
スワローズ・ネストは高さ40mの崖の上に建てられた城で、クリミア半島で最も有名な観光スポットとして知られています。アクセスが大変な場所なのですが、それだけの価値がある場所だと思います。多分、日本で一番詳しいページですよ(^^)
当記事は2021年下旬に執筆したものです。しかし、2022年2月からロシアとの戦争が始まり、状況は大きく変わってしまいました。当記事は戦争以前の情報としてご覧ください。平和が戻り、再び観光出来るようになったら記事を最新情報にアップデートいたしますm(_ _)m
「スワローズネスト」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・クリミア併合って何?
3・空港から市内への移動
3-1:トロリーバスで行く
3-2:タクシーで行く
4・シンフェロポリからヤルタ
5・ヤルタからスワローズ・ネスト
6・スワローズ・ネスト
7・ヨーロッパの名城
8・コメント欄
9・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はヤルタ。クリミア半島の都市で、第2次世界大戦のヤルタ会談が行われた場所として有名です。そのため、どうしても暗い印象があると思いますが、実際には黒海屈指のリゾート地なので多くの観光客で賑わっています。
最寄りの空港はシンフェロポリ国際空港(SIP)。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
通貨はフリヴニャ(通貨コード:UAH、記号:₴)で補助通貨はコピーカ (копійка)。1フリヴニャ=100コピーカです。本日のレートはこちら。
クリミア併合って何?

photo by:Kremlin.ru
「クリミア半島」というと「クリミア併合」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。「何か歴史の用語かな?」と思いきや、これは2014年に起きた出来事なんです。ニュースでも多々取り上げられていたので、聞き覚えがある人が多いと思います(^^)

photo by:CoArms
一言で言いますと「ロシア(赤)が、ウクライナ(青)の領土だったクリミア自治共和国(緑)をロシアの領土としたが、ウクライナや西側諸国から認められていない」という出来事です。これはクリミア半島の複雑な歴史が関わっています。
■クリミア戦争
クリミア半島は旧石器時代から人類が定住していました。15世紀半ばには「クリミア・ハン国」が成立しましたが、1783年にロシアに併合されます。1850年代にはクリミア戦争が起こり、かの有名なナイチンゲールが活躍しました。

そして第二次世界大戦後、ロシアは「ウクライナとの友好の証」としてクリミア半島をウクライナに譲り渡します。住民は反対しましたが、結局「クリミア自治共和国」という形で「ウクライナの一部」となりました。
■クリミアで行われたヤルタ会談
そして2014年、ウクライナで親米政権が誕生し、クリミア自治共和国の議会がそれを支持すると、住民が反発して衝突が起こります。すると、それをロシア兵がおさめて「クリミア共和国」の樹立が宣言されますΣ(・∀・;)

photo by:Kremlin.ru
その後、ロシアは「住民投票で賛成多数の結果を得た」として「クリミア共和国の併合」を決議したものの、国際社会は「住民投票は不正だった」として認めませんでした。こんな流れがあり、2022年からの戦争につながっています(T^T)
空港から市内への移動
photo by:Winda25
空港はシンフェロポリ市内中心部から北西に約15km離れています。市内への移動方法は、トロリーバスかタクシーになります。
・料金:約150フリヴニャ
シンフェロポリの「Mokrousova St」の停留所から、ヤルタの「マサンドラ(Masandra)」の停留所へトロリーバスが出ています。
・「52番」のトロリーバス
・所要時間:約2時間
・料金:90フリヴニャ
・30分おきに運行
・路線図
上記のマサンドラの停留所で「100番」の路線バスに乗り、リヴァジャの停留所で「102番」の路線バスに乗り換えます。最終的な降車のバス停は「ラストチキノ・グネスド」で、ウクライナ語で「スワローズ・ネスト」という意味です。バス停から城までは徒歩で約15分です(^^)
1895年、とあるロシア将校が崖の上に木造の別荘を建てました。
■当初の別荘
その後、1911年になってドイツ人貴族のフォンシュティンゲルが建物を買い取り現在の城へ改築しました。1914年からはレストランとして使われましたが、1930年代に地震で被害を受けて閉鎖されると、その後、約40年間放置されてしまいます。
そして、1968年に修復が開始され、1975年から再びレストランとして営業しています。現在、クリミア半島で最も有名な観光名所になっていて、数々の映画やドラマの撮影地としても使われています。
入口はこちら。土産物屋やカフェなどが並んでいます(^^) 左上の城へは右側の階段を登っていきます。
上に登ると、城は本当に今にも崖から落ちそうな感じですΣ(゚∀゚ノ)ノ 色々なビューポイントがありまして、まずは少し上の展望台に行ってみてください。
素晴らしいロケーションですね(,,゚Д゚) これは名所になるはずです。さらに後ろの岩山に登っていくことも出来ます。
黒海は天気が良ければ非常に美しい紺碧で、空・海・岩・木々・城が文句のつけようが無いほど見事なバランスになっています。ただ、城の中はとりたててスゴイものはありません(^^;)
ちなみに、クリミア半島は2014年に強制的にロシアに併合され、現在、ウクライナ-ロシア間で係争中なのですが、ロシアは併合の記念としてクリミア半島限定で新100ルーブル紙幣を発行しました。そこにはスワローズ・ネストが描かれています。

以上になります。断崖絶壁の名城「スワローズ・ネスト」。ぜひ行ってみてください(^^)
ウクライナは日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。
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■エジンバラ城(イギリス) |
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スコットランドの首都であるエジンバラのランドマークで、スコットランド王室の宝物や巨大な大砲などを見ることができます。詳細は下記からご覧ください。 |
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■コンウィ城(イギリス) |
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コンウィはウェールズ北部にある街で、ハイライトのコンウィ城は日本の姫路城と「姉妹城」になっています。「グレート・ブリテン島の一番小さな家」という珍スポットも必見です。詳細は下記からご覧ください。 |
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■デルモンテ城(イタリア) |
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数学に強い皇帝が造った八角形の城で、世界遺産に登録されています。詳細は下記からご覧ください。 |
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■スワローズネスト(ウクライナ) |
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クリミア半島にあるお城で、高さ40mの崖の上に建てられています。詳細は下記からご覧ください。 |
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■スピシュ城(スロヴァキア) |
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ヨーロッパ最大級の城跡で、小高い丘の上に立つ雄大な姿は圧巻です。詳細は下記からご覧ください。 |
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■プレジャマ城(スロヴェニア) |
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ポストイナにある城で、岩壁と同化した姿が有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
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■セゴビア城(スペイン) |
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ディズニー映画「白雪姫」に登場する城のモデルとして知られています。詳細は下記からご覧ください。 |
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■チェスキー・クルムロフ城(チェコ) |
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チェスキー・クルムロフは「世界で一番美しい町」と言われていて、城ではクマが飼われていたり見どころが豊富です。詳細は下記からご覧ください。 |
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■プラハ城(チェコ) |
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「世界で最も古くて大きい城」で、ミュシャデザインのステンドグラスなどは必見です。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ローゼンボー城(デンマーク) |
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コペンハーゲンにある名城で、王室の宝物や衛兵の交代式などを見ることができます。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ノイシュバンシュタイン城(ドイツ) |
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カリフォルニアや香港のディズニーランドにある「眠れる森の美女の城」のモデルとして知られています。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ホーエンツォレルン城(ドイツ) |
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ドイツの「三大名城」と「三大美城」に数えられるお城で、雲海が出たときの「天空の城」の姿が世界的に有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ロマンティック・ホテル・シュロス・ラインフェルス(ドイツ) |
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1245年に建造された本物の古城がホテルとして使われています。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ブダ城(ハンガリー) |
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「ドナウの真珠」と称されるブダペストのランドマークです。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ロワール渓谷の古城(フランス) |
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130を超える名城・古城が点在するエリアで、当サイトでは6ページに渡って特集しております。詳細は下記からご覧ください。 |
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■トラカイ城(リトアニア) |
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「ガルヴェ湖」にある14世紀のお城で、小ぢんまりとしたフォトジェニックな外観と、城内の重厚感のある建物が魅力です。詳細は下記からご覧ください。 |
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■フネドアラ城(ルーマニア) |
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ヨーロッパ最大級の居城で「ルーマニアの七不思議」の1つでもあります。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ブラン城(ルーマニア) |
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「ドラキュラ城」のモデルと言われる有名な城なんですが、実際には違います(^^;) 詳細は下記からご覧ください。 |
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■ペレシュ城(ルーマニア) |
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「ルーマニアで最も美しい城」といわれる名城で、ハーフティンバーのような模様と多くの尖塔、そして美しく装飾された部屋の数々が見どころです。詳細は下記からご覧ください。 |
| ビザ | 180日間で合計90日以内の観光ならビザ不要。
「戦争リスクをカバーする医療保険」への加入が義務化。通常の海外旅行保険ではカバーされておらず、ウクライナ政府が指定・推奨する専用の保険(Visit Ukraine等でオンライン購入可能)の「英文証明書」を提示できない場合、入国拒否されるリスクが極めて高い。 |
|---|---|
| パスポート残存期間 | ウクライナ出国予定日から3ヶ月以上が必要 |
| 治安 | 海外安全情報:ウクライナ |
| ガイドブック | ウクライナのガイドブック |
| 航空便例 | ・日本-北京(約4時間)
・北京-シンフェロポリ(約10時間)
上記は通常時の最短フライト例です。2026年1月現在、ウクライナ領空は閉鎖されており飛行機での入国が不可能です。ポーランドのワルシャワへ直行便で入り、そこから陸路でキーウを目指すのが実質的な最短ルートとなります。 |
| この場所の
ベストシーズン |
春と秋:気候が過ごしやすい。特に9~10月上旬は現地で「ベルベット・シーズン(ビロードの時期)」と呼ばれる最高の季節。夏から秋にかけては、この地域特産の紫色の甘い玉ねぎ「ヤルタ・オニオン」が収穫され、シーフード料理に欠かせない存在となる。
【ウクライナのクリスマスについて】
ただ、ウクライナでは「ヴェリクデニ(Velykden)」と呼ばれる復活祭(イースター)がクリスマス以上に重要視される。 |
| 時差 | ・3月下旬~10月下旬:-6時間
・10月下旬~3月下旬:-7時間 |
| 通貨とレート | フリヴニャ(通貨コード:UAH、記号:₴)で、補助通貨はコピーカ(копійка)。1フリヴニャ=100コピーカ。
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|---|---|
| ATM | 銀行併設のATMは多く、安全に利用可能だったが、現在は停電や現金切れの可能性が高いため期待できない。 |
| SIMカード | 大手は「Kyivstar」「Vodafone」「Lifecell」。eSIMは現在は期待できない。 |
| タクシー | 完全交渉制。流しのタクシーはボッタクリなどのトラブルがあるため非推奨。配車アプリを使うこと。 |
| 配車アプリ | 「Bolt」と「Uklon」が主流。「Uber」も利用可。 |
| 交通カード | キーウでは「Kyiv Digital(アプリ)」や「Kyiv Smart Card」がある。タッチ決済も地下鉄やバスで広く普及しており、現金支払は廃止が進んでいる。 |
| Googleマップ | 利用可能だが、戦争で街が破壊されたためナビゲーション機能は意味を失っている。 |
|---|---|
| クレジットカード | 非常に高い普及率。戦時下でもデジタル化が進んでいるため、街中のキオスクでもタッチ決済が可能だが、通信障害時は現金のみとなる。 |
| トイレ | 紙は流せる場所が多いが、古いトイレだとゴミ箱に捨てる。 |
| 喫煙 | 規制が厳しい国の1つ。屋外も規制があるので、吸いたい場合は確認するのが無難。1箱80~120フリヴニャ。 |
| コンタクト用品 | 都市部なら購入可能だが、現在は品切れの可能性も常に考慮する必要がある。 |
| 生理用品 | 容易に購入可能 |
| スーパーやコンビニ | ■コンビニ
キオスクが役割を果たしているが24時間営業ではない。
■スーパー
■ドラッグストア |
| 定番の軽食や
ファーストフード |
■軽食
「ペレピチカ(揚げソーセージパン)」や「ヴァレーニキ(餃子風)」。
■ファーストフード |
| 犯罪 | 一般犯罪では、スリや軍事関係者を装った詐欺に注意。
「夜間外出禁止令(Curfew)」が出ており、深夜0時~早朝5時などに外出すると軍や警察に拘束される(地域により時間は異なる)。さらに「空襲警報アプリ(Air Alert)のインストール」と「警報時のシェルター避難」が実質的に義務化されている。
また、戦時下において野犬による狂犬病が「深刻な再流行の兆しを見せている状態」なので、終戦後も注意が必要。 |
| 緊急電話番号 | 警察・救急・消防:112(都市部のみ英語が通じる可能性がある) |
| チップ | 本来は不要だが慣習化している。レストランでは10%程度。端数を切り上げて渡すのも一般的。 |
| 電圧とプラグ | ・電圧:230V
|
| 現地で使える
ウクライナ語 |
①おはよう。
Доброго ранку.
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
| 日本大使館 | ・公式HP |
| ウクライナの絶景一覧 | ![]() |
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