ダンブッラ黄金寺院

 

「文化三角地帯」は、スリランカの中央部にある「アヌラ―ダブラ」「ポロンナルワ」「キャンディー」という3つの都市を線で結んだときに現れる三角形のエリアのことです。世界的に有名なシーギリヤ・ロックをはじめとして、たくさんの古代遺跡が集中しています。

 

当サイトでは8ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「文化三角地帯⑧ダンブッラ(2)黄金寺院」になります(^^)

 

 

「文化三角地帯⑧ダンブッラ(2)」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

ダンブッラの黄金寺院の概要

 

 

スリランカで最も保存状態の良い石窟寺院で、1991年に世界遺産に登録されています。正確には、山の頂上にある5つの石窟が「ダンブッラの石窟寺院」、その入口に設置されているのが「黄金大仏」、それらの総称が「ダンブッラの黄金寺院」になります(^^)

 

山の頂上にあり、周辺には80以上の洞窟が確認されています。第1窟~第5窟まであり、それぞれ美しい壁画が施されているほか、150以上の仏像、3つのスリランカ王像、4つのヒンドゥー教の神像などが安置されています。

 

ダンブッラ黄金寺院

・営業時間:6時~21時
・入場料:1500ルピー

 

こちらが入口です。ここでチケットを買い忘れると上では買えずに戻ってくることになるので注意してください(^^;) ここから石窟へは大仏の左の階段を登っていきます。15~20分はかかるので結構体力が必要です。ここまで歩いてくることも出来ますが、トゥクトゥクなどを使うのがオススメです。

 

ダンブッラ黄金寺院

 

赤いアイコンの場所が入口と黄金大仏で、そこから緑の線で表示されている階段を登り、石窟が並んでいる青で囲んだ部分に行きます。

 

 

山の高さは180m程度ですが周辺は絶景が広がるので、特に下りは気持ちの良いハイキングになります。そして、岩の下に白い壁が並ぶエリアなったら到着です。

 

ダンブッラ黄金寺院

 

パッと見た感じは、スペインのセテニルにも似ています(^^)

 

■セテニル
ダンブッラ黄金寺院

 

 

石窟の見どころ

第1窟

 

第1窟は「聖王の石窟(Devaraja lena)」と呼ばれ、ダンブッラで最大となる全長14mの涅槃仏が安置されています。頭の近くにはヒンドゥー教のヴィシュヌ神が、足元にはブッダの弟子のアナンダの像が置かれています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

内部は非常に狭いので、ワイドレンズやGo Proがあると便利です。上の壁画などは破損が目立ちますが、ダンブッラの石窟寺院は紀元前3世紀に造営されたものなので、そう考えると十分スゴい状態なんだと思います(,,゚Д゚)

 

ダンブッラ黄金寺院

 

足が赤くなっているのですが、これはブッダがスリランカの赤土を踏んだ(スリランカを訪れた)ことを表現しています。ちなみに「つま先がピッタリ揃っている」場合は「涅槃仏(入滅している=亡くなっている)」で、「少しずれている」場合は「寝仏(横になっているだけ)」です(^^)

 

 

第2窟は「マハラジャの石窟」と呼ばれるほど大規模かつ素晴らしい石窟で、ダンブッラのハイライトです。幅52m、奥行き25mという空間に、1体の寝仏、16体の立仏、40体の座仏、仏塔などがあり、鮮やかな壁画や天井画で埋め尽くされています(,,゚Д゚)

 

ダンブッラ黄金寺院

 

描かれているのはスリランカの歴史や、ブッダが瞑想をしていたときに邪魔をしにきた悪魔マーラへの説法の様子などです。

 

■マーラとブッダの弟子のアナンダ
ダンブッラ黄金寺院
出典:「ブッダ」©TEZUKA PRODUCTIONS

 

また、天井からは水が絶えることなく滴り落ちていて、水瓶で受け止められています。この水は全ての病を治すと言われていて儀式などで使われています。

 

 

ダンブッラは「水が湧き出る岩」という意味があります。ここは石窟寺院のみならず町全体を象徴する場所ということですね(^^)

 

 

「新僧院」と呼ばれる第3窟は、18世紀のキャンディー王国時代に建設されました。第2窟に比べると規模は小さくなりますが、50体以上の仏像や一面に描かれた壁画などを見ることができます。第2窟~第5窟までは廊下でつながっています。また、第3窟~第5窟までは全て18~20世紀に建設されています。

 

ダンブッラ黄金寺院

 

「パッツィーマ・ヴィハーラ(西の寺)」という名前で、ぐっと規模が小さくなります。

 

 

「デワナ・アルト・ヴィハーラ」という名前で、こちらにも寝仏があります。ちなみに、スリランカで仏像の写真を撮るときは背中を向けてはいけません。なので、自分を含めて撮るときは例えば仏像を拝んでいるようなポーズをして、背を向けずに撮るようにしてください。普通に怒られてしまいます。

 

 

以上になります(^^) 8ページに渡り文化三角地帯をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。まだ見ていないページがありましたら下記からご覧ください。

 

文化三角地帯は日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。

「文化三角地帯⑧ダンブッラ(2)」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界の石窟寺院

■アジャンター石窟群(インド)

1000年以上忘れ去られていた石窟のため、信じられないほど色鮮やかな壁画が残されています。詳細は下記からご覧ください。

「アジャンター石窟群」徹底ガイド

■エローラ石窟群(インド)

エローラ石窟群は、世界で唯一の「3宗教が混在する石窟寺院」で、アジャンター石窟群、エレファンタ石窟群と共にインド三大石窟の一つに数えられています。詳細は下記からご覧ください。

「エローラ石窟群」徹底ガイド

■アブシンベル神殿(エジプト)

エジプトが誇る石窟神殿で、ラムセス2世という強大な力を持つ王によって造られました。内部には素晴らしいレリーフが残されています。詳細は下記からご覧ください。

「アブシンベル神殿」徹底ガイド

■雲岡石窟(中国)

「中国三大石窟」の一つに数えられていて、東西約1kmに及ぶ巨大石窟群が訪れたものを圧倒します。詳細は下記からご覧ください。

「雲岡石窟」徹底ガイド

■麦積山石窟(中国)

巨大な岩山を利用して造られた石窟寺院で、岩壁に張り巡らされた桟道が有名です。また、近くにある「水簾洞石窟」も素晴らしいです。詳細は下記からご覧ください。

「麦積山石窟」徹底ガイド

■莫高窟(中国)

「中国三大石窟」の一つに数えられていて、内部は圧巻の空間が広がっています。詳細は下記からご覧ください。

「莫高窟」徹底ガイド

■龍門石窟(中国)

「中国三大石窟」の一つに数えられていて、高さ17mを超える盧遮那仏や、洛陽周辺でしか採れない「牡丹石」なども必見です。詳細は下記からご覧ください。

「龍門石窟」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-コロンボ(約9時間半)
ベストシーズン 1~3月/5~9月
外務省 海外安全情報 スリランカ
ガイドブック スリランカのガイドブック
ビザ ビザか「ETA」の取得が必要
パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上
時差 -3時間半(サマータイム無し)
チップ ツアーガイドなど:500~1000ルピー
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるシンハラ語 ①おはよう。

スバ ウデーサナック ヴェーワー

 

②こんにちは。
アーユボーワン

 

③こんばんは。
スバ センデーワック ヴェーワー

 

④ありがとう。
ストゥティー

 

⑤さようなら。
アユボワン

 

⑥はい・いいえ
オウ・ネー

電圧とプラグ 230~240V

コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 スリランカ・ルピー(通貨コード:LKR、記号:Rs)で、補助通貨は「スリランカ・セント(Cts)」(ほとんど使われていない)。1ルピー=100セント

 

日本大使館 HP

スリランカの絶景一覧

スリランカの絶景

 

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