張掖丹霞地貌への行き方と見どころ

 

張掖臨沢丹霞地貌は、世界各地にある「七色の地形」の中でも最高峰の場所で、アクセスは大変ですが近年ドンドン人気が高まっています。蘭州・成都・西安あたりに行く際はぜひ検討してみてください(^^)

 

 

「張掖丹霞地貌」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

 

 

拠点の街は張掖市。古来よりシルクロード上の要衝で、かのマルコ・ポーロが1年滞在したことでも知られています。肥沃な土壌で作物が豊富に採れるので「金の張掖」とも称されます。人口は約130万人。

 

最寄りの空港は張掖甘州空港(YZY)。国内の4都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

通貨は人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分で、本日のレートはこちら。

 

 

 

空港から市内への移動

 

張掖空港には北京や上海からの直行便はなく、西安や蘭州を経由します。空港は市内中心部から南東に約24km離れていて、市内への移動方法は乗り合いタクシーになります。

 

 

張掖への鉄道でのアクセス

■蘭州西駅
 
photo by:Baycrest

 

蘭州西駅から張掖西駅へ直通列車が出ています。所要時間は約4時間、料金は約200元です。

 

■張掖西駅

 

グーグルマップでは表示されませんが、バイドゥの地図と照らし合わせると「南閘村」という場所で大丈夫そうです。

 

■バイドゥの地図

「張掖丹霞地貌」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

張掖丹霞地貌へのアクセス

■張掖汽車駅

 

「張掖汽車駅」から丹霞地貌公園までの直通バスが出ています。

・所要時間:約1時間
・料金:15元(片道)

 

また、「張掖汽車西駅」からも直通バスが出ています。

 

■張掖汽車西駅

・1日10本程度
・所要時間:約1時間
・料金:15元(片道)

 

 

張掖丹霞地貌

 

 

「丹霞地形」は中国南部の特徴的な地形で、「丹」は「赤・朱色」を、「霞」は「夕焼けで空が赤く染まる状態」を意味します。赤い堆積岩が隆起してできた切り立った崖などが特徴です。景観はカルスト地形と似ていますが、石灰岩ではないため「カルスト地形もどき」とも呼ばれるそうです。

 

張掖丹霞地貌への行き方と見どころ
出典:http://www.mafengwo.cn

 

一帯は正式には「張掖丹霞国家地質公園七彩丹霞景区」という長い名前が付いています。広いエリアに4つの展望台があり、無料シャトルバスが運行しています(^^) 所要時間は約3時間をみてください。

 

2002年に発見され、2008年に一般公開されると、2009年には映画のロケ地となり一気に知られるようになりました。2011年にはアメリカの雑誌で「世界の神秘的な景観10選」にも選ばれ、近年は遊歩道などがドンドン整備されています。

 

張掖丹霞地貌への行き方と見どころ

 

こちらは最初の展望台です。初っ端からスゴい景色が広がります(,,゚Д゚)

 

張掖丹霞地貌への行き方と見どころ

 

波うつ山々に七色の線がずーっと奥の方まで入っています。この地形は約600万年前に形成されたもので、海の底だった場所が隆起して、その後に崩れ落ちていき、このような不思議な景観になりました。

 

張掖丹霞地貌への行き方と見どころ
出典:http://ask.kedo.gov.cn

 

総面積は510万km²に及び「中国のグランドキャニオン」とも称されます。2番目から4番目の展望台までは歩きになりまして、範囲も広いので結構体力がいります(^^;)

 

張掖丹霞地貌への行き方と見どころ

 

各所に「火の海」「瑠璃峰」「七彩丹霞」「七彩瑚」「大帆立」など様々な名所があるので、入口で無料のパンフレットをもらっておくのがオススメです。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。

 

 

2010年には、貴州省の赤水、湖南省の崀山、福建省の泰寧、江西省の竜虎山、浙江省の江郎山、広東省の丹霞山という、中国の6ヶ所の丹霞地形が世界遺産に登録されました。

 

張掖丹霞地貌は世界遺産にこそ登録されていませんが、七色に輝く「七彩丹霞」は上記のどの丹霞地形よりも素晴らしく、全部合わせて「中国七大丹霞地形」とも称されます。

 

 

正直言いますと、ネットに掲載されている写真はほとんど加工されていると思います。下の写真はあえて加工してみたのですが、よく見ますよね。さすがにここまでの色ではありません(^^;)

 

張掖丹霞地貌への行き方と見どころ

 

ただ、夕日がキレイに出ればグッと赤くなるので、ぜひその時間を狙って下さい。

 

張掖丹霞地貌への行き方と見どころ

 

以上になります。中国が誇る七色の大渓谷。ぜひ行ってみてください(^^)

【張掖丹霞地貌】
■料金:74元
■営業時間
・4月中旬~5月上旬:6時~18時
・5月上旬~8月:5時半~19時
・9月~10月:6時半~18時
・11月~12月:7時~17時

 

張掖は日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「張掖丹霞地貌」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界の七色の場所

■ランドマンナロイガル(アイスランド)

ランドマンナロイガルは「土地の人々の浴場」という意味で、天然の露天温泉やカラフルな山肌のハイキングが楽しめます。詳細は下記からご覧ください。

「アイスランド南部②2つの秘境」徹底ガイド

■イエローストーン国立公園(アメリカ)

世界初の国立公園で、地球上の約半分の温泉と約3分の2の間欠泉が存在します。詳細は下記からご覧ください。

「イエローストーン国立公園」徹底ガイド

■フライガイザー(アメリカ)

荒野の中に突然現れる七色の間欠泉で、長い間温泉に含まれる成分が沈殿したことで塔のようになっています。詳細は下記からご覧ください。

「フライガイザー」徹底ガイド

■ブルーメサ(アメリカ)

アリゾナ州の「化石の森国立公園」にある場所で、青を基調としたグラデーションという唯一無二の空間になっています。詳細は下記からご覧ください。

「化石の森国立公園」徹底ガイド

■ペインテッド・ヒルズ

「オレゴンの七不思議」の1つに選出されている絶景で、アメリカの同系統の場所では最も美しいと言われています。詳細は下記からご覧ください。

「ペインテッド・ヒルズ」徹底ガイド

■七色の丘と十四色の丘(アルゼンチン)

秘境・ウマウアカ渓谷にある谷で、フォルクローレやリャマ料理なども楽しめます。詳細は下記からご覧ください。

「ウマウアカ渓谷②観光の見どころ」徹底ガイド

■東川紅土地(中国)

雲南省にある壮大な段々畑で「神々のパレット」と称されます。詳細は下記からご覧ください。

「東川紅土地」徹底ガイド

■チュルップ湖(ペルー)

「南米のスイス」と称されるワスカラン国立公園にあり「七色に輝く湖」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「ワラス②ワスカラン国立公園」徹底ガイド

■ビニクンカ(ペルー)

別名「レインボーマウンテン」ともよばれる七色の山で、近年になって観光化が進んだ新しいスポットです。昔はアクセスが大変でしたが、現在は車で簡単に近くまで行くことができます。詳細は下記からご覧ください。

「ビニクンカ」徹底ガイド

■七色の大地(モーリシャス)

土に含まれる鉄やアルミニウムなどの物質が日光に反応して様々な色に変化します。詳細は下記からご覧ください。

「海の中に落ちる滝」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-成都(約5時間半)

・成都-張掖(約3時間半)

ベストシーズン
外務省 海外安全情報 中華人民共和国
ガイドブック 中国のガイドブック

中国の指差し会話帳

ビザ 15日以内の観光は不要。ビザ取得で30日まで滞在可。
パスポート残存期間 60日以上が望ましい。
時差 ・全国共通で-1時間

・サマータイム:無し
※新疆ウイグル自治区は非公式の「新疆時間(北京-2時間)」あり。

チップ 無し
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使える中国語 ②こんにちは。

你好.(ニーハオ)

 

③こんばんは。
晚上好.(ワンシャンハオ)

 

④ありがとう。
谢谢.(シエ シエ)

 

⑤さようなら。
再见.(ザイジィェン)

 

⑥はい・いいえ。
是・不是.(シー・ブーシー)

 

⑦~へ行きたい。
我要去~.(ウォ ヤオ チュィ~)

 

⑧これがほしいです。
我要这个(ウォ ヤオ ジェガ)

 

⑨これはいくらですか?
这个多少钱?(ヂァ グァ ドゥォ シャオ チィェン?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
便宜一点(ビエンイー イーディエン)

電圧とプラグ ・220V

・Oが基本でB、Cなどもある。
コンセントタイプ

通貨 人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分。

 

日本大使館 HP

中国の絶景一覧

中国の絶景

 

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