道・タクシーの4つです。

 

 

「Autoservizi Tempesta」というバス会社が空港と市内のシャトルサービスを行っています。終点はバーリ中央駅前の「モロ広場」です。

・5時半頃~24時頃まで
・所要時間:約30分
・料金:4€
公式HP

 

■モロ広場
デルモンテ城の行き方 

 

・「16番」のバス
・上記の「モロ広場」行き
・5時頃~21時半頃まで運行
・料金:1€(車内購入だと2.5€)
・所要時間:40~60分
・1日22本運行

 

■バーリ中央駅
デルモンテ城の行き方 
photo by:Mentnafunangann

 

空港駅からバーリ中央駅へ列車が出ています。

・所要時間:約17分
・料金:5€

 

・定額制
・料金:25€
・所要時間:約20分

 

 

ナポリからバーリ

 

 

ナポリの長距離バスターミナル「Metropark Napoli Centrale」から、バーリへの長距離バスが出ています。旧「メガバス」を引き継いだ「フリックスバス(Flixbus)」という格安長距離バスが良く使われていて、料金はシーズンや混雑具合によって変動があるので、公式HPからチェックしてみてください。所要時間は3時間~3時間半です。

 

ローマへの行き方
photo by:MichaSpa

 

バーリの長距離バスターミナルは、上記の「バーリ中央駅」の目の前にあります。また、鉄道だとナポリからは直行便が無く、ナポリの北にあるカゼルタという町で乗り換えます。特にメリットも無いので選択肢から外して良いと思います。

 

 

バーリからアンドリア

鉄道で行く

 

バーリからアンドリアは、バーリ中央駅に隣接する「バーリ・ノルド鉄道」の「バルレッタ行き(Barletta)」に乗ります。バーリ発の電車の中には、途中駅である「ルーヴォ・ディ・プーリア行き」も多いので確認してください。

・料金:片道3.90€/往復7.80€
・所要時間:約1時間
公式HP
・月~土のみの運行。
・日・祝はモロ広場から代替バスあり。
 代替バスの所要時間は約1時間半。

 

バスで行く
・こちらも「バーリ・ノルド鉄道」が運行

・上記の「モロ広場」発
・料金:4.5€
・所要時間:約2時間
・月~土のみの運行です。

 

 

アンドリア駅からデルモンテ城

 

アンドリア駅に着いたら目の前に広場(Piazza Bersaglieri d Italia)があります。そこにバス乗り場もあり、「6番」の路線バスがデルモンテ城行きです。ただ、このバスは3月~10月しか運行していません。なので冬期はタクシーで行くしかありません。

・1日4本
・料金:1.10€
・所要時間:30~40分
時刻表

 

 

デルモンテ城

デルモンテ城の行き方 

 

「カステル」は「城」、「モンテ」は「山」なので「山の城」という意味です。13世紀にローマ皇帝フリードリヒ2世によって造られた城で、1996年に世界遺産に登録されました。

 

フリードリヒ2世は数学に造詣が深く、黄金比を用いた八角形が象徴的に取り入れられています。全体が八角形の平面で構成されていて、中央に八角形の中庭があり、8つのコーナーにそれぞれ八角形の小塔が設けられています。

 

デルモンテ城の行き方

 

正八角形の幅は56m。塔の高さは24m。中庭の城壁の高さは21m。その形から「丘の上の王冠」と称されてきました。

 

「8」はキリスト教では「復活」を意味し、イスラム教では「天国」を表します。フリードリヒ2世は、ヨーロッパ世界にイスラム文化をもたらした十字軍遠征の第6回に参加していて、エルサレムの「神殿の丘」にある八角形の建築物「岩のドーム」を見て、このデザインを考えたと言われています。

 

■岩のドーム
デルモンテ城の行き方

 

「8」については外観だけではなく、内部の構造や装飾などにも徹底的に使われているので探してみてください。例えば、部屋の天井に「8枚の葉の彫刻」があったりします。特に、中庭から見る八角形の空は圧巻です(,,゚Д゚) 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。

 

 

天文学的にも極めて精密に計算されていて、そこにも「8」が絡められています。

ユリウス暦の8月8日にあたる現在の10月8日には、南西の高い位置にある窓から中庭の低い位置にある窓まで、太陽の光が一直線にさす

 

春分と秋分の日の正午には、建物の影が八角形の中庭の一辺と完全に重なる。

 

夏至の日には、中庭の真上に北極星が来る。

 

 「デルモンテ城」と名前がついていますが、実際には客を
 もてなすための場所だったのではないかと言われています。
 ちなみに、イタリアの1ユーロセントのデザインになってます。
 また、ゴシック様式とイスラム教的なデザインが融合した
 特異なデザインから「キリストの聖遺物を隠すための施設」や
 「錬金術師の研究所」など、様々な説が流れてきました。

 

デルモンテ城の行き方

 

そして立地についていえば、城は岩場の上に直接造られていて、普通は行う整地工事の跡が残っていません。また、周辺に何もないアンドリア郊外に、このような凝った建物を造ったことも非常に謎めいています。

 

デルモンテ城の行き方

 

その謎の1つの答えが、やはりキリスト教とイスラム教にありました。実はデルモンテ城は、当時のキリスト教の拠点である「シャルトル」と、イスラム教の聖地である「メッカ」との2点を結ぶ直線上に位置しています。フリードリヒ2世がイスラム教に理解のある王だったことが分かります。

■デルモンテ城
・4月~9月:10時15分~19時45分
・10月~3月:10時15分~18時半
・元旦とクリスマスは休み
公式HP

 

以上になります。インスタ映え抜群のデルモンテ城。ぜひ行ってみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「デルモンテ城」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

ヨーロッパの名城

■エジンバラ城(イギリス)

スコットランドの首都であるエジンバラのランドマークで、スコットランド王室の宝物や巨大な大砲などを見ることができます。詳細は下記からご覧ください。

「エジンバラ②エジンバラ城」徹底ガイド

■コンウィ城(イギリス)

コンウィはウェールズ北部にある街で、ハイライトのコンウィ城は日本の姫路城と「姉妹城」になっています。「グレート・ブリテン島の一番小さな家」という珍スポットも必見です。詳細は下記からご覧ください。

「グレート・ブリテン島の一番小さな家」徹底ガイド

■スワローズネスト(ウクライナ)

クリミア半島にあるお城で、高さ40mの崖の上に建てられています。詳細は下記からご覧ください。

「スワローズネスト」徹底ガイド

■スピシュ城(スロヴァキア)

ヨーロッパ最大級の城跡で、小高い丘の上に立つ雄大な姿は圧巻です。詳細は下記からご覧ください。

「スピシュ城」徹底ガイド

■プレジャマ城(スロヴェニア)

ポストイナにある城で、岩壁と同化した姿が有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ポストイナ②鍾乳洞とプレジャマ城」徹底ガイド

■セゴビア城(スペイン)

ディズニー映画「白雪姫」に登場する城のモデルとして知られています。詳細は下記からご覧ください。

「セゴビア旧市街とローマ水道橋」徹底ガイド

■チェスキー・クルムロフ城(チェコ)

チェスキー・クルムロフは「世界で一番美しい町」と言われていて、城ではクマが飼われていたり見どころが豊富です。詳細は下記からご覧ください。

「チェスキー クルムロフ」徹底ガイド

■プラハ城(チェコ)

「世界で最も古くて大きい城」で、ミュシャデザインのステンドグラスなどは必見です。詳細は下記からご覧ください。

「プラハ③旧市街以外の見どころ」徹底ガイド

■ローゼンボー城(デンマーク)

コペンハーゲンにある名城で、王室の宝物や衛兵の交代式などを見ることができます。詳細は下記からご覧ください。

「コペンハーゲン②歴史的建造物」徹底ガイド

■ノイシュバンシュタイン城(ドイツ)

カリフォルニアや香港のディズニーランドにある「眠れる森の美女の城」のモデルとして知られています。詳細は下記からご覧ください。

「ノイシュバンシュタイン城③概要と周辺の見どころ」徹底ガイド

■ホーエンツォレルン城(ドイツ)

ドイツの「三大名城」と「三大美城」に数えられるお城で、雲海が出たときの「天空の城」の姿が世界的に有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ホーエンツォレルン城②観光の見どころ」徹底ガイド

■ロマンティック・ホテル・シュロス・ラインフェルス(ドイツ)

「デルモンテ城」徹底ガイド 【旅の大事典】 1245年に建造された本物の古城がホテルとして使われています。詳細は下記からご覧ください。

「ドイツのすごいホテル3選」徹底ガイド

■ブダ城(ハンガリー)

「ドナウの真珠」と称されるブダペストのランドマークです。詳細は下記からご覧ください。

「ブダペスト③ブダ地区」徹底ガイド

■ロワール渓谷の古城(フランス)

130を超える名城・古城が点在するエリアで、当サイトでは6ページに渡って特集しております。詳細は下記からご覧ください。

「ロワール渓谷②シャンボール城」徹底ガイド

■トラカイ城(リトアニア)

「ガルヴェ湖」にある14世紀のお城で、小ぢんまりとしたフォトジェニックな外観と、城内の重厚感のある建物が魅力です。詳細は下記からご覧ください。

「トラカイ城」徹底ガイド

■フネドアラ城(ルーマニア)

ヨーロッパ最大級の居城で「ルーマニアの七不思議」の1つでもあります。詳細は下記からご覧ください。

「フネドアラ城」徹底ガイド

■ブラン城(ルーマニア)

「ドラキュラ城」のモデルと言われる有名な城なんですが、実際には違います(^^;) 詳細は下記からご覧ください。

「ブラン城」徹底ガイド

■ペレシュ城(ルーマニア)

「ルーマニアで最も美しい城」といわれる名城で、ハーフティンバーのような模様と多くの尖塔、そして美しく装飾された部屋の数々が見どころです。詳細は下記からご覧ください。

「ペレシュ城」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ローマ(約13時間)

・ローマ-バーリ(約1時間)

ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 イタリア
ガイドブック イタリアのガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 シェンゲン協定加盟国出国時90日以上
時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ ・タクシー:10%程度

・レストラン:基本的には不要
・ホテルで荷物を運んでもらう:1~5ユーロ

日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるイタリア語 ①おはよう。

Buon giorno.(ボン ジョルノ)

 

②こんにちは。
Buon giorno.(ボン ジョルノ)

 

③こんばんは。
Buona sera.(ボナ セーラ)

 

④ありがとう。
Grazie.(グラッツェ)

 

⑤さようなら。
Ciao.(チャオ)

 

⑥はい・いいえ。
Si・No.(スィ・ノ)

 

⑦~へ行きたい。
Voglio andare ~.(ヴォリオ アンダーレ~)

 

⑧これがほしいです。
Voglio questo.(ヴォリオ クエスト)

 

⑨これはいくらですか?
Quanto costa?(クワント コスタ?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Un po’ di scont, per Favore?
(ウン ポ ディ スコント ペル ファボーレ?)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。

 

日本大使館 HP

イタリアの絶景一覧

イタリアの絶景

 

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