ジャイアンツ・コーズウェーは柱状節理が広がる海岸で、その独特な光景は世界的に有名です。個人で行くとアクセスが結構大変なので参考になれば幸いです(^^)
「ジャイアント・コーズウェイ」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:ダブリン
1-2:ベルファスト
2・ダブリンからの行き方
3・ジャイアンツ・コーズウェイ
3-1:概要
3-2:ブルートレイル
3-3:レッドトレイル
4・周辺の見どころ
4-1:キャリック・ア・リード
4-2:ダンルース城
5・世界の柱状節理
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ダブリンはアイルランドの首都で、アイルランド島の東部にあります。2世紀からの歴史があり17世紀にはピューリタン革命の舞台にもなりました。人口は約110万人です。
最寄りの空港はダブリン空港(DUB)。国内外合わせて約140都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内や各地からのアクセスは「ニューグレンジ①ダブリンへのアクセス」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ベルファストは北アイルランド最大の都市で、北アイルランドの観光地への起点となります。人口は約35万人。
最寄りの空港はベルファスト国際空港(BFS)。国内外合わせて約50都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はポンド(通貨コード:GBP、記号:£)で補助通貨はペンス(p)。1ポンド=100ペンスです。本日のレートはこちら。
公共交通機関を使っていくと結構大変で「ダブリン」(電車)→「ベルファスト」(電車)→「コールレーン」(バス)→「ジャイアンツ・コーズウェイ」となります(^^;)
なのでベストはレンタカーです。レンタカーが難しければ、ダブリンかベルファストからのツアーに参加する方がいいと思います。一応、公共交通機関を使った行き方もご紹介します。
■コノリー駅(ダブリン)
photo by:Kaihsu Tai
出発地点はダブリンの「コノリー駅」。ここから「ベルファスト行き」の電車に乗り、終点のベルファストまで一旦のんびりします。
・7時半頃~21時頃まで運行
・1~2時間に1本程度
・所要時間:約2時間半
・時刻表検索
■ベルファスト駅
photo by:Ross
ベルファストからジャイアンツ・コーズウェイまでは車で1時間の距離なので、ここからも多くの日帰りツアーが出ています。なので、例えば「リヴァプールからフェリーでベルファストまで行き日帰りツアーに参加する」という方法もあります。
そして、ベルファスト駅から「ロンドンデリー行き」の電車で「コールレーン(Coleraine)駅」へ行きます。ちなみにバスでも行けます。
・6時頃~22時半頃まで運行
・30分~1時間おきに運行
・所要時間:約1時間半
・料金:13ポンド~
・時刻表検索
■コールレーン駅
photo by:Albert Bridge
コールレーンの先には「ポートラッシュ」などの町がありますが、電車を乗り換えなければならない上に、そこまでジャイアンツ・コーズウェイに近づくわけでもなく、結局ポートラッシュからもバスに乗ることになるので、コールレーンからバスが良いと思います。
・「172番」か「402番」のバス
・1時間に1本
・所要時間:約40分
降車のバス停は「ジャイアンツ・コーズウェー・ザ・ヌーク」です。
バスを降りたら近くにビジターセンターがあります。
■ビジターセンター
photo by:Bluedude1
ジャイアンツ・コーズウェイは入場無料なのですが、ビジターセンターの利用には12.5ポンドかかります。ただ、これを支払うことで「日本語の音声ガイド」が借りられるのと「シャトルバスが1回無料」になります。
このビジターセンターは最新設備を備えていて、巨大スクリーンに巨人が映し出されて、ジャイアンツ・コーズウェイについての伝説や歴史を教えてくれたり、溶岩が六角形になる仕組みを展示で分かりやすく学ぶことが出来たりと、結構楽しい場所です。予算が許すのであれば、ぜひ入ってみてください。トイレも行けますし(^^)
ジャイアンツ・コーズウェイは、約6千万年前の火山活動によって出来た柱状節理が広がる場所で、約4万もの石柱が連なっていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
「ジャイアンツ・コーズウェー」とは「巨人の石道」を意味し、アイルランドに伝わる巨人フィン・マックールが、スコットランドの巨人ベナンドナーと戦いに行く際に造ったとされています。詳細は「フィンガルの洞窟:徹底ガイド」をご覧ください。
広く世に知られるようになったのは1739年のこと。ダブリン出身の芸術家スザンナ・ドルリーが水彩画として描き話題となりました。
出典:https://www.pinterest.jp ※拡大できます
柱状節理の海岸線は約8kmに渡っていて周辺には様々な見どころがありますが、その中でも柱状節理が際立って密集している場所がジャイアンツ・コーズウェイです。観光は3つのトレイルコースを基本に歩きます。
ビジターセンターから一番近い部分のトレイルコースで、ジャイアンツ・コーズウェイのイメージどおりの海岸線を歩きます。特徴的な場所は、それぞれ名前が付いています。
■ピナクルズ
ピナクルスは「尖塔」という意味があります。中央が高くなっていて、教会のドームの上のようです(^^)
■巨人のブーツ
人が普通に座れる大きさで、確かに巨人のブーツのように見えます。ここまでがブルートレイルです。
巨人のブーツの先は、山の斜面の中腹に伸びる細い道を歩いていきます。ここからは規模が大きくなってきます。
■巨人のオルガン
ジャイアンツ・コーズウェイの中でも最も迫力がある場所です。天高く伸びる石柱は最高で12mにもなり、それが密集して壮観な絶壁をつくりあげています(,,゚Д゚)
■チムニー・トップス
こちらは逆に、高い石柱がポツンと残されて「チムニー(煙突)」のようになっています。
奥の岩壁は全部石柱になっていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 画面をズームしてみてください。この他にも「キャメル」や「グラニー」など様々な奇岩があります。
レッドトレイルは途中で折り返しになりビジターセンターへ戻っていきます。グリーントレイルは場所が少し離れてしまうので、レンタカーで来ていたり、近くに宿泊予定でなければ行かなくて良いと思います。
ジャイアンツ・コーズウェイから東に7kmほどの場所にあり、長さ20mの吊橋が2つの絶壁をつないでいます。高さは約30mで、絶景を一望できますが結構な怖さです(^^;)
この橋が最初に架けられたのは350年ほど前に遡るそうです。一帯はサーモンが獲れるので、漁師たちが橋を架けて漁場まで行き来したんだとか。
世界には他にも魅力的な橋がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい橋総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にスゴい41ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています。
ジャイアンツ・コーズウェイから西に5kmほどの場所にあり、14世紀に建てられた城の廃墟が断崖絶壁に佇んでいます。
以上になります。約6千万年前に誕生した「巨人の石道」。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■スバルティフォス(アイスランド) |
|
---|---|
![]() |
滝王国のアイスランドにおいても非常に珍しい「柱状節理を流れる滝」です。詳細は下記からご覧ください。 |
■デビルズタワー国定公園(アメリカ) |
|
![]() |
ワイオミング州の「柱状節理で出来た山」です。スティーブン・スピルバーグ監督が、映画「未知との遭遇」のロケ地として使用し一躍有名になりました。詳細は下記からご覧ください。 |
■デビルズ・ポストパイル国定公園(アメリカ) |
|
![]() |
ヨセミテ国立公園の奥にある大規模な柱状節理です。詳細は下記からご覧ください。 |
■シンフォニー・オブ・ストーンズ(アルメニア) |
|
![]() |
アルメニア観光のハイライトで、世界一といっても過言ではない柱状節理です。詳細は下記からご覧ください。 |
■フィンガルの洞窟(イギリス) |
|
![]() |
スコットランド西部に浮かぶ「スタッファ島」にある洞窟で、珍しい「柱状節理の洞窟」です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ガウラーレンジ国立公園(オーストラリア) |
|
![]() |
約1億5000万年前に形成された見事な柱状節理が残っています。詳細は下記からご覧ください。 |
■天帝淵瀑布(韓国) |
|
![]() |
「チョンジェヨンポッポ」と読みます。韓国最大の島である済州島にあり、3段の段瀑の1つ目が柱状節理を流れる滝になっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■大浦柱状節理帯(韓国) |
|
![]() |
こちらも済州島にあり「テポチュサンチョルリデ」と読みます。詳細は下記からご覧ください。 |
■池東大菓葉玄武岩(台湾) |
|
![]() |
台湾の澎湖諸島にあります。島自体が溶岩が冷え固まって出来ているので、大規模な柱状節理を見ることができます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な岩系大自然がたくさんあります。興味のある方は「世界の奇岩・巨岩・柱状節理総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい92ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-ロンドン(約12時間半)
・ロンドン-ダブリン(約1時間15分) |
---|---|
ベストシーズン | 6月~8月 |
外務省 | 海外安全情報 イギリス |
ガイドブック | イギリスのガイドブック |
ビザ | 6ヶ月以内の観光はビザ不要 |
パスポート残存期間 | 帰国時まで有効なもの |
時差 | 夏:-8時間/冬:-9時間 |
チップ | ・タクシー:10~15%
・レストラン:基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 220-240V
|
通貨 | ポンド(通貨コード:GBP、記号:£)で補助通貨はペンス(p)。1ポンド=100ペンス。
|
日本大使館 | ・HP |
イギリスの絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤のアイコン
個別のガイド記事です。
■その他の色のアイコン
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。