ドゴン族はマリの先住民族で、高さ500mの断崖周辺に居住しています。「住居」「仮面」「ダンス」「彫刻」「漁」「神話」など多くの見どころがあります。当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からごらんください。こちらのページは「ドゴン族①概要とバンディアガラの断崖」になります(^^)
「ドゴン族①概要とバンディアガラの断崖」徹底ガイド:目次
ドゴン族のエリアは現在「退避勧告」が出ています。渡航しないでください。
また、グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はモプティ。モプティ州の州都で、ニジェール川とバニ川の合流地点に位置します。港の北にニュータウンが、南にオールドタウンがあり、それぞれは橋でつながっていて「水の都」「アフリカのヴェネツィア」とも称されます。交通の要所であると共に各観光地に近いので多くの旅行者が訪れます。人口は約11万人。バマコからのアクセスは「ジェンネのグランド・モスク:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨は西アフリカCFAフラン(通貨コード:XOF、記号:F)で、補助通貨は「サンチーム(c)」。1CFAフラン=100サンチームで、本日のレートはこちら。
マリ共和国の中央部に「バンディアガラの断崖」と呼ばれる地形があります。テーブルマウンテンのようなもので、標高差は約500m。なんと約200kmに渡って続いていますΣ(゚∀゚ノ)ノ
衛星写真で見ると規模がよく分かります(,,゚Д゚) 右下に50kmの目盛りがあります。
さらに広い範囲で見ると、一帯は「サヘル地帯」と呼ばれるエリアにあります。別名は「飢餓ベルト」で、今まさに砂漠化が進行している地域です(T^T)
ドゴン族は、この一帯に25~30万人が暮らしているとされ、約700の村が存在しています。仮にエリアを一通り見ようと思ったら1週間から10日が必要です。
彼らがこの地にやってきたのは14世紀頃のこと。当時、一帯にはテラン族が居住していましたが、それを追い出して定住を始めました。
その存在が知られるようになったのは1940年代で、フランスの民俗学者マルセル・グリオールの一行がフィールドワークを行い、ドゴン族の文化を世界に報告しました。
■ドゴン族の壁画
中でも注目を集めたのが、ドゴン族のみに伝わる神話の数々でした。体系的にまとめられていて、肉眼では見えないはずの「シリウスB星」の存在が示唆されていたことから、オーパーツ的なミステリーとして有名になりましたΣ(゚∀゚ノ)ノ
10月から5月が乾季で、最も暑いときには42度を超えます。6月~9月は雨季で、特に8月は多くの雨が降ります。巨大なバオバブがあちらこちらに生育していて、雨季と乾季で全く別な景観になるのが魅力です(,,゚Д゚)
雨季には豊かな作物が実ります。作っているのは、米・とうもろこし・タマネギなどで、雨季に貯水池を作っておくことで乾季でも農業が出来るようにしています。
アクセスはツアーが一般的で、モプティからめぼしい村を周る1泊2日ツアーが出ています。幹線道路が整備されていて、エリアまではスムースにたどり着けます(^^)
ドゴン族といったら、まずはその居住地が有名です。高さ500mの崖の随所にクリフタウンとも言うべき集落が造られています(,,゚Д゚) 赤で囲んだ部分は全部そうです。アメリカの「メサベルデ国立公園」も景観は似ていますが、もう先住民は住んでいません。その意味でもこちらは中世の姿がそのまま残っているスゴい場所と言えます。
ツアーでは実際に上ることが出来ます。単純にとても疲れるので、日射病や熱射病にならないよう、飲料水、帽子、サングラス、日焼け止めなどは忘れないようにしてください。見てのとおり「ほぼ自然のまま」なので、眺めが良いからといって崖際ギリギリまで行くようなことは絶対にしないでください。本当に足元が崩れて落ちてしまいますΣ( ̄□ ̄;)
こちらがクリフタウンの内部です。涼しくて、雨をしのげて、敵にも動物にも容易に襲われない機能的な住居です(^^)
麓にも村が広がっているのが分かります。それにしても絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ この景観とドゴン族の文化が評価され、バンディアガラの断崖は1989年に世界遺産に登録されました。麓の様子はこちら。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。
■ピグミー族の村(ウガンダ) |
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ピグミー族は成人になっても身長が150cmに満たない部族で、ウガンダのフォートポータル近郊の村で触れ合うことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■オモ川流域の少数民族(エチオピア) |
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エチオピア南部の「オモ川流域」には、たくさんの個性的な少数民族が暮らしています。当サイトでは4ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。 |
■首長族の村(タイ) |
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テレビなどで一度は見たことがあるであろう首長族。正しくは「パドゥン・カレン族」といって、タイとミャンマーに居住しています。詳細は下記からご覧ください。 |
■雲南民俗村(中国) |
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![]() photo by:Arian Zwegers |
雲南省は中国南西部にあり、ミャンマーやラオスと国境を接する山岳地帯で、25の少数民族が暮らしています。雲南民俗村では全ての民族と触れ合うことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヒンバ族の村(ナミビア) |
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ナミビアのヒンバ族は「世界一美しい裸族」と呼ばれていて、赤土を塗って真っ赤になった肌と髪の毛が有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ラップランドのサーミ人の村(ノルウェー) |
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スカンディナビア半島の北部にはラップランドと呼ばれるエリアが広がっていて、サーミ人が居住しています。ノルウェーのトロムソなどでは文化体験ツアーが行われています。詳細は下記からご覧ください。 |
■エンベラ族の村(パナマ) |
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![]() photo by:Ken Mayer |
エンベラ族はパナマを中心に居住している先住民族で、パナマシティから体験ツアーが出ています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハイランドショー(パプアニューギニア) |
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「地球最後の秘境」と称される国・パプアニューギニアの「先住民族の舞踏祭り」のことです。詳細は下記からご覧ください。 |
■マスクフェスティバル(パプアニューギニア) |
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パプアニューギニアには500を超える先住民族が存在していて、それぞれに奇抜な仮面が受け継がれています。マスクフェスティバルは、それらを一挙に見られる大興奮の祭りです。詳細は下記からご覧ください。 |
■イフガオ族の棚田(フィリピン) |
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![]() photo by:Renzelle Mae Abasolo |
フィリピンのルソン島には世界遺産に登録されている「コルディリェーラの棚田群」があります。バナウェのビューポイントでは先住民の「イフガオ族」が記念写真に応じてくれます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ボルネオ島のイバン族の村(ブルネイ) |
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![]() photo by:Thomas Wanhoff |
イバン族はボルネオ島の先住民族で、ロングハウスという独特な伝統住居に住んでいます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ムーカンチャイ(ベトナム) |
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「ベトナムで最も美しい」と言われる棚田があり「ベトナムの隠れた宝石」と呼ばれています。「青モン族」がホームステイを行っていて、伝統料理を味わったり農業体験をすることができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■チチカカ湖(ペルー・ボリビア) |
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ペルーとプーノにまたがる広大な湖で、その中の島では先住民族がホームステイをさせてくれます。詳細は下記からご覧ください。 |
■インレー湖(ミャンマー) |
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ミャンマーを代表する観光地で、インレー湖伝統の足漕ぎ漁を見ることが出来ます。また、ミャンマーに住む首長族が観光用に「出張」してくれているので出会うことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-イスタンブール(約12時間)
・イスタンブール-バマコ(約7時間) |
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ベストシーズン | 10月~4月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 マリ |
ガイドブック | アフリカのガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | 帰国時まで有効なもの |
時差 | -9時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるフランス語
(公用語) |
①おはよう。
Bonjour.(ボンジュール)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | 西アフリカCFAフラン(通貨コード:XOF、記号:F)で、補助通貨は「サンチーム(c)」。1CFAフラン=100サンチーム。
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日本大使館 | ・HP |
マリの絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
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大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国の中で同系統の見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。