オーストラリアのビクトリア州にはピンクレイクが点在しています。都心に近い場所から、レンタカーでひた走りたどり着く場所など様々で、ここでは4ヶ所のピンクレイクを取り上げたいと思います。
まず、こちらのページではメルボルンからすぐにアクセスできる「ウエストゲートパーク」のご紹介です。他の3つについては「ビクトリア州のピンクレイク②」をご覧ください(^^)
「ビクトリア州のピンクレイク①メルボルンのウエストゲートパーク」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
メルボルンはシドニーに次ぐオーストラリア第2の都市で、2002年と2004年には「世界で最も暮らしやすい都市」にも選ばれています。人口は約440万人。
最寄りの空港はメルボルン国際空港(MEL)。国内外合わせて約50都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「ユーレカ・スカイデッキ88」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はオーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セントです。本日のレートはこちら。
市内中心部からはバスが便利で、サザンクロス駅から「235番」のバスでアクセスできます(^^) 「メルボルン・パーク」ではないので間違えないように注意してください。
・所要時間:17分
・料金:5A$
・30分おきに運行
アイコンの「Fishermans Bend/Wharf Rd」というバス停で下車します。
公園内には複数の湖があって、いちばん有名なピンクレイクは矢印の湖です。さすがのオーストラリアサイズと言うか、結構広い公園なので下車してから800mくらい歩きます。入場料などはありません。公式HPはこちら。
この公園には約140種の水鳥が生息しているのでピクニックにはピッタリです。そして到着。画面を180度回してみてください(^^)
ピンクレイクと呼ばれる場所は世界に多々ありますが、大きく「塩湖」と「塩田」に分かれ、比較すると下記のようになります。
塩湖 | 塩田 |
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・自然の産物なので、より価値を感じられる
・色が薄いことが多い |
・人工物なので、湖よりは神秘性が下がる
・色が濃く、ピンク以外の塩田もある |
ピンクになる理由は、水中に生息する「ドナリエラ(Dunalliela)」という藻類が日光を浴びることで「ベータ・カロチン」という物質を出すからです。ニンジンに含まれていることで有名ですよね(^^) そのため、塩分濃度や水深が安定している「塩田」は色が濃くなり、「塩湖」は天気やシーズンに左右されます。
そして、ここは「塩湖」です。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 左奥にはメルボルンの高層ビル群が見えていますが、これほど都心から近い場所に、こんな鮮やかなピンクレイクがあるというのは世界でも類を見ません。
加えて、複数の湖が写っているものの、全て微妙に色が違うのも見て取れます。塩分濃度と生息する藻類の量が異なるということですね。そこで面白いのが、次のストリートビューです。
抹茶ですΣ(・∀・;) そして、今度は橋に近い小さな湖の1つが鮮やかなピンクになっています。1つ上のストリートビューと見比べてみてください。
これは時期の違いによるものです。まず、大きな湖がピンクになるのは2月~4月頃のようです。ただ、ネットの情報では「ウエストゲートパークの湖がピンクになるのは夏から秋にかけて」という情報も見受けられます。それがおそらく上のストリートビューの状態で、6月に撮影されています。
こちらは3月のストリートビューで、やはり大きな湖が真っ赤になっています。左には普通の色の湖が写っていますが、これは本当に珍しい状態です。通常このような「近くでハッキリと色が違う状態」は「塩田」でないと見られません。
こちらは2月に撮影されています。実は、ウエストゲートパークの湖は2012年から2013年の冬にかけて初めてピンクに変色しました。当時は工業汚染などが疑われましたが、どうやら完全な自然現象のようです。それ以来、毎年どれかの湖が異なるタイミングでピンクになっているそうです。
夕焼けに染まると幻想的というか…むしろ赤すぎて地獄の血の池のような雰囲気さえあります(^^;) ちなみにこれは4月に撮影されています。
以上になります。続きまして「ビクトリア州のピンクレイク②」をご覧ください。
メルボルンは日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。
■グレート・ソルト・レイク州立公園(アメリカ) |
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![]() photo by:Susan Popielaski |
2002年に冬季オリンピックが開かれたソルトレイクシティの近くにあり、南北ではっきり色が分かれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■マハールー湖(イラン) |
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シーラーズ観光のハイライトの1つです。街中にある「ピンクモスク」と共に、インスタ映えスポットとして多くの観光客が訪れます。詳細は下記からご覧ください。 |
■腐海(ウクライナ) |
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腐海はウクライナ南部とクリミア半島北部の間に広がる「たくさんのピンクレイクがあるエリア」の総称です。当サイトでは5つのピンクレイクを取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハット・ラグーン(オーストラリア) |
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西オーストラリア州を代表する観光地の1つで、巨大な塩湖に塩田がつくられて奇跡的な絶景が生まれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヒリアー湖(オーストラリア) |
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世界的に有名なピンクレイクで、季節や状態に関わらず安定のピンク色を見せてくれます。詳細は下記からご覧ください。 |
■南オーストラリア州のピンクレイク(オーストラリア) |
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オーストラリアの南部にはたくさんのピンクレイクがありまして、南オーストラリア州については6ヶ所を取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 |
■サラダ・デ・トレビエハ湖(スペイン) |
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西ヨーロッパ最大級のピンクレイクなのですが、意外なことにあまり知られていません。街からすぐなので簡単に行くことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■レトパ湖(セネガル) |
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西アフリカではメジャーな観光地の1つで「ラック・ローズ」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ナトロン湖(タンザニア) |
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強アルカリ性の塩湖で「生物が石化する湖」としても有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ウニアンガ湖群(チャド) |
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アフリカの秘境・チャドにあります。治安の面からも容易に行ける場所ではありませんが、周辺には素晴らしい大自然が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ジェリド湖(チュニジア) |
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北アフリカ最大の塩湖で、高知県や岡山県に相当する約7000km²もの広さがあります。詳細は下記からご覧ください。 |
■トゥズ湖(トルコ) |
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近年SNSを通して有名になってきたピンクレイクです。季節限定ではありますが、ウユニ塩湖のような鏡面世界を楽しめると人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ナミブ砂漠の塩田(ナミビア) |
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ナミブ砂漠の「ウォルビス・ベイ」から10kmほど離れた場所にある塩田です。周辺にはたくさんの見どころがあるのでオススメです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ピンク・ラグーン・ラス・コロラダス(メキシコ) |
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![]() |
近年のカンクンで1番人気の観光スポットです。塩田になっているのでシーズンに行けば安定してピンク色を見られます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界の湖については「世界のすごい湖総特集」を、世界のピンク系の場所については「世界のピンクのSNS映えスポット総特集」をご覧ください(^^)
航空便例 | 日本-メルボルン(約10時間半) |
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ベストシーズン | 2月~4月 |
外務省 | 海外安全情報 オーストラリア |
ガイドブック | オーストラリアのガイドブック |
ビザ | ・ビザかETASの取得が必要
・30日まで滞在可 |
パスポート残存期間 | 滞在日数分あればOK |
時差 | ・東部時間:+1時間(シドニーなど)
・中部時間:+30分(ウルルなど) |
チップ | ・基本的には無し
・タクシーなど:端数を切り上げて渡す |
日本への電話 | 0011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 220/240V
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通貨 | オーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
オーストラリアの絶景一覧 |
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