
トビリシは、かのマルコ・ポーロが「絵に描いたような美しさ」と称えた町で、要塞、巨像、温泉、現代建築など多彩な魅力があります。それでいて小さくまとまっているので短期間で観光することができます(^^)
「トビリシ」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:バスで行く
2-2:電車で行く
2-3:タクシーで行く
2-4:空港送迎で行く
3・メトロマネーカードとトラベルカード
4・トビリシの見どころ一覧
5・ナリカラ要塞とジョージアの母の像
6・平和の橋
7・ツミンダ・サメバ大聖堂
8・リバティ・スクエア
9・アバノトゥバニ
10・タマダの像
11・コメント欄
12・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ジョージア(グルジア)の首都で、紀元前4000年頃の人類の痕跡が残されています。5世紀頃に端を発する街ですが、その立地からペルシャ・ローマ・モンゴル・オスマントルコ・ソビエトなど様々な国に支配されてきました。人口は約110万人。
最寄りの空港はトビリシ国際空港(MLA)。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。宿泊したい範囲に拡大縮小したら、上の灰色の部分から日付などを選択。「Search」を押していただくと「Agoda」の検索結果に飛びますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
通貨はラリ(通貨コード:GEL、記号:₾)で補助通貨はテトリ(tetri)。1ラリ=100テトリです。本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Gmaisuradze15
空港は市内中心部から東に約18km離れています。市内への移動方法はバス、電車、タクシー、空港送迎の4つです。
・「337番」(旧37番)の路線バス
・「トビリシ中央駅」行き
・6~24時頃まで運行
・15~20分に1本程度
・所要時間:約1時間
・料金:1ラリ
支払いは現金かメトロカードになります。メトロカードはチャージ式カードで、空港では「ジョージア銀行(Bank of Georgia)」のカウンターで、街中だと地下鉄駅で買えます。車内では買えません。
・カード代:2ラリ
・1回分(0.5ラリ)からチャージ可能
空港から「トビリシ中央駅」まで直通列車が出ています。ただ、1日2本と少ないので、あまり利用機会がありません。発着時間は変動すると思いますので、必ず現地で確認してください。
・8:35発-9:15着
・17:40発-18:20着
・所要時間:約40分
・料金:0.5ラリ
・公式HP
・所要時間:20~30分
・料金:40~60ラリ
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
左の白いカードが「チャージ式カード」の「メトロマネーカード」で、右の青いカードが「乗り放題パス」の「トラベルカード」です。旅行者にはトラベルカードの方が使いやすいと思います(^^)
地下鉄、市バス、ケーブルカーの「Rike-Narikala線」「Turtle Lake線」「Bagebi線」で利用可。
地下鉄の駅構内で購入でき、カード代(デポジット)として2ラリ支払う。カード返却時に戻って来るが30日以内に手続きする必要がある。
使用時は、最初のタップで1ラリが引かれ、以降90分間乗り換え可能。
複数人での利用も可。
地下鉄、市バス、ケーブルカーの「Turtle Lake線」「Bagebi線」で利用可。
地下鉄の駅構内、またはバンク・オブ・ジョージア・エクスプレスで購入できる。
空港から上記の337番バスを使う際も、空港到着ターミナル内のバンク・オブ・ジョージア・エクスプレスのカウンターで購入できる
購入から利用できるまで数分のタイムラグがある
料金:1日(3ラリ)/1週間(20ラリ)/1ヶ月(40ラリ)/3ヶ月(100ラリ)/6ヶ月(150ラリ)/1年(250ラリ)
1日券は24時間制なので、深夜0時までということではない。しかし、それ以降は購入日からの日数で計算し、最終日の翌日の深夜3時まで利用可能。
1日20回まで利用可能。ただ、トラベルカードのような90分の乗り換え放題システムは無い。1回タップしたら15分、間を空ける必要がある。
カード代として2ラリ支払う
複数人での使用不可
トビリシには多くの見どころがありますが、ここは外せないという6ヶ所を厳選しました。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
ナリカラ要塞はトビリシのランドマークで4世紀に建てられました。下からの堂々たる姿、道中のロープウェイ、上から一望できるトビリシの街、ライトアップされた夜の姿…と、まさにトビリシの顔です。まずはロープウェイの麓駅があるライク公園へ行きます。
■ロープウェイ乗り場
もちろん徒歩でも行けますが、景色も素晴らしいですし、時間と体力の節約にもなるのでロープウェーはオススメです(^^)

・営業時間:12~24時
・料金:2.5ラリ
・メトロカード使用可
・所要時間:約5分
上に到着したら右に「ジョージアの母の像」が、左に「ナリカラ要塞」があり、それぞれロープウェー駅から約250m離れています。どちらからでも良いのですが、まずは像の方へ行ってみましょう。すぐに絶景が広がっています(^^) 画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
こういう場所がある街はいいですよね(*´ω`*) そして、像に到着です。


1958年に、トビリシが1500周年を迎えた記念として造られました。高さ22mで、右手の剣は「敵との戦い」を、左手のワイングラスは「友愛」を現しています。
続いてナリカラ要塞へ。像から約500m歩くことになるからか人は少なくなります。ただ、こちらからも絶景を一望できるので、ぜひ行ってみてください(^^)
上記のとおり4世紀に造られた要塞ですが、現存する部分は16~17世紀に増改築されたものです。日が暮れてくるとライトアップされて、また違った雰囲気になります(,,゚Д゚)

ロープウェーは24時まで営業しているので夜でもアクセスすることができ、トビリシの美しい夜景を一望できます。とても治安が良い街ですが、油断はせず最低限の持ち物で行ってください。
世界には他にも有名な像がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい像総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい91ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています。
クラ川にかかる全長150mの橋で、2010年に造られました。歩行者専用なので、トビリシきってのインスタ映えスポットになっています(*´∀`*)
トビリシの旧市街と新市街をつないでいて、屋根には1208個のLEDが設置されています。
大きく4パターンのライトアップがあり1時間毎に切り替わります。日没の90分前から日の出の90分後までずっと付いているので、夜には良い目印になります(^^)

世界のすごい橋については「世界のすごい橋総特集」をご覧ください。
こちらもトビリシ1500周年を記念して造られました。完成したのは2004年と非常に新しいです。高台にあるのでトビリシの街を一望できます。大聖堂は反対側に写っています。
「サメバ」は「三位一体」「至聖三者」などと訳される言葉で、世界中に同じ意味の名前の教会があります。全長70.4m、幅64.7m、高さ87.1mで、東方教会(中東・ギリシャ・東ヨーロッパなどのキリスト教会)の中では、3番目に高いものです。
ジョージアの教会は、このように外観が重厚というかゴテゴテしいというか、複数の建物が組み合わさったようなデザインになっているものが多いです。夜にはライトアップされてトビリシを象徴する景色になります(,,゚Д゚)

【ツミンダ・サメバ大聖堂】
・営業時間:9~20時
・無料
世界のすごい教会については「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。
トビリシの中心に位置する広場で、19世紀初頭に整備されました。様々な歴史の舞台になってきた場所で、大戦後にはアメリカのブッシュ大統領が10万人に向けて演説しています。
中央には高さ35mの記念碑があり、最上部には金色の聖ジョージ像が設置されています。この像は下から見ると小さいですが、実際には5.6mもあります(,,゚Д゚)

これは何だと思いますか?モコモコしていてカマドのようですね。実は「公衆浴場」なんですΣ(゚∀゚ノ)ノ トビリシは温泉が湧き出ていて、旧市街の一角は温泉街になっています。
さらに、海外の温泉では珍しく裸で入ります。我々は慣れてるはずですが、海外だと水着着用が普通なので、なんか緊張してしまいますね(^^;) 内部はこんな感じです。
そして見逃せないのが「オルベリアニ浴場」です。
まるでイランのイスファハーンのようですね(,,゚Д゚) この門は「イーワーン」といって、三方を壁に囲まれ一方が空いているのが特徴です。イランをはじめとして、ウズベキスタンやインドでも見ることができます。ここはナリカラ要塞の麓なので観光には便利です。夜もキレイなので、この近くに宿をとるのもオススメです。
トビリシの「トビリ」は「熱い」とか「温かい」という意味があります。言い伝えによれば、5世紀にこの地を訪れたワフタング1世が、狩りの際に偶然温泉を発見して町をつくることを決めたそうです。
【アバノトゥバニ】
・個室浴場:1時間40ラリ
・共同浴場:1時間3ラリ
・垢すり:10ラリ
・アメニティは有料です
とても不思議な雰囲気の、こちらの像。なんと紀元前7~8世紀のものですΣ(・∀・;) もちろんレプリカで、本物はすぐ近くの「トビリシ歴史博物館」にあります。「タマダ」は宴を進行する係のことで、右手に持っているのはワインです。実はジョージアは「ワイン発祥の地」でもあるんです。表情といい姿勢といい何ともシュールですね。
以上になります。温泉や要塞など見どころバリエーション豊かな見どころが揃うトビリシ。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
| 航空便例 | ・日本-ドバイ(約11時間)
・ドバイ-トビリシ(3時間半) |
|---|---|
| ベストシーズン | 4月~10月 |
| 外務省 | 海外安全情報 ジョージア |
| ガイドブック | ジョージアのガイドブック |
| ビザ | 1年以内の滞在ならビザ不要。滞在期間分の旅行保険に加入必須。 |
| パスポート残存期間 | 6ヶ月以上(帰国時まで有効) |
| 時差 | -5時間(サマータイム無し) |
| チップ | 基本的には不要 |
| 日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
| 現地で使えるジョージア語 | ①おはよう。
დილა მშვიდობისა.(ディラ ムシュヴィドービサ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
| 電圧とプラグ | 220V
|
| 通貨 | ラリ(通貨コード:GEL、記号:₾)で補助通貨はテトリ(tetri)。1ラリ=100テトリ。
|
| 日本大使館 | ・HP |
| ジョージアの見どころ一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
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