セレンゲティ国立公園はアフリカで最も有名な国立公園の1つで、マサイの言葉で「果てしなく広がる平原」という意味があります。サバンナのBIG5に高確率で会えるほか、有名な「ヌーの大移動」が見られるため、世界中から多くの観光客が訪れます(^^)
「セレンゲティ国立公園」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:アルーシャ
1-2:ムワンザ
2・ダルエスサラームからアルーシャ
3・セレンゲティ国立公園の概要
4・ヌーの大移動の流れ
5・アフリカの特にすごい動物スポット
6・観光の基本情報
アルーシャはアルーシャ州の州都で、ダルエスサラームやケニアのモンパサと鉄道でつながっています。東アフリカ共同体の本部も設置されています。セレンゲティまでは車で約5時間の距離です。人口は約42万人。
最寄りの空港は国内線専用のアルーシャ空港(ARK)ですが、近くにはキリマンジャロ国際空港(JRO)があるので、多くの観光客はそちらを利用します。アルーシャ空港の就航路線はこちら。キリマンジャロ国際空港の就航路線はこちらからご覧ください。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ムワンザはヴィクトリア湖畔に位置するタンザニア第2の都市で、湖で獲れるナイルパーチの加工産業や、内陸部での綿花栽培などが盛んです。セレンゲティまでは車で約2時間半の距離です。人口は約48万人。
最寄りの空港はムワンザ国際空港(MWZ)。国内外合わせて8都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はタンザニア・シリング(通貨コード:TZS、記号:Tsh)で、補助通貨は「セント(c)」ですが使われていません。1シリング=100セントで、本日のレートはこちら。
ダルエスサラームのバスターミナルからアルーシャへの直通バスが出ています。複数のバス会社があり、ターミナルに着くとたくさんの客引きに囲まれるので、気を引き締めて行ってください(^^;) 予約しておくのも良いと思います。
・所要時間:約10時間
・料金:35000~40000シリング
セレンゲティ国立公園(赤)は、ヴィクトリア湖の東に広がる大サバンナ地帯に位置しています。南東には同じくサファリの名所として名高い「ンゴロンゴロ自然保護区」(青)が、北には日本でも有名なケニアの「マサイマラ国立公園」(紫)があります。
総面積は約14800km²で、これは日本で2番目に面積が広い岩手県とほぼ同じ大きさですΣ(゚∀゚ノ)ノ そしてその中に約300万頭の動物が生息していると言われていて、あの「ライオンキング」に登場する王国「プライドランド」もセレンゲティ国立公園をモデルの1つにしていると言われています。
■オリジナル版トレーラー
■実写版トレーラー
つまり、日本人がイメージする典型的な「アフリカのサバンナ」が広がっているということなんですヾ(≧∇≦*)/ 世界屈指の人気観光地でもあり、ハイシーズンには世界中からツアー客が殺到するので、人気のロッジなどに泊まりたい場合は早めの予約が必須です。こちらはビューポイントからの景色です。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
雄大ですね(*´ω`*) 日本からパッケージツアーで行く場合、料金は高くなりますが基本的には予定の場所を訪れることが出来ますし、バルーンツアーなどが組み込まれているものもあります。個人で現地ツアーを申し込む場合、ネットでも可能ですし、アルーシャやムワンザで手配することも可能です。
その場合、1泊2日のツアーから様々そろっていますが、希望のツアーが満員になっている可能性もあります。あまり日数の短いツアーを予約してしまうと、サファリ観光においては一般的でないため人が集まらない可能性があります。なので、3泊4日くらいのツアーを選ぶのがオススメです(^^)
アフリカというと暑いイメージがありますが、実は標高1000mを超える高原地帯にあるので、それほど暑くはなりません。雨季と乾季があり4~6月頃と11~12月頃が雨季、残りが乾季になります。
サバンナというと、ゾウ、ライオン、サイ、ヒョウ、バッファローが「ビッグ5」と称されます。これは観光目線ではなく、先住民族が狩猟をするにあたり最も危険な5種類の動物ということなんだそうです。どのサファリでも通常ビッグ5が主役になりますが、セレンゲティ、ンゴロンゴロ、マサイマラではヌーが主役になります。
理由は、テレビで一度は見たことがある圧倒的な規模の大移動です。100万頭を超えると言われるヌーの大群が、セレンゲティの南部から北のマサイマラまで約1500kmに渡り移動していきますΣ(゚∀゚ノ)ノ
出典:https://www.africanbudgetsafaris.com
短い乾季が訪れ、ヌーは水や草を求めて南へと移動します。セレンゲティ南部や「ンドゥトゥ地区」「マスワ保護区」などでヌーの大群を見ることができるほか、出産時期でもあるので多くの動物の赤ちゃんを見られる可能性があります(*´ω`*)
動物たちの多くはサバンナ中央部の「グルメッティ地区」に集まっています。特に4~5月は非常に多くの雨が降るため、大移動は一旦停止、観光客も一番少なくなります。ただ「雨季」といっても四六時中降り続くわけではないので、観光客が少ない中、安いツアー料金でノビノビとサファリを楽しめる季節でもあります。
雨季が終わり、ヌーはケニアのマサイマラを目指して北上します。この時期にグルメッティ川で、テレビなどでよく取り上げられる「川渡り」が行われます(,,゚Д゚)
川には体長7mにもなるワニがゴロゴロいて、子供をはじめとした多くのヌーが食べられてしまいます。また、水深が深かったり流れが速かったりで溺死してしまうヌーも大量にいます。それらの死体が別な生き物たちの豊富な栄養になり、サバンナの生命が循環していくわけなんです。
ヌーが国立公園の外に出てしまうことがある時期で、外は観光客はアクセスできないため、群れとの遭遇率が下がる時期です。ただ、マラ川で川渡りが見られる可能性があります。
マサイマラにたどり着いたヌー達は、乾季が終わる10月末になると再び南下しマラ川を渡ります。この時期は川渡りを見られる可能性が高いです。
セレンゲティの中央部が緑に染まり、多くの動物が集まっています。そして1月になると再び出産時期を迎え、新しい大移動が始まります。
ざっくりまとめると、平原のサファリでヌーの大群を見るなら11月~6月頃、川渡りを見たい場合は7月~10月頃という感じです。ただ、川渡りは本当にピンポイントな出来事なので運に左右されます(^^;)
以上になります。野生動物の宝庫・セレンゲティ国立公園。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ウガンダのマウンテンゴリラ |
|
---|---|
![]() |
「アフリカの真珠」と称されるウガンダは、絶滅危惧種のマウンテンゴリラを安全に観光することが出来る貴重な国です。現在2つの国立公園でツアーが行われています。詳細は下記からご覧ください。 |
■キバレ国立公園(ウガンダ) |
|
![]() |
人間に最も近い動物とされる「チンパンジー」を観察するツアーが出ています。詳細は下記からご覧ください。 |
■クィーン・エリザベス国立公園(ウガンダ) |
|
![]() |
ウガンダで2番目に大きな国立公園で、珍しい「木登りライオン」が見られます。同じページに記載しておりますので下記からご覧ください。 |
■シミエン国立公園(エチオピア) |
|
![]() |
エチオピア高地のみに生息する「ゲラダヒヒ」を観察できます。天空でノンビリと暮らす様子は、まさに「ゲラダヒヒの楽園」という感じです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハレンナの森(エチオピア) |
|
![]() |
バレマウンテン国立公園にある森で、まるで冬用の分厚い帽子をかぶったロシア兵のような「アビシニアコロブス」を見ることが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 |
■パガ・クロコダイル・パーク(ガーナ) |
|
![]() |
ブルキナファソとの国境付近にある池で、巨大なワニと一緒に写真を撮ることができます。ガーナから行くかブルキナファソから行くか、アクセスが悩みどころです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ケニア3大国立公園 |
|
![]() |
「マサイマラ国立公園」「アンボセリ国立公園」「ナクル湖国立公園」のことで、近くのフラミンゴスポットと合わせてご紹介します。詳細は下記からご覧ください。 |
■ジラフマナー(ケニア) |
|
![]() photo by:Jonathan Wisner |
「ジラフセンター」というキリン保護施設の中にあるホテルです。詳細は下記からご覧ください。 |
■キュリーズ島(セーシェル) |
|
![]() |
巨大なアルダブラゾウガメが放し飼いにされていて、しかも触れ合うことが出来ます。お隣のプララン島と共に貴重な動植物の宝庫となっていて、海も非常に美しいので多くの観光客が訪れます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ジュッジ鳥類国立公園(セネガル) |
|
![]() |
世界3位の規模の鳥類保護区で、北にあるモーリタニアのバン・ダルガン国立公園と共に西アフリカにおける重要な野鳥繁殖地になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■アルシェイのゲルタ(チャド) |
|
![]() |
砂漠地帯の貴重な湧き水スポットで、キャラバンに連れられた無数のラクダを見ることが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 |
■バズーレ(ブルキナファソ) |
|
![]() |
首都のワガドゥグから車で2時間ほどの場所にある小さな村です。近くに無数のワニが生息する池があり、そこでは巨大なワニの上に乗ったり、横に寝っ転がったりすることができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■オカバンゴ・デルタ(ボツワナ) |
|
![]() |
「世界最大の内陸デルタ」で、雨季のみ日本の岩手県と同じ面積の湿原が生まれます。詳細は下記からご覧ください。 |
■キリンディ国立公園(マダガスカル) |
|
![]() |
マダガスカルのアイドル・シファカを見ることが出来ます。バオバブ街道と合わせて訪れるのが一般的です。詳細は下記からご覧ください。 |
■クルーガー国立公園(南アフリカ共和国) |
|
![]() |
アフリカ全体でも最大級の国立公園で3カ国にまたがって広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ボルダーズ・ビーチ(南アフリカ共和国) |
|
![]() |
ケープタウン郊外にあるビーチで、こちらもケープペンギンが生息しています。詳細は下記からご覧ください。 |
■南アフリカの直接動物と触れ合える場所3選 |
|
![]() |
「ウクトラ・ライオンパーク」「モホロホロ・アニマル・リハビリテーション・センター」「ヒッポ・ジェシカ」の3ヶ所をご紹介しています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヤギのなる木・アルガンツリー(モロッコ) |
|
![]() |
アルガンツリーはヤギが登る不思議な木で、モロッコ南部にしか生息していないことから、世界でここでしか見られないモロッコ名物になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な動物スポットがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい動物スポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい162ヶ所を18のテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-イスタンブール(約12時間)
・イスタンブール-キリマンジャロ(約6時間) |
---|---|
ベストシーズン | 7月~10月(ヌーの川渡り時期) |
外務省 | 海外安全情報 タンザニア |
ガイドブック | 東アフリカのガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | ビザ発行日から6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | -6時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスワヒリ語 | ①おはよう。
Jambo.(ジャンボ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 230V
|
通貨 | タンザニア・シリング(通貨コード:TZS、記号:Tsh)で、補助通貨は「セント(c)」ですが使われていません。1シリング=100セント。
|
日本大使館 | ・HP |
タンザニアの絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤のアイコン
個別のガイド記事です。
■その他の色のアイコン
大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国の中で同系統の見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。