セルギエフ・ポサドは、ロシア正教において最重要な修道院であり世界遺産にも登録されている「至聖三者聖セルギイ大修道院」がある場所です。モスクワから日帰りで訪れることができます(^^)
「セルギエフ・ポサド」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:モスクワ
1-2:セルギエフ・ポサド
2・モスクワからのアクセス
2-1:鉄道で行く
2-2:バスで行く
2-3:駅から修道院へのアクセス
3・至聖三者聖セルギイ大修道院
3-1:概要
3-2:ヨハネ生誕教会の門
3-3:ウスペンスキー聖堂
3-4:鐘楼
3-5:ツァーリ宮殿
3-6:至聖三者大聖堂
4・世界のすごい修道院
5・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
モスクワは、ロシアの首都でありモスクワ州の州都です。石器時代の痕跡も残っていますが、歴史に登場するのは12世紀のことでした。人口は約1268万人。そのうち約100万人は中央アジアからの移民です。
空港は「ドモジェドヴォ空港」「シェレメチェヴォ空港」「ヴヌーコヴォ空港」の3つで、全て国際空港です。詳細は「モスクワ①3つの空港から市内」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
セルギエフ・ポサドはモスクワ州の都市で、モスクワ市の北東約70km地点に位置します。ロシアの文化や芸術の根幹が形成された「黄金の環」と呼ばれる都市郡に含まれます。人口は約11万人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカで、本日のレートはこちら。
モスクワからのアクセス
photo by:Sergey Ashmarin
モスクワの「ヤロスラヴスキー駅(Ярославский вокзал)」から、セルギエフ・ポサド駅へロシア鉄道(Rzd)が直通列車が出ています。
・6時半頃~21時頃まで運行
・1日18本ほど
・所要時間:約1時間半
・時刻表検索
■セルギエフ・ポサド駅
photo by:A.Savin
地下鉄6号線の「ヴェデンハ駅(VDNKh)」の近くにある「ヴェデンハ・バスステーション(Автостанция ВДНХ)から、セルギエフ・ポサド駅前行きのバスが出ています。
・「388番」の路線バス
・1時間に2~3本運行
・料金:200ルーブル~
・所要時間:約1時間半
駅からは約1.3km離れていて、徒歩で約20分ほどです。
1345年に聖セルギイによって建てられた修道院で、壁で囲まれた敷地内に大聖堂や教会などが立ち並んでいます。ロシア正教における最重要な修道院の1つで、今でも多くの巡礼者が訪れます。ちなみに「至聖三者」はカトリックでいうところの「三位一体」で、「父・子・霊が一体である」という教えを意味します。
2ヶ所ある入口の1つで、門の上が教会になっています。
中に入っていくと、白い壁にモスグリーンを基調にした可愛らしいフレスコ画が描かれています。そしてさらに進むと「ヨハネ生誕教会の門」が現れます。
門の中は一面のフレスコ画で覆われていて見応えがあります(^^)
修道院内の最大の建物で、シンボルでもあります。黄金のドームをコバルトブルーのドームが囲んでいて、白い壁とのコントラストが非常にロシアらしい美しさです。内部は全面がフレスコ画で覆われていて圧巻です(,,゚Д゚)
1585年にモスクワのクレムリンの中にあるウスペンスキー聖堂を見本に造られました。夏の間だけ使われたため「夏の聖堂」と呼ばれています。
■ウスペンスキー聖堂(モスクワ)
高さ88m。建設当時はロシアで最も高い建物でした。スカイブルーと白のストライプという可愛らしい外観です。中は土産物屋になっています(^^)
バロック様式で造られた豪華な宮殿です。ツァーリとは「大公」のことで、国の元首の爵位の1つです。
真っ白な壁に金色のドームが美しい大聖堂で「冬の大聖堂」と呼ばれています。
こちらは有名なイコン(聖人画)画家の
アンドレイ・ルブリョフが描いた
「至聖三者」で、この大聖堂に飾られて
いましたが、現在はモスクワの
トレチャコフ美術館に収蔵されています。
以上になります。モスクワから簡単に行けるので、ぜひ行ってみてください(^^)
セルギエフ・ポサドは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ゲガルド修道院(アルメニア) |
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4世紀初頭に端を発する修道院で、かの有名な「ロンギヌスの槍」が伝わっています。 詳細は下記からご覧ください。 |
■サンガルガーノ修道院(イタリア) |
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![]() photo by:fry_theonly |
オルチャ渓谷にある修道院跡で「岩に刺さった聖剣」がありますΣ(゚∀゚ノ)ノ 詳細は下記からご覧ください。 |
■ペチェールシク大修道院(ウクライナ) |
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キーウの巨大な修道院で、敷地内の地下墓地には歴代の高名な僧たちがミイラとなって安置されていますΣ(・∀・;) 詳細は下記からご覧ください。 |
■メテオラ(ギリシャ) |
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ギリシャを代表する世界的観光地で、奇岩の上に複数の修道院が建てられています。詳細は下記からご覧ください。 |
■レコレクシオン修道院(グアテマラ) |
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歴史上で複数回の大地震に襲われた古都・アンティグアにある「修道院の廃墟」です。地震で崩壊したままの姿が残されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ストラホフ修道院(チェコ) |
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プラハにある修道院で、内部のフレスコ画が圧巻です。 詳細は下記からご覧ください。 |
■スメラ僧院(トルコ) |
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岩壁に張り付くようにして建てられた修道院で、2019年に修復が終わったので再び入れるようになっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■セナンク修道院(フランス) |
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プロヴァンス地方の代表的なラベンダーポイントの1つです。 詳細は下記からご覧ください。 |
■モン・サン・ミシェル(フランス) |
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「西洋の驚異」と呼ばれる修道院で、フランスを代表する世界的観光地です。 詳細は下記からご覧ください。 |
■リラ修道院(ブルガリア) |
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首都のソフィアから日帰りで行ける場所にあり、外壁を埋め尽くす見事なフレスコ画が有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■スナゴヴ修道院(ルーマニア) |
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ドラキュラのモデルとされるヴラド3世が埋葬されています。 詳細は下記からご覧ください。 |
■ノヴォデヴィチ女子修道院(ロシア) |
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1524年に造られた女子修道院で、1994年に世界遺産に登録されています。エリツィンやフルシチョフなど歴代の最高権力者の墓などもあります。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な教会や修道院がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。当サイトで取り上げている教会や修道院の中から、特にすごい155ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)
航空便例 | 日本-モスクワ(約10時間) |
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ベストシーズン | 6月~8月 |
外務省 | 海外安全情報 ロシア |
ガイドブック | ロシアのガイドブック |
ビザ | 必要 |
パスポート残存期間 | 出国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | ・全部で11のタイムゾーンがある
・サマータイムは無し |
チップ | レストランで10%程度 |
日本への電話 | 8-10(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるロシア語 | ①おはよう。
Доброе утро.(ドーブラエ ウートラ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | ルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカ。
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日本大使館 | ・HP |
ロシアの絶景一覧 |
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