プレーケストーレンへの行き方と見どころ

 

トロムソは世界でも珍しい「シャチ・スノーケリング」が行われている場所です。そのほかシーズンには1000頭を超えるザトウクジラも集結し、ホエールウォッチングのメッカとしても知られています(^^)

 

 

「トロムソのシャチ・スノーケリング」徹底ガイド:目次

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング 

 

トロムソは、北欧北部のラップランドと呼ばれるエリアに位置しています。北極圏なのでオーロラや白夜といった自然現象が見られるのですが、暖流のメキシコ湾流が流れているため、そこまで寒くないという素晴らしい場所です。人口は約77000人。

 

最寄りの空港はトロムソ空港(TOS)。国内外合わせて約30都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

通貨はノルウェー・クローネ(通貨コード:NOK、記号:kr)で補助通貨はオーレ(Øre)。1クローネ=100オーレです。本日のレートはこちら。

 

 

 

空港から市内への移動

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング 
photo by:Jeroen Komen

 

空港は市内中心部から北西に約5km離れています。市内への移動方法はバスかタクシーです。

■バス
・「42番」のバスが頻繁に運行
・所要時間:約15分
・料金:40~50クローネ
公式HP

 

■タクシー
・所要時間:約7分
・料金:110~140クローネ

 

トロムソは、氷河が形成した複雑なフィヨルド地形の中にあります。複数の自治体が点在していますが、中心地は空港があるトロムソ島の南東部分です(^^)

 

 

 

シャチ・スノーケリング

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

トロムソ地方の海では、毎年10月から1月にかけて世界トップクラスの海洋スペクタクル・ショーが行われています。具体的には「トロムソ(赤)」の西にある「クヴァロヤ(青)」から「アンドヤ(緑)」にかけての海です。

 

 

シーズン中には世界中からシャチが集結し、50~60頭を一度に見られることもありますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

集まる理由はもちろん「お食事」にあります。この時期、大量のニシンが集まるため、それをエサにする海洋生物が続々とやってきます。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

実は、「ウォッチング」だけであれば最大の目玉はザトウクジラです。エリア全体で、なんと500~1200頭が集結すると言われています(,,゚Д゚)

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

これは大迫力を超えて恐怖に近いものというか…(^^;) ニシン漁の船などは網をクジラに引っ張られて大きく傾きながら漁を行います。まさに命がけですね。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

しかし、そんなスゴいホエールウォッチングの場所でありながら、ここの主役はシャチなんです(*´ω`*)

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

なぜなら、もちろん普通にウォッチングすることもできますが…

 

なんと…

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

泳げますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

海はもちろんメチャクチャキレイです。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

シャチは海中で最も速く泳げる哺乳類なので、普通は絶対一緒になんて泳げませんが、ここはニシンの群れの周りでずーっと食べているので、それを観察できるんです(,,゚Д゚)

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

シャチ・ウォッチングではカナダのビクトリアが有名ですが、さすがに一緒に泳げるのはここだけです(^^;)

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

もちろん、冬の北極圏の海なのでメチャクチャ冷たいのですが、こーゆーときは「ドライスーツ」という専用のスーツを着て海に入ります。完全防水なので、わずかに露出している顔の部分しか濡れません。「スーツの中にあえて空気を入れる」ことで保温される仕組みになっています。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

ウォッチングと違って客が少ないので、毎日行われるというわけではありません。ダイビングクルーズのように催行日時が決まっていて、そこに申し込むのが一般的です。オスロやベルゲンのツアー会社でも申し込めますが、結局はトロムソに行きます。「Tromso Orca(シャチ)」「Norway Orca」などで検索してみてください(^^)

 

 

トロムソの見どころ

オーロラ
ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング
photo by:Image Editor

 

オーロラが頻繁に出現する北緯60~70度のエリアを「オーロラベルト」といいます。トロムソ(赤)は北緯69度。オーロラベルトの真下にあるため高確率で見ることができます(*´ω`*)

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

時期は9月~3月です。5月から7月は白夜で、その前後1ヶ月は薄明(はくめい)になるので100%見られません。逆に12月~1月は極夜になります。昼になれば少しだけ明るくなるのですが、基本暗くて寒いです。シャチのシーズンは上記のとおり10月~1月なので、オーロラを合わせて見るには10月~11月中旬がベストになります。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

北欧の北部は国を超えて「ラップランド」と呼ばれています。先住民族・サーミ人の居住エリアを指す言葉で、「サンタクロースが住んでいる場所」とも言われています。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

トロムソ発で、サーミ人文化を体験するツアーが行われていて、憧れのトナカイに引っ張られることができます(*´ω`*) また、「コタ」と呼ばれる伝統住居に宿泊できるツアーもあります。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング 

 

トロムソのランドマークであり、街中では一番の観光地で「北極大聖堂」「北極教会」とも呼ばれています。三角形のグラデーションが特徴的なデザインは、オーロラや北欧の冬が表現されています。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

ファサードは高さ35m。全面がガラス張りなのは、少ない日光を極力取り入れるという目的もあります。

 

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

スゴいデザインですよね。「これぞ現代建築」という感じです。でもちょっとナウシカのオームみたいな気もします( ̄▽ ̄;) 中は圧巻な空間になっています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

見どころは大きなステンドグラスです。高さ23m、面積140m²という巨大なもので、キリストの復活が表現されています。後ろの正面入口の上にあるパイプオルガンは2940本ものパイプでつくられています。

 

かなり観光地化しているので自由に動けますが、ミサなどの時間は静粛にしましょう。コンサートなども行われています。

■トロムスダーレン教会
・営業時間:公式HPをご覧ください
・料金:55クローネ

 

世界には他にも魅力的な教会や修道院がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。当サイトで取り上げている教会や修道院の中から、特にすごい155ヶ所をテーマ別にご紹介しています。

 

 

以上になります。シャチと泳げる北欧の街・トロムソ。ぜひ行ってみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

ノルウェーのトロムソ観光とシャチ&クジラウォッチング

 

 

世界のシャチスポット

■ビクトリア(カナダ)

世界屈指のシャチポイントで、毎年夏に3つの群れがやってきます。シャチの気分次第では近くに寄ってきてくれることもあり、運が良ければ大迫力のジャンプを見ることもできます。詳細は下記からご覧ください。

「ビクトリアのシャチウォッチング」徹底ガイド

■バルデス半島(アルゼンチン)

ネイチャードキュメンタリー映画などで見かける「浜辺でアザラシを狙うシャチ」を見られる場所です。詳細は下記からご覧ください。

「バルデス半島」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な動物スポットがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい動物スポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい162ヶ所を18のテーマに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ロンドン(約12時間半)

・ロンドン-オスロ(約2時間)
・オスロ-トロムソ(約2時間)

ベストシーズン 10月~11月
外務省 海外安全情報 ノルウェー
ガイドブック 北欧のガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄1ページ以上。
時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるノルウェー語 ①おはよう。

God morgen.(グモーン)

 

②こんにちは。
God dag.(グダーグ)

 

③こんばんは。
God kveld.(グクヴェル)

 

④ありがとう。
Takk.(タック)

 

⑤さようなら。
Ha det bra.(ハ デ ブラ)

 

⑥はい・いいえ。
Ja・Nej.(ヤ・ナィ)

電圧とプラグ 230V

プレーケストーレンへの行き方と見どころ
コンセントタイプ

通貨 ノルウェー・クローネ(通貨コード:NOK、記号:kr)で補助通貨はオーレ(Øre)。1クローネ=100オーレ。

 

日本大使館 HP

ノルウェーの絶景一覧

ノルウェーの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

■赤のアイコン
個別のガイド記事です。

 

■その他の色のアイコン
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

スポンサーリンク