バーブ廟とバハイ庭園

 

バーブ廟とバハイ庭園は「バハイ教」の聖地です。広大な敷地に幾何学的な美しい庭園が築かれていて、その中にバハイ教とバーブ教に関する様々な建築物が点在しています。青い地中海を見下ろす庭園は世界でも屈指の美しさです(^^)

 

 

「バーブ廟とバハイ庭園」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

ハイファ
 

 

ハイファは地中海に面した美しい港町で、テルアビブ、エルサレムに次ぐイスラエル第3の街です。マイクロソフト、グーグル、インテルなどの世界的IT企業が進出していて「シリコン・ワディ(谷)」と呼ばれています。

 

最寄りの空港はハイファ空港(HFA)。エイラットとのみ就航しています。格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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エルサレムは世界屈指の古都であり、3つの宗教の聖地として複雑な歴史を歩んできたことで知られています。経済的には重要な都市ではなく、公的には首都でもないのですが、現在に至るまで常に世界史の中心になっています。人口は約94万人。

 

最寄りの空港はベン・グリオン国際空港(TLV)。国内外合わせて110都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「エルサレム①観光の基本情報」をご覧ください。

 

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通貨はシェケル(通貨コード:ILS、記号:₪)で、補助通貨は「アゴラ(Agora)」。1シェケル=100アゴラで、本日のレートはこちら。

 

 

 

エルサレムからハイファ

■セントラル・バスステーション
 
photo by:Terrazzo

 

エルサレムのセントラル・バスステーションからハイファへの直通バスが出ています。セントラル・バスステーションと旧市街のアクセスなどについても「エルサレム①観光の基礎知識」をご覧ください。

■940番
・6時半~21時頃まで運行
・1~2時間に1本

 

■947番
・6時~20時半頃まで運行
・1時間に1~2本

 

■所要時間:2~3時間
■料金:37.5シェケル

 

■ハイファのバスターミナル
 

 

 

バーブ廟とバハイ庭園

 

 

バハイ教は19世紀のイランで誕生した新しい宗教です。世界での信者数は600万人程度ですが、国でいうと189カ国に広がっていて、キリスト教の次に広がりを見せています。

 

バハイ庭園はカルメル山の山肌に広がっていて、市内からは「136番」のバスでアクセスします。ただ自由見学は出来なくて、水曜日以外の毎日12時からのウォークツアーに参加することで見学できます。

 

まずは画面をグルっと回して全景を見てみてください。ズームもできます。後ろの海は地中海です(^^)

 

 

とんでもない美しさですよね(,,゚Д゚) 中央にある金色ドームの建物が「バーブ廟」といって、バハイ教の前身となる「バーブ教」創始者の廟です。「頂上からバーブ廟」までと「バーブ廟から下まで」がそれぞれ9段構造になっていて、長さはそれぞれ約1kmにもなります。

 

見学は頂上からバーブ廟まで可能で、肌が露出している服だと入れないので気をつけてください。こちらがスタート地点です。後ろには素晴らしい絶景が広がっているので、また画面を回してみてください。

 

 

圧巻ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 世界で「美しい庭園」といえば、フランスの「ヴェルサイユ宮殿」や、ロシアの「ペテルゴフ宮殿」が有名ですが、ロケーションも含めた単純な美しさでは、それを凌ぐのではないでしょうか。

 

幾何学的にデザインされているので写真では代わり映えしませんが、実際には少しずつ景観が変化するので、開けた山を下山していくような感じです。

 

バーブ廟とバハイ庭園

 

庭園内にはバハイ教の本部である「万国正義院」をはじめ「国際史料館」「国際布教センター」などが建てられています。とはいえ、そもそもバハイ教自体が謎ですよね(^^;) なのでまずバハイ教の歴史について簡単にご紹介します。

 

バーブ廟とバハイ庭園

 

19世紀の半ば、イスラム教シーア派の人々は「イマーム」と呼ばれる指導者が1000年ぶりに姿を現すことを望んでいました。そこに登場したのが、イランのサイード・アリー・モハンマドという男です。

 

彼は自らをイマームが再臨した存在だと宣言し、天にいるイマームと交信が出来る存在「バーブ(門の意味)」を名乗り、ここにバーブ教が誕生しました。

 

バーブ廟とバハイ庭園

 

しかし、バーブ教はイスラム法を否定したため激しく弾圧されました。するとバーブの高弟だったバハー・ウッラーが、自らを「アッラーが遣わした預言者である」と宣言し、アラビア語で「神の栄光」を意味する「バハオラ」を名乗りました。これがバハイ教の始まりです。

 

バーブ廟とバハイ庭園

 

イスラム教では開祖のムハンマドを「最後の預言者」としているため、やはりバハイ教も迫害されていきます。ただ、バハイ教は他宗教に寛容なため、その後少しずつ広がっていき、上記のとおり今では世界中に信者がいる状態になりました。

 

バーブ廟とバハイ庭園

 

そして到着、こちらがバーブ廟です。建物の右半分を隠してしまっている木が非常に邪魔です…(T^T)

 

バーブ廟とバハイ庭園

 

内部に入ることは出来ますが写真撮影は禁止されています。大変なのは、ここからまた登らなくてはいけないということですね…(^^;) 画面をグルっと回して降りてきた道を見上げてみてください。

 

 

もはや登山ですね( ̄▽ ̄;) ちゃんとしたクツで行くのがオススメです。

 

バハイ教の建築物は、ハイファと近くにあるアッコという町に点在していて、合計26の建物が「ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖地群」として2008年に世界遺産に登録されました。これは新宗教の施設としては世界で初めてのものです。

 

 

以上になります。エルサレムから簡単に行けるので、ぜひ足を伸ばしてみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「バーブ廟とバハイ庭園」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界のパノラマを一望出来る場所

■サンテルモ城(イタリア)

ヴェスヴィオ山を望むナポリの象徴的な景色を見られる場所です。詳細は下記からご覧ください。

「ナポリ③周辺部の見どころ」徹底ガイド

■サン・ピエトロの丘(イタリア)

「ロミオとジュリエット」の舞台として知られるヴェローナの街を一望出来る場所です。詳細は下記からご覧ください。

「ヴェローナ③街の見どころ」徹底ガイド

■ミケランジェロ広場(イタリア)

「屋根の無い美術館」と称されるフィレンツェを一望できる場所です。詳細は下記からご覧ください。

「フィレンツェ④アルノ川周辺と対岸」徹底ガイド

■ナハーガー・フォート(インド)

デリー、アーグラと並んで「インドの黄金三角地帯」と称されるジャイプルの街並みを一望出来ます。詳細は下記からご覧ください。

「ジャイプル②市内の見どころ(1)」徹底ガイド

■サンタアナの丘の教会(エクアドル)

エクアドルの最大都市・グアヤキルの街並みを一望できます。グアヤス川にも面していて、とても気持ちの良い場所です。詳細は下記からご覧ください。

「グアヤキル②観光の見どころ」徹底ガイド

■ポパ教会(コロンビア)

コロンビアのリゾート地・カルタヘナの絶景ポイントです。詳細は下記からご覧ください。

「カルタヘナ②観光の見どころ」徹底ガイド

■景山公園(中国)

紫禁城や北京の街並みを一望出来る山で、実は人口の山です。詳細は下記からご覧ください。

「北京④そのほかの見どころ」徹底ガイド

■ダマン・エコパーク(パキスタン)

首都イスラマバードを一望出来る場所で、近くには恐竜模型が並ぶ公園もあります。詳細は下記からご覧ください。

「イスラマバード」徹底ガイド

■モンマルトルの丘(フランス)

「花の都」パリを一望出来る丘で、周辺には様々な観光地が集まっています。詳細は下記からご覧ください。

「パリ⑥14区~18区の見どころ」徹底ガイド

■プーノの3つの展望台(ペルー)

チチカカ湖のペルー側の拠点となるプーノには3つの展望台があり、それぞれ大きな像が設置されています。詳細は下記からご覧ください。

「チチカカ湖①アクセスと拠点の街」徹底ガイド

■キリキリ展望台(ボリビア)

標高が世界一高い首都ラパスの街並みを一望出来ます。詳細は下記からご覧ください。

「ラパス②観光の見どころ」徹底ガイド

■雀が丘(ロシア)

モスクワの南西部にある小高い丘で、少し遠いですがモスクワ市内を見渡せる展望台として知られています。また、実はパワースポットとしても有名です。詳細は下記からご覧ください。

「モスクワ⑤市内周辺部の見どころ」徹底ガイド

 

世界には他にも素晴らしいパノラマを一望できる場所が無数にあります。興味のある方は「世界のパノラマを一望出来る場所総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にスゴい95ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-エルサレム(約12時間半)
ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 イスラエル
ガイドブック 中東のガイドブック
ビザ 90日以内の観光ならビザ不要
パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄2ページ以上。
時差 夏:-6時間/冬:-7時間
チップ 基本的に不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるヘブライ語 ①おはよう。

Shalom(シャローム)

 

②こんにちは。
Shalom(シャローム)

 

③こんばんは。
Shalom(シャローム)

 

④ありがとう。
Toda raba. (トダ ラバ)

 

⑤さようなら。
Lehitraot(レヒットラオート)

 

⑥はい・いいえ
Ken・Lo(ケン・ロー)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 シェケル(通貨コード:ILS、記号:₪)で、補助通貨は「アゴラ(Agora)」。1シェケル=100アゴラ。

 

日本大使館 HP

イスラエルの絶景一覧

イスラエルの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

■赤のアイコン
個別のガイド記事です。

 

■その他の色のアイコン
大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国の中で同系統の見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

 

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