ペインテッド・ヒルズはセントラルオレゴン観光のハイライトで、美しい七色の地層が広範囲に露出しています。「オレゴンの七不思議」の1つに選出されている絶景で、アメリカの同系統の場所では最も美しいと言われています(^^)
「ペインテッド・ヒルズ」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・ペインテッド・ヒルズへのアクセス
3・ペインテッド・ヒルズ
3-1:概要
3-2:Painted Hills Overlook Trail
3-3:Painted Cove Trail
4・クラーノ・ユニット
5・シープロック・ユニット
6・世界の七色の場所
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はポートランド。オレゴン州最大の都市で、「バラの町」「切り株の町「橋の町」「ビールの町」「リップ・シティ」など多くの愛称があります。アイスランドのレイキャビクに次ぐ「世界2位の環境に優しい都市」とも言われています。人口は約60万人。
最寄りの空港はポートランド国際空港(PDX)。国内外合わせて約80都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「クレーターレイク国立公園:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はアメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セントで、本日のレートはこちら。
ポートランドからは車で約4時間。基本的にはレンタカーか現地ツアーになります。
ペインテッド・ヒルズは「ジョン・デイ化石層国定公園」の見どころの1つです。具体的には大きく3つのユニットに分かれていて、その内の1つです。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
・紫:ポートランド
・青:クラーノ・ユニット
・緑:シープロック・ユニット
・赤:ペインテッドヒルズ・ユニット
それぞれ距離があるので、全部回ろうとすると複数日が必要です。ただ、多くの人はハイライトであるペインテッド・ヒルズを訪れます。ビジターセンターはシープロック・ユニットにあり、中は化石博物館になっています。
出典:公式HP ※拡大できます
ペインテッド・ヒルズは直接立ち入ることは禁止されていますが、5つのトレイルコースが整備されていて、至近距離まで近づいたり全景を一望したりできます。トレイルはどれも短いので全部制覇することも可能です。中でも2つのコースが特にオススメです。
約800mのトレイルで、ペインテッド・ヒルズの全景を一望できます。代名詞ともいえるカラフルな地層もくっきり見ることができて「ついにたどり着いた~」という実感を得られる場所です(^^)
実はアメリカには同様の景観が点在しています。例えば、化石の森国立公園の「ペインテッド・デザート」や、デスバレー国立公園の「アーティスト・パレット」などですが、その中で最も美しいと言われるのが、このペインテッド・ヒルズなんです。
わずか400mのトレイルですが、赤・黄・緑・薄紫など信じられない色の丘の中を歩くことができます。ここは全てがボードウォークではないので、丘に足を踏み入れたり触ったりすることができます。
これらの鮮やかな地層は、約3500万年前の火山活動により火山灰が幾度となく堆積したもので、成分の違いから色が異なっています。例えば赤は酸化鉄、黄色は酸化マグネシウム、黒は酸化マンガンを多く含んでいます。
加えて、当時は川の氾濫なども多かったため、様々な色の土が頻繁に移動してこのような景観が出来たと考えられています。このほか最も南の「Red Hill Trail」には目のさめるような赤い小山があります。
溶岩が流れてるみたいですねΣ(゚∀゚ノ)ノ ペインテッド・ヒルズはサンセットの名所でもあるので、日暮れまでいられるスケジュールで行くのがオススメです。
5400万年前から4000万年前にかけて、火山活動による泥流が固形化して形成されました。たくさんの動植物の化石が発見されていて、ワニ、大型の哺乳類、珪化木なども含まれています。ただ、3つのユニットの中では最も規模が小さく、訪れる人も最も少ない場所です。トレイルコースは3つで、トイレなどは設置されています。公式HPはこちら。
約9500万年前にまで遡る地層で、ティラノサウルスなどが活動していた白亜紀の地層などが含まれています。ビジターセンターがあり、合計7つのトレイルコースが用意されていて、距離も400m~5kmと変化に富んでいます。公式HPはこちら。
以上になります。「オレゴンの七不思議」の1つ「ペインテッド・ヒルズ」。ぜひ行ってみてください(^^)
■ランドマンナロイガル(アイスランド) |
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ランドマンナロイガルは「土地の人々の浴場」という意味で、天然の露天温泉やカラフルな山肌のハイキングが楽しめます。詳細は下記からご覧ください。 |
■イエローストーン国立公園(アメリカ) |
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世界初の国立公園で、地球上の約半分の温泉と約3分の2の間欠泉が存在します。詳細は下記からご覧ください。 |
■フライガイザー(アメリカ) |
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荒野の中に突然現れる七色の間欠泉で、長い間温泉に含まれる成分が沈殿したことで塔のようになっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ブルーメサ(アメリカ) |
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アリゾナ州の「化石の森国立公園」にある場所で、青を基調としたグラデーションという唯一無二の空間になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■七色の丘と十四色の丘(アルゼンチン) |
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秘境・ウマウアカ渓谷にある谷で、フォルクローレやリャマ料理なども楽しめます。詳細は下記からご覧ください。 |
■張掖丹霞地貌(中国) |
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甘粛省にある地形で、アクセスは大変ですが近年ドンドン人気が高まっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■東川紅土地(中国) |
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雲南省にある壮大な段々畑で「神々のパレット」と称されます。詳細は下記からご覧ください。 |
■チュルップ湖(ペルー) |
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「南米のスイス」と称されるワスカラン国立公園にあり「七色に輝く湖」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ビニクンカ(ペルー) |
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別名「レインボーマウンテン」ともよばれる七色の山で、近年になって観光化が進んだ新しいスポットです。昔はアクセスが大変でしたが、現在は車で簡単に近くまで行くことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■七色の大地(モーリシャス) |
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土に含まれる鉄やアルミニウムなどの物質が日光に反応して様々な色に変化します。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | 日本-ポートランド(約9時間) |
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ベストシーズン | 5月~10月 |
外務省 | 海外安全情報 アメリカ合衆国 |
ガイドブック | アメリカのガイドブック |
ビザ | ・90日以内の観光・商用は不要
・「ESTA」を取得する |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上あれば良いが90日以上が望ましい。 |
時差 | ・東部時間:-14時間(ニューヨークなど)
・中部時間:-15時間(シカゴなど) |
チップ | ・レストランやタクシー:15~20%
・ホテルで荷物を運んでもらう:2~5US$ |
日本への電話 | 011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 100~120V
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通貨 | アメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
アメリカの絶景一覧 |
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