サプンツァは毎年3万人もの観光客が訪れる「世界一陽気なお墓」です。ウクライナとの国境付近という立地で、なかなかアクセスも分かりづらいので詳しくご紹介します。クルジュ・ナポカからもツアーが出ています(^^)
「サプンツァ」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・クルジュ・ナポカからシゲトゥ・マルマツィエイ
2-1:鉄道で行く
2-2:バスで行く
3・シゲトゥ・マルマツィエイからサプンツァ
4・サプンツァ
5・世界のすごい墓地や葬儀
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
photo by:Vali Birzoi
拠点の街はシゲトゥ・マルマツィエイ。ウクライナとの国境に面した街で、11世紀頃からの記録が残っています。第2次世界大戦中にハンガリーの支配下に入りましたが、戦後にルーマニアに戻りました。人口は約45000人。
最寄りの空港はクルジュ・ナポカ国際空港(CLJ)。国内外合わせて36都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「サリーナ・トゥルダ①個人でのアクセス」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はレイ(通貨コード:RON、記号:L)で補助通貨はバニ(bani)。1レイ=100バニです。本日のレートはこちら。
クルジュ・ナポカからシゲトゥ・マルマツィエイ
クルジュ・ナポカ駅から、シゲトゥ・マルマツィエイ駅へ直通列車が出ています。
・1日2本
・5:10発-12:08着
・14:30発-21:36着
・料金:20レイ~
・時刻表検索
■シゲトゥ・マルマツィエイ駅
photo by:Fuchs
駅から歩いて10分ほどの場所にある「Fany Bus Terminal」から「バイアマーレ」へ行き、「Flix bus」に乗り換えてシゲトゥ・マルマツィエイへ行きます。途中の街に寄らずにシゲトゥ・マルマツィエイへ行く場合、バスを使うメリットは何も無いので電車で良いと思います。
photo by:MichaSpa
■クルジュ・ナポカ~バイアマーレ
・所要時間:約3時間
・料金:50レイ~
■バイアマーレ~シゲトゥ・マルマツィエイ
・所要時間:約1時間
・料金:30レイ~
シゲトゥ・マルマツィエイ駅前にあるバスターミナルからサプンツァへのバスが出ていて、「ティミショアラ行き」のバスに乗り途中で降ります。
・1日2本
・所要時間:約20分
・料金:6レイ
帰りはシゲトゥ・マルマツィエイ行きのバスが1時間に1本くらい走っています。また、乗り合いタクシーなら頻繁に走っています。
「世界で一番陽気な墓」。周辺はとても気持ちの良い土地が広がっています。中央にそびえ立つ教会もオモチャのような色合いで陽気な感じですね(^^) 入場料は5レイです。
中に入ると、ところ狭しと青い墓標が並んでいます。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
これは全くお墓という感じはしないですね。日本でも取り入れたら人気が出るのではないでしょうか(*´ω`*) そして墓標には絵と文章が書いてあります。
これは、故人の生前の情報や死因などが絵で表現されているんですΣ(゚∀゚ノ)ノ 下の方は羊農家さんですね。
次は…右の方は機織り(はたおり)をされていて、左の方は…編み物でしょうか?
そのほか警察官、運転手、果樹園経営者、木こり、牧場主、音楽家、夫婦喧嘩ばかりしていた人など、本当に様々な絵が描かれていて確かに見ていて楽しくなります(*´∀`*)
こちらは交通事故で亡くなった方だと思われますが、このお墓であれば遺族も悲しさが紛れるのかもしれません。この陽気な墓所は、1935年にイオン・スタン・パトラシュさんという方が造りはじめました。こちらの方です。
パトラッシュさんは1977年に亡くなっていて、墓づくりは2代目の職人さんに受け継がれています。さて、ここには日本の有名人のお墓もあります。それがこちら。
そう、イモトさんがイッテQで訪れているんですΣ(゚∀゚ノ)ノ 墓を造ってもらうなんて羨ましいですね。
以上になります。ルーマニアの「世界一陽気なお墓」。ぜひ行ってみてください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
「兵馬俑」や「王家の谷」などの遺跡系については「世界のすごい遺跡総特集」を、歴史上の偉人が埋葬されている教会や修道院については「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください(^^)
■ジュリエットの墓(イタリア) |
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「ロミオとジュリエット」の舞台として有名なヴェローナにあります。詳細は下記からご覧ください。 |
■タージ・マハル(インド) |
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ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった王妃ムムターズ・マハルのために造った「お墓」です。詳細は下記からご覧ください。 |
■バラナシ(インド) |
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ガンジス川に面した街で、インド最大の聖地です。川岸には火葬場があり、遺灰や遺体が毎日川に流されます。詳細は下記からご覧ください。 |
■トラジャ族のロンダ(インドネシア) |
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トラジャ族はスウェラシ島の先住民族で「トンコナン」という伝統住居が有名です。そして、人が亡くなると人形を作って崖に飾る風習があり、その場所をロンダと呼びます。詳細は下記からご覧ください。 |
■グーリ・アミール廟(ウズベキスタン) |
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ペルシア語で「王の墓」を意味し、15世紀に広大な土地を支配した「ティムール帝国」を造ったティムールが眠っています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ガーナの棺桶 |
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ガーナは、まるでパーティーのように賑やかな葬儀が行われることで有名です。特に棺桶が面白くて、動物や魚、コカコーラやスニーカーなど、日本では考えられないデザインになっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ダリ美術館(スペイン) |
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20世紀の巨匠サルバドール・ダリの美術館で、なんとロビー中央の床にダリの棺が埋め込まれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■チベットの鳥葬(中国) |
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鳥葬は「遺体をハゲタカに食べさせることで、死者を天に送り届ける」という風習です。詳細は下記からご覧ください。 |
■コロンブス記念灯台(ドミニカ共和国) |
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1992年に、コロンブスの新大陸発見500周年を記念して造られた建物で、中にはコロンブスの墓があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■パシュパティナート(ネパール) |
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カトマンズにあるネパール最大のヒンドゥー教寺院で「ネパールのバラナシ」ともいえる場所です。詳細は下記からご覧ください。 |
■シュヴァルの理想宮(フランス) |
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オートリーヴという小さな村に、1人の男性が33年をかけて造り上げた宮殿です。少し離れた場所に自身の墓が造られていて、そちらも必見です。詳細は下記からご覧ください。 |
■パンテオン(フランス) |
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ギリシア式の建築物で、最初は教会でしたが後に霊廟として使われるようになりました。「キュリー夫人」「ルソー」「モネ」などフランスの偉人が埋葬されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■アンボワース城(フランス) |
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130以上の古城が点在する「ロワール渓谷」にある城で、レオナルド・ダ・ヴィンチの墓があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■母なる祖国像(ロシア) |
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第2次世界大戦中に起きた「スターリングラード攻防戦」の勝利を記念して造られた像で、周辺には戦死した兵士35000人が埋葬されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■レーニン廟(ロシア) |
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モスクワ中心部の「赤の広場」にあり、防腐処理されたレーニンの本物の遺体がガラスケースに安置されています。毛沢東とホーチミンも同様なので合わせて記載しております。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-ドバイ(約10時間半)
・ドバイ-クルジュ・ナポカ(約5時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 ルーマニア |
ガイドブック | ルーマニアのガイドブック |
ビザ | 180日間の期間内で90日以内の観光はビザ不要 |
パスポート残存期間 | 出国時3ヶ月以上 |
時差 | 夏:-6時間/冬:-7時間 |
チップ | ポーターやベッドメイキング:1~10レイ |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるルーマニア語 | ①おはよう。
Buna dimineata.(ブナ・ディミネアーツァ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 230V
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通貨 | レイ(通貨コード:RON、記号:L)で補助通貨はバニ(bani)。1レイ=100バニ。
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日本大使館 | ・HP |
ルーマニアの絶景一覧 |
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