サマルカンドは「青い都」と呼ばれ、数多くの歴史的建造物と美しい青空が有名です。中世に一帯を席巻したティムールの面影が随所に残っていて、歴史好きにはたまらない都市といえます(^^)
「サマルカンド」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:タクシーで行く
2-2:配車アプリで行く
2-3:バスで行く
3・タシュケントからサマルカンド
3-1:電車で行く
3-2:バスで行く
4・ブハラからサマルカンド
5・サマルカンドの見どころ一覧
6・レギスタン広場
7・グーリ・アミール廟
8・ビビハニム・モスク
9・シヨブバザール
10・シャーヒ・ズィンダ廟群
11・ウルグ・ベク天文台
12・中央アジアのすごいモスク
13・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
サマルカンドは、紀元前10世紀頃には都市として発展していた世界屈指の古都で、14世紀末~15世紀にかけてティムール朝の首都として繁栄しました。人口は約50万人。
最寄りの空港はサマルカンド空港(SKD)。国内外合わせて6都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はスム(通貨コード:UZS、記号:лв)で、補助通貨は「ティイン(tiyin)」。1スム=100ティインで、本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:DS28
空港は市内中心部から北に約6km離れています。市内への移動方法は、タクシー、配車アプリ、バスの3つです。
タシュケントからサマルカンド
タシュケント駅からサマルカンドへ「アフラシャブ号」という高速列車が出ています。速さ、時間の正確さ、清潔さ、サービスなど新幹線と同じと思ってください(^^)
・1日5本程度
・所要時間:2時間~3時間
・エコノミー、ビジネス、VIPがある
・料金:ビジネスで約20USドル
・公式HP
■サマルカンド駅
photo by:Akhemen
タシュケントのバスターミナルから、サマルカンドのセントラル・バスステーションへミニバスが出ています。
・所要時間:約4時間半
・料金:約6万スム
■サマルカンドのバスステーション
タシュケントからサマルカンドへのアクセスはネットで一括検索できます。
ブハラからサマルカンド
■ブハラ駅
上記のサマルカンド駅から、ブハラ駅へ直通列車が出ています。
・1日5本程度
・所要時間:1時間半~2時間半
・料金:約13USドル
・公式HP
ブハラからサマルカンドへのアクセスはネットで一括検索できます。
サマルカンドには多くの見どころがありますが、ここは外せないという6ヶ所を厳選しました。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
サマルカンドのみならずウズベキスタンを象徴する場所で、名前には「砂の場所」という意味があります。様々な歴史的建造物が集中しているのですが、この「モスクなどが集中している街の中心広場」をウズベキスタンでは「レギスタン広場」と呼び、街づくりの基本スタイルになっています。
イスラムの神学校であるマドラサが3つ建っていて、どれも素晴らしい装飾が施されています。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
正面が「ティリャー・コリーモスクマドラサ」で右が「シェル・ドル・マドラサ」。この2つは17世紀に建てられました。そして、左が「ウルグ・ベク・マドラサ」。これが一番古くて15世紀に建てられています。
ペルシア語で「王の墓」を意味し、15世紀に広大な土地を支配した「ティムール帝国」を造ったティムールが眠っています。歴史上の重要な建築物の1つで、タージ・マハルなど後のムガル建築に多大な影響を与えました。
中はまばゆい空間になっていて、これが「墓」だと思うとティムールがいかにスゴい権力を持っていたのかが分かります(^^;) ちなみに、ティムールの家族の棺も並んでいます。
世界のすごい墓地などについては「サプンツァ:徹底ガイド」などのページに一覧を載せておりますので興味のある方はご覧ください。
1404年に建てられたモスクで、ティムールの妃の名前が付けられています。167m×109mの外壁に囲まれ、門の高さは35mにもなります。王妃の名前が付けられているだけあり、門をくぐると女性的な美しい中庭が広がっています(^^)
シヨブバザール
photo by:Shuhrataxmedov
2000年の歴史を持つバザールで、規模はもちろんサマルカンドで最大です。上記のビビハニム・モスクの隣にあるので、常に多くの人で賑わっています。
いわゆる「ネクロポリス(死者の町)」で、11世紀から19世紀までに造られた20以上の建築物の集合体です。
レギスタン広場から徒歩で約15分で、中に入るとラピズラズリ・ブルーで溢れています。ちょっとした村の規模なので、しっかり時間をとって行くのがオススメです(^^)
中世イスラム世界において屈指の正確さを誇る天文台で、1449年に大部分が破壊されてしまいましたが、1908年に地下部分が発見されました。
この天文台では、例えば1年間を365日6時間10分8秒と算出していたのですが、これは現代の計算結果と1.6秒しか誤差がありません。また、赤道の傾斜角も23度52分と算出していて、現代の計算結果が23度26分なので、こちらもほとんど一致していますΣ(゚∀゚ノ)ノ 周辺は美しい公園のようになっているので、時間があったら足を伸ばしてみてください。
以上になります。ウズベキスタンのハイライトであるサマルカンド。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■サキ・モスク(アフガニスタン) |
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![]() photo by:Hogai Aryoubi |
首都カブールにある美しいモスクで、アフガニスタンで古来より受け継がれてきた「ムハンマドのマント」が一時的に保管されていたそうです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハズラット・アリ・マザール(アフガニスタン) |
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カブールから北西に約420km離れた「マザーリシャリーフ」という街の中心に位置するモスクです。同じページに記載しておりますので下記からご覧ください。 |
■マイナーモスク(ウズベキスタン) |
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ウズベキスタンの首都・タシュケントに2014年に建てられたモスクで、新しいので非常にキレイです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヒヴァ(ウズベキスタン) |
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ウズベキスタンで初めて世界遺産になった街で、「聖都」と称される宗教都市です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ブハラ(ウズベキスタン) |
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紀元前5世紀には城塞都市が築かれていた古都で、サマルカンドと同じくらい多くの歴史的建造物が並んでいます。詳細は下記からご覧ください。 |
■トルクメンバシュ・ルーフ・モスク(トルクメニスタン) |
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![]() |
中東の独裁国家・トルクメニスタンの首都であるアシガバートにあります。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的なモスクがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごいモスク総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい38ヶ所を6つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | 日本-タシュケント(約9時間) |
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ベストシーズン | 春と秋(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 ウズベキスタン |
ガイドブック | 中央アジアのガイドブック |
ビザ | 30日以内の観光ならビザ不要 |
パスポート残存期間 | 入国時3ヶ月以上 |
時差 | -4時間(サマータイム無し) |
チップ | レストランやツアーガイド:10%程度 |
日本への電話 | 8-10(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるウズベク語 | ①おはよう。
Xayrli tong. (ハイルリ トン)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | スム(通貨コード:UZS、記号:лв)で、補助通貨は「ティイン(tiyin)」。1スム=100ティイン。
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日本大使館 | ・HP |
ウズベキスタンの絶景一覧 |
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