ワット・カオチョンプランへの行き方と見どころ

 

カンチャナブリはバンコクの北西にある街で、面白い寺院や美しい滝、そして戦争の跡など見どころが豊富です。当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からごらんください。こちらのページは「カンチャナブリ②ビルマ鉄道」になります(^^)

 

 

「カンチャナブリ②ビルマ鉄道」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

カンチャナブリの見どころ一覧

 

カンチャナブリには多くの見どころがありますが、ここは外せないという8ヶ所を厳選しました。こちらのページでは緑のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。

 

 

死の鉄道

 

カンチャナブリといえば、1957年公開の映画「戦場にかける橋」が有名です。第2次世界大戦中の日本軍が、無数の捕虜に過酷な労働を強いて急ピッチで完成させた「ビルマ鉄道」=「泰緬(たいめん)鉄道」について描いた映画で、第30回アカデミー賞の作品賞を受賞しています。

 

この鉄道工事はたった1年3ヶ月で終わったのですが、その間に数万人の死者を出したことから、英語で「死の鉄道」と言われています。

 

カンチャナブリの「戦場にかける橋」のビルマ鉄道(泰緬鉄道) 「泰(たい)」はタイのことで、「緬(めん)」は
 ミャンマーを表します。ビルマもミャンマーの旧称
 ですね。

 

 つまり、タイとミャンマーをつなぐための鉄道で、
 目的は物資輸送にありました。
 photo by:W.wolny ※拡大できます

 

建設が始まったのは1942年7月5日のこと。日本軍は、ちょうど1ヶ月前の6月5日に「ミッドウェー海戦」で大敗北を喫し、それまでの連戦連勝がストップ。それどころか太平洋上の戦局が一気に敗戦に傾いて、タイやミャンマーなど大陸の統治がますます重要になるという局面でした。

 

■ミッドウェー海戦(1942)
チューク諸島と太平洋戦争

 

とはいえ「場所はタイとミャンマー、支配者は遠くから来た日本人、連合国側の捕虜はイギリス・アメリカ・オーストラリアなど多数の欧米人を含む」という「戦時下でも特に混沌とした状況」で、普通であれば鉄道の建設など考えられない状態でした。

 

■当時の作業道具
カンチャナブリの「戦場にかける橋」のビルマ鉄道(泰緬鉄道)

 

しかし日本軍は工事を強行。タイ・ミャンマー両側から工事をすすめ、1943年10月には完成しました。その間、作業員たちは「雨季の過酷な環境」「食糧不足」「作業道具不足」「マラリアやコレラの蔓延」「1日10時間以上の作業」などにより、次々に亡くなっていきました。

 

■当時の捕虜
カンチャナブリの「戦場にかける橋」のビルマ鉄道(泰緬鉄道)

 

アウシュビッツの写真のようですね…。カンチャナブリには「JEATH戦争博物館」や「第二次世界大戦博物館」などがあり、当時の過酷な様子を知ることができます。当時の日本では「ジャワの極楽、ビルマの地獄、死んでも帰れぬニューギニア」と言われたそうです。ニューギニアでの戦争については「パプアニューギニア①概要とポートモレスビー」をご覧ください。

 

戦後、イギリス主導のもとミャンマーの線路は完全に撤去されました。現在は紛争地帯になっているので近づくこともできません。タイ側はというと、国境から3分の2程度は撤去されましたが、バンコクのトンブリー駅からナムトック駅までは今も現役で使われています。

 

■トンブリー駅
カンチャナブリの「戦場にかける橋」のビルマ鉄道(泰緬鉄道)
photo by:Supanut Arunoprayote.

 

現在は有名な観光地になっていて国内外から多くの人が訪れます。スゴいのは「電車が通っていないときには線路の上を歩ける」ということですねΣ(・∀・;) 1日2往復程度なので確かに可能ではありますが、日本では絶対にありえないですよね。

 

一般的な観光では「クウェー川橋」と「アルヒル桟道橋(クラセー橋)」を訪れるほか、実際に列車に乗って「チョンカイの切り通し」などを見ます。

 

 

クウェー川橋

カンチャナブリの「戦場にかける橋」のビルマ鉄道(泰緬鉄道) 

 

クウェー川はミャンマーとの国境地帯から流れ出て、カンチャナブリでメークローン川と合流します。全長は240kmにもなり、一帯の文化を育んだ母なる大河という感じです。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

絶景ですね(,,゚Д゚) クウェー川橋はカンチャナブリ駅から北西に約3kmしか離れておらず、空いていればトゥクトゥクで約5分です。上記の「戦場にかける橋」のモデルで、橋の上は大勢の観光客で賑わっています。

 

 

両側に展望台のように飛び出ている場所がありますよね。これは「列車が来たときの非難場」ですΣ(・∀・;) 「メークローン鉄道」といい、タイの鉄道は本当に面白いですね。この橋は日本の企業が戦後の賠償の一環として修復作業を行っています。

 

 

チョンカイの切り通し

 

ビルマ鉄道の突貫工事を象徴するような場所で、鉄道車両がギリギリ通れる幅だけ岩場が削られました(,,゚Д゚) ここは現地を見学するよりも、実際に列車に乗って岩場スレスレを走る様子を体感するのがオススメです。

 

「カンチャナブリ②ビルマ鉄道」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

ヘルファイア・パス

「カンチャナブリ②ビルマ鉄道」徹底ガイド 【旅の大事典】 

 

こちらも同様に、鉄道がギリギリ通れる幅だけ山が切り崩されています。両側の断崖の高さは約10m。「ヘル・ファイア(地獄の炎)」という名前は、当時、やせ衰えた作業員達が松明(たいまつ)を灯して働いている様子が、まるで地獄のようだったということで名付けられました。

 

 

線路は数m残るのみで鉄道で通ることは出来ません。訪れた人は徒歩で現地を体感するとともに、資料館で当時の様子を学ぶことが出来ます。

■ヘルファイアパス・メモリアル博物館
・営業時間:9時~16時
・入場料:30バーツ・

 

 

アルヒル桟道橋(クラセー橋)

カンチャナブリの「戦場にかける橋」のビルマ鉄道(泰緬鉄道) 

 

クウェー川沿いの崖に造られた木造の線路橋で、ビルマ鉄道の象徴的な場所として知られています。カンチャナブリからは西に約45km離れていて、最寄りのクラセー橋駅まで電車に乗って移動してしまうのがオススメです。列車の時刻はタイ国鉄の公式HPをご覧ください。沿線の風景は「世界の車窓から」さながらの素晴らしさです(*´ω`*)

 

 

駅に着いたら、電車が過ぎるのを待って線路の上を歩きます。数十年前に「ビルマの地獄」と呼ばれた場所だと思うと、見えるものも変わってくるのではないでしょうか。崖には洞窟寺院も造られています。

 

 

そして、線路橋の下も見逃せません。橋の高さは8mもあり、下からの方が建設の大変さを感じることができます。観光名所と言うよりは、やはり「戦跡」という感じですね。

 

 

世界の鉄道スポットについては「南アフリカの豪華列車:徹底ガイド」に一覧を載せておりますので興味のある方はご覧ください。

 

 

以上になります。続きまして下記から他のページをご覧ください(^^)

 

カンチャナブリは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

カンチャナブリのワット・バーン・タム

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-バンコク(約7時間)
ベストシーズン 11月~2月(乾季)
外務省 海外安全情報 タイ
ガイドブック タイのガイドブック
ビザ 観光目的の滞在のみビザ不要。

空路入国:30日以内、陸路入国:15日以内の滞在。

パスポート残存期間 6ヶ月以上
時差 -2時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 001(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
001+81+3+9999-9999

現地で使えるタイ語 ①おはよう。

สวัสดี(サワッディー)

 

②こんにちは。
สวัสดี(サワッディー)

 

③こんばんは。
สวัสดี(サワッディー)

 

④ありがとう。
ขอบคุณ(コープクン)

 

⑤さようなら。
ลาก่อน(ラーゴーン)

 

⑥はい・いいえ
男:ครับ(クラップ)・ไม่ใช่(マイチャイ)
女:ค่ะ(カー)・ไม่ใช่(マイチャイ)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ
コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 バーツ(通貨コード:THB、記号:B)で、補助通貨はサタン(Satang)。1バーツ=100サタン。

 

日本大使館 HP

タイの絶景一覧

タイの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

■赤のアイコン
個別のガイド記事です。

 

■その他の色のアイコン
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

スポンサーリンク