オアハカは周辺にたくさんの見どころが点在している街で、メキシコでも人気の観光地です。こちらのページでは世にも奇妙な「石化した滝」をご紹介します。オアハカへのアクセスや、世界一太い木である「トゥーレの木」については「オアハカ①」をご覧ください(^^)
「オアハカ②イエルベ・エル・アグア」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
「イェルベ・エル・アグア」は現地の言葉で「沸騰する水」を意味します。元々は古代サポテコ族の聖地だった場所で、2500年以上前には灌漑設備が整えられていたそうです。
ミトラ遺跡からバスも出ていますが、基本的にはオアハカ周辺の1日ツアーに参加して訪れます。料金は約200ペソで入場料や昼食代は含まれません。訪れる場所は主に下記の5つになります。
①トゥーレの木
②イエルベ・エル・アグア
③ミトラ遺跡
④メスカル工場(地本酒の工場)
⑤テオティトラン・デル・バジェ(織物の村)
敷地内には水が湧き出している場所があるのですが、よく見ると、なんと泡がブクブクと出ていますΣ(゚∀゚ノ)ノ
photo by:Christopher William Adach
実はこの水は「炭酸水」でカルシウムをたっぷり含んでいるんです。それが長期間流れ続けたことで成分が沈殿していき「石化した滝」などが生まれました。入場料を支払い奥へ進むと絶景が現れます(,,゚Д゚)
白い部分は水ではなく石灰です。土や植物の成分も混ざって複雑な色になっているのがわかります。ここから左へ迂回して滝の上の方へ向かいます。
上から見ると2つの大きな水たまりがあるのが分かります。これらは大規模な石灰華段が生み出した「天然のインフィニティプール」なんですΣ(゚∀゚ノ)ノ 画面をグルッと回して周囲を見てみて下さい。
■上のプール
マリーナ・ベイ・サンズやバリ島のヴィラみたいですよね。水温は25度と少し低いですが、一生に一度の場所だと思いますので体調に問題がなければ入ってみてはいかがでしょうか(^^) トイレ兼更衣室があるので女性でも安心です。下の方に行くと大迫力です。
■下のプール
下のプールの崖際には、たくさんの石灰華段が出来ています。これだけでもスゴイですよね(,,゚Д゚)
ただ、ここはいわゆる「石の滝」ではありません。次のストリートビューをご覧ください。下のプールを内側から撮影しているものです。
一人のロングヘアーの女性…と見せかけた男性がノンビリと水に浸かっています(^^;) この画面を180度回転してみてください。すると奥の方に…
こんなのが見えると思います。そう、こちらが「石の滝」です。近くで見ると…
すごい迫力ですよね( ̄□ ̄;) 巨大な鍾乳石というと、一般的には洞窟の中で見られるものですから非常に貴重な光景です。下の方は少し太くなっていて、人間には分からないレベルで今も少しずつ成長しているんだと思います。
滝の下にはトレッキングで行くことができます。ただ、ツアーによっては行かない場合もあるので申し込み時に確認してください。
■イェルベ・エル・アグア
・入場時間:8時~18時
・料金:入域料10ペソ+入場料25ペソ
オアハカは人口の40%を先住民が占める街で、7月に一ヶ月に渡って行われる先住民の祭り「ゲラゲッツァ」(上)は世界的に有名です。そして10月末には「ラテンアメリカのハロウィン」とも言える「死者の日(ディア・デ・ムエルトス/Día de muertos)」があり、こちらも盛大に行われます。
ミトラ遺跡はタラコルラ河谷にある「サポテカ文明」の遺跡です。精密な幾何学模様の彫刻や、鮮やかな赤い漆喰で固められた壁などが残っていて、アメリカ大陸で最も美しい遺跡と称されています。「ミトラ」はナワトル語で「死者の町」という意味がありますΣ(゚∀゚ノ)ノ
こちらもサポテカ文化の代表的な遺跡で、紀元前6世紀頃から紀元後9世紀頃まで繁栄しました。総面積は鎌倉市より少し広い約42km²。中央広場を中心に神殿・球技場・天体観測所など様々な建物が並び、「盆地の中の山」にあるので周辺には絶景が広がっています。
モンテ・アルバン衰退後、入れ替わるようにして発展した都市で、名前には「古い木」という意味があります。モンテ・アルバンに比べると訪れる人もグッと少なくなりますが、中米で2番目に大きな球技場などが残されています。
世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています。
オアハカはメキシコを代表する食どころとしても知られています。伝統料理の「モーレ」や「オアハカチーズ」はぜひ食べてみて下さい(*´﹃`*)
以上になります。世にも奇妙な「石の滝」。ぜひ行ってみてください(^^) オアハカへのアクセスや「トゥーレの木」は「オアハカ①」をご覧ください。
オアハカには日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。
■スバルティフォス(アイスランド) |
|
---|---|
![]() |
滝王国のアイスランドにおいても非常に珍しい「柱状節理を流れる滝」です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ルビー滝(アメリカ) |
|
![]() |
テネシー州にある地下390mの場所から流れ落ちる滝で、美しくライトアップされた幻想的な姿が人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
■バラステの滝(エストニア) |
|
![]() |
「冬に全てが凍りつく滝」で、まるでファンタジー映画のような光景が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■天帝淵瀑布(韓国) |
|
![]() |
韓国最大の島である済州島にあります。3段の段瀑で、その内の1つは柱状節理を流れる滝になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■銀錬墜潭瀑布(中国) |
|
![]() |
貴州省の「黄果樹瀑布群」にある滝です。いくつもの小さな滝が複雑に組み合わさっていて「銀のネックレスが流れ落ちる滝」と称されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■海の中に落ちる滝(モーリシャス) |
|
![]() |
地形と潮流が生み出した壮大な「目の錯覚」による絶景です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハママートマイン(ヨルダン) |
|
![]() |
ヨルダンの有名観光地で、滝自体が温泉になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ビガーの滝(ルーマニア) |
|
![]() |
巨大な苔帽子の美しい姿は「ミナス渓谷の奇跡」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■バータラ峡谷の滝(レバノン) |
|
![]() |
非常にマニアックな場所で、大地に空いた大穴に雪解け水の滝が流れ落ちていきます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な滝がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい滝総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている滝の中から、特にすごい74ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本ーメキシコ・シティ(約12時間半)
・メキシコシティ-オアハカ(約1時間) |
---|---|
ベストシーズン | 11月~4月/7月 |
外務省 | 海外安全情報 メキシコ |
ガイドブック | メキシコのガイドブック |
ビザ | 180日以内の観光は不要。 |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上 |
時差 | ・東部時間:-14時間(カンクンなど)
・中部時間:-15時間(メキシコシティなど) |
チップ | ・タクシー:不要
・レストラン:10~15%。お釣りの小銭をテーブルに残す。 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 110V、120V、127V
|
通貨 | メキシコ・ペソ(通貨コード:MXN、記号:M$)で、補助通貨は「センタボ(c)」。1ペソ=100センタボ。
|
日本大使館 | ・HP |
メキシコの絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤のアイコン
個別のガイド記事です。
■その他の色のアイコン
大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国に細かい見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。