イスラマバードの見どころ

 

タクツァン僧院はブータンの象徴的な場所で、標高3120mの断崖絶壁に建てられたチベット仏教寺院です。観光というよりは登山なので疲れますが、それだけの価値がある場所です(^^)

 

 

「タクツァン僧院」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

ブータンってどんな国?

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

ブータンは紀元前2千年頃には人が住んでいて、13世紀頃からチベット仏教が定着していきました。18世紀ころから徐々にイギリスが進出するも植民地になるようなことはなく、1907年に現在につながる王政が始まります。

 

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

そこから国連に加盟する1971年までは、実は鎖国政策が取られていました(,,゚Д゚) 日本との関係は非常に良く、日本はブータンの重要な支援国になっています。2011年には国王夫妻が国賓として来日して話題になりました。

 

 

ブータンと日本は、気候・風土・植生・食文化・酒文化・仏教文化などで共通点が多く、観光旅行先としても密かな人気があります(^^)

 

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

面積は九州とほぼ同じ38,394km²で、人口は75.4万人。豊かな自然が残っていて、首都のティンプーから車で1時間ほどの「ドチュ・ラ」からはヒマラヤ山脈を一望できます(,,゚Д゚)

 

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

そして、ブータンで最も美しいと言われるのが「プナカ・ゾン」です。

 

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

「ゾン」はブータン各地にある建物で、官公庁と寺院を兼ねています。ロシアのクレムリンみたいな感じですね(^^) 元々はチベットから逃亡してきた僧侶たちが要塞として造ったと言われていて、「プナカ・ゾン」は国内で2番目に大きなゾンです。春になると紫色のジャカランダが咲き幻想的な美しさになります。

 

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

秋から春にかけて、ティンプーの「タシチョ・ゾン」から1000人を超える僧侶が移り住むため「冬の首都」とも呼ばれています。

 

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

そして、チベット圏特有の「ツェチュ祭り」も見逃せません。「ツェチュ」は「(毎月の)10日」のことで、実際、毎月10日にはブータンのどこかで祭りが行われているそうです。特に春に5日間かけて開催される「パロ・ツェチュ祭」はブータン最大の祭りとして知られています。

 

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

また、ターキンという…なんというか、カピバラのような顔をした牛が国獣となっています(^^;)

 

ブータンのタクツァン僧院への行き方

 

とても魅力的なブータンですが、旅行の方法は少し変わっていて普通の個人旅行は出来ませんΣ(・∀・;) まず、ブータン政府が認可した旅行代理店を通して入国許可書を取得する必要があります。これはそのまま「旅行代理店のガイドツアーに申し込む」ことを意味していて、ビザは空港で取得できます。

 

また、気になる費用ですが、政府が定める「公定料金」となっています。1日200~250USドルの滞在費が設定されていて、その中に宿代、食事代、ガイド代、各種入場料などを全て含んでいます。1日200US$のオールインクルーシブツアーに参加するイメージですね(^^;)

 

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

パロ
ブータンのタクツァン僧院への行き方 

 

パロは「パロ渓谷」にある町で、「リンプン・ゾン」を中心に長い間発展してきました。ブータンの玄関口であるパロ空港があり、「世界有数の着陸が難しい空港」「世界で最も美しい空港」などと称されます。人口は約11400人。

 

最寄りの空港はパロ空港(PBH)。国内外合わせて7都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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ブータンのタクツァン僧院への行き方 

 

ティンプーはブータンの首都であり最大の都市で、ブータン仏教界の総本山である「タシチョ・ゾン」などが見どころです。条例により全ての建物をブータンの伝統建築にすることが定められています。人口は約98000人。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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通貨はニュルタム(通貨コード:BTN、記号:Nu.)で、補助通貨は「チェルタム(Ch.)」。1ニュルタム=100チェルタムで本日のレートはこちら。

 

 

 

空港から市内への移動

ブータンのタクツァン僧院への行き方 
photo by:Douglas J. McLaughlin

 

空港は町の中心部から南に約3km離れています。市内への移動方法ですが、上記のとおりツアー参加が必須なので専用車が迎えに来ているはずです(^^)

 

 

タクツァン僧院

ブータンのタクツァン僧院への行き方 

 

タクツァン僧院は1694年に建てられたチベット仏教の寺院です。標高は3120mで、名前には「トラの巣」という意味があります。これはチベットに仏教をもたらしたグル・リンポチェが、この場所にトラの背に乗ってやってきたという伝説によります。

 

 

まずは車でこの駐車場まで来ます。パロの町からは約20分です。色鮮やかな旗は「タルチョ」というチベットの祈祷旗で「青・白・赤・緑・黄」が「天・風・火・水・地」を表しています。ここから休憩含めて約3時間の登山になります(^^;)

 

 

馬に乗ることも出来て、料金は約800ニュルタムです。馬での登山は慣れてないと結構体力を使うので、元気な状態であれば乗らなくても良いと思います。

 

 

画面をグルっと回して周囲を見てみてください。ホントに普通の登山だということが分かります( ̄▽ ̄;) 山の天気は変わりやすいので、重ね着で体温調節出来るようにしておいてください。帽子、サングラス、日焼け止め、携行食、飲料水(1L以上)、タオルなど基本的な登山グッズは必要です。

 

 

こちらの建物は中に「水力マニ車」が入っています。マニ車はチベット仏教特有のもので、1度回すと経典を1回読んだのと同じ徳を積めるとされています。それが水力でクルクル回っていて、訪れた人たちは手を合わせて祈りを捧げます(*>人<)

 

 

こちらは吊鐘と思いきや、巨大なマニ車ですΣ(゚∀゚ノ)ノ 1個だけドーンとあるのも結構珍しいと思います。これが登場したら、もうすぐ休憩です。

 

 

こちらがカフェで、第一展望台でもあります。ここまでで1時間~1時間半かかります。カフェではゆっくり休憩してください。というのは、ここからまだ約2時間も登るからですΣ(・∀・;) 水洗トイレもあるので、忘れずに済ませてください。

 

 

そして再出発。標高が上がってくるとゴールが見えてきます。

 

 

約40分歩いたら第ニ展望台に到着で、奥に見えているのがタクツァン僧院です。ここから一度下っていき、最後200段の階段を上がっていきます(^^;) ちなみに、観光客は入れない場所のことなのですが、少し離れた地点から眺めると全体がトラの顔に見えます。お堂の中に写真があるので見てみてください。

 

 

そして、第二展望台から約30分歩いて到着です。お疲れさまでした(*´ω`*)

 

 

中には貴重品以外持ち込めなくて、写真撮影も禁止です。お堂に上がるなら襟付きの服が望ましいです。お堂の外に岩が祀られているのですが、小さいくぼみがあります。少し離れたところから目を閉じて歩き、くぼみに指を入れられたら願いが叶うと言われています。

 

 

ここには元々洞窟があり、853年にランチェン・ペルキイ・シンゲという僧が瞑想のため訪れました。彼は洞窟を自分の名前にちなんで「ペルキイ洞窟」と名づけました。以来、多くの聖人や僧侶が訪れてチベット仏教の聖地になっていき、1692年に僧院を建設することになりました。

 

タクツァン僧院より標高が高い場所にも複数の寺院が建てられていて、それらからも素晴らしい絶景を一望できます。真ん中に小さく写っているのがタクツァン僧院です。

 

 

以上になります。ブータンの秘境「タクツァン僧院」。ぜひ行ってみて下さい(^^)

 

 

世界の「普通に旅行できない国や地域」

■北朝鮮

北朝鮮は世界に残された数少ない独裁国家で、日本との国交はありません。しかし、実は国連加盟の約160カ国と国交があるため、外国人観光客を幅広く受け入れています。詳細は下記からご覧ください。

「北朝鮮①概要と観光の方法」徹底ガイド

■チベット(中国)

チベットは中国の他の地域とは全く異なるルールが敷かれています。外国人は全員「旅行許可証」を取得する必要があり、許可証は旅行代理店を通してのみ発行されます。詳細は下記からご覧ください。

「チベット自治区①アクセスと注意点」徹底ガイド

■トルクメニスタン

トルクメニスタンは旅行代理店を通してツアーに参加するか、またはトランジットビザを取得して5日以内にシレッと観光してしまうかになります。詳細は下記からご覧ください。

「トルクメニスタンへの入国①観光の基本情報」徹底ガイド

■ラルンガル・ゴンパ(中国)

四川省の奥地にある仏教学院で、真っ赤な建物が敷き詰められた様子は世界一の奇景といっても過言ではありません。現在は外国人の立入りが禁止されています。詳細は下記からご覧ください。

「ラルンガル・ゴンパ①アクセスと概要」徹底ガイド

 

世界の街については「世界のすごい街や村総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい151ヶ所を9つのエリアに分けてご紹介しています。

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-カトマンズ(約7時間半)

・カトマンズ-ブータン(約45分)

ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 ブータン
ガイドブック ブータンのガイドブック
ビザ 事前に入国許可書を取得。ビザは空港で発給。
パスポート残存期間 申請時6ヶ月以上
時差 -3時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるゾンカ語 ①おはよう。

Kuzu: zangpo la. (クズザンポーラ)

 

②こんにちは。
Kuzu: zangpo la. (クズザンポーラ)

 

③こんばんは。
Kuzu: zangpo la. (クズザンポーラ)

 

④ありがとう。
Ka:drinche la. (カディンチェ ラ)

 

⑤さようなら。
Log joe gay.(ロク チェゲ)

 

⑥はい・いいえ
Ing・Men(イン・メン)

電圧とプラグ 230~240V

コンセントタイプ

通貨 ニュルタム(通貨コード:BTN、記号:Nu.)で、補助通貨は「チェルタム(Ch.)」。1ニュルタム=100チェルタム。

 

日本大使館 HP

・在インド日本国大使館が兼轄

ブータンの絶景一覧

ブータンの絶景

 

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