「レナ川の柱群」は、ロシアの大河・レナ川沿いに立ち並ぶ巨大な奇岩群で、ヤクーツクからツアーに参加してアクセスします。ヤクーツクにはマンモス博物館など珍しい見どころもあります(^^)
「レナ川の柱群」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
3・レナの柱群へのアクセス
4・レナの柱群
5・ヤクーツクの見どころ
5-1:マンモス博物館
5-2:Kingdom Permafrost
5-3:ブルース氷河
6・世界の奇岩
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はヤクーツク。「世界一寒い国」としておなじみの「サハ共和国」の首都です。経度で見ると九州の上に位置するため、意外にも時差がありません。人口は約30万人。
最寄りの空港はヤクーツク空港(YKS)。国内外合わせて45都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカで、本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Staselnik
ヤクーツク空港は、市内中心部から北に約7km離れています。市内への移動はバスかタクシーの2つです。
空港から市内をつなぐ路線バスは色々あるのですが、「4番」のバスが市内中心部の「レーニン広場」へ行くのでオススメです。料金は25ルーブル。7kmしかないので、タクシーで自分のホテルに行くのもありだと思います(^^)
■レーニン広場
レナの柱群は、ヤクーツクから南西に約180km離れた場所にあります。世界で10番目に長い大河「レナ川」沿いの一部分の台地が柱状になっています。アクセスはヤクーツクからツアーに申し込みます。公共交通機関などはありません。
■レナ川の柱群ツアー
①ヤクーツクの港からボートツアー
②ヤクーツクからブルガンニャクタフ村へ車で行き、ボートに乗り換えるツアー
③ヘリツアー
③は数十万するため割愛します(^^;) ①と②は日帰りで4千~1万ルーブルをみてください。1泊2日や2泊3日などもあります。船の大きさ、食事の有無、個室を取るかなどで変わってくるので内容をよく確認してください。
■ツアー会社の例
・ヴィジットヤクーチア
・プラネットヤクーチア(インスタグラム)
世界に大河は様々ありますが、やはりロシアの大河だけあって半端じゃなく広いです(^^;) 画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
ヤクーツクを出発したら数時間で柱群に到着します。この柱群は高さ150~300mで、なんと約40kmに渡って続いていますΣ(゚∀゚ノ)ノ
一帯は約5億年前のカンブリア紀の地層で石灰質の土壌が広がっています。いわゆる「カルスト地形」かと思いきや、ここは「凍結破砕作用」というものが加わっています。
■凍結破砕作用
土に染み込んだ水が凍結する際に膨張し周囲の土を崩していく現象
一帯は冬には-60℃になるため「永久凍土」になっているのですが、夏はなんと40℃近くになるため表面近くの水分は融解して染み込んでいきます。それが冬になり再度膨張して土を崩していくということが繰り返され、約40万年という歳月の中で「レナの柱群」がうみだされました。
ポイントに到着したら上陸して展望台を目指します。周辺は神聖な地で、シャーマンが暮らしていたこともあるそうですΣ(・∀・;)
周辺には公園の関係者が数名住んでいて土産物屋もあります。対岸には小さな村もあります。展望台からの景色がこちらです。
雄大ですね(*´∀`*) 一帯は1994年に「レナ川の石柱自然公園」に指定され、2012年には世界遺産にも登録されています。この圧倒的な景観から海外の人気テレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のロケ地にもなっています。なんと冬の雪化粧の中で撮影されました。
ちなみに、冬には川が凍るため川の上を車で爆走して行くそうですε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
ヤクーツクの見どころ
photo by:James St. John
2002年に永久凍土から発見されたマンモスが展示されています。お土産でマンモスの毛を買うことが出来ます(^^)
・火~金:10時~17時
・土:11時~17時
・日月:休み
・料金:200ルーブル
日本語にすると「永久凍土の王国」で、ソ連時代に食料の貯蔵庫として使われていた永久凍土の洞窟が美術館になっています。氷漬けのマンモスの赤ちゃんは必見です。
中は-9℃に保たれているので「寒そう」なんですが、冬には「外より暖かい」となります(^^;)
・10時~19時
・無休
・料金:500ルーブル
世界のすごい博物館については「世界の博物館&美術館総特集」をご覧ください。
世界一寒いサハ共和国ならではの場所で、7月でも氷の厚さが1m以上残っているため、軽装で簡単に氷河観光を楽しめます。総面積は約11km²にもなるので、こちらもツアーでアクセスします。
気温は30度ほどになるので水着でも大丈夫です。珍しい写真が撮れるインスタ映えスポットとして特に若者に人気です。たしかにこんな写真はめったに撮れないですよね(,,゚Д゚)
世界の氷河や氷山などについては「世界の氷系スポット総特集」をご覧ください。
以上になります。地球規模の絶景が見られる「レナ川の柱群」。ぜひ行ってみてください(^^)
■カンドヴァン(イラン) |
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カッパドキアを小さくしたような奇岩群で、その中には住居が造られ今も人々が暮らしています。詳細は下記からご覧ください。 |
■12使徒(オーストラリア) |
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オーストラリアを代表するドライビングコースである「グレートオーシャンロード」の象徴的な景色です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ホープウェル・ロックス(カナダ) |
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「潮の干満の差が世界一大きい場所」で、その影響を大きく受けた奇岩が並んでいます。「ルーネンバーグ」のページの最後に載せているので下記からご覧ください。 |
■マダイン・サーレハ(サウジアラビア) |
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ナバタイ人の遺跡として有名ですが、別名は「アル=ヒジュル」といって「岩だらけの場所」という意味があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■イシミラ遺跡(タンザニア) |
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奇岩群の中で見ても、とりわけ独特な形状をしています。また、周辺では6万~10万年前のものとされる石器や土器が発見されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■泰山の仙人橋(中国) |
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世界的に有名なナチュラル・ブリッジで、崩れた岩が奇跡的なバランスを保って橋になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ドランガルニル海食柱(デンマーク) |
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デンマークが誇る絶景島「フェロー諸島」にあります。詳細は下記からご覧ください。 |
■シェラーグボルテン(ノルウェー) |
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2つの山の間に挟まっている大きな岩のことで、わずか1平方mの足場の下は、984m下の谷底になります。詳細は下記からご覧ください。 |
■ロライマ山(ベネズエラ) |
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6億年前から姿を留める最後の秘境「ギアナ高地」にあります。頂上は奇岩が立ち並び別な惑星のようになっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■石の木(ボリビア) |
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ボリビア高原の有名な奇岩で、ウユニ塩湖からチリのサン・ペドロ・デ・アタカマに抜ける道中で出てきます。詳細は下記からご覧ください。 |
■タウン・カラッ(ミャンマー) |
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「ポッパ山」の麓にある岩山で、その頂上にパゴタが築かれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■亀石(モンゴル) |
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典型的なモンゴルの景色を楽しめる「テレルジ国立公園」の名所です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な岩系大自然がたくさんあります。興味のある方は「世界の奇岩・巨岩・柱状節理総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい92ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-ハバロフスク(約3時間)
・ハバロフスク-ヤクーツク(約2時間半) |
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ベストシーズン | 6月~8月 |
外務省 | 海外安全情報 ロシア |
ガイドブック | ロシアのガイドブック |
ビザ | 必要 |
パスポート残存期間 | 出国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | ・全部で11のタイムゾーンがある
・サマータイムは無し |
チップ | レストランで10%程度 |
日本への電話 | 8-10(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるロシア語 | ①おはよう。
Доброе утро.(ドーブラエ ウートラ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | ルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカ。
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日本大使館 | ・HP |
ロシアの絶景一覧 |
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