南インドを訪れた人が驚くのが、色鮮やかな無数の彫刻で屋根が埋め尽くされたヒンドゥー教寺院です。また、色はついていませんが同じく無数の彫刻が施された「大チョーラ朝寺院群」も見事です。
こちらのページでは、まずカラフルに彩られた2つの寺院をご紹介します。「大チョーラ朝寺院群」は「ドラヴィダ建築のヒンドゥー教寺院②」をご覧ください(^^)
「ドラヴィダ建築のヒンドゥー教寺院①」徹底ガイド:目次
1・ドラヴィダ建築のヒンドゥー教寺院一覧
2・カパレーシュワラ寺院
3・カパレーシュワラ寺院へのアクセス
3-1:拠点の街・最寄り空港・宿泊
3-2:空港から市内への移動
4・ミーナークシ・アンマン寺院
5・ミーナークシ・アンマン寺院へのアクセス
5-1:拠点の街・最寄り空港・宿泊
5-2:空港から市内への移動
6・南アジアのすごい遺跡
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
他にもあると思いますが代表的な5つをご紹介します。赤の2つはカラフルな寺院で、青の3つが「大チョーラ朝寺院群」です。青の一番上と下は同名寺院になります。こちらのページでは赤のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると、名前と写真が表示されます。
■ドラヴィダ人の分布図 ドラヴィダ語系を母語とする民族を
ドラヴィダ人と呼び、タミル・ナードゥ州等
南インド4州を中心に、バングラデシュ
シンガポール、マレーシア、モルディブ
マダガスカルなどにも分布しています。
例えばタミル語を話すタミル人は、
ドラヴィア人の中に分類されます。
photo by:Kanguole
7世紀頃に建てられた寺院なのですが、大航海時代にポルトガル人によって破壊されてしまい、16世紀に再建されて今に至ります。チェンナイ最大のヒンドゥー教寺院で「ゴープラム」と呼ばれる塔門は37mもの高さがあります(,,゚Д゚) 画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
屋根に色鮮やかな彫像が無数に並んでいるのが特徴で、これはヒンドゥー教の神話が表現されています。南インドやスリランカのヒンドゥー教寺院は同様のつくりが多く、これは「字を読めない人でも内容が分かるように」という思いからきています(^^)
寺院の一番奥へはヒンドゥー教徒しか行けませんが中に入ることは出来ます。クツを預けるので不安な方はクツを入れる袋を持っていってください。ただ、ここは中はそんなにスゴい場所ではないので、外観を楽しむで良いと思います。
その代わりといってはなんですが、周辺が非常ににぎやかです。「マイラポール(Mylapore)」というエリアで、雰囲気としては「カパレーシュワラ寺院の門前町」といった感じです。土産物屋・楽器屋・食堂など色々な店が出ていて、楽しく散策することができます(^^)
・5時~11時/16時~21時半
・年中無休
拠点の街はチェンナイ。ベンガル湾に面する南アジア有数の世界都市で、デリー、ムンバイ、コルカタに次ぐインド第4の都市です。「インドの健康首都」や「南アジアのデトロイト」と称され、多くの歴史的な建造物があります。タイの「チェンマイ」や「チェンライ」と混同しないようにしてください。人口は約865万人。
特に有名なのが「クリシュナのバターボール」という奇岩です。6m×5mという巨岩で今にも落ちそうなのですが、なんと約1200年も同じ場所にありますΣ(゚∀゚ノ)ノ
最寄りの空港はチェンナイ国際空港(MAA)。国内外合わせて約60都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
photo by:Tshrinivasan
空港は市内中心部から南西に約20km離れています。市内への移動方法は、地下鉄、高架鉄道、タクシー、空港送迎の4つです。
①地下鉄で行く
空港から市内中心部まで地下鉄の
「ブルーライン」がつながっています。
・6時~22時まで運行
・10~20分おきに運行
・4駅目の「Alandur駅」で
グリーンラインと接続
・料金:ネルー公園駅まで60ルピー
出典:http://www.urbanrail.net ※拡大できます
②タクシーで行く
・定額制
・所要時間:約40分です
・料金:中心部まで約350ルピー
③高架鉄道で行く
photo by:Gowtham Sampath
空港から出たところに高架鉄道(MRTS)の「ティルサラム駅」がありまして、ここから市内中心部の「エグモア駅」まで約30分です。
④空港送迎で行く
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
13世紀前後に建造された寺院で、12もの塔門を持つインド屈指の巨大ヒンドゥー教寺院です(,,゚Д゚) 最も高い塔門は60mにもなり、40~50mの塔門も複数あります。多くは15~17世紀に建てられました。
「ミーナークシ」とは土着の神様の1人で「魚の眼を持つ女神」という異名があります。魚のように常に目をあけて世界を見守っている女神様です。広い敷地にたくさんの塔が立つ様は、グアテマラのティカル遺跡のようにも見えてきます(^^;)
こちらは塔門だけでなく寺院の中も圧巻です。柱が立ち並び、天井には蓮の花がたくさん描かれています。電灯が設置されていて普通の屋内施設のようですが、見渡す限り広がるのは「彫刻が施された柱」という不思議な空間になっています(,,゚Д゚)
・5時~12時半/16時~22時
・年中無休
・中には何も持ち込めません。
ミーナークシ・アンマン寺院へのアクセス
拠点の街はマドゥライ。南インドの商業の中心地で、タミル・ナードゥ州ではチェンナイに次ぐ第2の都市です。基本的にタミル語が放されています。人口は約102万人。
最寄りの空港はマドゥライ空港(IXM)。国内外合わせて3都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
photo by:SarThePhotographer
空港は市内中心部から南に約12km離れています。市内への移動方法は定額制のタクシーになりまして、料金は350ルピー、所要時間は約10分です。
以上になります(^^) 続きまして「ドラヴィダ建築のヒンドゥー教寺院②」をご覧ください。
■アグラセン・キ・バオリ(インド) |
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ニューデリーにある階段井戸で、長さは60mにもなります。詳細は下記からご覧ください。 |
■アダラジ・ヴァヴ(インド) |
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「インドで最も美しい」と言われる階段井戸で、ヒンドゥー教・ジャイナ教・イスラム教の様式が混在しています。詳細は下記からご覧ください。 |
■アジャンター石窟群(インド) |
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アジャンター石窟群は、1000年以上忘れ去られていたことで、信じられないほど色鮮やかな壁画が残されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■エローラ石窟群(インド) |
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エローラ石窟群は、世界で唯一の「3宗教が混在する石窟寺院」で、アジャンター石窟群、エレファンタ石窟群と共にインド三大石窟の一つに数えられています。詳細は下記からご覧ください。 |
■クトゥブ・ミナール(インド) |
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建造当初は100m以上の高さがあったとされていますが、地震や落雷などで低くなり現在の高さは72.5mです。詳細は下記からご覧ください。 |
■チットールガル・フォート(インド) |
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多くの城があるラジャスタン地方において「最も悲劇的な城」と言われる城塞で、「勝利の塔」や「名誉の塔」など素晴らしい遺跡が残っています。詳細は下記からご覧ください。 |
■チャンド・バオリ(インド) |
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インドで最大規模の階段井戸で、壁に整然と造られた3500段を超える階段は必見です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ラーニー・キ・ヴァヴ(インド) |
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「女王の井戸」という意味の美しい階段井戸で、約1000年前に施された彫刻がそのまま残されている奇跡的な遺跡です。詳細は下記からご覧ください。 |
■アヌラーダプラ(スリランカ) |
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紀元前5世紀頃~紀元後11世紀頃までスリランカ北部を支配した王朝の首都だった土地で、紀元前に造られた巨大な仏塔が立ち並んでいます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ミヒンタレー(スリランカ) |
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スリランカで最初に仏教が伝来したとされる場所ですが、12世紀頃から放置されて、20世紀に発見されるまでジャングルの中で眠り続けていました。詳細は下記からご覧ください。 |
■シーギリヤ・ロック(スリランカ) |
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スリランカのシンボルで、元々は僧たちの修行の場として長く使われていました。未だに多くの謎が残る遺跡として知られています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ダンブッラの黄金寺院(スリランカ) |
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スリランカで最も保存状態の良い石窟寺院で、1991年に世界遺産に登録されています。山の頂上にあり、周辺には80以上の洞窟が確認されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ポロンナルワ(スリランカ) |
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1017年から1255年までシンハラ王朝の首都でしたが、そこから放置されて19世紀までジャングルの中に眠っていました。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-デリー(約9時間半)
・デリー-チェンナイ(約3時間) |
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ベストシーズン | 11月~5月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 インド |
ガイドブック | インドのガイドブック |
ビザ | ビザかeVISAの取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄2ページ以上。 |
時差 | -3時間半(サマータイム無し) |
チップ | ツアーガイドなど:100~500ルピア |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるヒンディー語 | ①おはよう。
スプルバート(ナマステでOK)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220~240V
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通貨 | インド・ルピー(通貨コード:INR、記号:₹)で、補助通貨は「パイサ(Paisa)」。1ルピー=100パイサ。
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日本大使館 | ・HP |
インドの絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
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