メスキータへの行き方

 

メスキータは、世界唯一の「モスクの中に造られた大聖堂」で、イスラム教とキリスト教が混在する唯一無二の空間となっています。礼拝堂に並ぶ850本の列柱は圧巻です。こちらのページでは観光の見どころについてご紹介します。コルドバへのアクセスについては「メスキータ①」をご覧ください(^^)

 

 

「メスキータ②観光の見どころ」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

メスキータの概要

メスキータへの行き方 

 

■3月~10月
・月~土:10時~19時
・日祝:8時半~11時半、15時~19時

 

■11月から2月
・月~土曜日:10時~18時
・日、祝:8時半~11時半、15時~18時

 

■年中無休

 

月~土の8時半~9時半は大聖堂でミサが行われているので無料で中に入れます。夜は21時半・23時に夜のモスクを見学するツアーが催行されています。夜のモスクも非常に美しいのでオススメです(^^) 普通に見学する場合、所要時間は1~2時間で大丈夫です。公式HPはこちら。

 

メスキータへの行き方

 

・モスク入場(昼):10€
・モスク入場(夜):18€
・鐘楼に登る:2€

 

日中のチケットは、当日に現地でのみ購入できます。「オレンジの木の中庭」にチケット売り場があります。チケット売り場ではオーディオガイドがレンタルできますが日本語はありません。料金は3.5€。夜のチケットのみネット予約ができます。

 

メスキータへの行き方
出典:https://en.wikiarquitectura.com

 

門は3つあり、赤で囲んだ②の「ディアネス門」が最初に開きます。こちらです。

 

 

 

メスキータ

歴史
メスキータへの行き方

 

メスキータはスペイン語で「モスク」を意味します。785年、イベリア半島をイスラム王朝である「後ウマイヤ朝」が支配していた時代に、アブド・アッラフマーン1世によって建設されました。下の地図の赤い部分がウマイヤ朝時代に拡大した版図で、矢印の場所がスペインです。全部合わせると超広大ですΣ(・∀・;)

 

メスキータへの行き方

 

しかし、カトリック教徒が権力を取り戻した1236年からは、モスクの内部に礼拝堂やカテドラルが新設されたりして、世界で唯一の「モスクの中にある大聖堂」が造られました。正式名称は「聖マリア大聖堂」といいます。

 

面積は22400km²、南北は175m、東西は128mで、エリアは大きく3つに分かれています。

 

 

856本の列柱が並ぶ圧巻の礼拝堂です(,,゚Д゚) 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。柱は元々約1000本ありましたが、礼拝堂が造られるときに150ほど本抜かれてしまいました。赤いレンガと白い石灰岩が交互に配置されていて、二重の馬蹄型アーチになっています。この列柱には悲しい伝説も残されています。

メスキータへの行き方

 

~果実園で働いていた男が果物を買いに来たアラブの女性に恋をした。彼女にプロポーズすると、彼女は承諾しキリスト教徒になることに。しかし洗礼の前日に彼女は殺されてしまい、男もメスキータの柱に結ばれて人々にさらされた。

 

彼は、囚われているときでもキリスト教の信仰心を忘れないように、爪で柱に十字架を書いていた。その十字架は今でもどこかの柱に残されている…。~

 

そして床を見ると、ガラス張りの下にモザイクのタイルが見える場所があります。

 

メスキータへの行き方
photo by:Paul VanDerWerf

 

メスキータは、西ゴート王国の教会だった「サン・ビセンテ教会」を壊して建てられていて、下のイラストのような2層構造になっているので、それを一部見せてくれています。

 

メスキータへの行き方
出典:https://app.emaze.com

 

そして、列柱の森は壮観ですが、見逃してはいけないのが奥の壁にある「ミフラーブ (Mihrab)」というくぼみです。

 

メスキータへの行き方

 

「キブリ壁」といわれる「メッカのカーバ神殿を指し示す壁」の目印で、モスクには必ずある重要な場所です。このミフラーブはガラスを使った精緻なモザイク模様で見ごたえがあります。

 

そして、ミフラーブの手前には「マスクーラ」と呼ばれる仕切られたスペースがあります。「VIP席」的な場所です。ここの天井がスゴいです。

 

メスキータへの行き方

 

青と金で描かれた精密な模様に圧倒されてしまいます(,,゚Д゚) そして奥にはカテドラルがあります。

 

 

こちらは、ゴシック式、ルネサンス式、バロック式という、ヨーロッパの3様式が混ざった造りになっています。イスラム教とキリスト教が混ざっただけでなく、キリスト教の中でも色々な様式が混在しているというのがメスキータの凄さの1つです。

 

メスキータへの行き方

 

アルミナールは、モスクのときには「ミナレット」としてアザーンが行われ、大聖堂になってからは「鐘楼」が設置されました。塔の高さは54m。

 

 

10時から30分ごとに入場できるようになっています。203段の階段で上部まで登ることができ、絶景を一望できます(^^)

 

メスキータへの行き方

 

こちらは巡礼者が沐浴を行うための中庭です。モスクの時代には「地下水の泉」があったので水路も設けられています。現在は回廊に囲まれた空間になっています。

 

 

以上になります。イスラム教とキリスト教が混在する奇跡のモスク。ぜひ行ってみてください(^^) コルドバへのアクセスについては「メスキータ①」をご覧ください。

 

コルドバは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「メスキータ②観光の見どころ」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界のすごい教会

■ウェストミンスター大聖堂(イギリス)

イギリス最大のカトリック教会で、ロンドンを代表する建築物の1つです。詳細は下記からご覧ください。

「ロンドン④歴史的建造物」徹底ガイド

■サン・ピエトロ大聖堂(イタリア・バチカン市国)

バロック・ルネサンス様式の大聖堂で、こちらも世界三大聖堂の1つです。大聖堂としての面積は世界最大になります。詳細は下記からご覧ください。

「ローマ②モデルルートとサン・ピエトロ大聖堂」徹底ガイド

■サン・マルコ大聖堂(イタリア)

ヴェネツィアのシンボルで、祭壇には2000個もの宝石が埋め込まれた黄金の衝立(ついたて)があります。詳細は下記からご覧ください。

「ヴェネツィア③サン・マルコ広場周辺」徹底ガイド

■ピサ大聖堂(イタリア)

有名な「ピサの斜塔」が付属している大聖堂で、ロマネスク様式の代表的な建築物です。詳細は下記からご覧ください。

「ピサの斜塔」徹底ガイド

■フィレンツェのドゥオーモ(イタリア)

フィレンツェのシンボルで、ルネサンス様式の代表的な建築物です。ドームは内径が43mにもなり、石積み建築のドームとしては世界最大です。詳細は下記からご覧ください。

「フィレンツェ②観光パスとドゥオーモ周辺」徹底ガイド

■ミラノのドゥオーモ(イタリア)

ミラノのシンボルで、面積・体積共に世界第2位という巨大な大聖堂です。詳細は下記からご覧ください。

「ミラノ③観光のモデルルート」徹底ガイド

■トビリシのツミンダ・サメバ大聖堂(ジョージア)

ジョージアの首都であるトビリシの1500周年を記念して造られました。高さは87.1mで、正教会の中では世界で3番目高いものになります。詳細は下記からご覧ください。

「トビリシ」徹底ガイド

■セゴビア大聖堂(スペイン)

ローマ水道橋で有名なセゴビアの大聖堂で、その美しい外観から「大聖堂の貴婦人」と称されています。詳細は下記からご覧ください。

「セゴビア旧市街とローマ水道橋」徹底ガイド

■セビーリャ大聖堂(スペイン)

世界三大聖堂の1つで、ゴシック建築の大聖堂としては世界最大級です。詳細は下記からご覧ください。

「セビーリャ②観光の見どころ」徹底ガイド

■聖サワ大聖堂(セルビア)

ベオグラードのシンボルで、バルカン半島では最大の教会です。現代の技術が用いられていて、ドームは油圧ポンプを使って上げられました。詳細は下記からご覧ください。

「ベオグラード②観光の見どころ」徹底ガイド

■ケルン大聖堂(ドイツ)

世界最大のゴシック建築で、トリーア大聖堂・マインツ大聖堂と共に「ドイツ三大聖堂」と呼ばれます。詳細は下記からご覧ください。

「ケルン大聖堂」徹底ガイド

■ベルリン大聖堂(ドイツ)

ベルリンのシンボルで、ドームの高さは114mにもなります。詳細は下記からご覧ください。

「ベルリン③市内の見どころ(2)」徹底ガイド

■聖イシュトヴァーン大聖堂(ハンガリー)

ブダペストのシンボルで、ハンガリーの初代国王・イシュトヴァーン1世の「右手のミイラ」を見ることができます。詳細は下記からご覧ください。

「ブダペスト④ペスト地区」徹底ガイド

■サン・ミッシェル大聖堂(ベルギー)

ブリュッセルのシンボルで、ベルギー王室が結婚式を行う由緒ある教会です。詳細は下記からご覧ください。

「ブリュッセル②市内の見どころ」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な教会や修道院がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。当サイトで取り上げている教会や修道院の中から、特にすごい155ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-マドリード(約14時間)
ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 スペイン
ガイドブック スペインのガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 ・シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上

・未使用査証欄1ページ以上

時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ ・レストラン:5~10%

・ホテルで荷物を運んでもらう:1ユーロ程度

日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるスペイン語 ①おはよう。

Buenos días.(ブエノス ディアス)

 

②こんにちは。
Hola.(オラ)

 

③こんばんは。
Buenas noches.(ブエナス ノチェス)

 

④ありがとう。
Gracias.(グラシアス)

 

⑤さようなら。
Adiós.(アディオス)

 

⑥はい・いいえ。
Sí・No.(シ・ノー)

 

⑦~へ行きたい。
Quiero ir a ~.(キエロ イル ア ~)

 

⑧これがほしいです。
Quiero esto.(キエロ エスト)

 

⑨これはいくらですか?
¿Cuánto cuesta?(クアント クエスタ?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Mas barato,por favor?(マス バラト ポル ファボール?)

電圧とプラグ 230V

コンセントタイプ

通貨 ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。

 

日本大使館 HP

スペインの絶景一覧

スペインの絶景

 

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