カンチャナブリはバンコクの北西にある街で、面白い寺院や美しい滝、そして戦争の跡など見どころが豊富です。当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からごらんください。こちらのページは「カンチャナブリ①ワット・バーン・タム」になります(^^)
「カンチャナブリ①ワット・バーン・タム」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:カンチャナブリ
1-2:バンコク
2・バンコクからカンチャナブリ
2-1:チャトゥチャック・ミニバスステーションから行く
2-2:南バスターミナルから行く
2-3:鉄道で行く
3・カンチャナブリの見どころ一覧
4・ワット・バーン・タム
5・世界のドラゴンスポット
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
カンチャナブリは、18世紀にラーマ1世が命じて建設させた街です。第2次世界大戦中に、日本軍が兵士や捕虜に過酷な労働を強いて、無数の死者を出しながら「ビルマ鉄道(泰緬鉄道/たいめんてつどう)」を建設したことで有名です。人口は約25000人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
バンコクは1782年にラーマ1世が遷都して建設されました。11月~2月が比較的涼しい乾季、3月~5月は暑い乾季、6月~10月は雨季になります。日本の福岡県・愛知県と姉妹都市提携しています。人口は約1450万人。
最寄りの空港は2つあります。
■スワンナプーム国際空港(BKK)
・国内外合わせて120以上の都市に就航
・大手の航空会社が乗り入れ
・最新の就航路線一覧
■ドンムアン空港(DMK)
・国内外合わせて80以上の都市に就航
・LCCなどが乗り入れ
・最新の就航路線一覧
空港から市内への移動は「バンコク①2つの空港から市内への移動」をご覧ください。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はバーツ(通貨コード:THB、記号:B)で、補助通貨はサタン(Satang)。1バーツ=100サタンで、本日のレートはこちら。
バンコクからカンチャナブリ
北バスターミナル(モーチット)の真向かいにあります。ここからカンチャナブリのバスターミナルへロットゥーが出ています。
・1日6本程度
・所要時間:約3時間20分
・料金:95~150バーツ
■カンチャナブリのバスターミナル
photo by:Sry85
南バスターミナル(サイタイマイ)から、上記のカンチャナブリのバスターミナルへ普通のバスが出ています。
・5時頃~20時頃まで運行
・30分に1本程度
・所要時間:約3時間
・料金:190バーツ
photo by:Supanut Arunoprayote.
バンコクのトンブリー駅から、カンチャナブリ駅へ直通列車が出ています。バンコクの市内交通についてはタイ政府の観光用公式HPが分かりやすいのでご覧ください。タイ国鉄の公式HPはこちらです。
・1日1本
・所要時間:約2時間40分
・料金:100バーツ
■カンチャナブリ駅
photo by:シャムネコ
カンチャナブリには多くの見どころがありますが、ここは外せないという8ヶ所を厳選しました。こちらのページでは赤のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
ワット・バーン・タムは「龍天寺」という洞窟寺で、カンチャナブリの市内中心部から南東に約10km離れています。アクセスはタクシーやトゥクトゥクで、所要時間は約20分です。メークローン川沿いの小高い山の中腹に造られていて、入口はこちら。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
そしたら次は正面の山をグーッとアップにしてみてください。すると…
なんかいますΣ(・∀・;) これは一体どういうことなんでしょうか?上から見てみましょう。
山の中腹に建物がいくつかあって、そこへと至る道に…
龍ですΣ(゚∀゚ノ)ノ
そう、こちらはなんと洞窟寺院の入口に巨大な龍が造られているんです。階段→龍の胎内→洞窟ということですね( ̄□ ̄;) さっそく上っていきましょう。営業時間は7時~17時で、入場料などはありません。
山の高さは200mほどです。最初の階段は約270段あるので焦らずゆっくり上ってください(^ω^;) そして、口の中へ入っていきます。
この龍は1995年に造られました。一見、単に話題作りで造ったようにも思えてしまいますが、「龍の胎内を通って寺院へ至る」というのは台湾などの道教文化でも広く見られるものです。
壁の右側には、タイの有名な民間伝承「クン・チャン・クン・フェン(Khun Chang Khun Phaen)」が描かれています。平たく言うと「戦乱の中で突き進んでいった悲しい愛の三角関係」という韓流ドラマのようなストーリーです( ̄▽ ̄;) なかなか面白いのでご紹介します。
■ワントン(女)とクン・フェン(男)
「醜くて愚かだが金持ち」のクン・チャンと、「イケメンで賢いが貧しい」クン・フェンは、スパンブリーで育った幼馴染でした。15歳のとき、共にワントンという美しい女性に恋をしますが、ワントンが選んだのはやはりイケメンのクン・フェンで、やがて2人は結婚しました(*´∀`*)
これに怒ったクン・チャンは、財力や権力をフルに使ってクン・フェンを戦場へと送り込みます。そして「クン・フェンは戦士した」という噂を流し、ワントンの母親に「自分ならワントンを幸せにできる」といって結婚することに成功しますヽ(`Д´)ノ ただ、クン・チャンは献身的にワントンを愛し、次第にワントンはその豊かな生活を楽しむようになりました。
■スパンブリーの寺院のワントン像
photo by:Heinrich Damm
しかし、あるときワントンはクン・フェンと再会してしまいます。ワントンがクン・チャンと結婚したことを知ったクン・フェンは、戦争で武功をあげ、英雄として新しい妻をもらって国に帰りました。しかしワントンへの思いは消えず、ついにはクン・チャンの家に忍び込み、警備員を殺してワントンを奪い去ります(; ・`д・´)
最初は、既に慣れていたクン・チャンとの豊かな生活が崩壊することに消極的なワントンでしたが、次第に情熱的な愛が戻ってきて、クン・フェンを愛するようになります。しかし、警備員を殺してしまったクン・フェンは、自首して12年間幽閉されることになりました。
■クン・チャン・クン・フェンの一幕
ただ、ワントンのお腹には既にクン・フェンの子供がいました。生まれた子供はプラインガムと名付けられ、当然クン・チャンから嫌われます。彼は6歳で森に住むことになりましたが、やがて成長し父を救うことに成功します。
時は経ち、プラインガムは結婚することになります。するとそこでクン・チャンとクン・フェンの争いが勃発。最終的に、王がワントンに対し、どちらか1人を選ぶように命じます。しかし、ワントンはこれを決めることができず、王はワントンの処刑を命じました…(T_T)
ドロッドロの愛憎劇ですね(^^;) ちなみに、左の壁には寺院の歴史が描かれています。そして、龍から出て洞窟寺院に到着です。このときノーンカーイ川方面のパノラマを一望できるので、画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
巨大なイグアナみたいですねΣ(・∀・;) 龍の左の建物の奥の方に行くと完全に開けた景観になります。
そして、龍天寺に到着です。マレーシアの「バトゥ洞窟」とまではいきませんが、とても立派な洞窟寺院です(,,゚Д゚)
この寺院はスコータイ朝からアユタヤ朝にかけての
15世紀頃に造られたとされています。とある金持ち
が洞窟を発見し、ルアン・ポー・トンという僧侶を
洞窟に留まらせることにしました。彼は洞窟にいた
カササギ(鳥)に話し方を教え育てたそうで、今でも
周辺ではカササギを見ることができます。
この像はクン・フェンが最初に結婚したブア・クリ
という女性です。彼女はクンフェンに殺されてしまい
その霊が岩壁に像となって現れたと言われています。
そして実はここで終わりではありません。洞窟の
先から山頂へと至る階段が延びています。
こちらは700段以上あるので大変ですが、山頂からはカンチャナブリの絶景を一望できます(*´ω`*)
ここにはガネーシャが街を見守るように座っていて、とてもフォトジェニックです(^^)
以上になります。続きまして下記から他のページをご覧ください(^^)
カンチャナブリは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■竜の橋(スロヴェニア) |
|
---|---|
![]() |
首都のリュブリャナにある橋で、合計4体の竜が人々を見守っています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ドラゴン・ディセンデンツ・ミュージアム(タイ) |
|
![]() |
スパンブリーにある「中国の歴史をテーマとした博物館」です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ワット・サームプラーン(タイ) |
|
![]() |
ナコーンパトム県にある寺院で、とある僧侶が夢の中で建設を促されて造りました。詳細は下記からご覧ください。 |
■麻豆代天府(台湾) |
|
![]() |
台湾では有名な道教寺院で、巨大な龍の胎内には天国と地獄が表現されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■龍虎塔(台湾) |
|
![]() |
高雄市にある塔で、台湾を代表するパワースポットとして知られています。こちらは「ドラゴン(竜)」というより「龍」という感じですね。東洋っぽくて良いです(^^) 詳細は下記からご覧ください。 |
■ドラッヘン橋(ドイツ) |
|
![]() |
ルール地方の「ヘルテン」という町にあります。「ヨーロッパのRPG」的なドラゴンで、かなり巨大なので見ごたえがあります。詳細は下記からご覧ください。 |
■ドラゴンブリッジ(ベトナム) |
|
![]() |
2013年にビーチリゾートのダナンに造られた橋です。なんと…火を吹きますΣ(゚∀゚ノ)ノ 詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | 日本-バンコク(約7時間) |
---|---|
ベストシーズン | 11月~2月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 タイ |
ガイドブック | タイのガイドブック |
ビザ | 観光目的の滞在のみビザ不要。
空路入国:30日以内、陸路入国:15日以内の滞在。 |
パスポート残存期間 | 6ヶ月以上 |
時差 | -2時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 001(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるタイ語 | ①おはよう。
สวัสดี(サワッディー)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
|
通貨 | バーツ(通貨コード:THB、記号:B)で、補助通貨はサタン(Satang)。1バーツ=100サタン。
|
日本大使館 | ・HP | タイの絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤のアイコン
個別のガイド記事です。
■その他の色のアイコン
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。