テレルジ国立公園は、イメージ通りのモンゴルを簡単に体験できる場所として人気があります。ゲルに泊まって乗馬を楽しんだり、チベット仏教の寺院を訪れたり、太古の恐竜と一緒に写真を撮ったりと、見どころ盛りだくさんです(^^)
「テレルジ国立公園」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はウランバートル。モンゴルの首都であり最大の都市です。緯度に加えて標高も高いため気温が低く、1月の平均気温は-21.7度にもなります。年間の気温差が極めて大きく、夏には最大40度近くまで上がるものの、8月下旬には初雪が降ります。人口は約147万人。
最寄りの空港はチンギスハーン国際空港(UBN)。国外の3都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動は「チンギス・ハーン騎馬像:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はトゥグルグ(通貨コード:MNT、記号:₮)。補助通貨は「ムング(möngö)」ですがほとんど使われていません。1トゥグルグ=100ムングで、本日のレートはこちら。
テレルジ国立公園はウランバートルから北東に約65km離れています。アクセスはツアー参加が基本で「チンギス・ハーン騎馬像」や「13世紀村」などと合わせて訪れるのが一般的です。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
壮大ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 面積は東京都の約1.4倍にあたる2920km²。1960年代から整備が進み出し、1994年に国立公園となりました。写っている点々は宿泊用のゲルです。もはや近未来の人間が移住した惑星のようですね。
■ツーリストキャンプ
モンゴルでも人気の避暑地であり、国を代表する観光地なので宿泊には困りません。公園内の宿は「ツーリストキャンプ」と呼ばれていて、水洗トイレ、温水シャワー、レストランなどを備えています。ツアーでは、ガイドさん、料理人、乗馬のインストラクターがあたたかく客をもてなしてくれます(*´ω`*)
ただ、実はウランバートルから路線バスも出ていて、個人で行くことも可能ではあります。
というのは、広大な国立公園ではありますが、観光客が主に訪れるのは赤で囲んだエリアです。道路が整備された公園の入口という感じですね。
・緑:UB-2ホテル(バスが停車)
・赤:アリヤバル寺院(ハイライト)
・青:亀石(ハイライト)
・紫:ツーリストキャンプが集中
ツーリストキャンプはウランバートル側に集中していて、バスは奥の「UB-2ホテル」に停車します。それぞれ地図をアップにしていただくと、たくさんの宿があるのが分かります。ただ、UB-2ホテル周辺は「公園内の小さな町」という雰囲気なので、ツーリストキャンプとは別物です。
■UB-2ホテル周辺
このホテルには旅行者用の馬がたくさん集まっていて、1時間につき2~3万トゥグルグ(800~1200円)で乗馬ツアーが催行されています。とはいえ、ハイライトの亀石やアリヤバル寺院へ行くのであれば、結局宿でツアーを手配するのであまり変わらないとも思います。
■スーパーマーケット周辺
ただ、一般の人がやっているゲルもありまして、それであればかなり安くなりますし、ツアー旅行ではなく個人旅行という雰囲気も出てきます(^^) 彼らは旅行者が集まる場所で、段ボールで作ったボードを持って客引きしているので交渉してみてください。素泊まりで1泊2万トゥグルグという感じです。
ちなみに、バスは1日2本程度なので日帰り旅行はできません。個人で行くにしても現地で最低1泊はみてください。
シーズンは夏で、一面が緑に染まるだけでなく様々な花が大地を彩ります(*´∀`*) 一帯には約250種の鳥類のほか、クマやヘラジカなど大型の哺乳類も生息しています。
夏でも標高が高いので朝晩は冷え込みます。重ね着で調節できるようにしておいてください。また、小型の双眼鏡、ヘッドライト、上下タイプのレインコート
などがあると便利です。ほとんどの人は馬にも乗ると思いますが、ずーっと手綱を握るので軍手や手袋も必携です。
テレルジ国立公園のシンボルで標高約1600m地点にあります。高さは15m。なかなか見事なものですよね。ただ、角度が変わると全然カメには見えません(^^;)
甲羅の部分はバッキバキですねΣ(・∀・;) この岩は花崗岩なんですが、花崗岩には「新鮮な状態だと固いが、風化すると非常にもろくなる」という性質があります。巨大な一枚岩が長い年月の間にヒビ割れていき、ある角度から見ると奇跡的にカメのように見えるというわけなんです。
このストリートビューは空撮でありながら矢印の方向に動かせるので、色々な角度から見てみてください。首元まで登ったり、岩の下をくぐったりと、見た目以上に楽しい巨岩です。ちなみに冬の雪化粧された姿の方がカメ感があります( ̄▽ ̄;)
なんというか…幻想的な感じもしますし…悲哀に満ちている感じもあります(^^;) 他にも「卵石」「五指岩」「お酒を飲む男」など様々な奇岩があります。
こちらはチベット仏教の寺院です。実はモンゴルはチベット仏教が主流なんです(^^) ここはロケーションがスゴいです。
チベットというか、インドのラダックみたいな感じですね(,,゚Д゚) ただ、実は2004年に完成した新しい寺院です。階段の数は108段。日本の除夜の鐘と同じく「煩悩の数」を表しています。その姿から「ゾウの鼻」とも呼ばれています。
亀石からは約200m高くなり、標高約1800mになります。普通に疲れるので、ゆっくりゆっくり上ってください(^^;) 頂上からは絶景を一望できます。
奥の方に亀石も見えているのでズームして見てみてください。チベット仏教の寺院は内部が非常にカラフルなのが特徴です(,,゚Д゚)
また、チベット仏教寺院で必ず見られる「マニ車」もあります。これを一度回すと「お経を一回読むのと同じ徳を積める」とされています(^^)
本物みたいですねΣ( ̄□ ̄;) 実はモンゴルはカナダや中国と並ぶ世界的な恐竜化石スポットで、これまでに48種もの恐竜化石が見つかっています。
そんなこともあり、この雄大な大地に多くの恐竜の像が設置されています。世界には同様の場所が複数ありますが、ここはロケーションの雄大さが別格なので世界一の恐竜スポットといって良いと思います(^^)
ウランバートルには「モンゴル恐竜中央博物館」が建てられていて人気の観光地になっています。
■モンゴル恐竜中央博物館
・営業時間:9時~18時
・料金:3000トゥグルグ
上記の内容が定番ですが、何せ広いので細かい見どころは他にも無数にあります。こちらは「Khagiin Khar湖」といって、ほとりでキャンプも楽しめます。
ラクダにも乗れますし、大きなワシと一緒に写真を撮ることもできます(,,゚Д゚)
馬に乗る時は「馬の後ろには立たない」「手綱は絶対に離さない」などインストラクターの指示を守って安全に楽しんでください(^^) ツアーによっては、ここから乗馬で約5時間かけて「チンギス・ハーン騎馬像」へ向かうこともできます。
ただ、長時間の乗馬は慣れていないと内ももが痛くなったりもするので、ある程度の経験が求められます。そして、夜には満天の星空が待っています。
以上になります。「スーホの白い馬」の世界を体験できる「テレルジ国立公園」。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■アメリカ自然史博物館(アメリカ) |
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![]() photo by:bryan... |
ニューヨークにある博物館で、日本でいう上野の国立科学博物館です。恐竜の化石はもちろん、シロナガスクジラの実物大模型なども大迫力です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ドバイ・ディーノ(アラブ首長国連邦) |
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![]() photo by:Mike W. |
世界最大の商業施設である「ドバイモール」には、巨大な恐竜化石が置かれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■タランバジャ国立公園(アルゼンチン) |
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南米屈指の奇岩地帯で、約2億年前の地層が露出しているため多数の恐竜化石が発見されています。荒野に恐竜像が設置されていて、タイムスリップしたかのようなリアルさです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ガンシューム・ポイント(オーストラリア) |
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1億3000万年前の「白亜紀」の「恐竜の足跡の化石」が残っています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ロイヤル・ティレル古生物学博物館(カナダ) |
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![]() photo by:ケラトプスユウタ |
「世界三大恐竜博物館」の1つに数えられていて、年間で約35万人が訪れる人気観光地になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■バコナオ国立公園(キューバ) |
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200体の恐竜やマンモスなどの巨大模型が立ち並ぶテーマパークで、意外とちゃんとしたつくりなので迫力があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■カレメグダン公園(セルビア) |
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首都ベオグラード観光のハイライトで、ファミリー向けなのか、恐竜模型がたくさん置かれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ノンヌット・トロピカル・ボタニカル・ガーデン(タイ) |
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パタヤ近郊にあるテーマパークで、原寸大の恐竜模型が200種類・700体以上も立ち並んでいます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ザウリアパーク(ドイツ) |
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![]() photo by:Maciej Chojnacki |
16ヘクタールの敷地に200体ものリアルな恐竜模型が設置されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ダマン・エコパーク(パキスタン) |
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首都イスラマバードを一望出来る場所で、近くに「ディーノパーク」という恐竜模型が並ぶ公園があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■ワラスの恐竜の足跡(ペルー) |
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![]() photo by:Jcvas81 |
岩壁に見事な恐竜の足跡が残っています。詳細は下記からご覧ください。 |
■テレルジ国立公園(モンゴル) |
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テレルジ国立公園は典型的なモンゴルの景色を楽しめる雄大な場所で、そこにリアルな恐竜模型が設置されています。リアリティでは圧倒的NO.1です。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | 日本-ウランバートル(約6時間) |
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ベストシーズン | 6月~8月 |
外務省 | 海外安全情報 モンゴル |
ガイドブック | モンゴルのガイドブック |
ビザ | 30日以内の滞在は不要。 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄2ページ以上 |
時差 | -1時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的に不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるモンゴル語 | ①おはよう。
Сайн байна уу?(サイン バイノー)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | トゥグルグ(通貨コード:MNT、記号:₮)で補助通貨は「ムング(möngö)」。1トゥグルグ=100ムング。
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日本大使館 | ・HP | モンゴルの絶景一覧 |
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