壷口瀑布は、貴州省の「黄果樹瀑布」、中国とベトナムの国境に位置する「德天瀑布(バンゾック滝)」と並び「中国三大瀑布」の1つに数えられています。黄色い水が轟音と共に流れ落ちる姿は壮観です(^^)
「壷口瀑布」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
太原市は山西省の省都で、春秋戦国時代からの2500年に及ぶ歴史があります。冬には-20度になり、ダイヤモンド・ダストを見られることもあります。人口は約350万人。
最寄りの空港は太原武宿国際空港(TYN)。国内外合わせて46都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動などは「万年氷洞:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
西安市は陝西省の省都で、歴史の授業で必ず出てくる「唐の都・長安」だった場所です。「副省級市」という「省」と同ランクの重要な市で、大きな自治権が与えられています。人口は約1000万人。
最寄りの空港は西安咸陽国際空港(XIY)。国内外合わせて約150都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨は人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分で、本日のレートはこちら。
壷口瀑布へのアクセス
photo by:momo
太原市からでも西安市からでも、まずは電車で臨汾西駅に行きます。太原駅からは約1時間10分、西安北駅からは約1時間半です。臨汾市に着いたら、基本的には日帰りツアーに参加した方が良いのですが、公共交通機関での行き方もご紹介します。
まずは臨汾西駅からタクシーで「臨汾バスターミナル(臨汾汽車站)」へ向かいます(路線バスもあるかもしれません)。そしてバスで「吉県」へ行きます。所要時間は約3時間。そこまで行けば壷口瀑布へのバスが出ています。所要時間は約40分です。
ただ、本数が少ないためスケジュールが立てづらく、待ち時間のロスも大きいので、あまりオススメできません。料金的にも、臨汾から壷口瀑布までで片道約80元かかります。日帰りツアーだと入場料含め約200元なので、利便性を取る方が良いと思います。
壷口瀑布は世界で6番目の大河である黄河において「唯一の滝」です。つまり全長5464kmの中で滝らしい落差があるのがここだけということなんですΣ(゚∀゚ノ)ノ
季節によって様々な姿を見せてくれる名瀑布で、中国の観光地等級では「全国AAAAレベル(4Aレベル)」に指定されています。滝の轟音は5km先でも聞こえると言われていて、立ち上る飛沫もハッキリと見て取れます。
落差は30mほどですが、流れ落ちる水の量は毎秒700m³に及びます。当然少しずつ大地は削られていて、滝は今も毎年5mmほど上流に後退しているそうです。ちょっと計算が合わない話なんですが、記録によれば約1600年前の北魏時代には、今の場所から約3kmも下流の「孟門山」に滝があったとされていますΣ(・∀・;)
荒涼とした岩盤の大地に黄河が1本流れる様子は壮観の一言。50元紙幣のデザインにもなっています。
滝の前までは川幅が約400mもあるのに、滝部分で約40mに狭まるため「壺口」という名前がつきました。
上のストリートビューは水量が少ない時期です。でも逆に周辺の様子がよく分かります。画面右側が山西省で、左側が陝西省です。両岸に人がいますが行き来することは少なくとも現地ではできません。
どちらも迫力がありますが、山西省側(右)には「龍洞」という場所があり滝を間近で見られるようになっています。どこかというと、上のストリートビューの右下の崖の中に人がいるのが見えるでしょうか。アップにしてみると…
いました!行けるのは水量の少ない時期のみで、別途20元の入場料がかかります。多いときは不可能ですよね…これですもんね(^^;)
陝西省側は水量が少ないと滝に近づけるのですが、水量が多くなる夏から秋にかけては川幅が100m近くになり、遠くからじゃないと見られなくなってしまうこともあるので、山西省側からの方が確実に楽しむことができます。
滝の周辺には売店やトイレがありませんので注意してください。
以上になります。大迫力の場所なので、ぜひ行ってみて下さい(^^)
太原は日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ショショニフォールズ(アメリカ) |
|
---|---|
![]() |
日本での知名度は低いですが、アメリカでは「西のナイアガラ」と称されるほど有名な滝です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ナイアガラの滝(アメリカ・カナダ) |
|
![]() |
世界三大瀑布の1つに数えられていて、アメリカとカナダにまたがっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■イグアスの滝(アルゼンチン・ブラジル) |
|
![]() |
世界三大瀑布の1つに数えられていて、アルゼンチンとブラジルにまたがっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■カランドゥーラ大瀑布(アンゴラ) |
|
![]() |
アフリカの秘境アンゴラを流れる滝で、高さ105m、幅400mにもなります。詳細は下記からご覧ください。 |
■ルアカナ滝(アンゴラ) |
|
![]() |
幅が700mにもなる滝で、無数に生えているバオバブがフォトジェニックです。詳細は下記からご覧ください。 |
■トゥンパックセウ(インドネシア) |
|
![]() |
密林にこつ然と現れる壮大な滝で、名前には「千の滝」という意味があります。周辺には無数の滝があるので合わせて訪れるのもオススメです。詳細は下記からご覧ください。 |
■サン・ラファエルの滝(エクアドル) |
|
![]() |
落差約150mのエクアドル最大瀑布です。アマゾンのジャングル地帯にあり、その迫力・雰囲気の素晴らしさは南米の名だたる名所に劣りません。詳細は下記からご覧ください。 |
■カイエトゥールの滝(ガイアナ) |
|
![]() |
秘境中の秘境である南米・ギアナ高地を流れる滝で、知名度こそ低いですが、熱帯雨林特有の膨大な水が、226mもの高さを落ちていきます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ワプタ滝(カナダ) |
|
![]() |
ヨーホー国立公園最大の滝で、春先にはロッキー山脈の豊富な雪解け水が流れ込みます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヴィクトリアの滝(ザンビア・ジンバブエ) |
|
![]() |
世界三大瀑布の1つに数えられていて、ザンビアとジンバブエにまたがっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ライン滝(スイス) |
|
![]() |
落差は23mと高くないですが、ヨーロッパ最大級の水量が流れ落ちる滝です。詳細は下記からご覧ください。 |
■エプパ滝(ナミビア) |
|
![]() |
アンゴラとの国境にある滝で、バオバブが群生する中を膨大な水が流れていきます。詳細は下記からご覧ください。 |
■フカフォールズ(ニュージーランド) |
|
![]() |
毎秒22万リットルが流れ落ちる瀑布で、サイダーのような美しい水と白い泡で有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ガラスマオ滝(パラオ) |
|
![]() |
パラオの最大瀑布で約40分間のトレッキングコースを歩いてたどり着きます。自然に出来たとは思えないほど美しい姿をしています。詳細は下記からご覧ください。 |
■バンゾック滝/德天瀑布(ベトナム・中国) |
|
![]() |
世界で4番目に大きな滝とされていて、アジアでは最大です。ベトナムと中国にまたがっていて「中国三大瀑布」の1つに数えられています。詳細は下記からご覧ください。 |
■オーグラビーズ滝(南アフリカ共和国) |
|
![]() |
先住民族コイコイ人の言葉で「大きな騒音の場所」を意味します。詳細は下記からご覧ください。 |
■タムール滝(メキシコ) |
|
![]() |
メキシコ最大の滝で、ターコイズブルーの水が流れる様子は絶景の一言です。周辺には美しい滝が山ほどあります。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な滝がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい滝総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている滝の中から、特にすごい74ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-北京(約4時間)
・北京-太原(約1時間半) |
---|---|
ベストシーズン | 夏~秋 |
外務省 | 海外安全情報 中華人民共和国 |
ガイドブック | ・中国のガイドブック |
ビザ | 15日以内の観光は不要。ビザ取得で30日まで滞在可。 |
パスポート残存期間 | 60日以上が望ましい。 |
時差 | ・全国共通で-1時間
・サマータイム:無し |
チップ | 無し |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使える中国語 | ②こんにちは。
你好.(ニーハオ)
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | ・220V
・Oが基本でB、Cなどもある。 |
通貨 | 人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分。
|
日本大使館 | ・HP |
中国の絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤のアイコン
個別のガイド記事です。
■その他の色のアイコン
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。