ブライスキャニオン国立公園はグランドサークルのハイライトの1つで、無数の土柱が剣山のようにそびえ立つ奇岩群です。1928年に国立公園となり、現在では年間で150万人以上が訪れます。また、グランドキャニオンから続く「グランド・ステアケース」という巨大な地形の北端でもあります(^^)
「ブライスキャニオン国立公園」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
2・グランドサークルの概要
3・グランド・ステアケースとは
4・ブライスキャニオン国立公園
4-1:概要
4-2:サンライズ・ポイント
4-3:インスピレーションポイント
4-4:サンセット・ポイント
4-5:ナバホ・ループ・トレイル
5・グランドサークルの主な見どころ
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の町はカナブ。ユタ州の町で、アリゾナ州との州境に位置します。1870年頃から定住が始まり、現在はグランドサークルの各ポイントに行ける拠点として賑わっています。人口は約4500人。
最寄りの空港はラスベガスのマッカラン国際空港(LAS)。国内外合わせて140以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内へのアクセスなどは「ラスベガス①アクセスと観光パス」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はアメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セントで、本日のレートはこちら。
※アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます
グランドサークルはアメリカの一大観光エリアで、その全てを制覇することを目標にしている人も多いです。基準になるのは北米で2番目に大きな人造湖「レイクパウエル」(青)。この「猿の惑星」のロケ地にもなった絶景湖を中心に、半径230kmの円を描くと、その中にグランドキャニオンレベルの見どころが点在していますΣ(゚∀゚ノ)ノ
■モニュメントバレー
具体的には国立公園が10ヶ所、国定公園が16ヶ所、州立公園などが19ヶ所で、そのエリアはユタ州とアリゾナ州にまたがっています。アクセスはレンタカーになりますが、周遊ツアーも多く催行されているので、実は簡単にめぐることができます。
グランド・ステアケースとは
※拡大できます
ブライスキャニオンは「グランド・ステアケース」という壮大な「大地の階段」の最上段に位置します。グランドキャニオン(赤)からブライスキャニオン(緑)までの約250kmに及ぶエリアを指す言葉で、途中にはザイオン国立公園(青)などの見どころがたくさんあり、グランドサークルの一角を形成しています(,,゚Д゚)
■ザイオン国立公園
かなりの高低差があり、グランドキャニオンのサウスリムが標高約2100mなのに対し、ブライスキャニオンは約2700mになります。方角的にはグランドキャニオンが南でブライスキャニオンが北です。
1870年代に、クラレンス・ダットンという地質学者が一帯を「グランドキャニオンの底からブライスキャニオン周辺までの巨大な階段」と位置づけて「グランド・ステアケース」と名付けました。
「キャニオン」と名がついていますが、実際には渓谷ではなく風雨の浸食により生まれた奇岩地帯です。「フードゥー(Hoodoo)」と呼ばれる無数の土柱が立ち並び、その美しさから「グランドサークルの華」とも称されます。カルスト地形ではないため、中国の「石林」やマダガスカルの「ツィンギ」とは全く雰囲気も異なります。
園内には13ヶ所の展望台があり、特に
有名な展望台は3ヶ所です。
・サンライズ・ポイント
・インスピレーション・ポイント
・サンセット・ポイント
トレイルコースもたくさん整備されていて
初心者から上級者まで楽しめます。特に
人気なのは「ナバホ・ループ・トレイル」
です。
※地図は拡大できます。
出典:公式HP
無料のシャトルバスも循環しているので助かります(^^) シャトルバスの詳細は公式HPのこちらのページをご覧ください。
photo by:Kristina D.C. Hoeppner
ブライスキャニオンの代表的なポイントで、オレンジ・黄・茶・白の大地が朝日を浴びて真っ赤に輝きます。公園内の「ブライスキャニオンロッジ」に宿泊しないと朝日を見るのは大変です(^^;)
ビジターセンターからすぐの場所にある、公園内で1番壮大な景観が見られるポイントです。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
最もフードゥーが密集するポイントの1つで、パンフレットなどに使われている写真はここで撮られたものが多いです。この近くから次の「ナバホ・ループ・トレイル」がスタートします。
往復3.5kmのトレイルコースで、高低差160mになるので体力がいります(^^;) しかし、展望台から見下ろしていた雄大で美しい奇岩群は、中に入ると全く違う力強さを見せてくれるのでオススメです。
下から見るとこんな感じです。上りは本当に体力がいるので決して無理をしないでください。このほか、サンライズポイントから出る「クイーンズガーデン・トレイル」や、サンライズポイントとサンセットポイントをつなぐ「ピーカブー・ループ・トレイル」も絶景の連続です。
以上になります。グランドサークルの華・ブライスキャニオン国立公園。ぜひ行ってみてください(^^)
■アーチーズ国立公園 |
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砂岩でできた約2000もの天然アーチがある世界でも類をみない国立公園です。詳細は下記からご覧ください。 |
■アンテロープ・キャニオン |
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渓谷の上から指す神秘的なスポットライトが有名な場所で、「アッパー・アンテロープキャニオン」と「ロウワー・アンテロープキャニオン」があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■化石の森国立公園 |
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「化石化した森」のことで宝石のような「珪化木(けいかぼく)」がたくさん転がっています。エリアには「ブルーメサ」や「ペインテッド・デザート」など「七色の大地」も含まれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■キャニオンランズ国立公園 |
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ユタ州最大の国立公園で「アイランド・イン・ザ・スカイ」「ニードルズ」「メイズ」という3つのエリアで構成されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■グランドキャニオン |
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世界三大渓谷の1つグランドキャニオン。約4000万年前にコロラド川による浸食が始まり、約200万年前に現在の姿になりました。当サイトでは5ページに渡って特集しております。詳細は下記からご覧ください。 |
■ザ・ウェーブ |
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「バーミリオン・クリフ国定公園」にあるコヨーテ・ビュートの砂層で、景観保護の観点から、毎日抽選で選ばれた20人しか行くことが出来ないという秘境中の秘境です。詳細は下記からご覧ください。 |
■セドナ |
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複数のネイティブアメリカンの聖地で「世界三大パワースポット」の1つにも数えられています。詳細は下記からご覧ください。 |
■チリカワ国定公園 |
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巨大な「賽の河原」のような奇岩群で、日本での知名度は低いものの素晴らしい絶景が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ホースシューベンド |
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ホースシューベンドは、グランドキャニオンをつくり上げたコロラド川が大地を蛇行し続けて生み出した絶景で「ホースシュー=馬の蹄」「ベンド=曲げる」という意味になります。詳細は下記からご覧ください。 |
■ホール・イン・ザ・ロック |
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セドナの拠点となる「フェニックス」という街にあるランドマーク的な岩山です。詳細は下記からご覧ください。 |
■モニュメントバレー |
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アリゾナ州からユタ州にかけて広がるエリア総称で、「メサ」と呼ばれるテーブル状の大地が浸食されて出来た「ビュート」という岩山が立ち並んでいます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ユタ州の細かい見どころ8選 |
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グランドサークルの中でもユタ州は特に見どころが豊富で「ザイオン国立公園」「レインボーブリッジ国定公園」「ナチュラル・ブリッジ国定公園」などキリがありません(^^;) 詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-ロサンゼルス(約10時間)
・ロサンゼルス-ラスベガス(約1時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 アメリカ合衆国 |
ガイドブック | アメリカのガイドブック |
ビザ | ・90日以内の観光・商用は不要
・「ESTA」を取得する |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上あれば良いが90日以上が望ましい。 |
時差 | ・東部時間:-14時間(ニューヨークなど)
・中部時間:-15時間(シカゴなど) |
チップ | ・レストランやタクシー:15~20%
・ホテルで荷物を運んでもらう:2~5US$ |
日本への電話 | 011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 100~120V
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通貨 | アメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
アメリカの絶景一覧 |
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