マラパスクアは、オナガザメの一種である「ニタリ」というサメに高確率で出会える世界唯一の海としてダイバーに人気の島です。とても可愛らしい島で、忙しい日々を忘れてノンビリするには最適です。
こちらのページではスキューバダイビングについてご紹介します。アクセスや島の見どころについては「マラパスクア島①」をご覧ください。どちらも多分、日本で一番詳しい記事ですよ(^^)
「マラパスクア島②スキューバダイビング」徹底ガイド:目次
1・モナドショールでのダイビング
2・ニタリはジャンプする
3・マラパスクア周辺の見どころ
3-1:ガトゥ島
3-2:カランガマン島
4・日本人経営のダイビングショップ「ブルーヘブン」
5・世界のすごいダイビングスポット
6・観光の基本情報
モナドショールでのダイビング
出典:https://www.dailydive.com
ニタリを見られるのは「モナドショール(monad shoal)」というポイントです。島を出発するのは朝の5時で、40分ほど船を走らせます。エントリーは5:40~6:00頃でガイドが判断します。
エントリーしたら、エントリーロープを使って15mほど潜ります。後述しますが、ここでは必ずロープを使って潜るようにしてください。着底したらすぐドロップオフになっているので、右に泳ぎつつ25m付近まで潜っていきます。海底にはロープが張られているので、じっとニタリを待ちます。
なので、ここはまず深度的にPADIでいうところのアドバンス以上のライセンスが無いと潜ることが出来ません。そして、ナイトロックスが非常に活きる典型的なポイントでもあります。(ナイトロックスについてはこちらをご覧ください。)
ダイビングショップごとに多少の違いはあると思いますが、モナドショールは基本的に「残圧が100」か「NDL(無減圧潜水時間)が10」になった段階でガイドに知らせます。
水深25mだとエアーの減りも速いですが、何よりNDLはノーマルタンクだとあっという間に減っていきます。結果、ナイトロックスだと約20分着底していられるのに対し、ノーマルタンクだと半分の10分が限界です。ここで問題になるのが「ニタリが出る確率は実際どれくらいなのか」ということですよね。
マラパスクアのダイビングショップは基本的に「80%」としています。ただ、それは「遠くにチラッと見える」場合も含まれているので、実際のところは下記になります。
・自分たちの周りを回ってくれる(最高の状態):10%
・前の方で回ってくれる(上の写真の状態):30%
・遠くにいてシッポが認識できる(見られたとは言い難い状態):40%
・現れない:20%
ということでノーマルタンクだと見られない確率がぐっと上がってしまいます。なのでナイトロックスを取ってから行くのがベストです。現地のショップでもネットですぐに終わるナイトロックス講習をしてくれるはずで、それが終わればナイトロックスを使わせてくれるはずなので、ショップで聞いてみてください。
結論としまして、モナドショールは「25m付近での待ちのダイビング」になります。ベテランの人はともかく、経験が少ない方や大柄な男性の方などは極力エアーを使わないようにする意識が大事になってきます。
他のベテランさんや小柄な女性が十分にエアーが残っているとしても、自分が残圧100を切ってしまえば、ニタリが現れていなくても伝えるしかありません。そしたら、あと5分でニタリが現れるかもしれないのに全員浮上しなくてはいけません。
自分自身残りたい気持ちもあると思いますが、25mの深さですからエキジットにも時間がかかります。ニタリ見たさに、または他の人への迷惑を気にして残圧が少なくなっていることを隠してしまったら、最後自身が大変なことになるかもしれません。
そこで、ロープを使ったエントリーが重要になります。モナドショールは、ときに流れが速くて複雑です。誰であっても一瞬で流されてしまうことがあります。そのときロープに戻ってくるまでのエアーが極めて無駄ですよね。待っている人のエアーも無駄です。なのでレベルに関わらず、ロープを使ってエアーを消費せずに潜ることを意識してください。
ニタリは多いときで4匹現れるそうですが、普通は1~2匹です。もちろんエントリーやエキジットのときに遭遇することもあります。透明度は良いときで15mくらい。悪いとホントにニゴニゴです…。こればっかりは運ですね(^^;)
動画のようにニタリはジャンプしますΣ(゚∀゚ノ)ノ これはダイバーというよりも、ボートマンやキャプテンなど船の上で待機している人たちが見られる光景で、一ヶ月で数回見られるということでした。
そもそもモナドショールは、10年前まではダイビングポイントでも何でもありませんでした。しかし、地元の漁師さんたちは、このエリアでサメがジャンプすることを知っていました。
あるとき、漁師さんたちが「エキゾチック」というホテルのスタッフに「サメがよくジャンプしている場所があるよ」ということを伝え、スタッフが「じゃあ、試しに潜ってみようか」となりました。すると、そこがなんとニタリのクリーニングステーションだったという歴史なんですね。
もし見られたら、本当にラッキーだと思います。自慢してください(^^)
マラパスクア島から船で約1時間。3mクラスのホワイトチップシャーク(ネムリブカ)が数匹います。またケーブもありまして、マクロも充実しています。
「セブ島周辺で最も美しい島」と名高い砂島です。長さは750mで、15分も歩けば端から端まで行くことができます。海の透明度も高く、訪れる人も少ないので、フィリピンに詳しい人達の秘密の隠れ家です(^^) 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
マラパスクア島からは船で約2時間。ダイビングショップでツアーを申し込みますが、ダイビングをしなくても大丈夫です。料金は3000~3500ペソが目安です。ただただ絶景が広がるのでカメラのバッテリーを充分にしていってください(*´ω`*)
マラパスクア島の老舗ダイビングショップで、日本人ガイドが常駐していて、安全にダイビングを楽しむことが出来ます。宿に加え「Iroha(いろは)」という日本食レストランも併設されており、また、パブリックボート乗り場までも近いです。公式HPはこちら。
以上になります。マラパスクアでは、ときに素晴らしい朝焼けと夕焼けを見ることもできます。憧れのニタリを求め、ぜひ行ってみてください(^^) アクセスや島の見どころについては「マラパスクア島①」をご覧ください。
■モロキニ島(アメリカ) |
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ハワイのマウイ島近くにある島で、海洋保護区に指定されているため素晴らしい海中世界を楽しむことが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ボールズ・ピラミッド(オーストラリア) |
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高さ562mという世界一の海食柱で、通常、水深100mほどに生息している「バリナエンゼルフィッシュ」をファンダイビングで見ることができる世界唯一の場所と言われています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ノシ・ベ(マダガスカル) |
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マダガスカル最大のリゾート地で、世界中から多くの観光旅行者が訪れます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ヤップ島(ミクロネシア連邦) |
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戦時中に日本が統治した島で、巨大な石貨が有名です。また、大量のマンタに出会える世界トップレベルのダイビングスポットとしても知られています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■イスラ・ムヘーレス(メキシコ) |
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世界的なダイビングパラダイスの1つで、毎年夏になると沖合にジンベイザメが集結します。イルカと泳いだり、カジキマグロを狙ったスノーケリングなども可能です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■コスメル島(メキシコ) |
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カンクンからフェリーで行く島で、ダイビングの世界的な名所として知られています。そのほかイルカと泳いだりジャングルを探検したり無数のアクティビティを楽しめます。 詳細は下記からご覧ください。 | |
■コルテス海(メキシコ) |
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バハ・カリフォルニア湾のコルテス海は、ダイバーが見たい生き物全てに会える海と言っても過言ではありません。特にかわいいアシカの群れや無数のモブラは必見です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ソコロ諸島(メキシコ) |
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「メキシコのガラパゴス」と称されるダイバーズ天国で、海流によって海底から運ばれる豊富なプランクトンを求めて、ジャイアントマンタやクジラなど無数の大物が現れます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的なダイビングスポットがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごいダイビング&スノーケリングスポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい63ヶ所を6つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | 日本-セブ(約5時間半) |
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ベストシーズン | 12月~5月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 フィリピン |
ガイドブック | フィリピンのガイドブック |
ビザ | 30日以内の滞在ならビザは不要。 |
パスポート残存期間 | 帰国日まで有効なもの。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | -1時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使える フィリピノ語(上) ビサヤ語(下) |
①おはよう。
Magandang umaga.(マガンダン ウマーガ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V |
通貨 | フィリピン・ペソ(通貨コード:PHP、記号:P)で、補助通貨はセンタボ(centavo)。1ペソ=100センタボ。
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日本大使館 | ・HP |
フィリピンの絶景一覧 |
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