デリーは12世紀以降にインドの首都が置かれてきた場所です。20世紀初頭にはニューデリーも建設され、世界的な大都市としてインドを牽引しています。当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「デリー③オールドデリーの見どころ(2)」になります(^^)
「デリー③オールドデリーの見どころ(2)」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
デリーには多くの見どころがありますが、ここは外せないという11ヶ所を厳選しました。数が多いので、こちらのページでは緑のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
2005年に完成した世界最大のヒンドゥー教寺院で、メインの建物は幅96m、奥行き110m、高さ43mにもなりますΣ(゚∀゚ノ)ノ コンクリートは使われておらず、全て砂岩や大理石などで造られています。
中は財布以外一切のものを持ち込めなくて、カメラやスマホもダメです(T_T) 入口の手荷物預かりに全て預けなければ行けないので、極力軽装で行ってください。
ヴィシュヌ派の聖人である「スワーミーナーラーヤン」がまつられていて、巨大な絵も掲げられています。テーマパークのような性質もあって、ボートライドや映画でインドの歴史を学びます。
入場料は無料ですが、各アトラクションが有料になっています。フードコートもあるので、家族連れも多いです。夜になると美しくライトアップされ「インド版ディズニーランド」とも称されているそうです(^^)
【アクシャルダム寺院】
・無料
・9時半~18時半
・月曜日休み
・アクセス:地下鉄ブルーライン「アクシャルダム駅」下車
ムガル帝国の第2代皇帝フマユーンの霊廟で1574年に造られました。イスラム建築の最高傑作の1つと称され、完全な線対称で造られています(,,゚Д゚)
上から見ると完璧な設計であることが分かります。これが450年も前に造られたと思うと頭が下がります。この庭園は「四分庭園」と呼ばれる形式で、エリアが4つの正方形に分けられて、それぞれ同様のつくりで統一されています。
これはペルシアの流れを組むスタイルで、ヒンドゥー建築やインド・イスラム建築には見られない特徴でした。フランス庭園にも負けない優美な庭園は「楽園の具現化」と称され、後々のタージ・マハルへとつながっていきます。下の「基壇」は、高さ約7m、一辺約95m。上の建物は一辺約48mです。
驚くべきは、これだけ大規模な建築物にも関わらず、中にはいくつかの棺が置かれているだけですΣ(゚∀゚ノ)ノ 「寺院ではなく、ただの墓なんだ」ということを感じられるとともに、ただの墓をこれだけ大きく出来るというところに、昔の為政者の途方も無い権力が垣間見えます。
【フマユーン廟】
・日の出~日没
・料金:500ルピー
・アクセス:ニューデリー駅から電車で「ニザマディン駅」へ行き、徒歩で約15分。
世界のすごい墓地などについては「サプンツァ:徹底ガイド」などのページに一覧を載せておりますので興味のある方はご覧ください。
1986年に建てられたバハーイー教の寺院で「ロータス」は「蓮」を意味しています。その美しい外観は宗教施設の枠を超えて、秀逸な建築物として世界に認められていて、年間で約7千万人が訪れます。
上から見ると見事な蓮になっていることが分かります(,,゚Д゚)
設計した人は天才ですね(^^;) 内部のホールは直径75m、高さ31mで、1300人を収容できます。宗教に関係なく誰でも入ることが出来て、静かに祈りが捧げられる様子を見学できます。
【ロータス寺院】
■営業時間
・4~9月:9時~19時
・10~3月:9時~18時
・月曜日休み
■入場料
無料
■アクセス
地下鉄マゼンタライン「NSIC Okhla駅」で下車。徒歩5分。
世界の面白いデザインの建物については「世界の変わった外観の建物総特集」をご覧ください。
1200年頃に、マムルーク・スルターン朝を起こしたクトゥブ・ウッディーン・アイバクが、北インドを制圧した記念に建造したミナレット(尖塔)です。建造当初は100m以上の高さがあったとされていますが、地震や落雷などで低くなり現在の高さは72.5m。それでも世界一高いミナレットです(,,゚Д゚)
基底部の直径は14.3m、上部は2.75m、全部で5層になっています。それまでにあったヒンドゥー教寺院やジャイナ教寺院を破壊して建材にしていて、側面にはアラベスク文様やコーランが刻まれています。中には階段があって昔は登ることが出来たのですが、事故が起きて以来登ることは禁止されています。
写真手前の遺跡は、インド最古のモスクといわれる「クワットル・イスラム・モスク(Quwwat-ul-Islam-Masjid)」です。上記のとおりヒンドゥー教などの寺院を壊して建てられたため、イスラム教ではありえない女神などの痕跡が残っています。
そして、見逃せないのが「オーパーツ」として有名な「デリーの鉄柱(チャンドラヴァルマンの鉄柱/アショーカ王の柱)」です。
4世紀に建造された高さ7.2mの鉄柱で、99.72%という高純度の鉄にも関わらず、全く錆びていないという不思議な鉄柱なんです(,,゚Д゚) 重さは推定約6トンで、2mほどは地下に埋まっているそうです。
専門家によれば「高純度の鉄なのに錆びていない、のではなく、ごく僅かに含まれている不純物が原因で錆びていない、と考えるのが妥当」とのことです。
表面にはサンスクリット語の碑文が刻まれています。そして150mほど離れた場所には、これまた謎めいた建造物があります。
これは「アラーイの塔」と呼ばれていて、一言で言えば「未完成で終わったミナレット」です。直径は約25mで、完成していればクトゥブミナールを超える高さだったことは間違いありません。建造が止まったのは1316年なので、未完成ということを考えると700年以上も残っていることが逆に奇跡的に思えてきます(^^;)
このほか、美しい門の「アライ・ダルワーザ」や、レリーフ彫刻が見事な「イレトゥミシュ廟」などがあり、一帯は1993年に「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」として、世界遺産に登録されました。
【クトゥブ・ミナール】
・日の出~日没
・料金:250ルピー
・アクセス:地下鉄イエローライン「Qutab Minar駅」で下車。徒歩で約20分。
世界の遺跡については「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。
以上になります(^^) 3ページに渡りデリーをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。まだ見ていないページがありましたら下記からご覧ください。
デリーは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | 日本-デリー(約9時間半) |
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ベストシーズン | 11月~3月 |
外務省 | 海外安全情報 インド |
ガイドブック | インドのガイドブック |
ビザ | ビザかeVISAの取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄2ページ以上。 |
時差 | -3時間半(サマータイム無し) |
チップ | ツアーガイドなど:100~500ルピア |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるヒンディー語 | ①おはよう。
スプルバート(ナマステでOK)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220~240V
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通貨 | インド・ルピー(通貨コード:INR、記号:₹)で、補助通貨は「パイサ(Paisa)」。1ルピー=100パイサ。
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日本大使館 | ・HP |
インドの絶景一覧 |
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