
ユーバ川はセルビア南西部のユーバ特別自然保護区を流れる川で、狭い範囲で何度も蛇行している姿が見事です。一帯はシロエリハゲワシの貴重なコロニーにもなっています。多分、日本一詳しいページですよ(^^)
「ユーバ川」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:ベオグラード
1-2:ニシュ
2・ユーバ川へのアクセス概要
2-1:位置関係
2-2:ノヴィ・パザル
2-3:ノヴァ・ヴァロス
2-4:ズラティボール
3・ベオグラードからノヴィ・パザル
4・ニシュからノヴィ・パザル
5・コソボ側からはアクセスしない
6・ユーバ川の概要
7・シロエリハゲワシ
8・展望台
8-1:Uvac 展望台
8-2:Molitva 展望台
8-3:Veliki Vrh 展望台
9・そのほかの見どころ
9-1:レデナ洞窟
9-2:川下り
10・世界の同様の場所
11・コメント欄
12・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ベオグラードは、セルビア共和国の首都であり最大の都市です。ヨーロッパ最古の街の1つで、紀元前6千年頃からの歴史があります。バルカン半島でもイスタンブール、アテネ、ブカレストに次いで4番目の規模を誇ります。人口は約175万人。
最寄りの空港はベオグラード・ニコラ・テスラ空港(BEG)。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動は「ベオグラード:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。宿泊したい範囲に拡大縮小したら、上の灰色の部分から日付などを選択。「Search」を押していただくと「Agoda」の検索結果に飛びますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
ニシュはセルビア第3の都市で、南部では最大です。ヨーロッパとオリエント地域を結ぶ交通の要所として栄え、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世が生まれた街としても知られています。人口は約18万人。
最寄りの空港はニシュ・コンスタンティヌス大帝空港(INI)。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動は「頭蓋骨の塔:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。宿泊したい範囲に拡大縮小したら、上の灰色の部分から日付などを選択。「Search」を押していただくと「Agoda」の検索結果に飛びますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
通貨はディナール(通貨コード:RSD)で補助通貨はパラ(Para)。1ディナール=100パラです。本日のレートはこちら。
・赤:ユーバ特別自然保護区
・青:ベオグラード
・緑:ニシュ
・紫:ノヴィ・パザル
・黒:ノヴァ・ヴァロス
・黄:ズラティボール
ユーバ川はセルビア南西部の「ユーバ特別自然保護区(赤)」を流れています。昔はツアー参加が必須だったんですが、最近は個人でも観光できるようになっているようです。「ベオグラード(青)」や「ニシュ(緑)」からは車で約5時間なので、ツアーだと1泊2日になります。
出来るだけ近くの町に行ってからツアーに参加したい場合、「ノヴィ・パザル(紫)」「ノヴァ・ヴァロス(黒)」「ズラティボール(黄)」などが拠点となります。ノヴィ・パザル発ツアーで25ユーロ、ノヴァ・ヴァロス発ツアーで10ユーロという感じです。
ノヴィ・パザルはセルビア南西部にある町で、英語だと「ニューバザール(新しい市場)」という意味になります。町中にはオスマン・トルコ時代のモスクなども見られ、バルカン半島の複雑な歴史を垣間見れます。人口は約54000人。
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ノヴァ・ヴァロスは、ユーバ特別自然保護区のすぐ西にあるのでアクセスには便利です。16世紀に町が造られたのですが、決め手になったのは周辺環境の美しさだったそうです。人口は約8800人。
宿はこちら。宿泊したい範囲に拡大縮小したら、上の灰色の部分から日付などを選択。「Search」を押していただくと「Agoda」の検索結果に飛びますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
ズラティボールはセルビア国内において人気観光地の1つです。自然に恵まれていて、スキーやハイキングが楽しめるので多くの別荘が建てられています。日本で言う軽井沢のような場所なのかもしれません。人口は約2800人。
宿はこちら。宿泊したい範囲に拡大縮小したら、上の灰色の部分から日付などを選択。「Search」を押していただくと「Agoda」の検索結果に飛びますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
ベオグラードからノヴィ・パザル
■ベオグラード中央バスステーション
photo by:Zastavafan76
ベオグラードの中央バスステーションから、ノヴィ・パザルへの直通バスが出ています。
・1日7本程度
・複数の会社が運行
・所要時間:5~6時間
・料金:1000~3200ディナール
■ノヴィ・パザルのバスステーション
ニシュからノヴィ・パザル
■ニシュのバスステーション
ニシュのバスステーションから、上記のノヴィ・パザルのバスステーションへ直通バスが出ています。
■ニシュ→ノヴィ・パザル
・1日1本程度
・所要時間:約6時間
・料金:1000~1600ディナール
コソボ側からはアクセスしない
■バルカン半島
photo by:Claude Zygiel
セルビアは、イタリアと黒海の間に広がる「バルカン半島」に位置しています。中学校の歴史の授業で「サラエボ事件」「ヨーロッパの火薬庫」といった言葉と共に暗記した方も多いのではないでしょうか。セルビアは、このエリアに20世紀初頭に誕生したユーゴスラビア王国の一部でした。
■ユーゴスラビア王国
photo by:NikNaks
とにかく複雑な国で「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家」と形容されますΣ(゚∀゚ノ)ノ そして、ここから徐々に国が独立していき、その最後にあたるのが「セルビアからのコソボの独立」なんです。
■コソボ紛争で破壊された町
photo by:Andre Engels
1998年から1999年にかけては「コソボ紛争」と呼ばれる武力衝突も起きました。結果、コソボ地域からセルビアの統治権は排除され、2008年にコソボが独立を宣言。日本を含めた約100カ国が独立を承認している状態です。そして、こちらの地図をご覧ください。

外務省の海外安全情報に掲載されている地図です。青が「ベオグラード」、緑が「ニシュ」、赤が「ユーバ特別自然保護区」になります。水色がコソボの首都「プリシュティナ」で、国際空港もあるので本来はプリシュティナが一番ユーバに近いです。
ただ、その間がオレンジ色になっていますよね。これは「レベル2 不要不急の渡航中止」を意味しています。なので、コソボ側から行くことはせず、セルビア側から安全に行ってください。
■コソボの国立図書館
コソボ自体は平和になっていて、観光にも力を入れているので、これからは日本からも訪れる人が増えると思います(^^)
セルビア南西部に広がる「ユーバ特別自然保護区」は、中国の桂林と同じ様に、川が石灰質のカルスト地形を削り上げて誕生しました。面積は埼玉県の所沢市や大阪府の岸和田市とほぼ同じ約75km²です。
標高は760mから1322m。渓谷の深さは平均約200mで、最も深い場所では約350mにもなります(,,゚Д゚) 水力発電も行われていて3つの人工湖があります。

・赤:Radoinja lake
・青:Zlatar lake
・緑:Sjenica lake
では、いわゆるユーバ川はどこかというと星の位置です。拡大してみます。

見事に蛇行していますねΣ(゚∀゚ノ)ノ 画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
絶景ですね(,,゚Д゚) 季節によって水位と木々の色が変化するため全く違う風景になります。


ベストシーズンは5月~9月頃。水位が上がり、木々も色づき、動物も活発に動いています。もちろん一帯は動植物の宝庫で、219種の植物、24種の魚類、130種の鳥類が確認されています。中でも「一帯の主」と言えるのが「シロエリハゲワシ」です。

別名「グリフォンハゲタカ」といって、翼幅は最大3mΣ(・∀・;) 第二次世界大戦の頃に激減してしまい、ルーマニア、アルバニア、セルビア東部からは既に姿を消しています。ヨーロッパだと他にはスペインに大きなコロニーが見られます。
空を雄大に旋回していて、その飛行距離は1日約40kmにも及ぶそうです。現在は約900羽まで回復していて、ハイキングコースを歩く中で見ることができます(*´ω`*)
世界の動物の名所については「世界のすごい動物スポット総特集」をご覧ください。
川を横から見るビューポイントで、ユーバ川の典型的な景色を見ることができます。
川を左後ろから見るビューポイントで、英語だと「Prayer(祈り)」という意味になります。
川を右後ろから見るビューポイントです。まるで前進する巨大なヘビを後ろから眺めているようですね(,,゚Д゚) 英語だと「Great Peak(偉大な峰)」という意味になります。
一帯はカルスト地形なので無数の鍾乳洞があります。その中で異質なのがレデナ洞窟(Ledena Pećina)で、地面から氷の柱が石筍のように伸びています。現地では「アイスケーブ」で通じます。もちろん普通の鍾乳洞も大規模で見応えがあります(^^)
壮大なユーバ川をボートでノンビリ下っていきます。ただ、これは時間があったらで良いと思います。
以上になります。ヨーロッパの秘境・ユーバ川。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
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■グースネックス州立公園(アメリカ) |
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モニュメントバレーの近くにある場所で、3回蛇行している圧巻の景色が広がります。詳細は下記からご覧ください。 |
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■デッドホース・ポイント州立公園(アメリカ) |
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キャニオンランズとモアブの間にある州立公園で、最大落差は600mにもなります。詳細は下記からご覧ください。 |
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■ホースシューベンド(アメリカ) |
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グランドキャニオンをつくり上げたコロラド川が大地を蛇行し続けて生み出した絶景で「ホースシュー=馬の蹄」「ベンド=曲げる」という意味になります。詳細は下記からご覧ください。 |
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■チェスキー・クルムロフ(チェコ) |
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チェコの古都で「世界で一番美しい町」と称されます。「チェスキー」は「ボヘミアの」、クルムロフは「川の湾曲部の湿地帯」という意味があります。詳細は下記からご覧ください。 |
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■アチェンガルゴンパ(中国) |
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四川省の奥地にある別天地で女性しか入ることはできません。現在は中国政府によって破壊が進んでしまっています。詳細は下記からご覧ください。 |
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■九曲黄河第一湾(中国) |
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四川省にある絶景で、大草原の中を黄河が蛇行しながら流れていく様子を一望できます。詳細は下記からご覧ください。 |
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■長江第一湾(中国) |
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雲南省にある絶景で、広大な大地を長江がダイナミックに湾曲しています。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にもスゴい渓谷がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい渓谷&峡谷総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい53ヶ所を5つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
| ビザ | 90日以内の観光はビザ不要。
■コソボとの関係
■「ベラ・カルト」(滞在登録)に注意
そのため民泊ならチェックイン時に必ず「ベラ・カルトをしてくれるかを確認」し、コピーやスクショをもらっておくことが重要。仮に金曜にチェックインし、ホストが「月曜に登録する」と言ったのを了承してしまった場合、土日に街を観光しているときに警察官に職務質問されたらアウト。土日でもオンライン登録できるので必ずしてもらうこと。
また、データ登録が失敗していたり、職務質問時の警察官がデータを確認できる端末を持っていない場合、コピーやスクショが無いと証明が出来ないため警察に連行される可能性がある。仮に登録が失敗していて、しかし職務質問などは受けずに滞在を終え、そのまま空港で出国手続きにのぞんでしまうと、約5万ディナールの罰金となってしまう。よって入国初日は必ず、自動で登録を行ってくれる「ホテル」に泊まることが大事。
モンテネグロ、北マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどセルビアの近隣国(旧ユーゴスラビア諸国)も、名称は違うが同様の登録が必要。中欧や東欧だとスロバキア、チェコ、ポーランドなど。旧ソ連圏だとロシア、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタンなど。アジアだと中国、ベトナム、インドネシアなど。これらの国の民泊や友人宅に滞在する場合は、必ず「滞在登録」について最新の情報を確認すること。 |
|---|---|
| パスポート残存期間 | 出国予定日から90日以上だが、航空会社の搭乗拒否を防ぐため6ヶ月以上が推奨。 |
| 治安 | 海外安全情報:セルビア |
| ガイドブック | セルビアのガイドブック |
| 航空便例 | ・日本~イスタンブール(約13時間)
・イスタンブール~ベオグラード(約1時間半) |
| この場所の
ベストシーズン |
5~6月&9~10月:気候が過ごしやすい。特に秋はシロエリハゲワシが観察しやすい。
【セルビアのクリスマスについて】
「メリークリスマス」ではなく「フリストス・セ・ロディ(キリストは生まれり)」と言って、それに対し「ヴァイスティヌ・セ・ロディ(真に生まれり)」と返すのがマナー。家族で分け合う特別なパン「チェスニッツァ(Česnica)」にはコインが隠されていて、自分のパンの中にコインがあった人が一番の幸運に恵まれるとされる。セルビアの独自のクリスマスを味える最高の場所は下記。
■ベオグラード
■ノヴィ・サド |
| 時差 | ・3月下旬~10月下旬:-7時間
・10月下旬~3月下旬:-8時間 |
| 通貨とレート | ディナール(通貨コード:RSD)で補助通貨はパラ(Para)。1ディナール=100パラ。
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|---|---|
| ATM | 都市部では問題なく使えるが、路上のATMはスキミング被害もあるため、銀行併設ATMを使うこと。地方では現金切れや故障で使えないことがあるため注意。 |
| SIMカード | 大手は「Yettel」「A1」「mts」。eSIMも普及している。 |
| タクシー | メーター制。安全だが観光客へのボッタクリが多いため、流しのタクシーは非推奨。公認タクシーはナンバープレートの末尾が「TX」。 |
| 配車アプリ | 「Yandex Go」や「Cargo」が普及している。 |
| 交通カード | 「Beograd Plus」:ベオグラード市内のバス、トラムで利用可能。タッチ決済は導入されはじめたが、車内での現金支払は既に不可となっており、「Beograd Plus」の専用アプリでチケットを購入するか、街の至る所にある「Moj Kiosk」で紙のチケット(90分券など)を購入する。 |
| Googleマップ | 完全に利用可能 |
|---|---|
| クレジットカード | 普及しているが、現金は必須。 |
| トイレ | 紙はゴミ箱に捨てるケースもまだ多い。公衆トイレは有料(0.5ディナール)が多く、小銭が必要。 |
| 喫煙 | ヨーロッパで最も寛容な国。多くの飲食店で喫煙可能。1箱400~500ユーロ。 |
| コンタクト用品 | 容易に購入可能 |
| 生理用品 | 容易に購入可能 |
| スーパーやコンビニ | ■コンビニ
「Trafika」と呼ばれるキオスクがコンビニ代わり。
■スーパー
■ドラッグストア |
| 定番の軽食や
ファーストフード |
■軽食
チェヴァピ(肉団子)、プレスカヴィッツァ(セルビア風ハンバーガー)、burek(パイ)。
■ファーストフード |
| 犯罪 | 凶悪犯罪は少ないが、観光地でのプロのスリや一瞬のスマホの置き引き、引ったくり、偽警官詐欺、サッカーの試合がある日の過激なサポーター集団、コソボとの国境付近での政情、などに注意。ベオグラードでは歩行者天国の「クネズ・ミハイロヴァ通り」でスリの被害が多く、空港と市内を結ぶ「72番バス」や旧市街を走るトラム内でもプロが狙っている。 |
| 緊急電話番号 | 警察・救急・消防:112(英語が通じる) |
| チップ | 定着している。レストラン:10%程度。タクシー:端数を切り上げる。 |
| 電圧とプラグ | ・電圧:230V
|
| 現地で使える
セルビア語 |
①おはよう。
Dobro jutro.(ドブロ ユートロ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
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