
ラルンガル・ゴンパは世界最大の仏教学院で、標高4000mを超える高地に朱色の修行小屋が1万以上も立ち並んでいます。近くにある「アチェンガル・ゴンパ」と共に「秘境中の秘境」として旅行者に人気でしたが、現在は残念ながら行けなくなっています。
当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からごらんください。こちらのページは「ラルンガル・ゴンパ①アクセスと概要」になります(^^)
「ラルンガル・ゴンパ①アクセスと概要」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
成都は四川省の省都であり「副省級市」という「省」と同ランクの重要な市で、大きな自治権が与えられています。あまり中華の戦乱の影響を受けなかったため豊かに発展し「天府の国」と称されます。人口は約1600万人。
最寄りの空港は2つあります。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「九寨溝と黄龍①拠点の街と各所の移動」をご覧ください。
■成都双流国際空港(CTU)
・昔からある空港
・市内に近い(約16km)
・比較的コンパクト
・現在は国内線が中心
・就航路線一覧
■成都天府国際空港(TFU)
・2021年に完成
・市内から遠い(約50km)
・広大な空港
・国際線が中心
・最新の施設が充実
・就航路線一覧
宿はこちら。宿泊したい範囲に拡大縮小したら、上の灰色の部分から日付などを選択。「Search」を押していただくと「Agoda」の検索結果に飛びますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
通貨は人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分で、本日のレートはこちら。
・赤:成都
・黒:甘孜康定空港
・青:色達(セルタ)
・緑:ラルンガル・ゴンパ
・紫:甘孜(カンゼ)
・黄:アチェンガル・ゴンパ
実はアクセス自体はシンプルで、「成都」(赤)の「茶店子バスターミナル」から、「色達」(青)の「色達県バスターミナル」へ行き、乗り合いバスなどで「ラルンガル・ゴンパ」(緑)へ行けます。「アチェンガル・ゴンパ」(黄)は「甘孜」(紫)が拠点になり、同じく「成都(バス)→甘孜(乗り合いバスなど)→アチェンガル・ゴンパ」という流れです。
「甘孜康定(カンゼ・カンディン)空港」(黒)は2021年に誕生した空港で、「甘孜格薩爾(カンゼ・ゲサル)空港」(GZG)とも呼ばれます。「秘境」だったこのエリアへのアクセスを良くするために造られたんですが、それでもまだ「ラルンガル・ゴンパ」などへは遠く離れている印象です(^^;)
■茶店子バスターミナル
■ラルンガル・ゴンパへ
【成都→色達】
・所要時間:12~15時間
・料金:200~250元
【色達→ラルンガル・ゴンパ】
・所要時間:20~30分
・乗り合いバス:5~10元
・タクシー:20~30元
■アチェンガル・ゴンパへ
【成都→甘孜】
・所要時間:15~18時間
・料金:200~250元
【甘孜→アチェンガル・ゴンパ】
①バス
・1日数本程度
・所要時間:2~3時間
・料金:20~30元
②タクシー
・所要時間:約2時間
・料金:150~200元
■甘孜康定空港から色達や甘孜
・フライトに合わせバスが運行
・所要時間:約2時間
・料金:40~50元
■甘孜~色達
【バス】
・1日数本程度
・所要時間:3~4時間
・料金:50~70元
【タクシー】
・所要時間:2時間半~3時間半
・料金:200~300元
一帯は俗に「東チベット」と呼ばれるエリアです。現在チベットといえば「チベット自治区(ピンク)」を指しますが、本来チベット族は「青海省(青)」「四川省西部(緑)」「雲南省北部(紫)」などにも居住しています。

この「チベット自治区以外のチベット族が住む場所」が「東チベット」と呼ばれていて、ラルンガル・ゴンパがあるエリアは、四川省の「カンゼ・チベット族自治州」になります。
標高は4000mを超えてくるので高山病の危険性があります。なので、基本的には同州の康定市(標高約2600m)などで一泊し、高度順応をするのが望ましいです(^^)
ラルンガル・ゴンパ(僧院)は、1978年にケンポ・ジグメ・プンツォクというニンマ派のチベット仏教僧が設立しました。とはいえ、最初は1人で移り住んだだけで、2年後の1980年から学生の受け入れを始めました。


最初は30名程だったのが口コミで広がっていき、2000年には約1万人に、2015年には約4万人にまで膨れ上がりましたΣ(゚∀゚ノ)ノ 画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
もはやゲームの中の街ですよね…(,,゚Д゚) もちろん住民は全員が僧です。冬には真っ白になり、厳しい環境であることが分かります。
正式名称は「色達喇栄五明仏学院」といって「世界最大の仏教アカデミー」とも称されます。


学ぶのはもちろん仏教についてで、一般的には6年間、さらに深い内容を学ぶ場合は合計13年間にもなります。世界にはこんなフォトジェニックな学校があるんですね…(^^;) 男女は厳しく分けられていて、男性はラルンガル・ゴンパで、女性は後述するアチェンガル・ゴンパで学びます。


そして、彼らの家がゴンパを中心に山肌を上まで赤く染めていきます( ̄□ ̄;)


とにかくスゴい場所ですよね…(,,゚Д゚) 「ブルーシティ」なら世界に複数ありますし、色とりどりのカラフルな建物が密集する街は結構な数があります。しかし、この朱色は…。間違いなく世界でもここだけです。似た景観ならイランに「マスレ」と「サルアガセイエッド」という場所があります。
■マスレ ■サルアガセイエッド

これらは「屋根の上を歩ける村」なので、また別の魅力があるのですが、やはりラルンガル・ゴンパは規模と色彩が別格です。そして、標高が4000mを超えていて、歩く人々は全て赤い僧衣を着た僧侶であるということ…。まさに別天地です。


山肌は結構な傾斜があるため、道や階段はジグザグに造られています(,,゚Д゚) それがまたジッパーのようというか、大地が縫われたようで見事です。「居住エリア」と「移動エリア」がクッキリと分かれているのも非現実的な要因だと思います。


周縁部になると家の密集度が低くなり、丘陵や空の存在感が増して少し違った印象になります(^^) 赤と緑は非常に相性が良く「クリスマスカラー」としても有名ですが、大自然の緑と人々がつくりあげた赤の組み合わせは、訪れた旅行者の心を強烈にとらえて離しません。
ただ、ここまで大規模になったことが中国当局の介入を招いてしまいます…。
以上になります。続きまして下記から他のページをご覧ください。
四川省は日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。
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■北朝鮮 |
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北朝鮮は世界に残された数少ない独裁国家で、日本との国交はありません。しかし、実は国連加盟の約160カ国と国交があるため、外国人観光客を幅広く受け入れています。詳細は下記からご覧ください。 |
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■チベット(中国) |
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チベットは中国の他の地域とは全く異なるルールが敷かれています。外国人は全員「旅行許可証」を取得する必要があり、許可証は旅行代理店を通してのみ発行されます。詳細は下記からご覧ください。 |
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■トルクメニスタン |
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トルクメニスタンは旅行代理店を通してツアーに参加するか、またはトランジットビザを取得して5日以内にシレッと観光してしまうかになります。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ブータン |
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ブータンは、政府が認可した旅行代理店を通して「入国許可書」を取得し、指定のツアーに参加する必要があります。料金も政府が定める「公定料金」となっています。詳細は下記からご覧ください。 |
世界の街については「世界のすごい街や村総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい151ヶ所を9つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
| 航空便例 | 日本-成都(約5時間半) |
|---|---|
| ベストシーズン | 6月~8月 |
| 外務省 | 海外安全情報 中華人民共和国 |
| ガイドブック | ・中国のガイドブック |
| ビザ | 30日以内の観光は不要。 |
| パスポート残存期間 | 60日以上が望ましい。 |
| 時差 | ・全国共通で-1時間
・サマータイム:無し |
| チップ | 無し |
| 日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
| 現地で使える中国語 | ②こんにちは。
你好.(ニーハオ)
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
| 電圧とプラグ | ・220V
・Oが基本でB、Cなどもある。 |
| 通貨 | 人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分。
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| 日本大使館 | ・HP |
| 中国の絶景一覧 |
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