ボロブドゥールは密林の中に忽然と現れる仏教寺院で、その雄大さや荘厳さは世界屈指のレベルです。幻想的なサンライズは必見です(^^)
「ボロブドゥール」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
2・ボロブドゥールへのアクセス
3・2つのサンライズツアー
3-1:遺跡の中で見る
3-2:遺跡の外で見る
4・ボロブドゥール遺跡
5・東南アジアのすごい遺跡
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ジョグジャカルタはジョグジャカルタ特別州の州都であり、ジャワ島屈指の農業地帯でもあります。近くにはボロブドゥールやプランバナンといった有名な観光地があるので世界中からの観光客で賑わっています。人口は約40万人。
最寄りの空港は2つあります。空港から市内への移動は「プランバナン:徹底ガイド」をご覧ください。格安航空券はこちらです。
■アジスチプト国際空港(JOG)
・老朽化が進み新空港への移行中
・国内外合わせて32都市に就航
・最新の就航路線一覧
■ジョグジャカルタ国際空港(YIA)
・2019年5月から部分的に運用開始
・国内の6都市に就航
・最新の就航路線一覧
街の中心部は「マリオボロ通り」で、安宿やツアー会社が密集するのは「ソスロウィジャヤン地区」です。イジェン火山のツアーもここで申し込みます。宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はルピア(通貨コード:IDR、記号:Rp)で、補助通貨はセン(sen)。1ルピア=100センで、本日のレートはこちら。
ジョグジャカルタからボロブドゥールまではバスで行きます。出発場所は北のジョンボールバスターミナルです。
・20~30分に1本程度
・所要時間:約1時間
・料金:約20000ルピア
ボロブドゥールのバスターミナルから遺跡の入り口までは約600m離れています。
ボロブドゥール遺跡公園内にある唯一のホテル「マノハラリゾート」が主催するツアーです。宿泊者もそうでない人でも参加できます。ただ、料金が1.5倍ほど変わってきます(^^;)
4時半に出発し、まだ暗いボロブドゥール遺跡をのぼっていきます。やがて雲の切れ目から朝日が登ると「神々しい」としか形容できない世界になります。ちなみに、ボロブドゥールの遺跡から眺めるサンライズは「世界一のサンライズ」と称されています(,,゚Д゚)
マノハラホテルは、2018年6月から一般客の宿泊を取りやめていましたが、現在は一部の客室が一般客に割り当てられていて宿泊可能となっております。宿泊客は何度でも遺跡に出入りできます(^^)
また同ホテルが経営する新しいホテルがボロブドゥール内に出来上がりました。「ダギ・アビナヤ(Dagi Abhinaya)」というホテルで、ボロブドゥールの絶景が望める「ダギの丘」の中腹にあります。全5棟でコテージタイプです。詳細はこちらからご覧ください。
ボロブドゥールから約2km離れた「Punthuk Setumbu」という丘でサンライズを鑑賞します。
ここの魅力は「密林の中に忽然と浮かび上がるボロブドゥール」を体感できることです。あたかもボロブドゥールを発見した冒険者のような気持ちになることができます(^^)
実際の様子がこちら。画面中央の奥に小さく写っているのでズームしてみてください。
見えましたか?ズームしきった状態がこちらです。今ど真ん中に写っています。丸の上にチョコンと角のようなものが見えると思います(^^;)
もう1つキレイなのがあったので見てみてください。こちらも真ん中に写っています。
グーッとズームすると…
ありました。ということで、非常に遠いのですが、それゆえに幻想的な景色になっているのでオススメです。こちらは3時半から4時に宿を出発して朝日を鑑賞し、その後は基本的にはボロブドゥール遺跡へと向かいますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
ボロブドゥール遺跡は、ジョグジャカルタから北西に約42km、ジャカルタからは東南東に約400km離れています。ムラピ火山などに囲まれた平原にあり、遺跡の総面積はおよそ1.5万m²。高さは元々は42mありましたが、地震で破損して現在は33.5mとなっています。
photo by:Gunawan Kartapranata
全体で9層の階段ピラミッド構造になっていますが、エジプトのピラミッドのように内部も石で出来ているわけではありません。元々直径約50mほどの丘があり、そこに盛土をして形をある程度整えた上で寺院が造られていきました。なので「内部空間が無い」という大きな特徴がある寺院です(,,゚Д゚)
「世界最大級の仏教寺院」であると同時に、その形状から「世界最大級のストゥーパ」でもあります。ストゥーパは釈迦の遺物などをおさめる仏塔のことで、ボロブドゥールは1つの大きなストゥーパの中に小さなストゥーパを多数持っているという異質な造りになっています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
絶景ですね(,,゚Д゚) 歴史的には、シャイレーンドラ朝時代の780年頃から建造が開始され、792年頃に完成したと考えられています。
総延長5kmにおよぶ回廊には、仏教説話にもとづいた1460におよぶレリーフが時計回りに彫られています。登場人物は1万人におよぶそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ 外層・内層ともに四方に階段があり、各面が全く同じ構造で、どれを正面とするかわからない構造になっています。
以上になります。世界トップクラスの仏教遺跡・ボロブドゥール。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■プランバナン(インドネシア) |
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世界最大級のヒンドゥー教遺跡で、ボロブドゥールと共にジャワ建築の最高傑作の一つとされています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■アンコール・ワット(カンボジア) |
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クメール帝国によって12世紀に建設されたヒンドゥー教寺院で、16世紀に仏教寺院に改修されました。詳細は下記からご覧ください。 | |
■アンコール・トム(カンボジア) |
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「大きな都市」という意味で、アンコールワットの10倍近くの大きさがあります。詳細は下記からご覧ください。 | |
■コーケー遺跡(カンボジア) |
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高さ35mの階段ピラミッド状の遺跡「プラサットトム」をハイライトとした、約30もの遺跡の総称です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■タ・プローム(カンボジア) |
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樹齢300年を超える巨大なガジュマルに飲み込まれた遺跡です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■バンテアイ・スレイ(カンボジア) |
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「東洋のモナリザ」と称される美しい彫刻が残っていて、小規模ながら見応えのある寺院です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■プリア・ヴィヒア(カンボジア) |
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photo by:U.S. Embassy Phnom Penh |
タイとの国境付近に位置する遺跡で、崖からは180度のパノラマが広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ベンメリア(カンボジア) |
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「東のアンコールワット」と称される大迫力の遺跡です。内戦で破壊された寺院と、それに絡みつく植物がラピュタっぽいと人気です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ワット・マハータート(タイ) |
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仏像の頭を木の根が飲み込んでいる場所があることで有名な寺院です。バンコクからのアクセスも簡単で人気があります。詳細は下記からご覧ください。 | |
■インディン(ミャンマー) |
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ミャンマーの人気観光地「インレー湖」のほとりにある遺跡で、1054もの仏塔が並んでいます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■カックー(ミャンマー) |
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インレー湖の東側にある遺跡で、2478もの仏塔が並んでいます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■パガン(ミャンマー) |
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アンコールワット、ボロブドゥールと共に世界三大仏教遺跡の1つに数えられています。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | 日本-ジャカルタ(約8時間) |
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ベストシーズン | 5月~9月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 インドネシア |
ガイドブック | インドネシアのガイドブック |
ビザ | 30日以内の観光ならビザ不要。 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄連続3ページ以上 |
時差 | ・サマータイム:無し
・西部時間:-2時間(ジャカルタなど) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 001/007など(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるインドネシア語 | ①おはよう。
Selamat Pagi. (セゥラマット パギ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220V |
通貨 | ルピア(通貨コード:IDR、記号:Rp)で、補助通貨はセン(sen)。1ルピア=100セン。
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日本大使館 | ・HP |
インドネシアの絶景一覧 |
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