クリスマス島は、数千万匹に及ぶカニが道路や浜辺を真っ赤に埋め尽くす「カニのパレード」で世界的に有名です。西オーストラリア州に属しますが、位置としてはインドネシアのジャワ島の下という感じです。パースから飛行機で行くのが一般的です(^^)
「クリスマス島」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
パースは西オーストラリア州の州都で、オーストラリア有数の大都市です。実は日本の鹿児島県と姉妹都市になっています。文化・教育・観光の中心で世界中から多くの人が訪れます。人口は約206万人。
最寄りの空港はパース空港(PER)。国内外合わせて約40都市に就航しています。2019年の9月から、成田からの直行便が運行しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動は「ロッキンハム:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
フライング・フィッシュ・コーブはクリスマス島唯一の町です。教会や学校もあり、町としてちゃんと機能しています。ビジターセンターや宿もあるので個人旅行で滞在することができます。人口は約2000人。
最寄りの空港はクリスマス・アイランド空港(XCH)。国内の2都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はオーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セントです。本日のレートはこちら。
クリスマス島は1643年12月25日に発見されたので、その名が付けられました。空港は町から南東に約5km離れていて、町への移動方法はタクシーになります。所要時間は約10分、料金は約10A$です。
カニの大群以外では、ジンベエザメやマンタが集まるダイビングのメッカとしても知られています(^^)
テレビで一度は見たことがあるカニの大移動。クリスマス島で繁殖期に毎年発生する一大イベントです。
カニの種類は、オーストラリアのクリスマス島とココス諸島にのみ生息する「クリスマスアカガニ」。最大で12cmにもなるカニで、クリスマス島だけで約1億2千万匹が生息しているとされていますΣ(゚∀゚ノ)ノ
11月中旬、普段は森に住んでいるカニたちが海へ向かって1週間に及ぶ大移動を始めます。雑食性で落ち葉や花などを食べるためエサには困らないようです。この時期は町中もカニだらけで防ぎようがありません(^^;)
道路には「カニに注意」の標識がΣ(・∀・;)
photo by:David Stanley
世界でここだけなのではないでしょうか。ピーク時は完全に封鎖されるので、今どの道が通れるのかを示す標識もあります。
photo by:David Stanley
海に着いたカニ達は、まずオスが産卵のための穴を掘ります。準備が出来ると交尾を行い、オスはすぐに森へと帰り、メスは約2週間卵を抱えます。
お腹にたっぷり卵を抱えていますね(,,゚Д゚) この卵は海水に触れると短時間で孵化するという性質があり、メスのカニ達は波の到来に合わせて卵を放出します。
卵の放出といっても、なかなかイメージがわかないと思います。こちらの動画に完璧に収められているのでご覧ください。特に分かりやすい放出シーンは3:53~4:07、6:44~ラストです。
ちょっと衝撃映像のレベルではないでしょうか(^^;) 両手を上げて身体を振って一気に卵を放っています。しかし、これらは海の生き物達にとって絶好の食事なので、マンタやジンベエザメのような大型の生き物も加わって大量に捕食されてしまいます。
この「ひたすら捕食される期間」を3~4週間経て、運良く稚ガニに成長出来た個体だけが浜辺に戻ってきます。そのときの大きさは約5mmと小さいのですが、それでもこの状態です。
稚ガニたちは約10日の旅を経て森へとたどり着きます。その後、約3年は石や木の下で隠れて暮らし、4・5歳になってようやく大人となり、産卵のために海に出るようになります。つまり「森の中」をメインの住処にしているカニなんですねΣ(・∀・;)
これら一連の大移動はまさに命がけで、一番の天敵はやはり人間です。もちろん、そこに生まれ育った人たちからしてみれば、そんな事言われても仕方ないのですが、カニ達にとっては「道路を通る車」が殺戮兵器になってしまいます。実際の様子がこちら。
このように多くのカニが犠牲になってきたので、現在では様々な対策が取られています。まず、上記のとおり進路にある道路は完全に封鎖されます。そしてなんと「カニ専用の歩道橋」が造られていますΣ(゚∀゚ノ)ノ
手前から壁を使ってカニを橋へと誘導するわけなんですね。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
このほかカニ専用の地下道なども造られているんですが、それでも完璧では無いので、車にも工夫がなされるようになりました。こちらをご覧ください。
これらの工夫によって人間の犠牲になるカニは激減したそうです。共存共栄できるといいですね(*´ω`*)
町の郵便局ではクリスマス島ならではのカワイイ切手を買うことができます。土産物などにもオススメです。
出典:http://rainbowstampclub.blogspot.com
以上になります。生命の躍動を目の当たりに出来るクリスマス島。ぜひ行ってみてください(^^)
■サウスジョージア島(イギリス) |
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南米にあるイギリス領で、キングペンギンの世界最大のコロニーです。他にもクジラ、ゾウアザラシ、オットセイ、アホウドリなどが見られ、多くのクルーズツアーが催行されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■コモド島とリンチャ島(インドネシア) |
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世界でこの2つの島のみコモドドラゴンが生息しています。詳細は下記からご覧ください。 |
■フィリップ島(オーストラリア) |
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エサを獲り終わったフェアリーペンギンたちが列をなして巣に戻ってくる「ペンギンパレード」で有名です。ブリスベンから日帰りで簡単に行くことが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 |
■モートン島(オーストラリア) |
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![]() photo by:brewbooks |
オーストラリアのモートン島は世界で3番目に大きな砂島で、野生のイルカの餌付けと、ジュゴン探訪クルーズが世界的に有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ロットネスト島(オーストラリア) |
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「世界一幸せな動物」といわれる「クォッカ」が生息していることで有名な島です。詳細は下記からご覧ください。 |
■マドレーヌ島(カナダ) |
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天使のように可愛いハープシール(タテゴトアザラシ)の赤ちゃんに会える場所です。詳細は下記からご覧ください。 |
■キュリーズ島(セーシェル) |
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巨大なアルダブラゾウガメが放し飼いにされていて、しかも触れ合うことが出来ます。お隣のプララン島と共に貴重な動植物の宝庫となっていて、海も非常に美しいので多くの観光客が訪れます。詳細は下記からご覧ください。 |
■マグダレナ島(チリ) |
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南米三大ペンギン営巣地の1つに数えられていて、12~15万羽と言われるマゼランペンギンが生息しています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハリファックス島(ナミビア) |
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アフリカ南部に位置するナミビアの海岸近くにある島で、ケープペンギンが生息しています。詳細は下記からご覧ください。 |
■バジェスタス島(ペルー) |
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ピスコという街を拠点にアクセスする島で、ペルーのイメージにはあまり無い、山程のオタリア(アザラシ)や海鳥を見ることができます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な島がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい島&諸島総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にスゴい83ヶ所を6つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-パース(約10時間)
・パース-クリスマス島(約4時間) |
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ベストシーズン | 12月~3月 |
外務省 | 海外安全情報 オーストラリア |
ガイドブック | オーストラリアのガイドブック |
ビザ | ・ビザかETASの取得が必要
・30日まで滞在可 |
パスポート残存期間 | 滞在日数分あればOK |
時差 | ・東部時間:+1時間(シドニーなど)
・中部時間:+30分(ウルルなど) |
チップ | ・基本的には無し
・タクシーなど:端数を切り上げて渡す |
日本への電話 | 0011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 220/240V
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通貨 | オーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
オーストラリアの絶景一覧 |
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