ガラスマオ滝はパラオの最大瀑布で、規模が大きく美しい姿が訪れる人を魅了します。約40分のトレッキングコースの先にあり「やっとたどり着いた」という達成感を味わうことが出来ます。海が素晴らしいパラオですが、ぜひジャングルの中も入ってみてください(^^)
「ガラスマオ滝」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はコロール。2006年までパラオの首都だった街で、現在でも同国最大の都市です。第一次世界大戦後から日本の統治が始まったため、日本の文化も各所に残されています。人口は約13000人。
最寄りの空港はパラオ国際空港(ROR)。国外の5都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「ジェリーフィッシュレイク:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はUSドル(通貨コード:USD、記号:$)で、補助通貨はセント(¢)。1USドル=100セントです。本日のレートはこちら。
ガラスマオ滝はバベルダオブ島の北西部にあります。以前は、最寄りの港まで船で行って、そこから滝まで徒歩で行くしかなかったのですが、2007年に道路が整備されたことでトレッキングコースの起点までは車で行けるようになりました。
コロールからだと車で約50分、徒歩で約40分、合計約1時間半の道のりです。こちらの入り口で入場料10ドルを支払います。周辺に食事をする場所はないので、ランチ付きのツアーでなければ自分で軽食やお菓子を持っていく必要があります。
滝までの道のりは様々な景観を楽しむことが出来ます。ジャングルの中を歩くと、もう使われなくなったモノレールの廃線や、旧日本軍が整備したトロッコの廃線などが現れます。
さらに進んでいくと、今度はいわゆる「沢登り」になります。
こーゆー場所に行くときは2つ非常に便利なアイテムがあります。1つ目は「マリンシューズ」。濡れる場所専用のクツなので川でも滝壺でも入っていけますし、もちろん滑りづらく作られています。ビーチサンダルだと滑って危ないだけでなく、水の中ではすぐに脱げてしまい安全に歩くことが出来ません。
■マリンシューズ ■アウトドアサンダル
足首に固定できる「アウトドアサンダル」なら脱げることが無いためまだマシなのですが、素足が露出しているので、肌を切ってしまったり突き指をしてしまうことがあります。マリンシューズなら足全体が保護されている上に、メッシュ素材のものが多いので「乾きやすい」「かさばらない」といったメリットもあります。
そして2つ目は「ウォータープルーフバッグ」です。
ダイバーやサーファーにはおなじみなのですが、水から中身を完璧に守ってくれます。通常ジッパーなどは無くて、上の開口部をくるくる折り曲げて行くことで密閉します。補助的な使い方ですが、中に空気を入れて密封することで緊急時の浮き袋にもなったりします。リュックにもショルダーにもなるので大変便利です。
バッグの正面に書いてある「5」「10」「20」は、容積のことで「5L」「10L」「20L」を表しています。ちなみに20Lは非常に大きめのリュックという感じです。小さいサイズの「2L」などもあり、これはこれで重宝します。
中にはカメラ、財布、パスポート、薬など最低限の物しか入りませんが、それら一番大事な物だけを持っていきたい場面で活躍します。また、ウォータープルーフなので当然スコールでも台風でもへっちゃらですし、ドロなどで汚れても水でガンガン洗えて、タオルでふけばすぐ乾くので、20Lのバッグなどは旅中で非常に活躍します。アウトドア派の人にはオススメです。
本物のジャングルなので、食虫植物の「ウツボカズラ」など日本では見られない植物や昆虫を見ることも出来ます。途中には標識が色々あるので個人で行く人も迷うことは無いと思います。そしてスタートから約40分、ついに到着です(,,゚Д゚)
落差は30mで幅は37m。人がいない写真だとなかなか規模が分からないですが、人がいる写真だと堂々たる姿が伝わるのではないでしょうか。一帯は完全なジャングルなので、よく発見出来たなと思います。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
絶妙な水量で、まるで人工的に流している水のカーテンのようです。ガラスマオ滝には、こんな伝説が残されています。
~その昔、森に強い魔力を持った「1つ目のウナギ」が棲んでいた。村人たちはウナギを神と崇めていたが、あるとき動かなくなり、やがて胴体が川になり頭が滝となった~
滝壺は浅くて大人の腰くらいまでなので安心して入ってください。滝の裏側に周ることもできますが滑るので気をつけてください。
帰りも同様の時間がかかるので、特に個人で行く方は時間に注意してください。ツアーの場合、パラオの最北部にあるオーパーツ「ストーン・モノリス」がセットで含まれているものもあります。
■ストーン・モノリス
文献や伝承が何も残されていないため詳細が不明な巨石群なのですが、パラオでは産出されない玄武岩で出来ているため、他の場所から持ち込まれたことのみわかっています。実はパラオには、ヤップ島の観光遺産として有名な石貨もあります。
この石貨は、逆にパラオで切り出されたものがヤップ島へ運ばれていったそうです。いずれにしても、こんな大きい岩をわざわざ別の島から運ぶというのは非常に不思議な話です。まさにオーパーツですね(,,゚Д゚)
中には人間の顔のように見える「ストーンフェイス」もあります。これは「神と人のハーフが悪さを働き、村人に退治されて石に変わってしまった」と言い伝えられています。不思議な場所なので、時間があったらぜひ行ってみてください。
以上になります。パラオの最大瀑布・ガラスマオ滝。ぜひ行ってみてください(^^)
パラオは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■スバルティフォス(アイスランド) |
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滝王国のアイスランドにおいても非常に珍しい「柱状節理を流れる滝」です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ルビー滝(アメリカ) |
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テネシー州にある地下390mの場所から流れ落ちる滝で、美しくライトアップされた幻想的な姿が人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
■バラステの滝(エストニア) |
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「冬に全てが凍りつく滝」で、まるでファンタジー映画のような光景が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■天帝淵瀑布(韓国) |
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韓国最大の島である済州島にあります。3段の段瀑で、その内の1つは柱状節理を流れる滝になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■銀錬墜潭瀑布(中国) |
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貴州省の「黄果樹瀑布群」にある滝です。いくつもの小さな滝が複雑に組み合わさっていて「銀のネックレスが流れ落ちる滝」と称されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■イエルベ・エル・アグア(メキシコ) |
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オアハカ郊外にある「石化した滝」です。近くには天然のインフィニティプールもあり絶景が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■海の中に落ちる滝(モーリシャス) |
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地形と潮流が生み出した壮大な「目の錯覚」による絶景です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハママートマイン(ヨルダン) |
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ヨルダンの有名観光地で、滝自体が温泉になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ビガーの滝(ルーマニア) |
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巨大な苔帽子の美しい姿は「ミナス渓谷の奇跡」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■バータラ峡谷の滝(レバノン) |
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非常にマニアックな場所で、大地に空いた大穴に雪解け水の滝が流れ落ちていきます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な滝がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい滝総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている滝の中から、特にすごい74ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-グアム(約4時間)
・グアム-コロール(約2時間) |
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ベストシーズン | 11月~3月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 パラオ |
ガイドブック | パラオのガイドブック |
ビザ | 30日以内の観光は不要 |
パスポート残存期間 | 6ヶ月以上+未使用査証欄1ページ以上 |
時差 | 無し(サマータイム無し) |
チップ | 不要 |
日本への電話 | 011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるパラオ語 | ①おはよう。
Alii.(アリー)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 110~120V
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通貨 | USドル(通貨コード:USD、記号:$)で、補助通貨はセント(¢)。1USドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
パラオの絶景一覧 |
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