プロテアバンクスは、人食いザメの1種であるイタチザメやオオメジロザメをケージ無しで見られるダイビングスポットです。冬には「サーディンラン」というイワシの大群が出現し、それをエサにするクジラなども現れます(^^)
「プロテアバンクス」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:シャトルバスで行く
2-2:ウーバーで行く
2-3:空港送迎で行く
3・プロテアバンクス
3-1:概要
3-2:リーフダイビング
3-3:フィーディング
4・世界のサメスポット
5・観光の基本情報
拠点の街はダーバン。ヨハネスブルグ、ケープタウンに次ぐ南アフリカ共和国第3の都市で、ズールー族が多く暮らしています。高級リゾート地として知られていますが治安も悪化しているので注意が必要です。人口は約346万人。
最寄りの空港はダーバンの「キング・シャカ国際空港(DUR)」。国内外合わせて約10都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はランド(通貨コード:ZAR、記号:R)で、補助通貨は「セント(c)」。1ランド=100セントで、本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Kieron Thwaites
空港は市内中心部から北東へ約32km離れています。市内への移動方法は、シャトルバス、ウーバー、空港送迎の3つです。タクシーは治安上オススメ出来ません。
・料金:約200ランド
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
プロテアバンクスはダーバンから南西に約130km離れています。シェリービーチという町が拠点になりまして、アクセスはダーバンでツアーに申込みます。
こちらがシェリービーチです。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ プロテアバンクスは、この海岸沿いに広がる全長6km・幅800mの「岩礁」を指します。岩礁というのは「サンゴ礁の岩バージョン」だと思ってください。水深が20~40mと浅いので、プランクトン、エビやカニなどの小さい生き物、小魚の群れ、それを食べる大きな魚…と多様な生態系が生まれます。
そして、プロテアバンクスはマグロが多く集まるので、それをエサにするサメがたくさんやってくるんです(^^) 見られる主な魚は下記になります。
■オオメジロザメ
人食いザメ。世界中に広く分布し淡水でも生息できる。ビーチで人を襲うのは多くがオオメジロザメ。最大4m。別名は「ブルシャーク」「ザンベジシャーク」「ウシザメ」など。プロテアバンクスでは通年見られる。
■イタチザメ
人食いザメ。300mほどまで潜ることができる。最も大型のサメで最大7.5m。別名は「タイガーシャーク」。プロテアバンクスでは通年見られる。
■シロワニ
最大3.2m。別名は「グレイナースシャーク」「サンドタイガーシャーク」などで、歯がボロボロに見えることからプロテアバンクスでは「ラギッドトゥースシャーク(Ragged Tooth Sharks)」とも呼ばれる。プロテアバンクスでは通年見られる。
■ツマグロ
世界中に広く分布し、ヒレの先が黒い。最大1.6m。別名は「ブラックチップシャーク」。プロテアバンクスでは通年見られる。
■ヨシキリザメ
一度に100匹以上を産むサメで、世界で最も広範囲に分布している。一般的には、このサメのヒレが「フカヒレ」になっていて、カマボコの材料にも不可欠。最大4m。別名は「ブルーシャーク」。プロテアバンクスでは通年見られる。
■クロヘリメジロザメ
成熟するまで15年前後かかり、繁殖力も低いため準絶滅危惧種に指定されている。最大で3.2m。プロテアバンクスでは通年見られる。
■ハンマーヘッドシャーク
目が両端に付いた独特の頭部が特徴。日本語ではシュモクザメで、プロテアバンクスでは「ヒラシュモクザメ(グレートハンマーヘッドシャーク)」「アカシュモクザメ」「シロシュモクザメ」が見られる。最も大型のヒラシュモクザメは最大6.2m。シーズンは1月~5月で、ときに1000体以上にもなる。
■ジンベエザメ
世界最大の魚。危険性は極めて低い。最大20m。別名は「ホエールシャーク」。シーズンは1月~3月。
■トンガリサカタザメ
サメと名は付いているがエイの一種で水底にいる。最大2.5m。別名は「ギターフィッシュ」。プロテアバンクスでは通年見られる。
■サーディンラン
イワシの大群のことで、6月~7月に見られる。このときはクジラやホホジロザメが現れることもある。
ダイビングは大きく2パターンで、リーフでのドリフトダイビングと、餌付け箱を使用してのタイガーシャーク・ダイビング(フィーディング)です。
プロテアバンクスのダイビングでは全てゾディアップと呼ばれるゴムボートを使用します。係留しておける場所が無いため、車で運んでいき全員で海に進水させますΣ(・∀・;)
なかなか無い貴重な体験で良いですね(^^) そしてエントリーポイントへと移動します。リーフは「サウスピナクルズ」と「ノースピナクルズ」の2ルートがあり、サウスの方が潜りやすいのでチェックダイビングなどでも使われます。
■サウスピナクルズ
出典:https://indopacificimages.com
こちらのベストシーズンは10月から5月で、人食いザメのオオメジロザメが現れますΣ(゚∀゚ノ)ノ また、ハンマーヘッドの群れが現れて、ときに1000体を超えるそうです。
■ノースピナクルズ
出典:https://indopacificimages.com
ノースはメインのルートで、最初の洞窟にはシロワニが密集しています(^^)
3月から6月にかけては、人食いザメのタイガーシャークも現れドキドキのダイビングになります( ̄▽ ̄;) こちらは5月~11月がベストシーズンです。
ハイライトはフィーディング(餌付け)で、プロテアバンクスに生息する上記のサメを、ほとんどシーズンに関係なく見ることができます(*´ω`*)
ポイントに着くとスタッフが餌付け箱を投入します。箱の形は様々で、丸いのは「ベイトボール」、四角いのは「ベイトステーション」と呼ばます。水深は12mで、30分もするとウヨウヨ集まってきますΣ(゚∀゚ノ)ノ
もはや水族館のようですね(,,゚Д゚)
サメたちが意識を完全に餌付け箱へ向け、その周りをグルグルと泳ぎだしたら準備完了。スタッフの指示のもと、ゆっくりとエントリーします。
もちろん、餌付け箱の真上から降りていくようなことではなく、少し離れた場所から入って、距離を保ちながら近づいていきます。
大迫力ですねΣ(・∀・;) ダイバーはグループになって動くので、絶対に一人離れたりはしないでください。
こちらはブラックチップシャーク。ヒレの先っぽが黒くなっています。
こちらはオオメジロザメ。上記のとおり大型の人食いザメなので大迫力です(,,゚Д゚) そして主役が…
タイガーシャークです!最大7.5mにもなります( ̄□ ̄;) タイガーシャークとオオメジロザメは、餌付けされていればケージ無しで観察出来るので、世界でちらほら体験できます。詳細は下記の一覧をご覧ください。ホホジロザメはケージが不可欠です。
photo by:rossbennetts
そのほか、エイの一種であるトンガリサカタザメなども見られます。サーディンランについては運の要素が大きいですが、見られたら最高ですね(*´∀`*)
以上になります。サメの楽園・プロテアバンクス。ぜひ行ってみてください(^^)
■コル島(イギリス) |
|
---|---|
![]() |
スノーケリングがメインになりますが、巨大なウバザメと泳ぐことが出来るスゴい島です。詳細は下記からご覧ください。 |
■オスプレイリーフ(オーストラリア) |
|
![]() |
オーストラリアのグレートバリアリーフにあるサンゴ礁で、サメのフィーディング(餌付け)が行われています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ネプチューン島(オーストラリア) |
|
![]() |
南オーストラリアにある島で、水面か水深10~15m地点でのケージダイビングを楽しめます。詳細は下記からご覧ください。 |
■グランドバハマ島(バハマ) |
|
![]() |
人喰いザメである「イタチザメ」をケージに入ることなく観察出来るポイントや、野生のイルカと一緒に泳ぐことが出来るポイントがあります。詳細は下記からご覧ください。 |
■ザ・ビストロ(フィジー) |
|
![]() |
フィジーの代名詞ともいえるアクティビティで、人喰いザメの「イタチザメ」「オオメジロザメ」も間近で見ることができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■オスロブ(フィリピン) |
|
![]() |
ジンベエザメの餌付けに成功した奇跡の村で、現在、世界中から観光客が押し寄せています。詳細は下記からご覧ください。 |
■マラパスクア島(フィリピン) |
|
![]() |
セブ島の北にある島で、オナガザメの一種である「ニタリ」というサメに高確率で出会える世界唯一の海として知られています。詳細は下記からご覧ください。 |
■グラデンスピット(ベリーズ) |
|
![]() |
ダイビング大国・ベリーズの有名なポイントで、別名「ジンベエザメゾーン」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■エビスザメ・ダイビング(南アフリカ共和国) |
|
![]() |
ケープタウンの近くにあるフォールス湾では、エビスザメという珍しいサメと泳ぐことが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ハンスバーイ(南アフリカ共和国) |
|
![]() |
ケープタウンから南東に約180km離れた場所にあり、ダイバーでなくてもケージの中からホホジロザメを見ることができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■カンクン(メキシコ) |
|
![]() |
毎年6月~8月にかけて沖合に数百頭ものジンベエザメが集結します。詳細は下記からご覧ください。 |
■グアダルーペ島(メキシコ) |
|
![]() |
全世界に約4000頭しか生息しないと言われるホホジロザメが約170体以上も確認されていて、ケージダイビングを楽しめます。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的なダイビングスポットがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごいダイビング&スノーケリングスポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい63ヶ所を6つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-イスタンブール(約12時間)
・イスタンブール-ダーバン(約12時間) |
---|---|
ベストシーズン | 通年 |
外務省 | 海外安全情報 南アフリカ共和国 |
ガイドブック | 南アフリカのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光はビザ不要 |
パスポート残存期間 | 南アフリカ出国後30日以上。未使用査証欄2ページ以上 |
時差 | -7時間(サマータイム無し) |
チップ | ・レストラン:10%程度
・ポーターやベッドメイキング:10~20ランド |
公用語 | 英語 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
電圧とプラグ | 220V
|
通貨 | ランド(通貨コード:ZAR、記号:R)で、補助通貨は「セント(c)」。1ランド=100セント。
|
日本大使館 | ・HP |
南アフリカ共和国の絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤のアイコン
個別のガイド記事です。
■その他の色のアイコン
大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国の中で同系統の見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。