ザ・ウェーブは、アリゾナ州の「バーミリオン・クリフ国定公園」にあるコヨーテ・ビュートの砂層です。景観保護の観点から、毎日抽選で選ばれた20人しか行くことが出来ないという秘境中の秘境になります。オンライン抽選と現地抽選があるので両方詳しくご紹介します(^^)
「ザ・ウェーブ」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の町はカナブ。ユタ州の町で、アリゾナ州との州境に位置します。1870年頃から定住が始まり、現在はグランドサークルの各ポイントに行ける拠点として賑わっています。人口は約4500人。
最寄りの空港はラスベガスのマッカラン国際空港(LAS)。国内外合わせて140以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内へのアクセスなどは「ラスベガス①アクセスと観光パス」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はアメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セントで、本日のレートはこちら。
オンライン抽選は公式HPで4ヶ月から申込み可能になります。毎月1日が抽選日で、その前1ヶ月が申込み期間です。例えば次のようになります。
■2022年5月中に訪れたい場合
・2022年1月1日~31日:申込み期間
・2022年2月1日:5月の当選者の抽選日
自分の行きたい日付は申込時に3つ指定できます。1日の許可人数は20人で、オンライン抽選と現地抽選の当選人数は半々なので、オンラインで当選するのは1日につき10人。3日分指定出来るので、30枠の内の1枠が当たることを願うことになります。
グループで申し込むこともでき、1グループは最大6名です。申込みには1名につき9US$必要で、これはいかなる理由があっても返金はされません。ちなみに現地抽選は無料です。また、オンライン抽選だと天気が完全にギャンブルになるのも悩ましいところです(^^;)
結果は当落に関わらずメールで通知され、当選の場合、3つの日付のどれかを指定されます。その後、メールで許可証についてのやり取りをしたら指定日に現地に行けばOKです。
当日ビジターセンターで地図とコンパスを渡されるので自力で行っても良いですし、ガイドを雇うこともできます。ほとんどは自力で行くそうですが無理をせずにガイドを雇うのも良いと思います。シーズンは春と秋がベストです。荒野なので夏は酷暑、冬は極寒になります。夏はハリケーンが発生する時期でもあり鉄砲水についても注意が必要です。
現地抽選に参加する場合は、希望日前日にカナブのビジターセンターに行き、8時半~9時に申込みをして、9時から抽選開始です。
ザ・ウェーブはアリゾナ州ですがカナブはユタ州なので時差に注意してください。サマータイムに加えて、アメリカの中央部には山岳時間というものもありまして、日本人にはなかなか難しいです( ̄▽ ̄;)
photo by:The Greater Southwestern Exploration Company
抽選はビンゴを使って行われます。現地抽選のルールは下記になります。
・1グループは6人まで。7人以上のグループは分割。
・抽選の代理は不可。グループの場合は代表者が申込み。
・1グループから複数のメンバーが申請書を提出すると失格。
・許可証は譲渡できない。
・当選した場合、証拠として車のフロントガラスとバックパックの外側に
許可証を表示。
見事当選したら翌日に許可証を受け取れますが、上記のとおり当選人数は1日10人で、ハイシーズンは数十倍にもなるので落選時のスケジュールも考えておく必要があります(^^;) 許可証の発行手数料は9ドルで、クレジットカードは利用できません。
落選した場合、周辺には山程見どころがあるので、割り切って観光するのがオススメです。特に同じバーミリオン・クリフ国定公園にある「ホワイトポケット」は絶景と評判です。
■ホワイトポケット
自分が滞在している町を出たら、まずトレッキングのスタート地点となる「ワイヤーパス・トレイルヘッド」へ行きます。車で約1時間半の道のりなんですが、オフロードなので運転が不安な人はビジターセンターでガイドを雇う方が賢明です。
自力で行く場合、ビジターセンターで渡される紙に、地図、緯度経度、通過ポイントの写真11枚が添付されているので、その情報とGPSをもとにザ・ウェーブを目指します。
スタート地点からザ・ウェーブまでの距離は片道約5km。所要時間は約2時間半です。携帯する水は1ガロン(3.75L)が推奨されていて、かなり過酷なトレッキングになります。地図やGPSはありますが遭難する人も珍しくないので、当選した時にスタッフから「10mおきに後ろの写真を撮ること」と言われます(^^;)
道中は絶景が続きます(*´∀`*)
細い道はアンテロープ・キャニオンと同じような景観を楽しめます(,,゚Д゚)
そして、ついに到着です。
画面をグルッと回して周囲を見てみてください(^^)
絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 人間には決して造ることが出来ない大自然の芸術です。たくさん自分込みの写真を撮りたい場所ですから、特に一人旅の人はガイドをつけるのがオススメです。
以上になります。世界の絶景の頂点の1つ「ザ・ウェーブ」。ぜひ行ってみてください(^^)
■龍洲波浪谷 |
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中国・陝西省にある「龍洲波浪谷」と「雨岔大峡谷」は2017年に発見されたばかりの場所で、その光景は「中国のグランドサークル」と称されます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にもスゴい渓谷がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい渓谷&峡谷総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい53ヶ所を5つのエリアに分けてご紹介しています。
■アーチーズ国立公園 |
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砂岩でできた約2000もの天然アーチがある世界でも類をみない国立公園です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■アンテロープ・キャニオン |
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渓谷の上から指す神秘的なスポットライトが有名な場所で、「アッパー・アンテロープキャニオン」と「ロウワー・アンテロープキャニオン」があります。詳細は下記からご覧ください。 | |
■化石の森国立公園 |
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「化石化した森」のことで宝石のような「珪化木(けいかぼく)」がたくさん転がっています。エリアには「ブルーメサ」や「ペインテッド・デザート」など「七色の大地」も含まれています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■キャニオンランズ国立公園 |
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ユタ州最大の国立公園で「アイランド・イン・ザ・スカイ」「ニードルズ」「メイズ」という3つのエリアで構成されています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■グランドキャニオン |
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世界三大渓谷の1つグランドキャニオン。約4000万年前にコロラド川による浸食が始まり、約200万年前に現在の姿になりました。当サイトでは5ページに渡って特集しております。詳細は下記からご覧ください。 | |
■セドナ |
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複数のネイティブアメリカンの聖地で「世界三大パワースポット」の1つにも数えられています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■チリカワ国定公園 |
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巨大な「賽の河原」のような奇岩群で、日本での知名度は低いものの素晴らしい絶景が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ホースシューベンド |
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ホースシューベンドは、グランドキャニオンをつくり上げたコロラド川が大地を蛇行し続けて生み出した絶景で「ホースシュー=馬の蹄」「ベンド=曲げる」という意味になります。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ホール・イン・ザ・ロック |
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セドナの拠点となる「フェニックス」という街にあるランドマーク的な岩山です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ブライスキャニオン国立公園 |
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「グランドサークルの華」と称される奇岩群で、無数の土柱が剣山のようにそびえ立っています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■モニュメントバレー |
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アリゾナ州からユタ州にかけて広がるエリア総称で、「メサ」と呼ばれるテーブル状の大地が浸食されて出来た「ビュート」という岩山が立ち並んでいます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ユタ州の細かい見どころ8選 |
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グランドサークルの中でもユタ州は特に見どころが豊富で「ザイオン国立公園」「レインボーブリッジ国定公園」「ナチュラル・ブリッジ国定公園」などキリがありません(^^;) 詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-ロサンゼルス(約10時間)
・ロサンゼルス-ラスベガス(約1時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 アメリカ合衆国 |
ガイドブック | アメリカのガイドブック |
ビザ | ・90日以内の観光・商用は不要
・「ESTA」を取得する |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上あれば良いが90日以上が望ましい。 |
時差 | ・東部時間:-14時間(ニューヨークなど)
・中部時間:-15時間(シカゴなど) |
チップ | ・レストランやタクシー:15~20%
・ホテルで荷物を運んでもらう:2~5US$ |
日本への電話 | 011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 100~120V |
通貨 | アメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
アメリカの絶景一覧 |
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