レトパ湖は西アフリカではメジャーな観光地の1つで、複数の条件が合った時に行くと湖面がピンク色になっています。当たり外れはありますが、ダカールから簡単に行くことができるのでおすすめです(^^)
「レトパ湖(ラック・ローズ)」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ダカールは、セネガルの首都でアフリカ大陸の最西端にあります。フランス語圏なので英語は基本的に通じません。「世界一過酷なレース」と呼ばれる「パリ=ダカール・ラリー」のゴールだったことで有名です。人口は約210万人。
最寄りの空港はブレーズ・ジャーニュ国際空港(DSS)。国内外合わせて29都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨は西アフリカCFAフラン(通貨コード:XOF、記号:F)で、補助通貨は「サンチーム(c)」。1CFAフラン=100サンチームで、本日のレートはこちら。
まずダカール市内から「44番」や「67番」のバスに乗り「ポストチャーロイ」のバス停まで行きます。そして「73番」のバスに乗り換えます。これは「ポストチャーロイ発-レトパ湖着」なので、観光客は基本的にこれを利用します。
■バス料金
・市内~ポストチャーロイ:300F
・ポストチャーロイ~レトパ湖:500F
■所要時間
・約2時間
タクシーの場合、所要時間は約1時間、料金は片道約1万F(約2千円)です。
セネガルが誇るピンクレイクの「レトパ湖」は、別名を「ラックローズ(lac Rose)=バラの湖」といいます。かの「パリ=ダカール・ラリー」のゴールだった場所としても有名ですが、衛星写真で見てもほんのり色づいているのが分かります。
さて、実際の色はどうでしょうか?一番良いのはストリートビューで見ることです(^^)
結構ピンクですね(*´∀`*) ピンクレイクと呼ばれる場所は世界に多々ありますが、大きく「塩湖」と「塩田」に分かれ、比較すると下記のようになります。
塩湖 | 塩田 |
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・自然の産物なので、より価値を感じられる
・色が薄いことが多い |
・人工物なので、湖よりは神秘性が下がる
・色が濃く、ピンク以外の塩田もある |
ピンクになる理由は、水中に生息する「ドナリエラ(Dunalliela)」という藻類が日光を浴びることで「ベータ・カロチン」という物質を出すからです。ニンジンに含まれていることで有名ですよね(^^) そのため、塩分濃度や水深が安定している「塩田」は色が濃くなり、「塩湖」は天気やシーズンに左右されます。
■サンフランシスコの塩田
photo by:dro!d
「塩田」は通常「海の近くで、汲み上げた海水を利用し塩をつくる場所」を指します。「塩湖」は言わば「天然の塩田」なのですが、そこで塩の採掘が本格的に行われると、エリアを区切って塩分濃度を一定にしたりするので、色が安定して濃くなります。
レトパ湖の場合、塩の採掘は行われているものの水位が塩田のように安定して浅くなっていないため、シーズン、時間帯、天候によって色はかなり左右されます。
ピンクになるのは水深が浅い乾季が基本です。12月~5月なんですが、より水が少なくなる「乾季の末期」の4月~5月が最も鮮やかになります。時間帯は日光が強くなる正午前後で、天候は「晴れ+風が強い」がベストです。
この写真でも結構ピンクなのですが、風が吹いて水がかき回されると、水中で藻類の活動が活発になるのか色が鮮やかになります。ネット上では「ラックローズ行ったけど全然ピンクじゃなかった」という声も多いですが、海・湖・川・雲海・動物など自然関係は「日による」ので運次第だと思われます(^^;)
塩分濃度は、最大で海水の約10倍にあたる40%にもなり、有名な「死海」や南米の「セハール湖」のように浮くことが出来ます。浮くことが出来る湖は全てそうですが、目に入ったら非常に痛いので、絶対に顔を水につけないようにしてください。
湖から出たら、水で身体を洗い流す場所があるので必ず洗ってください。観光ボートもあり、15分で約4000Fを目安にしてください。人数が多いほうが安くなります(^^)
乾季になるとアフリカ中から約3000人もの労働者が集まり、毎日塩の採掘作業が行われます。カゴ1杯を採掘すると約60円、それを岸辺に船で運搬すると5円なんだそうです…。採掘された塩は多くがコートジボワールへ輸出されます。
周辺には土産物屋があり、カラフルで魅力的な品がたくさん売られています。特に高いわけではないので気に入ったものがあったら買って大丈夫です。食事は周辺に並んでいるリゾートホテル内のレストランでも食べられますし、ボート乗り場の近くにある食堂で安く食べることもできます。(約1000F)
以上になります。ベストな状態にあたれば素晴らしいピンク色を見られるレトパ湖。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■グレート・ソルト・レイク州立公園(アメリカ) |
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![]() photo by:Susan Popielaski |
2002年に冬季オリンピックが開かれたソルトレイクシティの近くにあり、南北ではっきり色が分かれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■マハールー湖(イラン) |
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シーラーズ観光のハイライトの1つです。街中にある「ピンクモスク」と共に、インスタ映えスポットとして多くの観光客が訪れます。詳細は下記からご覧ください。 |
■腐海(ウクライナ) |
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腐海はウクライナ南部とクリミア半島北部の間に広がる「たくさんのピンクレイクがあるエリア」の総称です。当サイトでは5つのピンクレイクを取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハット・ラグーン(オーストラリア) |
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西オーストラリア州を代表する観光地の1つで、巨大な塩湖に塩田がつくられて奇跡的な絶景が生まれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ビクトリア州のピンクレイク(オーストラリア) |
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オーストラリアの南部にはたくさんのピンクレイクがありまして、ビクトリア州については4ヶ所を取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヒリアー湖(オーストラリア) |
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世界的に有名なピンクレイクで、季節や状態に関わらず安定のピンク色を見せてくれます。詳細は下記からご覧ください。 |
■南オーストラリア州のピンクレイク(オーストラリア) |
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オーストラリアの南部にはたくさんのピンクレイクがありまして、南オーストラリア州については6ヶ所を取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 |
■サラダ・デ・トレビエハ湖(スペイン) |
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西ヨーロッパ最大級のピンクレイクなのですが、意外なことにあまり知られていません。街からすぐなので簡単に行くことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ナトロン湖(タンザニア) |
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強アルカリ性の塩湖で「生物が石化する湖」としても有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ウニアンガ湖群(チャド) |
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アフリカの秘境・チャドにあります。治安の面からも容易に行ける場所ではありませんが、周辺には素晴らしい大自然が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ジェリド湖(チュニジア) |
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北アフリカ最大の塩湖で、高知県や岡山県に相当する約7000km²もの広さがあります。詳細は下記からご覧ください。 |
■トゥズ湖(トルコ) |
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近年SNSを通して有名になってきたピンクレイクです。季節限定ではありますが、ウユニ塩湖のような鏡面世界を楽しめると人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ナミブ砂漠の塩田(ナミビア) |
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ナミブ砂漠の「ウォルビス・ベイ」から10kmほど離れた場所にある塩田です。周辺にはたくさんの見どころがあるのでオススメです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ピンク・ラグーン・ラス・コロラダス(メキシコ) |
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![]() |
近年のカンクンで1番人気の観光スポットです。塩田になっているのでシーズンに行けば安定してピンク色を見られます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界のピンク系の場所については「世界のピンクのSNS映えスポット総特集」をご覧ください(^^)
航空便例 | ・日本-ドバイ(約11時間)
・ドバイ-ダカール(約10時間) |
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ベストシーズン | 12月~5月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 セネガル |
ガイドブック | アフリカのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光はビザ不要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上 |
時差 | -9時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるフランス語
(公用語) |
①おはよう。
Bonjour.(ボンジュール)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 127V
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通貨 | 西アフリカCFAフラン(通貨コード:XOF、記号:F)で、補助通貨は「サンチーム(c)」。1CFAフラン=100サンチーム。
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日本大使館 | ・HP |
セネガルの絶景一覧 |
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