カックー遺跡への行き方と見どころ

 

インレー湖はミャンマーの人気観光地の1つで、浮島に建てられた巨大な寺院や、片足で船を漕ぐインダー族の漁が有名です。近くには1054もの仏塔が立ち並ぶ「インディン遺跡」があり合わせて訪れるのが定番です(^^)

 

 

「インレー湖とインディン遺跡」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

ニャウンシェ
インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ 

 

ニャウンシェは、シャン州の州都であるタウンジーから南西に約30km離れています。インレー湖を訪れる観光客で賑わっていますが、ノンビリとした雰囲気が魅力です。人口は約19万人。

 

最寄りの空港はヘーホー空港(HEH)。国内の2都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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カックー遺跡への行き方と見どころ 

 

タウンジーはシャン州の州都で、標高約1400mに位置する避暑地として知られています。特に有名なのが「バルーンフェスティバル」。毎年11月の満月の日から一週間開催されます。人口は約20万人。ミャンマー各地からタウンジーへのアクセスは「カックー遺跡:徹底ガイド」をご覧ください。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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通貨はチャット(通貨コード:MMK、記号:K)。補助通貨は「ピャー(Pya)」がありますが、現在はインフレの影響でほとんど使われていません。本日のレートはこちら。

 

 

 

空港から市内への移動

パガン遺跡への行き方 
photo by:Ekyaw

 

空港はニャウンシェから北西に約20km離れています。町への移動方法はタクシーのみで、所要時間は約45分、料金は約3万チャットです。

 

 

ニャウンシュエへのアクセス

概要

・赤:ニャウンシュエ
・青:タウンジー
・黄:ヘーホー空港
・黒:シュエニャウン駅
・茶:シュエニャウン・ジャンクション
・緑:マンダレー
・紫:パガン
・オレンジ:ヤンゴン

 

ミャンマー各地からニャウンシュエへ行く場合、大きく下記の3パターンがあります。

①ヘーホー空港へ飛行機で行く
ヤンゴンとマンダレーからのみ。パガンは昔はあったのですが無くなってしまいました。変動はあるので最新の就航路線をご覧ください。空港から市内へは上記のとおりタクシーです。

 

②シュエニャウン駅へ電車で行く
ヤンゴンからは直通があり、マンダレーからだと乗り換えが発生するので通常使いません。パガンからは無し。シュエニャウン駅からニャウンシュエまではピックアップトラックに乗るので後述致します。…名前がとてもややこしいですね( ̄▽ ̄;)

 

③タウンジーへバスで行く
全て「タウンジー行き」に乗り、シュエニャウン・ジャンクションで下車します。こちらも後述致します。

 

出発地ごとにまとめるとこうなります。

■ヤンゴン発
飛行機、鉄道、バス全てある

 

■マンダレーやパガン発
バスを使うのが一般的

 

 

ヤンゴンからシュエニャウン駅までは「カックー遺跡:徹底ガイド」をご覧ください。シュエニャウン駅に着いたら10分ほど歩いてマーケットへ行き、そこからピックアップ・トラックに乗れます。下のストリートビューだと、左側に少し行くとマーケットがあります。

 

・所要時間:約30分
・ピックアップ:1000~2000チャット
・トゥクトゥク:3000~5000チャット
・タクシー:10000チャット

 

 

こちらも各地からタウンジーへのバスについては「カックー遺跡:徹底ガイド」をご覧ください。ここが「シュエニャウン・ジャンクション」で、正面がニャウンシュエ方面、向かって右がマンダレーやパガン方面、左がタウンジー方面です。ここでピックアップ、トゥクトゥク、タクシーをつかまえられます。所要時間や料金は上記と同じです。

 

 

インレー湖とインディン遺跡

概要
インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ 

 

インレー湖はパガンと並ぶ人気観光地で、面積は埼玉県の入間市や千葉県の我孫子市とほぼ同じ約43.5km²。名前には「4つの(レー)湖(イン)」という意味があり、隣接していた4つの小さな湖が鬼によって繋げられたと言われていますΣ(・∀・;) 周辺には古くからインダー族が居住していて、水上集落や立ち漕ぎ漁など独特の文化がつむがれています。

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ

 

ペルーとボリビアにまたがって広がる「チチカカ湖」と同じで、浮き草を使った「浮島」が無数に造られていて、その上には巨大な寺院まで建てられています(,,゚Д゚) かかるお金や観光の方法は下記のようになります。

■入域料
・15000チャット(5日間有効)

 

■ボートツアー
・1台15000チャット
・1台4~6名
・ガソリン価格で変動
・インディン遺跡は遠いのでオプション扱い。+3000チャットが目安。

 

■レンタルサイクル
・約1500チャット

 

■マウンテンバイク
・半日:約8000チャット
・終日:約12000チャット

 

ツアーは町の旅行会社や宿で申し込めます。日中は暑くなるので、午前中に周ってしまうか、サンセットに合わせて行くのがオススメです。町のボート乗り場はこちら。

 

■ボート乗り場
 

 

グーグルマップでも表示されるのですが、ミャンマー語なので目の前の商店を表示してあります。ここは宿・スーパー・ATMなども集まっているので滞在に便利です(^^) それでは見どころをご紹介します。

 

 

インレー湖のハイライトで、9月から10月にかけての3週間で行われます。ヒンター(Hindha)という伝説の鳥に見立てた「カラウェイ(Karaweik)」という黄金の船が4隻登場し、周辺の村を巡っていきます。

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ

 

次にご紹介する「ファウンドーウー・パゴタ」には5体の黄金仏があるのですが、そのうちの4体が持ち出され、それぞれの船に積まれます。これはタイの「王室御座船パレード」にも似ていますが、長いカヌーに数十人の男が立ち並び、インレー湖特有の「片足漕ぎ」で進む姿は唯一無二の光景です(,,゚Д゚)

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ
photo by:Scott Edmunds

 

ちなみに、一般的なミャンマーのベストシーズンは11月から2月の乾季なんですが、インレー湖の場合、雨季の5月から10月の方が「水位が高くなってボートツアーで行ける範囲が広くなる」という面があります。祭りもこの時期に行われるので、9月から10月に行くのがオススメです(^^)

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ 

 

インレー湖に浮かぶ巨大な「水上寺院」ですΣ(゚∀゚ノ)ノ 8世紀頃に最初の寺院が建てられ、12世紀にアラウンシードゥー王が5体の仏像を安置したとされています。内部はこちら。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

スゴイ立派ですね(^^) そして、中央の明らかに特別な雰囲気が出ている場所に5体の仏像がいらっしゃいます。

 

 

「…黄色い鏡餅ですか?( ̄▽ ̄;)」という感じですよね。実はこちら「金箔を貼られすぎて丸くなった状態」なんです。「そんなことが起こるんだ…」という気がしますが、それもひとえにミャンマーの人々の信心深さによるものなので頭が下がります。ただ、現在は透明ケースがかぶせられ金箔は貼れなくなっています。そして、祭りの際にはカラウェイ船に積まれ…

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ

 

出航です。カワイイですね(*´∀`*) 入場時間は4時から18時で、入場料はありません。

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ
photo by:Wagner T. Cassimiro

 

首長族はタイとミャンマーに居住していて、人口は3~4万人です。インレー湖には出稼ぎとしていらっしゃっていて、写真なども快く応じてくれます。お土産が売っているので、写真を撮るなら必ず何か買うようにしてください。長旅で荷物を持ち歩けない人でも、例えば宿や村の子供にプレゼントすれば良いと思います(^^)

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ
photo by:David Stanley

 

首を伸ばすのは強制では無いのですが、「5歳になったとき本人に確認して希望すれば」というシステムなので、周りのお姉さん達がしていれば「私もする!」となりますよね(^^;) 首長族の詳細については「チェンマイ②パドゥン・カレン族(首長族)」をご覧ください。

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ

 

インレー湖の象徴的な光景で、漁の際に両手を自由にするため片足で櫂(かい)を漕いでいます。船の先端に片足で立つだけでも難しいと思いますが、その上で櫂を漕ぐというのは…まさに離れ業ですよね( ̄□ ̄;) 数百年も受け継がれているわけなので、バランス感覚などは本当に遺伝子レベルで進化しているんだろうと思います。

 

実際に漁を行っている人もいれば、観光用のデモンストレーション担当の人もいて、ポーズを取って良い写真を撮らせてくれます(^^)

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ

 

パガンと同様、インレー湖でも気球ツアーが行われています。湖の上を飛ぶのは、また違った趣があるので日程や予算に余裕のある方にはオススメです。

・催行時期:11月~3月
・料金:350US$

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ 

 

インレー湖の定番観光地で、ニャウンシュエの町から遠くに位置するため上記のとおり+3000チャットが目安になります。ちゃんと言っておかないと行かない場所なので注意してください(^^;) 船着き場からも約1km離れていて、長ーい屋根の下に403本の柱が並ぶ参道を約15分歩くか、2000チャット支払ってバイクタクシーに乗るかになります。そして到着。

 

 

入場料はありませんが、写真撮影する場合は500チャット支払います。上から見ると、こんな状態です。

 

インレー湖とインディン遺跡へのアクセスと見どころ

 

剣山のようですねΣ(・∀・;) この寺院は12~13世紀にかけてのナラパティシードゥ王の時代に造られました。ただ、伝説上は紀元前3世紀のアショーカ王によるものとされています。それでは中に入っていきましょう。

 

 

圧巻ですね(,,゚Д゚) おびただしい仏塔の数は1054にものぼります。近くの「カックー遺跡」は2478塔にもなるので数では及びませんが、こちらはまた違った魅力があります。

 

 

そう、こんな修復前の仏塔がたくさん並んでいるんです。これはこれでカッコいいですよね。この遺跡は2006年から修復が開始され、金ピカな仏塔は修復済ということです。そのため、金・灰・茶という3種類の仏塔が混在していて唯一無二の光景になっています。

 

 

以上になります。インダー族の文化を垣間見られるインレー湖とインディン遺跡。ぜひ行ってみてください(^^)

 

 

世界の魅力的な水上スポット

■トンレサップ湖(カンボジア)

東南アジア最大の湖で、世界最大規模の水上集落地でもあります。詳細は下記からご覧ください。

「トンレサップ湖」徹底ガイド

■アンパワー水上マーケット(タイ)

朝、昼、夜、と違った顔を見せてくれるマーケットで、基本的には現地の人で賑わっています。ナイトツアーではホタルの群れを見ることもできます。詳細は下記からご覧ください。

「アンパワー水上マーケット」徹底ガイド

■ダムヌン・サドゥアク水上マーケット(タイ)

タイに6つある水上マーケットの中で最もポピュラーなマーケットです。大抵はツアーで訪れますが個人で行くことも可能です。詳細は下記からご覧ください。

「ダムヌン・サドゥアク水上マーケット」徹底ガイド

■ハヌアバダ(パプアニューギニア)

首都のポートモレスビーにある水上集落で、先住民の人々が昔から自発的に水上で生活していました。詳細は下記からご覧ください。

「パプアニューギニア①概要とポートモレスビー」徹底ガイド

■カンポン・アイール(ブルネイ)

「東洋のヴェネツィア」とも称される世界最大の水上集落です。詳細は下記からご覧ください。

「ブルネイ②カンポン・アイール」徹底ガイド

■ハロン湾(ベトナム)

ベトナムを代表する景勝地で「海の桂林」と呼ばれています。山水画的な風景が有名ですが、世界レベルの鍾乳洞や大規模な水上集落などもあります。詳細は下記からご覧ください。

「ハロン湾②観光の見どころ」徹底ガイド

■イキトス(ペルー)

ペルーのアマゾン地帯にあり「世界最大の陸の孤島」と呼ばれています。水上集落の「ベレン・バハ」やオシャレな水上レストランが見もので、「ベレン・アルタ市場」ではワニやカメなどが食材として売られています。詳細は下記からご覧ください。

「イキトス②街の見どころ」徹底ガイド

■チチカカ湖(ペルー)

ペルーとプーノにまたがる広大な湖で、なんと浮き草を使って水上集落が造られています。詳細は下記からご覧ください。

「チチカカ湖②ウロス島」徹底ガイド

■イエレー・パゴダ(ミャンマー)

ヤンゴンからタクシーで約1時間半ほどの場所にある水上寺院で、そのフォトジェニックな立地から現在人気が急上昇しています。詳細は下記からご覧ください。

「イエレー・パゴダ」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ヤンゴン(約8時間)

・ヤンゴン-ヘーホー(約1時間15分)

ベストシーズン 9月~10月(祭りの時期)
外務省 海外安全情報 ミャンマー
ガイドブック ミャンマーのガイドブック
ビザ ビザまたはeVISAの取得が必要
パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上
時差 -2時間半(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるミャンマー語 ①おはよう。

ミンガラーバー

 

②こんにちは。
ミンガラーバー

 

③こんばんは。
ミンガラーバー

 

④ありがとう。
チェーズーティンパァデェ

 

⑤さようなら。
トォアドーメー

 

⑥はい・いいえ
ホウッパーデー・マホウッパーブー

電圧とプラグ 220-240V

コンセントタイプ

通貨 チャット(通貨コード:MMK、記号:K)で、補助通貨は「ピャー(Pya)」(ほぼ使われていない)。

 

日本大使館 HP

ミャンマーの絶景一覧

ミャンマーの絶景

 

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