ハットラグーンは西オーストラリア州を代表する観光地の1つで、巨大な塩湖に塩田がつくられて、奇跡的な絶景が生まれています。パースから飛行機やツアーで簡単にアクセスできます(^^)
「ハットラグーン」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はジェラルトン。パースから北に約420km離れていて、1850年に鉛の鉱脈が発見されたことで開発されていきました。インド洋に突き出た岬の付け根に位置していて、海岸線は広く砂浜になっています。人口は約3.5万人。
最寄りの空港はジェラルトン空港(GET)。パースとのみ就航しています。最新の就航路線はこちら。パース空港から市内への行き方は「ロッキンハム:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はオーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セントです。本日のレートはこちら。
空港は市内中心部から東に約10km離れています。市内への移動方法はタクシーのみで、所要時間は約15分、料金は約30A$です。
2つのバス会社が直通バスを運行しています。
ハットラグーンは、ジェラルドンから北西に約100km離れた「グレゴリー(Gregory)」という町にあります。アクセスはレンタカーになりますが、ツアーも催行されています(^^)
1839年に探検家ジョージ・グレイが発見し、豊富な塩と石こうが注目されていきました。1909年から本格的な塩の採掘が始まると、年間で4000トンが出荷されるほどになり、周辺の基幹産業になっていきます。
長さ14km、幅2.3kmのラグーンで、冬(5月~8月)に雨と地下水の影響で水が張り、夏には95%が干上がります。
非常に濃いピンクなので、これはこれで良いですよね(*´∀`*) 塩も大きな塊で迫力があります。
「ピンクレイク展望台」なるものがありまして、少し高い位置から見渡すことができます(^^)
さぁ、そして水が張る冬です。ものスゴい絶景になるので、画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
圧巻ですね(,,゚Д゚) ピンクレイクと呼ばれる場所は世界に多々ありますが、大きく「塩湖」と「塩田」に分かれ、比較すると下記のようになります。
塩湖 | 塩田 |
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・自然の産物なので、より価値を感じられる
・色が薄いことが多い |
・人工物なので、湖よりは神秘性が下がる
・色が濃く、ピンク以外の塩田もある |
ピンクになる理由は、水中に生息する「ドナリエラ(Dunalliela)」という藻類が日光を浴びることで「ベータ・カロチン」という物質を出すからです。ニンジンに含まれていることで有名ですよね(^^) そのため、塩分濃度や水深が安定している「塩田」は色が濃くなり、「塩湖」は天気やシーズンに左右されます。
■サンフランシスコの塩田
photo by:dro!d
「塩田」は通常「海の近くで、汲み上げた海水を利用し塩をつくる場所」を指します。「塩湖」は言わば「天然の塩田」なのですが、そこで塩の採掘が本格的に行われると、エリアを区切って塩分濃度を一定にしたりするので、色が安定して濃くなります。
ハットラグーンもこのタイプで、シーズンには区切られた各エリアが違う色に変わっていきスゴいことになります(,,゚Д゚)
とても自然の色とは思えないですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 色が変わる理由は各エリアで塩分濃度が変わるためです。これは各エリアの微妙な地形の違いで蒸発する水分量が異なり自然に変わっていく場合もありますし、出荷時期をずらす目的などで意図的に水深を変える場合もあります。
なんか…エヴァンゲリオンの食事みたいですね( ̄▽ ̄;)
出典:©khara, inc.
あぜ道もまた1つのデザインとなり、壮大な景観になっています。
あぜ道に立ったときの景色がこちらです。
写真はどこを撮ってもフォトジェニックです(*´ω`*)
以前使われていた桟橋の名残が良いフォトスポットになっています。
夜には満点の星空が映りウユニ塩湖のような状態になります(,,゚Д゚)
以上になります。西オーストラリア州の絶景ピンクレイク。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■グレート・ソルト・レイク州立公園(アメリカ) |
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![]() photo by:Susan Popielaski |
2002年に冬季オリンピックが開かれたソルトレイクシティの近くにあり、南北ではっきり色が分かれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■マハールー湖(イラン) |
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シーラーズ観光のハイライトの1つです。街中にある「ピンクモスク」と共に、インスタ映えスポットとして多くの観光客が訪れます。詳細は下記からご覧ください。 |
■腐海(ウクライナ) |
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腐海はウクライナ南部とクリミア半島北部の間に広がる「たくさんのピンクレイクがあるエリア」の総称です。当サイトでは5つのピンクレイクを取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ビクトリア州のピンクレイク(オーストラリア) |
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オーストラリアの南部にはたくさんのピンクレイクがありまして、ビクトリア州については4ヶ所を取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヒリアー湖(オーストラリア) |
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世界的に有名なピンクレイクで、季節や状態に関わらず安定のピンク色を見せてくれます。詳細は下記からご覧ください。 |
■南オーストラリア州のピンクレイク(オーストラリア) |
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オーストラリアの南部にはたくさんのピンクレイクがありまして、南オーストラリア州については6ヶ所を取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 |
■サラダ・デ・トレビエハ湖(スペイン) |
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西ヨーロッパ最大級のピンクレイクなのですが、意外なことにあまり知られていません。街からすぐなので簡単に行くことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■レトパ湖(セネガル) |
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西アフリカではメジャーな観光地の1つで「ラック・ローズ」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ナトロン湖(タンザニア) |
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強アルカリ性の塩湖で「生物が石化する湖」としても有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ウニアンガ湖群(チャド) |
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アフリカの秘境・チャドにあります。治安の面からも容易に行ける場所ではありませんが、周辺には素晴らしい大自然が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ジェリド湖(チュニジア) |
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北アフリカ最大の塩湖で、高知県や岡山県に相当する約7000km²もの広さがあります。詳細は下記からご覧ください。 |
■トゥズ湖(トルコ) |
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近年SNSを通して有名になってきたピンクレイクです。季節限定ではありますが、ウユニ塩湖のような鏡面世界を楽しめると人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ナミブ砂漠の塩田(ナミビア) |
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ナミブ砂漠の「ウォルビス・ベイ」から10kmほど離れた場所にある塩田です。周辺にはたくさんの見どころがあるのでオススメです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ピンク・ラグーン・ラス・コロラダス(メキシコ) |
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![]() |
近年のカンクンで1番人気の観光スポットです。塩田になっているのでシーズンに行けば安定してピンク色を見られます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界の湖については「世界のすごい湖総特集」を、世界のピンク系の場所については「世界のピンクのSNS映えスポット総特集」をご覧ください(^^)
航空便例 | ・日本-パース(約10時間)
・パース-ジェラルドン(約1時間) |
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ベストシーズン | 5月~8月 |
外務省 | 海外安全情報 オーストラリア |
ガイドブック | オーストラリアのガイドブック |
ビザ | ・ビザかETASの取得が必要
・30日まで滞在可 |
パスポート残存期間 | 滞在日数分あればOK |
時差 | ・東部時間:+1時間(シドニーなど)
・中部時間:+30分(ウルルなど) |
チップ | ・基本的には無し
・タクシーなど:端数を切り上げて渡す |
日本への電話 | 0011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 220/240V
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通貨 | オーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
オーストラリアの絶景一覧 |
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