
トルクメニスタンは「個人での自由旅行」が出来ない国です。そのため以前は「トランジットビザで入国し、有効期間内に見どころをさっと見てしまい、すぐに次の国に行く」という方法が「バックパッカーの主流」でした。しかし、「コロナ禍」や「2022年の権力継承(大統領が息子へ継承された)」などを経て、ビザの発給条件が厳格化されました。そして、2023年の国境再開以降、「陸路でのトランジットビザ取得は事実上不可能」となり、実質的に「旅行会社のツアー参加が必須」となっています。
こちらのページでは、「トルクメニスタン観光の基本情報」をご紹介します。以前可能だった「周辺諸国でのトランジットビザの取得方法」についての記事も、いずれ状況が戻ったときのために残していますので、そちらについては「トルクメニスタンへの入国②」をご覧ください。また、渡航の際は必ずトルクメニスタン在日本大使館で最新のビザ情報を確認してください(^^)
「トルクメニスタンへの入国①観光の基本情報」徹底ガイド:目次
1・トルクメニスタンってどんな国?
2・個人での観光ビザ取得は不可能
3・トランジットビザ取得の概要
4・そのほかトルクメニスタン観光の注意点
4-1:ネットが制限されている
4-2:国境超えは厳格化された
4-3:面倒くさい闇レート
5・観光の基本情報
6・コメント欄
トルクメニスタンは、中央アジアでも特に長い間人類が定住してきた土地です。例えば、首都のアシガバート郊外にある「アナウ遺跡」は人類最古の農耕集落跡の1つで、エジプトや中国を凌ぐ紀元前3000年頃のものですΣ(゚∀゚ノ)ノ
■アナウ遺跡
しかし世界史においては、ササン朝ペルシア、イスラム帝国、モンゴル帝国、ティムール朝、サファービー朝、ロシア帝国など周辺の大勢力に常に支配されてきました。
そんな歴史もあってか、1990年にソ連から独立すると鎖国的な政策がとられるようになります。大統領の権限がとても強く、任期も非常に長いことから、今では「中東の北朝鮮」とも称される独裁国家として認識されています(^^;)

国としての特徴は様々で、まず世界4位の資源大国なので、2018年まで国民は「光熱費無料」でしたΣ(゚∀゚ノ)ノ 面積は日本の1.3倍ですが、国土の85%は砂漠に覆われていて、人口は約520万人。「ピラフ」発祥の地として知られていて、農作物ではメロンが400品種にも及びます。

アシガバートは、世界のどの都市とも違う街並みになっていて、大理石のマンションや、不思議なデザインの建築物が並んでいます。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
詳細は「アシガバート②市内の見どころ」をご覧ください(^^)
トルクメニスタンに入国するにはビザが必要です。ビザは様々なタイプがありますが、観光ビザの取得は「招聘状(しょうへいじょう)」が必要です。この招聘状は「招聘人」がトルクメニスタンの入国管理局に申請するのですが、観光目的の招聘人になれるのはトルクメニスタン大使館などではなく「旅行代理店」で、その旅行代理店のツアーに参加することで申請・許可・発給となります。

申請にあたっては、宿、ガイド、移動手段、訪れる観光地など、旅程を全て申請する必要があります。また、観光で3日以上滞在する場合は「滞在登録」も必要となり、これも「招聘人」でないと出来ません。
簡単にまとめますと「招聘状があれば個人でもビザの申請は出来るが、個人では招聘状が発行されない」ということで、「個人の自由旅行は不可能な状態」ということです(^^;)


トランジットビザとは「トルクメニスタンの入国目的が第3国へ行くための通過であれば、5日以内に限り滞在してOK」というものです。ただ、日本のトルクメニスタン大使館では発給されないため、周辺国のトルクメニスタン大使館で発行してもらうことになります。

周辺国はこうなっています。東のアフガニスタンに行く人はまずいないため、北のウズベキスタン、南のイラン、西のアゼルバイジャンが国境超えのルートになります。アゼルバイジャンとは船でカスピ海を往来できます。申請自体は隣国でなくても可能で、例えばキルギスの「ビシュケク」(青)なども定番の申請場所です。各国の主なトルクメニスタン大使館はこちらです。
■ウズベキスタン(タシュケント)
■イラン(テヘラン)
■アゼルバイジャン(バクー)
■キルギス(ビシュケク)
一番多い申請場所はウズベキスタンのタシュケントで、ネットにも多くの情報があります。9時に大使館が開くのですが、「朝一の6時に大使館の裏に行って、リストに名前を書いておかないと、営業開始後ひたすら待たされて、下手すると当日に申請が出来ない」という情報が多く、日本人は多くが6時に行きます。
とはいえ「9時に行っても20分程度待たされただけだった」という情報もあるので、そこまで神経質にならなくて大丈夫だと思います(^^) ビシュケクは隣国でないため申請する人も少なく、朝一に行く必要はありません。ただ、申請時に支払う10ドルが銀行振込になります。
■アゼルバイジャンから見るカスピ海
アゼルバイジャンからカスピ海を渡ってトルクメニスタンに行く人は少ないようです。逆ルートは普通にいますが、トルクメニスタンには5日しか滞在できない中、船がいつ出向するか分からないというリスキーな手段になります(^^;) 5日を超えてしまうと1日につき400ドル支払わないといけないので大変です…。
同じ社会主義国家のベネズエラなどもそうですが、トルクメニスタンも闇レートがあります。2025年時点だと、正規レートは「1ドル≒3.5マナト」ですが、闇レートだと「1ドル=18~35マナト」になります。本日の正規のレートはこちら。
闇レートについては「突然規制が厳しくなって、闇レートで両替した分を全て没収される」なんて可能性もあるので、必ず最新の情報を確認してください。昔、ベネズエラでそういう体験をしたという情報があります。
その他、日本円は両替できません。カードも使えないところが多く、ATMも故障していたりあてにならないので、ドルの現金を持っていくことをオススメします。
以上になります(^^) 続きまして「トルクメニスタンへの入国②ビザの取得方法」をご覧ください。
・日本-トルコ(約13時間)
・トルコ-アシガバート(約4時間)
■3~5月
気候的なベストシーズン。気温が20~25度前後と安定し、観光に最適な時期。3月21~22日はペルシャ圏の正月である「ノウルーズ(春分)」で、各地で「セメニ(麦芽の甘煮)」が振る舞われ、歌や踊りの祝宴が開かれる。4月最終日曜日は「アハルテケ(名馬)の日」。トルクメニスタンの象徴である名馬を称える祭典が、アシガバートで盛大に行われる。
■8月
酷暑で観光には厳しい時期だが、8月第2日曜日の「メロンの日」には大規模な式典が開催され、世界屈指の糖度を誇る「トルクメニスタン産メロン」が振る舞われる。これはときに大統領が出席することも、国家的イベント。
■9~10月
気候的なベストシーズン。空気が澄み、過ごしやすい季節。9月27日の「独立記念日」は最も重要な祝日で、アシガバートでは大規模なパレードなどが行われる。一方で、この前後は市内中心部で警備が強化されるので、写真撮影には普段以上に注意が必要。10月6日は「哀悼の日」。1948年の大地震の犠牲者を追悼する日で、街全体が静かな雰囲気に包まれる。バザールは活気づき、「ザクロ」や「イチジク」などの果物が旬を迎え、新米を使った「プロフ(炊き込みご飯)」も美味しい時期。
2026年初頭時点での「トルクメニスタン旅行において知らないと詰む or 大損する必須の最新情報」を、ビザやトラベルカレンダー、SIMカードから言語まで、29項目で徹底的にまとめましたので「トルクメニスタンの基本情報と絶景一覧」のページからご覧ください。日本で一番詳しく実用的な情報になっております。また、当サイトに掲載している129カ国については、全て同じ項目で最新の基本情報をまとめているので、海外周遊旅行や世界一周をする際に、ぜひご活用くださいm(_ _)m
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