「トゥンパックセウ」徹底ガイド

 

トゥンパックセウはインドネシアの密林にこつ然と現れる壮大な滝です。現地では有名な観光地なのでアクセスは難しくありません。周辺にはいくつもの滝があるので合わせて訪れるのもオススメです(^^)

 

 

「トゥンパックセウ」徹底ガイド：目次

 

拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨

マラン

　

 

マランは東ジャワ州第２の都市で１３世紀からの歴史があります。順調に経済発展しているので活気があり、プロモ山観光の拠点でもあるので多くの観光客が訪れます。人口は約８４万人。

 

最寄りの空港はマランの「アブドゥル・ラフマン・サーレ空港（MLG）」。国内の２都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。（地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください）

 

　

 

スラバヤは東ジャワ州の州都であり、ジャカルタに次ぐインドネシア第２の都市です。オランダの植民地時代に発展し、戦時中は日本が占領したこともあります。明の時代から華僑が進出しているのでチャイナタウンなども見られます。人口は約２７６万人。

 

最寄りの空港はジュアンダ国際空港（SUB）。国内外合わせて約３０都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。（地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください）

 

通貨はルピア（通貨コード：IDR、記号：Rp）で、補助通貨はセン（sen）。１ルピア＝１００センで、本日のレートはこちら。

 

 

 

マラン空港から市内

　
photo by：Rochelimit

 

空港は市内中心部から北東に約１２ｋｍ離れています。市内への移動方法はタクシーで、所要時間約１５分、料金は約８万５千ルピアです。

 

 

スラバヤ空港から市内

　
photo by：Gunawan Kartapranata

 

空港は市内中心部から南に約２０ｋｍ離れています。市内への移動方法はタクシーで、所要時間は約２０分、料金は約１１万ルピアです。

 

 

スラバヤからマラン

電車で行く

　
photo by：Alqhaderi Aliffianiko

 

スラバヤ・グベン駅からマラン駅へ直通列車が出ています。

 

■マラン駅
　
photo by：Rizal Febri

 

　

 

スラバヤの「プラバヤ・バスターミナル」から、マランの「アルジョサリ・バスターミナル」へ直通バスが出ています。それぞれ市内中心部からは離れているので、タクシーやGrabで移動します。

 

■マランのバスターミナル
　

 

 

 

トゥンパックセウ

　

 

トゥンパックセウは「ルマジャン」というエリアにあります。マランからは約２時間、スラバヤからは約４時間で、マランからツアーやタクシーチャーターで行くのが一般的です。周辺には実は他にも様々な滝があります。

 

 

ツアーの場合、トゥンパックセウ（赤）とゴア・テテス（黒）を合わせて訪れるのが一般的で、他の３ヶ所も見るなら最低中２日は欲しいところです(^^)

 

入り口はこちら。道路沿いにあります。入場時間は７時～１７時です。

 

 

入場料は２万ルピアなのですが、この滝は展望台から眺めるルートと、滝壺へ行くルートがあります。展望台はすぐなのですが、滝壺へは約２０分間のトレッキングになるので、ツアーじゃなく個人で行く人は入口でガイドを雇うこともできます。相場は１時間１０万ルピアです。

 

そして１０分ほど歩いたら展望台に到着。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

ここから滝壺へと向かいます。渓谷の底に行くような感じですね。滝の高さは１２０ｍなので、その分を上り下りするということです(^^;)

 

 

道は迷うことは無いのですが、ハシゴが竹で出来ているので滑らないように注意してくださいΣ(・∀・；)

 

 

渓谷の底に到着したら、再び入場料として１万ルピア支払います。ゴア・テテスにも行く人は５千ルピア追加です。

 

 

ちなみに、滝は上から見るとこんな形をしていまます。

 

 

秘密の隠れ家みたいですね(,,ﾟДﾟ) 滝壺へと続く川沿いをクネクネ歩き、ややもすると滝の登場です。

 

 

ペトラ遺跡のようなロケーションですね(^^) そして、滝の正面に到着。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

絶景ですねΣ(ﾟ∀ﾟﾉ)ﾉ 「トゥンパックセウ」は「千の滝」という意味があり、「Coban Sewu」とも呼ばれています。半円状の崖から無数の白糸が流れ落ちる様子は、まさに千の滝と呼ぶにふさわしい光景です。

 

 

　

 

滝壺ではインスタ映え抜群の写真を撮り放題です(*´ω｀*)

 

 

　

 

ここには「世界の果てまでイッテQ」で宮川大輔さんも訪れています(^^) ベストシーズンは乾季の５月～１１月です。とはいえ、水には濡れるので防水対策はしっかりしていってください。

 

こーゆー場所に行くときは２つ非常に便利なアイテムがあります。１つ目は「マリンシューズ」。濡れる場所専用のクツなので川でも滝壺でも入っていけますし、もちろん滑りづらく作られています。

 

■マリンシューズ　　　　　　　　　　　　　■アウトドアサンダル
　

 

アウトドアサンダルを使っている人も多いと思いますが、ここは山の上り下りがあるので危険です。マリンシューズなら足全体が保護されている上に、メッシュ素材のものが多いので「乾きやすい」「かさばらない」といったメリットもあります。

 

そして２つ目は「ウォータープルーフバッグ」です。

 

ダイバーやサーファーにはおなじみなのですが、水から中身を完璧に守ってくれます。通常ジッパーなどは無くて、上の開口部をくるくる折り曲げて行くことで密閉します。補助的な使い方ですが、中に空気を入れて密封することで緊急時の浮き袋にもなったりします。リュックにもショルダーにもなるので大変便利です。

 

バッグの正面に書いてある「５」「１０」「２０」は、容積のことで「５L」「１０L」「２０L」を表しています。ちなみに２０Lは非常に大きめのリュックという感じです。小さいサイズの「２L」などもあり、これはこれで重宝します。

 

中にはカメラ、財布、パスポート、薬など最低限の物しか入りませんが、それら一番大事な物だけを持っていきたい場面で活躍します。また、ウォータープルーフなので当然スコールでも台風でもへっちゃらですし、ドロなどで汚れても水でガンガン洗えて、タオルでふけばすぐ乾くので、２０Lのバッグなどは旅中で非常に活躍します。アウトドア派の人にはオススメです。

 

 

「濡れる」「汚れる」は前提の場所なので、しっかり準備をしてください。ここからゴア・テテスは約２０分です。標識もあるので迷いはしませんが、不安な人は入り口でガイドを頼んでも良いと思います。一人旅の人はガイドがいれば写真を撮ってくれますしね(^^)

 

■ゴア・テテス

 

以上になります。インドネシアの幻想的な「千の滝」。ぜひ行ってみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

 

 

世界の特殊な滝

■スバルティフォス（アイスランド）
	滝王国のアイスランドにおいても非常に珍しい「柱状節理を流れる滝」です。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「アイスランド南部①沿道の見どころ」徹底ガイド
■ルビー滝（アメリカ）
	テネシー州にある地下３９０ｍの場所から流れ落ちる滝で、美しくライトアップされた幻想的な姿が人気です。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「ルビー滝」徹底ガイド
■キルト岩の滝（イギリス）
	イギリス屈指の絶景島である「スカイ島」にあります。一見普通の滝なんですが「海に落ちる滝」というのが実は非常に珍しいんだそうです。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「スカイ島」徹底ガイド
■バラステの滝（エストニア）
	「冬に全てが凍りつく滝」で、まるでファンタジー映画のような光景が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「バラステの滝」徹底ガイド
■天帝淵瀑布（韓国）
	韓国最大の島である済州島にあります。３段の段瀑で、その内の１つは柱状節理を流れる滝になっています。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「済州島③西側の見どころ」徹底ガイド
■銀錬墜潭瀑布（中国）
	貴州省の「黄果樹瀑布群」にある滝です。いくつもの小さな滝が複雑に組み合わさっていて「銀のネックレスが流れ落ちる滝」と称されています。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「黄果樹瀑布群」徹底ガイド
■ムラフォスール滝（デンマーク）
	デンマークの絶景島・フェロー諸島にあります。イギリスの「キルト岩の滝」と同じで、海に落ちる珍しい滝です。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「フェロー諸島②各地の見どころ」徹底ガイド
■イエルベ・エル・アグア（メキシコ）
	オアハカ郊外にある「石化した滝」です。近くには天然のインフィニティプールもあり絶景が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「オアハカ②イエルベ・エル・アグア」徹底ガイド
■海の中に落ちる滝（モーリシャス）
	地形と潮流が生み出した壮大な「目の錯覚」による絶景です。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「海の中に落ちる滝」徹底ガイド
■ハママートマイン（ヨルダン）
	ヨルダンの有名観光地で、滝自体が温泉になっています。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「ハママートマイン」徹底ガイド
■ビガーの滝（ルーマニア）
	巨大な苔帽子の美しい姿は「ミナス渓谷の奇跡」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「ビガーの滝」徹底ガイド
■バータラ峡谷の滝（レバノン）
	非常にマニアックな場所で、大地に空いた大穴に雪解け水の滝が流れ落ちていきます。詳細は下記からご覧ください。 ⇒「バータラ峡谷の滝」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な滝がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい滝総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている滝の中から、特にすごい７４ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例	・日本－ジャカルタ（約８時間） ・ジャカルタ－マラン（約１時間半）
ベストシーズン	５月～１１月(乾季)
外務省	海外安全情報 インドネシア
ガイドブック	インドネシアのガイドブック
ビザ	３０日以内の観光ならビザ不要。
パスポート残存期間	入国時６ヶ月以上。未使用査証欄連続３ページ以上
時差	・サマータイム：無し ・西部時間：－２時間（ジャカルタなど） ・中部時間：－１時間（バリ島など） ・東部時間：時差無し（ジャヤプラなど）
チップ	基本的には不要
日本への電話	００１／００７など（国際識別番号）と８１（日本の国番号）をつけて、市外局番（東京：０３など）や携帯電話の０９０などの最初の０を取る。 例）０３-９９９９-９９９９へかける場合 ００１＋８１＋３＋９９９９-９９９９
現地で使えるインドネシア語	①おはよう。 Selamat Pagi. (セゥラマット パギ)   ②こんにちは。 Selamat Siang. (セゥラマット シアン／日中) Selamat Sore. (セゥラマット ソーレ／夕方)   ③こんばんは。 Selamat Malam (セゥラマット マラム)   ④ありがとう。 Terima Kasih (テレマカシ)   ⑤さようなら。 Sampai jumpa lagi (サンパイ ジュンパ ラギ)   ⑥はい・いいえ。 Tidak・Bukan（ティダッ・ブカン）
電圧とプラグ	２２０V
通貨	ルピア（通貨コード：IDR、記号：Rp）で、補助通貨はセン（sen）。１ルピア＝１００セン。
日本大使館	・HP
インドネシアの絶景一覧